漫画家へGO プロ漫画家インタビュー

No. 5
異世界を制御魔法で切り開け!
藤沢真行先生
平兵士は過去を夢見る
鈴木イゾ先生

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第3回 時には助け合いも……「異世界を制御魔法で切り開け!」&「平兵士は過去を夢見る」の制作模様を公開

ジョンたちの子供姿と大人姿を両方描けるのが「平兵士」の醍醐味

――次は「平兵士」についてお聞きしていきます。本作は主人公のジョンをはじめ、さまざまなキャラクターが、現世の子供姿、そして前世時代での大人姿で登場しますが、描きやすいキャラクターは誰ですか?

イゾ

一番はカレンかな? 子供を描くのは好きなので、子供姿のジョンなども描きやすいです。あと最近描いていて楽しかったのは、第5話で登場した前世での大人姿のコウですね。

――ジョンが生まれ育った村の悪ガキ“タロス村の三馬鹿”の一人ですね。

イゾ

そばかすなどの特徴があるので、子供のころと顔の印象が変わらないから描きやすかったです。現世の子供姿と前世での大人姿、どちらも登場させられるのは楽しいですね。これは漫画だからこそ表現できる部分だと思うので。

――お父さんを描くのはどうですか? 前回のインタビューでは、ジョンのお父さんだけを描く日「髭祭り」もあると話してましたけど。

イゾ

もちろん、お父さんを描くのも楽しいですよ。髭や頬骨の部分が非常に好きです。

なお

おじいちゃんを描くのも好きだよね。

イゾ

髭とかを描き込んでいると、達成感があるんですよ。苦労はするけど、描いた感があるので。あと、辛いシーンですけど、血が流れているような絵は描きがいがあります。あと前世でジョンが出会うファレーナの長い髪の毛も!

――確かに、あの長い髪は描き込みが凄いですね! では、この作品をコミカライズする上で、苦労していることはありますか?

イゾ

原作小説の物語の流れがきれいなので、基本は原作のまま展開しているし、あまり苦労という苦労は……。ただ過去の描写の入り方が、マンネリにならないよう、そしてなるべく自然にみせられるように気をつけてはいますね。

――では、作画的に大変だった回はありますか?

イゾ

第7話など魔族がいっぱい出てくる回は、基本大変です。でも、一番苦労したのは第1話ですね。いきなり謎の勇者たちが登場するクライマックスシーンから始まるのですが、勇者たちの正体は作品そのもののネタバレにもなりますから、ビジュアルをいかに描くか工夫しないといけなくて……。勇者はフルフェイスの兜で顔を隠すことを決めていたんですが、後ろの仲間たちはどうしようかと悩みましたね。結局シルエットで描いたんですけど。

――正体がわからないようにビジュアルを描くのは、工夫が必要ですもんね。

イゾ

文章ならビジュアルに触れずに物語を書き進められると思うんですけど、漫画はそうもいかないですからね(笑)

――(笑)。その部分は、コミカライズならではの大変さかもしれないですね。

イゾ

あとは、個人的に大変なのは戦闘シーンですね。あまりアクションが得意じゃないと自分では思っているので。ネームの段階で構図が浮かばず、字だけで説明することもよくあります。

第2話の22ページ。苦労のかいあって、大迫力のシーンに仕上がっている!

――特に難しかったのは、どこのシーンでしょうか?

イゾ

第2話のお父さんとクリスタルウルフが戦うシーンですね。構図だけで丸1日くらい考えましたし、作画や効果も2回くらい修正しているんですよ。…お父さんが剣で叩き割る岩がうまく描けなくて……。「誰だよ、こんなネーム描いたの!」って思いました(笑)。まぁ、自分なんですけどね(笑)

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