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最初の敵
戦闘にすらならない
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これぞボスの部屋と主張する様に何十、下手したら3桁いくかも、ってくらいの松明がだだっ広い洞窟の最深部を赤く照らしている。
その奥に岩山みたいな標的、グルアーガが眠っていた。
「寝てる間に倒すのって有り?」
いつもながら勇者らしくない発言をしつつ、譲はグルアーガに向かって手を突き出した。
「有りか無しかで言うならば、無しと答える理由がありません。」
遠回しに人道的にはどうだと問うような返答をするコレット。
岩にしか見えない割に水属性のグルアーガ。
典明から炎適性の雛乃は補正のせいで圧倒的に不利な為、余程のピンチにならない限り参戦するな。と断言されている雛乃は黙って様子を見守るしかない。
「まず僕がやるから、もし片付かなかった場合は
典明が倒して。」
意外にネガティブな発言をしたかと思うと、早速眠っているグルアーガの四肢の根元に氷の槍を刺し、瞬間凍結させて標本状態にする。
「手足飛ばすんじゃなかったのかよ。」
「ちょっと試したい事があってね。」
譲の発言から、刺さった氷の柱に目を移して、典明は悟った。
あ、コイツ、グルアーガも奴隷にする気だ。と
氷の柱の中には、禍々しい呪印の渦が普通の水部分と同じに凍りついている。
「もし上手く傀儡に出来ない様なら
磔のままでボコって倒すつもりだから、
作戦的にはあまり変わらないよ。」
「むしろ残忍さが悪化してる。」
グルアーガは適正レベル10のザコボス。
装備なしとはいえ31レベルの魔道士から4本の氷の槍食らった時点でもう既にHPは尽きかけている。
「ペットは飼った事無いから自信無いけど。」
ドブ色の呪詛水で作った首輪を首の根元に刻み込まれても、グルアーガはピクリとも動かなかった。
というか、動けない。
動くだけの体力ももう無い。
何も出来ずに血を流し、虚ろな目でただ痛みに時々声を上げるグルアーガが、恨みがあるはずのフィンやコレットから見ても憐れだった。
「よし、ゲットかな。」
ただ一人満足気な譲は、更に水魔法の何かを始めていた。
その奥に岩山みたいな標的、グルアーガが眠っていた。
「寝てる間に倒すのって有り?」
いつもながら勇者らしくない発言をしつつ、譲はグルアーガに向かって手を突き出した。
「有りか無しかで言うならば、無しと答える理由がありません。」
遠回しに人道的にはどうだと問うような返答をするコレット。
岩にしか見えない割に水属性のグルアーガ。
典明から炎適性の雛乃は補正のせいで圧倒的に不利な為、余程のピンチにならない限り参戦するな。と断言されている雛乃は黙って様子を見守るしかない。
「まず僕がやるから、もし片付かなかった場合は
典明が倒して。」
意外にネガティブな発言をしたかと思うと、早速眠っているグルアーガの四肢の根元に氷の槍を刺し、瞬間凍結させて標本状態にする。
「手足飛ばすんじゃなかったのかよ。」
「ちょっと試したい事があってね。」
譲の発言から、刺さった氷の柱に目を移して、典明は悟った。
あ、コイツ、グルアーガも奴隷にする気だ。と
氷の柱の中には、禍々しい呪印の渦が普通の水部分と同じに凍りついている。
「もし上手く傀儡に出来ない様なら
磔のままでボコって倒すつもりだから、
作戦的にはあまり変わらないよ。」
「むしろ残忍さが悪化してる。」
グルアーガは適正レベル10のザコボス。
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「ペットは飼った事無いから自信無いけど。」
ドブ色の呪詛水で作った首輪を首の根元に刻み込まれても、グルアーガはピクリとも動かなかった。
というか、動けない。
動くだけの体力ももう無い。
何も出来ずに血を流し、虚ろな目でただ痛みに時々声を上げるグルアーガが、恨みがあるはずのフィンやコレットから見ても憐れだった。
「よし、ゲットかな。」
ただ一人満足気な譲は、更に水魔法の何かを始めていた。
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