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35話:心の拠り所
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体育祭本番まであと4週間と迫っている中、教室へ入ると殴られたはずの下森と栗原がいた。
ホームルームが始まると鮭谷は、体育祭の説明から始める。
「えーマスゲームは復活させる事にしました。理由なのですが、前宮君が作ったと思われるこの紙を栗原さんたちに貰い受けました。職員会議では承認されました。しかし、事故を起こすということまで計算に入れた事だっだという点とその事で守山さんが2人を殴ったということも本人たちから聞きました。通常なら停学なのですが、反省をしているようなのでこの件は終わりになりました。という事で全体練習頑張っていきましょう」
訳の分からない説明だった。なぜ2人を許したのか山本は理解に苦しむ。
全体練習には前宮は参加できないので車椅子に座りながらただ眺めるという特等席を噛み締めた。
「なんか…地味に罪が重いな。仕方ないとはいえ何か手伝いたい」
前宮がそう呟いた時、放送部から誘いが来た。それは良い仕事だ。
「じゃ、本番も含めて放送しない?良い感じな人数になるしさ」
「良いの?ならお言葉に甘えてしようかな」
前宮は、放送部に加入する事となった。流石のその姿を見た山本と大山は爆笑する。
「仕事割り振られてるやないかい。というか、顔も嬉しそうだから貢献してるよ!」
「せっかくなら演舞の紹介文を読んで貰おうよ!だって…前宮君はこの応援団を救ってくれたヒーローだから」
粋なアイデアに全員一致の賛成だった。しかも続けて山本は言う。
「円陣組むからその時中心に来なよ!放送が終わった後に、私が遠隔マイク渡すからそれを通してやってみようよ」
前宮の顔に余裕が無くなった。
噛むことも許されない緊張感をどこまで倒すことができるか、という課題だ。放課後の練習が終わり山本から誘いが来た。
「この後、時間ある?良かったら食事しない?2人で食べたいなって思ってさ」
「なるほど…同行しようかな」
2人は学校から近い、行きつけのお店へと向かう。そのお店は唐揚げの専門店で店主と前宮は仲の良い常連だ。
「ここに来るのは大山とだけどまゆっちと食べるのは初かな」
「そうかもね…。話がしたくて誘ったの。時間やばくなったら遠慮なく言ってね」
「時間なら問題ないよ。安全に帰ってきんしゃい!って言われてるくらいの事だから」
唐揚げの定食が来た後、2人は美味しそうに熱々を頬張る。食べ終わった後山本は自分の悩みを話した。
「この練習が終わったら私たちは解散だけど、この後の将来ってどうするべきなのかな…。本当の努力って何なのか分からないし、もっと言えばこのままの山本真由で良いのかなって思うの。また、何かしらの理由で病んで誰かに迷惑かけるの嫌だからさ」
「自分がしたいようにするのが1番だと思うよ。自由を求める1人の旅人として進む以外方法はないかな…。迷惑なんて思ってないよ。まゆっちもそう僕に言ってたじゃないか、心のそばに僕がいると思って欲しい。なぜならまゆっちの心とその命を守るのは僕だから」
誓いを語る。その誓いに動かされたのか、店を出た後ハグした。
「涼太君がそう言ってくれるなら私ももっと頑張れるよ。私にとっての涼太君は大切な人だもんっ!全てを肯定する所が1番だし、それ以上に笑顔が可愛いもん」
「笑顔かい(笑)でも僕もまゆっちの笑顔が好きかな。忘れられないもの!さて、文章考えながら頑張ろうか」
車椅子を押しながら山本は、前宮の手を握って歩き進んだ。
列車に乗る山本とは違う道なのでまた明日と声をかけてそのままそれぞれの家へ帰宅する。
「さて、涼太君の明るさを取り入れていつも通りの練習しようかな!このネックレス、本番まで着用しとこうかな。大切な人との思い出でもあるし…それに、涼太君は私が守る大切な人だから」
自主練は勢いがありながらも、精密な動きを継続することができていた。動きに動いて満足するまで行う。
「涼太君、出会ってくれてありがとう!神様に感謝しなくっちゃ…ね。守れるならずっとこの先守り続けたい」
山本は、安心した表情でぐっすり眠った。
ホームルームが始まると鮭谷は、体育祭の説明から始める。
「えーマスゲームは復活させる事にしました。理由なのですが、前宮君が作ったと思われるこの紙を栗原さんたちに貰い受けました。職員会議では承認されました。しかし、事故を起こすということまで計算に入れた事だっだという点とその事で守山さんが2人を殴ったということも本人たちから聞きました。通常なら停学なのですが、反省をしているようなのでこの件は終わりになりました。という事で全体練習頑張っていきましょう」
訳の分からない説明だった。なぜ2人を許したのか山本は理解に苦しむ。
全体練習には前宮は参加できないので車椅子に座りながらただ眺めるという特等席を噛み締めた。
「なんか…地味に罪が重いな。仕方ないとはいえ何か手伝いたい」
前宮がそう呟いた時、放送部から誘いが来た。それは良い仕事だ。
「じゃ、本番も含めて放送しない?良い感じな人数になるしさ」
「良いの?ならお言葉に甘えてしようかな」
前宮は、放送部に加入する事となった。流石のその姿を見た山本と大山は爆笑する。
「仕事割り振られてるやないかい。というか、顔も嬉しそうだから貢献してるよ!」
「せっかくなら演舞の紹介文を読んで貰おうよ!だって…前宮君はこの応援団を救ってくれたヒーローだから」
粋なアイデアに全員一致の賛成だった。しかも続けて山本は言う。
「円陣組むからその時中心に来なよ!放送が終わった後に、私が遠隔マイク渡すからそれを通してやってみようよ」
前宮の顔に余裕が無くなった。
噛むことも許されない緊張感をどこまで倒すことができるか、という課題だ。放課後の練習が終わり山本から誘いが来た。
「この後、時間ある?良かったら食事しない?2人で食べたいなって思ってさ」
「なるほど…同行しようかな」
2人は学校から近い、行きつけのお店へと向かう。そのお店は唐揚げの専門店で店主と前宮は仲の良い常連だ。
「ここに来るのは大山とだけどまゆっちと食べるのは初かな」
「そうかもね…。話がしたくて誘ったの。時間やばくなったら遠慮なく言ってね」
「時間なら問題ないよ。安全に帰ってきんしゃい!って言われてるくらいの事だから」
唐揚げの定食が来た後、2人は美味しそうに熱々を頬張る。食べ終わった後山本は自分の悩みを話した。
「この練習が終わったら私たちは解散だけど、この後の将来ってどうするべきなのかな…。本当の努力って何なのか分からないし、もっと言えばこのままの山本真由で良いのかなって思うの。また、何かしらの理由で病んで誰かに迷惑かけるの嫌だからさ」
「自分がしたいようにするのが1番だと思うよ。自由を求める1人の旅人として進む以外方法はないかな…。迷惑なんて思ってないよ。まゆっちもそう僕に言ってたじゃないか、心のそばに僕がいると思って欲しい。なぜならまゆっちの心とその命を守るのは僕だから」
誓いを語る。その誓いに動かされたのか、店を出た後ハグした。
「涼太君がそう言ってくれるなら私ももっと頑張れるよ。私にとっての涼太君は大切な人だもんっ!全てを肯定する所が1番だし、それ以上に笑顔が可愛いもん」
「笑顔かい(笑)でも僕もまゆっちの笑顔が好きかな。忘れられないもの!さて、文章考えながら頑張ろうか」
車椅子を押しながら山本は、前宮の手を握って歩き進んだ。
列車に乗る山本とは違う道なのでまた明日と声をかけてそのままそれぞれの家へ帰宅する。
「さて、涼太君の明るさを取り入れていつも通りの練習しようかな!このネックレス、本番まで着用しとこうかな。大切な人との思い出でもあるし…それに、涼太君は私が守る大切な人だから」
自主練は勢いがありながらも、精密な動きを継続することができていた。動きに動いて満足するまで行う。
「涼太君、出会ってくれてありがとう!神様に感謝しなくっちゃ…ね。守れるならずっとこの先守り続けたい」
山本は、安心した表情でぐっすり眠った。
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