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証拠
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投降した兵を何人か尋問した。
口が固い奴でも俺が第二王子と告げると途端に声が変わる。
俺からは何も出ないのにな。
口を揃えていう言葉があった。
”一生涯仕えます。是非ともよろしくお願いいたしますと”
二人目までは嬉しかった気持ちが三人目からはげんなりしてきた。
みんな同じ教育を受けているのだろうか?
こちらの返事も心がこもらなくなり、事務的になってしまう。
”できる限り良い返事を返す”と
しかしながら、都合のよい証言は手に入った。
”チルティはサザンギオンの指示でフルナールに攻撃を謀ったと”
これを待っていた。
詳しく聞き出すために、このものは王宮直轄の施設でしばらく過ごさせる。
陛下に報告する手紙を用意して早馬を飛ばした。一応兄貴にも。
陛下はどう判断されるか。兄貴もどう考えるか。
楽しみだ。
翌朝からはドナガガの町は警備に連れてきた兵士を手配して、今後のチルティからの攻撃に備えるように準備をした。
ドナガガの町の人々がなにかに気がついて訪ねて来るようになった。
「殿下、警備の兵の顔ぶれが変わったがどうかしたのですか? 」
「殿下、以前より警備兵も多いし何より殿下がいらっしゃる。何か起きているなら教えてくださいませんか? 」
このように町の人々は国境の町だけに少しの変化にも敏感だ。
警備兵がチルティの兵に変わった頃の事も察知していた。
フルナールの兵と思っていたようだが、油断はできない。
町のあちこちに気を配っているうちにお昼になった。
昼食で警備兵の詰所に戻ると陛下からの早馬の返事が到着していた。
”お前の好きにしろ。ノアとは違うお前のことだ。チルティを潰したいのがわかるから自分で計画してやってみろ。計画は俺とノアには同時に早馬で送れ。許可は不要だ”
王宮軍副隊長のヤンを呼び出す。
「ヤン、陛下からの返事を見てくれ」
「殿下、ええ……と。敢えてですが、疑うのは国家反逆罪と覚悟してお聞きします。ピエール殿下のお父上の国王陛下の直筆でお間違えございませんか? 」
「間違いない。父上の直筆のサインも入っている」
ならば、自分の考えた案を出すべき時がきた。
「殿下、お聞きいただけますか? 」
「聞かせてくれ」
「私の案は引き込みです。ドナガガの町には戦闘のあとは残りますが、引き込んでから叩いてチルティの国に攻め込んではいかがでしょうか? 大義名分は十分にございます。これが一案になります。他にも参考案が必要ならなお申し付けください」
「ありがとう。他にも案はありそうだが、今はサザンギオンの威を重ねて攻め込んでくるチルティを迎え撃つことを第一にしよう! 陛下からも許可は得ている」
「ありがとうございます。殿下」
翌朝、ヤンに迎え撃つ命令を伝える。
チルティ軍に偽の情報を流すことが最初の作戦だ。
”フルナールはだらけていてまとまっていない。第二王子ではうまく統制がとれていない。今すぐに攻め込める”と
偽の報告をもらったチルティ軍は喜んでいた。
フルナールを切り取れば切り取るほど報酬が手に入るから明日にでも攻め込みたいだろう。
王宮軍には夜八時に就寝させ翌日は四時に起床を命じた。
予想では夜明けと同時にドナガガに侵入してすり替わったと思っている守備隊に接触するはずだ。
そこで一気に決めてやる。
翌朝四時過ぎに起床して四時半に兵の配置は完了した。
何も知らないチルティの兵士が二人守備隊に顔を出した。
「おはよう。今日はドナガガの命日だ。三百連れてきた」
「おはよう。ドナガガも終わりだ。次はどこ攻める? 」
「増援五百が来るから首都フリシュだ。十日で終わるな」
「そうか。了解だ」
(フルナール第二王子ピエールの顔も知らない奴が先陣切って入ってくるチルティもダメダメだな。一時間後には三百すべて消してやる)
朝の暗闇に乗じて三百の兵が守備隊の敷地に入り込んできた。
「これで全部か? 」
「そうだ、朝飯にするからなにかくれ」
「朝飯の用意はない。消えてくれ。かかれ!!!!!! 」
守備隊の門は閉じられ、三百六十度に隠れていた兵士が殺到する。
弓矢に槍にはたまた爆弾までとにかく距離を持ってこちらの損害が無いように徹底している。
掃除屋の仕事の時間だ。
遺体処理と金目の物の回収と武器鎧の回収が彼らの仕事だ。
ドナガガの町の人間に気がつかれずに密かに処理をしてくれるのが便利だ。
三百の人間の武器鎧はなかなかの成果だ。
金目の物はほとんどないが、遺体を上手く隠して郊外で処理した。
報告の早馬を陛下と兄上に送っておいたが、陛下からの返事が届いていた。
首尾よければいいみたいでお褒めの言葉を頂いた。
三百の兵の武器鎧は魅力的だそうだ。
チルティの増援五百に偽の報告を送った。
五日後が楽しみだ。
口が固い奴でも俺が第二王子と告げると途端に声が変わる。
俺からは何も出ないのにな。
口を揃えていう言葉があった。
”一生涯仕えます。是非ともよろしくお願いいたしますと”
二人目までは嬉しかった気持ちが三人目からはげんなりしてきた。
みんな同じ教育を受けているのだろうか?
こちらの返事も心がこもらなくなり、事務的になってしまう。
”できる限り良い返事を返す”と
しかしながら、都合のよい証言は手に入った。
”チルティはサザンギオンの指示でフルナールに攻撃を謀ったと”
これを待っていた。
詳しく聞き出すために、このものは王宮直轄の施設でしばらく過ごさせる。
陛下に報告する手紙を用意して早馬を飛ばした。一応兄貴にも。
陛下はどう判断されるか。兄貴もどう考えるか。
楽しみだ。
翌朝からはドナガガの町は警備に連れてきた兵士を手配して、今後のチルティからの攻撃に備えるように準備をした。
ドナガガの町の人々がなにかに気がついて訪ねて来るようになった。
「殿下、警備の兵の顔ぶれが変わったがどうかしたのですか? 」
「殿下、以前より警備兵も多いし何より殿下がいらっしゃる。何か起きているなら教えてくださいませんか? 」
このように町の人々は国境の町だけに少しの変化にも敏感だ。
警備兵がチルティの兵に変わった頃の事も察知していた。
フルナールの兵と思っていたようだが、油断はできない。
町のあちこちに気を配っているうちにお昼になった。
昼食で警備兵の詰所に戻ると陛下からの早馬の返事が到着していた。
”お前の好きにしろ。ノアとは違うお前のことだ。チルティを潰したいのがわかるから自分で計画してやってみろ。計画は俺とノアには同時に早馬で送れ。許可は不要だ”
王宮軍副隊長のヤンを呼び出す。
「ヤン、陛下からの返事を見てくれ」
「殿下、ええ……と。敢えてですが、疑うのは国家反逆罪と覚悟してお聞きします。ピエール殿下のお父上の国王陛下の直筆でお間違えございませんか? 」
「間違いない。父上の直筆のサインも入っている」
ならば、自分の考えた案を出すべき時がきた。
「殿下、お聞きいただけますか? 」
「聞かせてくれ」
「私の案は引き込みです。ドナガガの町には戦闘のあとは残りますが、引き込んでから叩いてチルティの国に攻め込んではいかがでしょうか? 大義名分は十分にございます。これが一案になります。他にも参考案が必要ならなお申し付けください」
「ありがとう。他にも案はありそうだが、今はサザンギオンの威を重ねて攻め込んでくるチルティを迎え撃つことを第一にしよう! 陛下からも許可は得ている」
「ありがとうございます。殿下」
翌朝、ヤンに迎え撃つ命令を伝える。
チルティ軍に偽の情報を流すことが最初の作戦だ。
”フルナールはだらけていてまとまっていない。第二王子ではうまく統制がとれていない。今すぐに攻め込める”と
偽の報告をもらったチルティ軍は喜んでいた。
フルナールを切り取れば切り取るほど報酬が手に入るから明日にでも攻め込みたいだろう。
王宮軍には夜八時に就寝させ翌日は四時に起床を命じた。
予想では夜明けと同時にドナガガに侵入してすり替わったと思っている守備隊に接触するはずだ。
そこで一気に決めてやる。
翌朝四時過ぎに起床して四時半に兵の配置は完了した。
何も知らないチルティの兵士が二人守備隊に顔を出した。
「おはよう。今日はドナガガの命日だ。三百連れてきた」
「おはよう。ドナガガも終わりだ。次はどこ攻める? 」
「増援五百が来るから首都フリシュだ。十日で終わるな」
「そうか。了解だ」
(フルナール第二王子ピエールの顔も知らない奴が先陣切って入ってくるチルティもダメダメだな。一時間後には三百すべて消してやる)
朝の暗闇に乗じて三百の兵が守備隊の敷地に入り込んできた。
「これで全部か? 」
「そうだ、朝飯にするからなにかくれ」
「朝飯の用意はない。消えてくれ。かかれ!!!!!! 」
守備隊の門は閉じられ、三百六十度に隠れていた兵士が殺到する。
弓矢に槍にはたまた爆弾までとにかく距離を持ってこちらの損害が無いように徹底している。
掃除屋の仕事の時間だ。
遺体処理と金目の物の回収と武器鎧の回収が彼らの仕事だ。
ドナガガの町の人間に気がつかれずに密かに処理をしてくれるのが便利だ。
三百の人間の武器鎧はなかなかの成果だ。
金目の物はほとんどないが、遺体を上手く隠して郊外で処理した。
報告の早馬を陛下と兄上に送っておいたが、陛下からの返事が届いていた。
首尾よければいいみたいでお褒めの言葉を頂いた。
三百の兵の武器鎧は魅力的だそうだ。
チルティの増援五百に偽の報告を送った。
五日後が楽しみだ。
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