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春途たちの新年度編
207話 初体験
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207話 初体験
キーンコーンカーンコーン
……ふぅ。やっと授業が終わったな。どうする?
どこか寄ってくか?
あら、あんたにしてはいい提案するじゃないの。
ファミレスにでも行きましょうか。トウカはファミレスでいいかしら?
うん!初めてだし、楽しみ!
あら、初めてなの?
うん。お父様から
外に出てはいけないと言われていたから。
そう。なら今日は時間いっぱい、トウカの
行きたいところに行きましょう。
いいの?嬉しい…。
んじゃ、まずファミレス行って、
食べながら次にどこに行くか決めるか!
そうね。いきましょ?
うん!
下校の準備を済ませた春途たちは、天神剣導部の行きつけであるファミレスへと向かった。
カランカラン~
いらっしゃい!何名かな?
はあ!?朱里じゃないか!
どうしたんだよバイトなんかして
いやあ…もうすぐ就職だからバイトで色々試そうと。
そ、そうか。3名だ。
あいよ!3名様テーブル席ごあんない!
……ささ、こっちこっち!
……相変わらずだな、朱里は。
あの人が前部長なの?
そうだ。
ああ見えて繊細なんだ、キツいこと言うなよ?
でも、それじゃ彼女のためにならないんじゃない?
それは………そうかも。
なら、他より厳しく言うわ。
仮にもあんたを支えた前部長なんだし。
あのなあ……まあいいや。なに頼む?
俺は味噌コーンピラフにするよ。
私は鶏焼肉、柚子胡椒ソースにするわ。
トウカはどうする?
あーえっと………おすすめとかってある?
それならこのドライレモン、あとは生姜の天ぷらあたりね。
おい、それはちょいと尖りすぎじゃないか?あほら、おすすめの基本は左上のメニューなんだよ。肉ならハンバーグ、魚なら焼きマグロだな。……焼きマグロ!?
そうなんだ。2人ともありがとう。ねえレミアちゃん、このドライレモンっていうのは、どういう食べ物なの?
ドライレモンは甘いお菓子みたいなものよ。甘さのなかにちょっとほろ苦さもあるの。
そうなんだ。ねえ春途くん、ハンバーグってどういう食べ物なの?
春途でいいよ。って、ハンバーグも知らないのか?……ハンバーグっていうのは、ひき肉と刻んだ玉ねぎとパン粉を使って丸めて、それを焼いたやつなんだ。ここのはうまいぞ?
へえ…!ならその2つにする。
OKだ。ちょっと待ってろ?ここをこうして……はい、注文終わり。あとは待っていれば到着するよ。
なんだかハイテクなんだね。……ねえレミアちゃん。私ゲームセンターに行ってみたい。
いいじゃない。この後に行きましょう。
あんたもいいわね?
へいへい。あ、そいやレミアには伝えてなかったな。
あんたは名前呼びやめて。
あー……そうかよ。んじゃ、シャガにはまだ伝えてなかったけど、剣導部の大会、4月からエントリー開始だからな。しっかり練習来いよ?曜日は不定期だけど、水曜と土日な多い気がする。
わかったわ。あ、来たみたいね。はい、トウカ。
ありがとう。これ、春途の!
おう、サンキュな。よし……いただきます!
40分後
はあ…食べた食べた。トウカどうだった?初めてのファミレスは。
うん!とってもおいしかった!
ならよかったよ。ほら!シャガも。支払い済ませて次行くぞ?
わかってるわよ!いちいち命令するな!
春途たち3人はそのまま店を出てゲームセンターに向かった。
わあ…!ここがゲームセンター!あの機械たちは何なの?
もしかしてトウカ、ゲームを知らない感じか?
うん。ゲームセンターっていう名前も、お父様がしてた電話内容を盗み聞いて知ったんだ。
そ、そうか。だったらまずはこれだ!ホッケー!
あら、いいわね。遊び方もシンプルで、奥深いもの。
レミアちゃんはゲーム?とかって、やるの?
たまにね。まずは私と勝負よ!トウカ!はいこれ、そこの投入口に入れてみてくれる?
これ?えいっ、あ!機械が動いた!えっと?これを持って……えいっ!!
トウカは手に持ったマレットで勢いよくパックを弾いた。
カンッ!
それは壁にぶつかり得点にならなかった。しかし
わあ…!弾くの楽しい!
トウカはそんなこと関係なしにホッケーを楽しんでいた。
そう。よかったわ。ふっ!やあ!!てい!
カンッ!キンキンキンキン!!!カコンッ!
ああぁ…!入っちゃった。
これって、レミアちゃんの得点なの?
ええそうよ。さあ、かかってきなさい!
負けないんだから!はああ!!
春途は「俺暇だなあ…」とか思いながらその対戦を静観していたのだった。
午後6時ごろ
さて。そろそろ帰りましょう。
トウカ、どうだったかしら。
うん…!とっても楽しかったよ。また来たいな。
近いうちにまたね。
そのまま帰路についた3人。
途中まで一緒で、少ししてわかれた。
それじゃあ私たちはこっちだから。
また明日ね、トウカ。
うん!またね!レミアちゃん。
歩きだしたトウカを見て背を向け歩くレミアと春途。
ねえ…あんたがいいっていうならさ。またつくってあげてもいいわよ。その……ごはん。
いいのか?なら頼むよ。……けど、俺だけ名前で呼ばせてくれないのには理由があるのか?
突然の質問ね。……ないと言ったら嘘になるわ。
は?それってどういう―――
るっさい!今は教えない!!
ほら、家についたわよ?
ただいま。
お、おう。ただいま!
レミアをレミアと呼べる日はしばらく先になりそうだ。
キーンコーンカーンコーン
……ふぅ。やっと授業が終わったな。どうする?
どこか寄ってくか?
あら、あんたにしてはいい提案するじゃないの。
ファミレスにでも行きましょうか。トウカはファミレスでいいかしら?
うん!初めてだし、楽しみ!
あら、初めてなの?
うん。お父様から
外に出てはいけないと言われていたから。
そう。なら今日は時間いっぱい、トウカの
行きたいところに行きましょう。
いいの?嬉しい…。
んじゃ、まずファミレス行って、
食べながら次にどこに行くか決めるか!
そうね。いきましょ?
うん!
下校の準備を済ませた春途たちは、天神剣導部の行きつけであるファミレスへと向かった。
カランカラン~
いらっしゃい!何名かな?
はあ!?朱里じゃないか!
どうしたんだよバイトなんかして
いやあ…もうすぐ就職だからバイトで色々試そうと。
そ、そうか。3名だ。
あいよ!3名様テーブル席ごあんない!
……ささ、こっちこっち!
……相変わらずだな、朱里は。
あの人が前部長なの?
そうだ。
ああ見えて繊細なんだ、キツいこと言うなよ?
でも、それじゃ彼女のためにならないんじゃない?
それは………そうかも。
なら、他より厳しく言うわ。
仮にもあんたを支えた前部長なんだし。
あのなあ……まあいいや。なに頼む?
俺は味噌コーンピラフにするよ。
私は鶏焼肉、柚子胡椒ソースにするわ。
トウカはどうする?
あーえっと………おすすめとかってある?
それならこのドライレモン、あとは生姜の天ぷらあたりね。
おい、それはちょいと尖りすぎじゃないか?あほら、おすすめの基本は左上のメニューなんだよ。肉ならハンバーグ、魚なら焼きマグロだな。……焼きマグロ!?
そうなんだ。2人ともありがとう。ねえレミアちゃん、このドライレモンっていうのは、どういう食べ物なの?
ドライレモンは甘いお菓子みたいなものよ。甘さのなかにちょっとほろ苦さもあるの。
そうなんだ。ねえ春途くん、ハンバーグってどういう食べ物なの?
春途でいいよ。って、ハンバーグも知らないのか?……ハンバーグっていうのは、ひき肉と刻んだ玉ねぎとパン粉を使って丸めて、それを焼いたやつなんだ。ここのはうまいぞ?
へえ…!ならその2つにする。
OKだ。ちょっと待ってろ?ここをこうして……はい、注文終わり。あとは待っていれば到着するよ。
なんだかハイテクなんだね。……ねえレミアちゃん。私ゲームセンターに行ってみたい。
いいじゃない。この後に行きましょう。
あんたもいいわね?
へいへい。あ、そいやレミアには伝えてなかったな。
あんたは名前呼びやめて。
あー……そうかよ。んじゃ、シャガにはまだ伝えてなかったけど、剣導部の大会、4月からエントリー開始だからな。しっかり練習来いよ?曜日は不定期だけど、水曜と土日な多い気がする。
わかったわ。あ、来たみたいね。はい、トウカ。
ありがとう。これ、春途の!
おう、サンキュな。よし……いただきます!
40分後
はあ…食べた食べた。トウカどうだった?初めてのファミレスは。
うん!とってもおいしかった!
ならよかったよ。ほら!シャガも。支払い済ませて次行くぞ?
わかってるわよ!いちいち命令するな!
春途たち3人はそのまま店を出てゲームセンターに向かった。
わあ…!ここがゲームセンター!あの機械たちは何なの?
もしかしてトウカ、ゲームを知らない感じか?
うん。ゲームセンターっていう名前も、お父様がしてた電話内容を盗み聞いて知ったんだ。
そ、そうか。だったらまずはこれだ!ホッケー!
あら、いいわね。遊び方もシンプルで、奥深いもの。
レミアちゃんはゲーム?とかって、やるの?
たまにね。まずは私と勝負よ!トウカ!はいこれ、そこの投入口に入れてみてくれる?
これ?えいっ、あ!機械が動いた!えっと?これを持って……えいっ!!
トウカは手に持ったマレットで勢いよくパックを弾いた。
カンッ!
それは壁にぶつかり得点にならなかった。しかし
わあ…!弾くの楽しい!
トウカはそんなこと関係なしにホッケーを楽しんでいた。
そう。よかったわ。ふっ!やあ!!てい!
カンッ!キンキンキンキン!!!カコンッ!
ああぁ…!入っちゃった。
これって、レミアちゃんの得点なの?
ええそうよ。さあ、かかってきなさい!
負けないんだから!はああ!!
春途は「俺暇だなあ…」とか思いながらその対戦を静観していたのだった。
午後6時ごろ
さて。そろそろ帰りましょう。
トウカ、どうだったかしら。
うん…!とっても楽しかったよ。また来たいな。
近いうちにまたね。
そのまま帰路についた3人。
途中まで一緒で、少ししてわかれた。
それじゃあ私たちはこっちだから。
また明日ね、トウカ。
うん!またね!レミアちゃん。
歩きだしたトウカを見て背を向け歩くレミアと春途。
ねえ…あんたがいいっていうならさ。またつくってあげてもいいわよ。その……ごはん。
いいのか?なら頼むよ。……けど、俺だけ名前で呼ばせてくれないのには理由があるのか?
突然の質問ね。……ないと言ったら嘘になるわ。
は?それってどういう―――
るっさい!今は教えない!!
ほら、家についたわよ?
ただいま。
お、おう。ただいま!
レミアをレミアと呼べる日はしばらく先になりそうだ。
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