118 / 226
泉ヶ峰剣導高校編・2(終)
108話 前を向いて
しおりを挟む
108話 前を向いて
春途さん…どこにいったんでしょう……
そうです!
1日2日じゃありませんし、さすがに心配ですよ…
うーん…まあ大丈夫でしょ、春途なら
もうっ、姉さんの予想は知りません!!
けど予感なら当たるでしょ?前々から。
それは…そうですけど
ならさ、きっと平気だよ。
もう1人のリーダーのこと、少しは信用しなさいな
リーダー、ね……まったくそうは見えないけどね。
んあー?ああ、いらっしゃい。えっと、
紀羽だっての。あんたはたしか
偽霊剣使いの朱里?だったっけ。ちょっと顔かして
んにゃ?べつにいいよー!
こっちだよ。
はいはーい
あ、ちょ!姉さん!?
だいじょーぶだいじょーぶ。あ、もしかして心配してくれるの~?嬉しいな~
ちが!わないですけど!!
そう。けど平気だから。この子、前ほど荒んでないよ。
トコトコ……
ねえ…あんたは疑うとか、そういうのないの?
ないよー
あらそうなの。…着いた。
ここならいいでしょう。ほら、これあげる。
はえ?…えええっ!?こ、これは――
うん、アロンダイトよ和製の。
ええっと…いいの?
知らない。けど仙裏があんたに
渡せっていったんだからいいんじゃないの?
……あたしだって
仙裏になにも…もらったこと…
ないのに………うっ…うぅっ……
ほほぉ…。ああっ、泣かないでー!
っるさい…
…
……
………もう平気だから。
そう?わかった。そんじゃ!!
…いっちゃった。あはは…軽いなあ。
あたしも戻るか
ただいま。
ああ、おかえり。遅かったな、紀羽。
…ん?何かあったのか?目元が腫れているが。
な、なんでもない…
ふむ…そうか。
この状態の紀羽に伝えてよいか迷う…が。
ん?…何よ今さら。
それもそうか。なあ紀羽
いつもチームのために力を貸してくれて
感謝している。これはほんの気持ちだ。
……受け取ってくれるか?
え……え!?えええー!?
(せ、仙裏があたしにプレゼントぉぉ!?)
あ、ありがと(嬉しい…とっっても!!)
て、これって…
ああ。刀剣の申請書になる。
我のグリーンビジョン、それに対を成す刀剣のな。
え?え?!それってどどどどういうー!?
む?嫌か…?
嫌じゃない!全然嫌じゃないっての!
紀羽は差し出された申請書を強引に受け取る
まあ、喜んでもらえたのなら何よりだ。
うん とっても嬉しい!
ありがとっ仙裏!
うむ。…さて、立会をしに行くか。
ええ。そうね
2人は外へ。そして少しした時
あ、ハムスターだー!おひさー!
ぬっ!?貴様は…!!
仙裏、言葉が汚いですよ。直しなさい
うっ…おまえは…!?
…はぁ。まあいいでしょう。
では、やりますか?立会
ええ。あたしが2人をボコボコにしてやる!
心意気やよし、構えてください。
ガチンッ!キンッ!!ズザッ!!
くぅ…!
神住の斬擊が紀羽の右膝に入る
スタッ、キュッ!
はああ!
紀羽がクラレントを振り下ろす
ガンッ!ジジジジ……
なかなかやりますね。
そっちこそ
剣聖姫の名は飾りじゃないみたいね!はっ!
ガンッ!
紀羽はさらにクラレントで強打する。
その際、土埃が舞った。
(強い……さすが仙裏を落とした剣士ね……)
そこです
ジャキンッ!!ズガガッ!
えあっ!?…っつー!危なかった……!
外しました…さすがです。
(渾身の突きをずらした…
なんて嗅覚をしているの…すごい)
いやいや、右腕もってかれたっての。けど
ほんとは左利きだって言ったらどうする?
そういい紀羽は刀剣を左手に持ち変えた。
さあ、本気でやりましょう!
アッチとやるー?仙裏くん
…ふむ。そうだな……
あー!だめよ仙裏!!
そいつもあたしのなんだから!
…だそうだ。悪いな
いいえー
よそ見は…厳禁ですよ…はああっ!!
ダッ…ズジャーーーーン!!
ふぅ!?…っとと、今度は完全に躱した…!
そのようですね。
瞬け
(トリク)
光の刃が3つ、神住へ向かう
そのような小技でわたくしは止まりませんよ。
その場から動かずに躱してみせた。それはまるで
なんで…?こんなの
トリクが避けたみたいじゃない…!?
ここですっ!はあ!
……な~んてね。かかった……!
最果てにバッドは似合わない。あたしには尚更、ね。
(ホープス・ドレス)
瞬間、紀羽は純白のドレスに身を包む。その肢体には直前まであった傷がなかった。
はあああああ!!!
ガキンッ!
紀羽は神住の跳び斬りを弾いてみせた。
…なっ…!?
そ、そのドレスはどういう魔導なのですか?
このカード、(ホープス・ドレス)は(デスペラード・ドレス)の対になる魔導カード。自身を刺し抜いて力を発揮するデスペラード・ドレスに対しこの
ホープス・ドレスは、発動中に受けた傷をなかった
ことにする効果があるの。もっとも、
効果が切れた時にそれまでに受けた傷が
発生するんだけれどね。
そんな…残酷な……
いいや、いいのよ。それまでに倒せばいいんだし。
仙裏と櫛那ちゃんに教わった下を向かないこと。
そしてあいつ、春途に…教わりたくはなかったけど
教えられた後ろじゃなくて前を向くこと。
それがデスペラード・ドレスと決別して
ホープス・ドレスの手をとる道に繋がった。
ごめんなさいね最強の剣士さん。もう負けないから。
…くっ……!
そこ!たあっ!!
キンッ!キンッ!!
(崩れた…ここだ!)
らああああ!!!!!
きゃっ!?ま、まずっ―――
クラレントによる横なぎが入る。
きゃああああー!
お見事…です。
あたしの勝ちね。…ってて……
傷が…
あんたがつけたんでしょうが。
今さら気にすんなっての。
それもそうですね。よい剣でした。
以前に見えた黒い気が祓えたようですね。
ん?まあそうなのかもね。よし、
次はそっちの拳と露出のおばけ!あんたとよ!!
待て。その傷では無理だ。
はあ!?ちょっと仙裏!邪魔しないでよ!!
少しは格好つけさせろ、とでもいうのだろうか。
あいつなら。
なんで疑問系なのよ…ちょっと格好よかったのに………
まあそういうことだ。ここは我にまかせてもらう。
紀羽、おまえは治療していろ。
で、でも……
これでもチームの王ぞ。すぐに終わらせる。
これでも、なんていわないでよ…わかった。待ってる
あたし待ってるから…さっさと終わらせてよね。
ああ。
では、待たせたな。即刻沈めてやろう。
そうはいかないなー!さ、やろう…!
春途さん…どこにいったんでしょう……
そうです!
1日2日じゃありませんし、さすがに心配ですよ…
うーん…まあ大丈夫でしょ、春途なら
もうっ、姉さんの予想は知りません!!
けど予感なら当たるでしょ?前々から。
それは…そうですけど
ならさ、きっと平気だよ。
もう1人のリーダーのこと、少しは信用しなさいな
リーダー、ね……まったくそうは見えないけどね。
んあー?ああ、いらっしゃい。えっと、
紀羽だっての。あんたはたしか
偽霊剣使いの朱里?だったっけ。ちょっと顔かして
んにゃ?べつにいいよー!
こっちだよ。
はいはーい
あ、ちょ!姉さん!?
だいじょーぶだいじょーぶ。あ、もしかして心配してくれるの~?嬉しいな~
ちが!わないですけど!!
そう。けど平気だから。この子、前ほど荒んでないよ。
トコトコ……
ねえ…あんたは疑うとか、そういうのないの?
ないよー
あらそうなの。…着いた。
ここならいいでしょう。ほら、これあげる。
はえ?…えええっ!?こ、これは――
うん、アロンダイトよ和製の。
ええっと…いいの?
知らない。けど仙裏があんたに
渡せっていったんだからいいんじゃないの?
……あたしだって
仙裏になにも…もらったこと…
ないのに………うっ…うぅっ……
ほほぉ…。ああっ、泣かないでー!
っるさい…
…
……
………もう平気だから。
そう?わかった。そんじゃ!!
…いっちゃった。あはは…軽いなあ。
あたしも戻るか
ただいま。
ああ、おかえり。遅かったな、紀羽。
…ん?何かあったのか?目元が腫れているが。
な、なんでもない…
ふむ…そうか。
この状態の紀羽に伝えてよいか迷う…が。
ん?…何よ今さら。
それもそうか。なあ紀羽
いつもチームのために力を貸してくれて
感謝している。これはほんの気持ちだ。
……受け取ってくれるか?
え……え!?えええー!?
(せ、仙裏があたしにプレゼントぉぉ!?)
あ、ありがと(嬉しい…とっっても!!)
て、これって…
ああ。刀剣の申請書になる。
我のグリーンビジョン、それに対を成す刀剣のな。
え?え?!それってどどどどういうー!?
む?嫌か…?
嫌じゃない!全然嫌じゃないっての!
紀羽は差し出された申請書を強引に受け取る
まあ、喜んでもらえたのなら何よりだ。
うん とっても嬉しい!
ありがとっ仙裏!
うむ。…さて、立会をしに行くか。
ええ。そうね
2人は外へ。そして少しした時
あ、ハムスターだー!おひさー!
ぬっ!?貴様は…!!
仙裏、言葉が汚いですよ。直しなさい
うっ…おまえは…!?
…はぁ。まあいいでしょう。
では、やりますか?立会
ええ。あたしが2人をボコボコにしてやる!
心意気やよし、構えてください。
ガチンッ!キンッ!!ズザッ!!
くぅ…!
神住の斬擊が紀羽の右膝に入る
スタッ、キュッ!
はああ!
紀羽がクラレントを振り下ろす
ガンッ!ジジジジ……
なかなかやりますね。
そっちこそ
剣聖姫の名は飾りじゃないみたいね!はっ!
ガンッ!
紀羽はさらにクラレントで強打する。
その際、土埃が舞った。
(強い……さすが仙裏を落とした剣士ね……)
そこです
ジャキンッ!!ズガガッ!
えあっ!?…っつー!危なかった……!
外しました…さすがです。
(渾身の突きをずらした…
なんて嗅覚をしているの…すごい)
いやいや、右腕もってかれたっての。けど
ほんとは左利きだって言ったらどうする?
そういい紀羽は刀剣を左手に持ち変えた。
さあ、本気でやりましょう!
アッチとやるー?仙裏くん
…ふむ。そうだな……
あー!だめよ仙裏!!
そいつもあたしのなんだから!
…だそうだ。悪いな
いいえー
よそ見は…厳禁ですよ…はああっ!!
ダッ…ズジャーーーーン!!
ふぅ!?…っとと、今度は完全に躱した…!
そのようですね。
瞬け
(トリク)
光の刃が3つ、神住へ向かう
そのような小技でわたくしは止まりませんよ。
その場から動かずに躱してみせた。それはまるで
なんで…?こんなの
トリクが避けたみたいじゃない…!?
ここですっ!はあ!
……な~んてね。かかった……!
最果てにバッドは似合わない。あたしには尚更、ね。
(ホープス・ドレス)
瞬間、紀羽は純白のドレスに身を包む。その肢体には直前まであった傷がなかった。
はあああああ!!!
ガキンッ!
紀羽は神住の跳び斬りを弾いてみせた。
…なっ…!?
そ、そのドレスはどういう魔導なのですか?
このカード、(ホープス・ドレス)は(デスペラード・ドレス)の対になる魔導カード。自身を刺し抜いて力を発揮するデスペラード・ドレスに対しこの
ホープス・ドレスは、発動中に受けた傷をなかった
ことにする効果があるの。もっとも、
効果が切れた時にそれまでに受けた傷が
発生するんだけれどね。
そんな…残酷な……
いいや、いいのよ。それまでに倒せばいいんだし。
仙裏と櫛那ちゃんに教わった下を向かないこと。
そしてあいつ、春途に…教わりたくはなかったけど
教えられた後ろじゃなくて前を向くこと。
それがデスペラード・ドレスと決別して
ホープス・ドレスの手をとる道に繋がった。
ごめんなさいね最強の剣士さん。もう負けないから。
…くっ……!
そこ!たあっ!!
キンッ!キンッ!!
(崩れた…ここだ!)
らああああ!!!!!
きゃっ!?ま、まずっ―――
クラレントによる横なぎが入る。
きゃああああー!
お見事…です。
あたしの勝ちね。…ってて……
傷が…
あんたがつけたんでしょうが。
今さら気にすんなっての。
それもそうですね。よい剣でした。
以前に見えた黒い気が祓えたようですね。
ん?まあそうなのかもね。よし、
次はそっちの拳と露出のおばけ!あんたとよ!!
待て。その傷では無理だ。
はあ!?ちょっと仙裏!邪魔しないでよ!!
少しは格好つけさせろ、とでもいうのだろうか。
あいつなら。
なんで疑問系なのよ…ちょっと格好よかったのに………
まあそういうことだ。ここは我にまかせてもらう。
紀羽、おまえは治療していろ。
で、でも……
これでもチームの王ぞ。すぐに終わらせる。
これでも、なんていわないでよ…わかった。待ってる
あたし待ってるから…さっさと終わらせてよね。
ああ。
では、待たせたな。即刻沈めてやろう。
そうはいかないなー!さ、やろう…!
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる