ボールド国年代記 史上初3D作戦誕生で世界は平和になる?

虎徹周磨

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会議の成功の後

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午後は今後お互いの王宮の事務室に戻ってから手紙でやり取りをして進めていくプロジェクトが同じ部屋でできている。進捗は加速しながら進んでいく。ざっと三か月分の予定がたったのでもう終わりました!などとあちこちで笑顔が満開だ。



晩餐は大いに盛り上がった。仕事が終わってプレッシャーが無くなったあとの夕飯は格別だ。食前酒にシャンパンを振舞ったが乾杯後に拍手が当然のようにおきた。昨日とはまた違うご馳走は両国の地元料理をアレンジしたものだ。ボールドからはグッドインの豚の煮物、フルナールからは地鶏の炭火焼きがテーブルを賑やかにする。


人がお酒を片手に移動をはじめ、あちらこちらで人の輪が発生している。宰相二人はかなりお酒が進み盛り上がっている。声が大きくなってきているので酔っ払いと化したようだ。私はノア殿下と一緒にお酒が進んでいる。


「明日は高い塔や動物園などグッドインの観光名所をまわります」
「楽しみですね。高い塔は何に利用している建物ですか?」
「十階建てで普段は見張り台と天候の観測所になっています。最初は観測所と国境近くなので見張りと兼ねての建物だったのですが、高いところに登りたい人間はいるものでしてそんな声が集まったので整備したのがきっかけです」
「一番に登りたいな。動物園とは何ですか?」
「密猟者から没収した動物たちを世話にしている場所が少し郊外にあるのですが、親子連れが見に来るので見える様にした施設です」
「なるほど。子供は喜びますね」



「動物たちも人に慣れているのは近くまで来ますので迫力ありますよ。あとエサやりも人気です。近くの草などを取ってから動物の近くに行くと寄ってきますから」
「へえ、なんておもしろい」
「親子連れは一日過ごせますね。なので近くに食堂ができたり動物のグッズ売り場ができたりといい効果がでています」
「帰ってから我が国でもできないか検討してみよう」



「ところで、ハンド―ラの話ですがよろしいでしょうか?」
声のトーンを少し落として様子を伺ってみる。
「大丈夫ですよ。この前の国王親子の件ですか?」
「そうです。不明な点がありどうやってあのピンチを乗り越えたのか分からないのです」
「こちらもそうです。過去の経験でハンド―ラの工作部隊が何かしたのではないか?」
「我が国でも過去に工作があったと歴史を習ったのですが、そのような危険な国なのでしょうか?」
「私の個人的な感想はそこまで狡猾な国とは思えないのです」
「殿下もそうお思いですか。私見では一緒なのです。なんか違うと思うのです」



翌日は青空がどこまでも続く快晴となった。朝食後は馬車に乗り観測所の塔へむかう。高いところが苦手な人以外は長い螺旋階段に悲鳴をあげながら登る。息は切れ後ろから押されながらも二人の宰相は登り切り三百六十度の景色に思わず声をあげる。遠くの山もよく見える。



次の観光は動物園。フルナールの方々ははじめての施設に驚きエサやりに夢中となった。気がつけばノア殿下もエサやりに楽しみ声を上げていた。最初に密猟者から没収した動物たちで作った動物園と説明すると大いに共感された。



最後は大きな湖に島がある公園だ。結婚前にカップルでボートに乗ると別れるとおかしな噂のあるボートだ。今回は大きなボートがあるので全員で島に移動し中心にある鐘を鳴らした。なにか意味のある鐘ではないが平和の鐘にフルナールとの友好の記念の鐘に推奨しようなんて声があがっていた。



日程はすべて終わり、日常がはじまる。まだ終わってほしくないのは私だけだろうか?
明日は首都ホーストにもどり何がおきるのか。
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