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深夜の辺境伯邸。執務室の窓の外では、北風が獣の咆哮のような音を立てて吹き荒れていた。
ヴィンセント・ハルバードは、山積みになった領地の報告書を前に、深く椅子に身を沈めていた。
「……ふぅ。魔物の出現予測に、冬の備蓄計画か。頭を使うと、どうにも腹が減るな」
彼は無意識に、カサカサに乾いた喉を鳴らした。
普段の彼なら、ここで冷めきった茶と、石のように硬い保存用のビスケットで空腹を誤魔化すところだ。
軍人としての習慣が、彼に「食事は燃料に過ぎない」と思い込ませていた。
だが、その夜は違った。
「失礼しますわ! ヴィンセント様、夜食の差し入れに参りました!」
ノックの音と同時に、元気すぎる声が響き渡った。
扉を開けて入ってきたカナメアは、湯気が立ち上る大きな深皿を盆に乗せて、意気揚々と歩み寄ってくる。
「……カナメア殿か。こんな時間まで起きていたのか」
「当たり前ですわ! 新しい食材の『試作』を始めたら、夜が明けるまで止まらないのが美食家の性ですから!」
彼女が机の端に置いた皿からは、暴力的なまでに食欲をそそる香りが漂ってきた。
それは、濃厚なデミグラスソースのような芳醇さに、キレのある黒ビールの苦味、そして何種類ものハーブが混ざり合った、複雑怪奇かつ魅力的な香りだ。
「これは……煮込み料理か?」
「ええ! ハルバード領特産の『黒毛猪(くろげいのしし)』のバラ肉を、北限の黒ビールで三時間煮込みましたわ。題して『辺境の夜を溶かす、極上スタミナ煮込み』ですわ!」
ヴィンセントの胃袋が、自制心を無視してグゥと大きな音を立てた。
「三時間も……。だが、猪の肉は筋が多くて硬いはずだ。夜食には重すぎるのではないか?」
「ふふん、甘いですわねヴィンセント様。このカナメアの計算に抜かりはありませんわ。肉の繊維を断ち切るために、地脈の熱で育った『発酵りんご』の果汁に漬け込み、さらに黒ビールの炭酸で徹底的に柔らかくしてありますの」
カナメアはスプーンを差し出し、自信満々に胸を張った。
「さあ、冷めないうちに召し上がれ! 脳に栄養が行き渡れば、その難解な書類もラブレターのようにスラスラ読めるようになりますわよ!」
ヴィンセントは促されるまま、スプーンで肉の塊を掬い上げた。
驚いたことに、銀のスプーンが抵抗もなく肉の中に沈み込んでいく。
一口、その塊を口に運んだ。
「…………っ!!」
ヴィンセントの思考が、一瞬で真っ白に染まった。
舌の上に乗った瞬間、肉が解けるように崩れ、凝縮された野性味溢れる旨味が爆発したのだ。
黒ビールのほろ苦いソースが脂の甘みを引き締め、後から追いかけてくるスパイスの刺激が、冷え切った身体の芯を一気に熱くしていく。
「……なんだ、これは。肉が、飲み物のように喉を通っていく……。それでいて、噛みしめるたびに力が湧いてくるようだ」
「でしょう? 付け合わせのマッシュポテトには、隠し味に燻製チーズを混ぜてありますわ。ソースと一緒に絡めて食べてみてくださいな」
ヴィンセントは無言で、憑りつかれたようにスプーンを動かし続けた。
あんなに重苦しく感じていた執務室の空気が、今やこの一皿の輝きによって、最高級のレストランの特等席のように感じられる。
彼は最後の一口を飲み込み、皿に残ったソースを一切れのパンで丁寧に拭って食べ終えると、深く、長い溜息をついた。
「……完敗だ、カナメア殿」
「あら、お口に合いましたかしら?」
「合うどころではない。私は今まで、何を食べて生きてきたのかと自問自答したくなるほどだ。……貴殿が来てから、私の胃袋は完全に貴殿の軍門に降ったらしい」
ヴィンセントは椅子から立ち上がり、カナメアの前に立った。
その強面(こわもて)の顔に、いつになく真剣な、それでいて熱を帯びた眼差しを浮かべている。
「カナメア殿。私は以前、貴殿を『専門家』として雇うと言った。だが……訂正させてくれ」
「……え? もしかして、給料の減額ですの!? それとも、一日の食費に制限を……!?」
カナメアが慌てて食い気味に問い返すが、ヴィンセントは首を振った。
「違う。……貴殿を、私の生涯の『食卓の主』として、正式に迎え入れたいと考えている。つまり……」
ヴィンセントの喉が小さく動く。
「……私の隣で、一生この味を作り続けてはくれないか。もちろん、食べるのは二人一緒だ」
これ以上ないほどストレートな求婚に近い言葉。
部屋の中の温度が、一気に数度上がったような錯覚に陥る。
しかし、カナメアの反応は、ヴィンセントの予想を遥かに超えたものだった。
「……一生、一緒に。……ということは、ヴィンセント様のあの秘密の地下貯蔵庫の鍵を、私も自由に持っていいということですね!?」
「……え? あ、ああ、まあ、そうなるな」
「やったー!! ならば契約成立ですわ! 毎日、毎食、あなたの胃袋が悲鳴を上げるまで、私が最高の料理を叩き込んで差し上げますわよ!」
カナメアは歓喜のあまり、ヴィンセントの手を取って激しく上下に振った。
「ヴィンセント様! 明日の朝食は、あの地下にある熟成サーモンをたっぷり使ったクリームリゾットにしましょう! 今から下準備を始めますわ!」
「……ああ、楽しみだ。だが、今は少し休まないか?」
「休んでいる暇なんてありませんわ! 食欲という名の戦場に、休戦協定など存在しないのです!」
嵐のような勢いで厨房へと走り去っていくカナメアの背中を見送りながら、ヴィンセントは力なく笑った。
「……求婚の返事が『貯蔵庫の鍵』への歓喜とは。……だが、それでいい。彼女のあの笑顔が、今の私には何よりの滋養強壮剤だ」
ヴィンセントは再び机に向かった。
先ほどまで忌々しく感じていた報告書が、今はなぜか、明日への活力を生む希望の書に見えていた。
胃袋を掴まれるということは、魂そのものを委ねるということ。
北の果ての不器用な辺境伯は、今夜、一人の美食令嬢に完全に屈服したのであった。
ヴィンセント・ハルバードは、山積みになった領地の報告書を前に、深く椅子に身を沈めていた。
「……ふぅ。魔物の出現予測に、冬の備蓄計画か。頭を使うと、どうにも腹が減るな」
彼は無意識に、カサカサに乾いた喉を鳴らした。
普段の彼なら、ここで冷めきった茶と、石のように硬い保存用のビスケットで空腹を誤魔化すところだ。
軍人としての習慣が、彼に「食事は燃料に過ぎない」と思い込ませていた。
だが、その夜は違った。
「失礼しますわ! ヴィンセント様、夜食の差し入れに参りました!」
ノックの音と同時に、元気すぎる声が響き渡った。
扉を開けて入ってきたカナメアは、湯気が立ち上る大きな深皿を盆に乗せて、意気揚々と歩み寄ってくる。
「……カナメア殿か。こんな時間まで起きていたのか」
「当たり前ですわ! 新しい食材の『試作』を始めたら、夜が明けるまで止まらないのが美食家の性ですから!」
彼女が机の端に置いた皿からは、暴力的なまでに食欲をそそる香りが漂ってきた。
それは、濃厚なデミグラスソースのような芳醇さに、キレのある黒ビールの苦味、そして何種類ものハーブが混ざり合った、複雑怪奇かつ魅力的な香りだ。
「これは……煮込み料理か?」
「ええ! ハルバード領特産の『黒毛猪(くろげいのしし)』のバラ肉を、北限の黒ビールで三時間煮込みましたわ。題して『辺境の夜を溶かす、極上スタミナ煮込み』ですわ!」
ヴィンセントの胃袋が、自制心を無視してグゥと大きな音を立てた。
「三時間も……。だが、猪の肉は筋が多くて硬いはずだ。夜食には重すぎるのではないか?」
「ふふん、甘いですわねヴィンセント様。このカナメアの計算に抜かりはありませんわ。肉の繊維を断ち切るために、地脈の熱で育った『発酵りんご』の果汁に漬け込み、さらに黒ビールの炭酸で徹底的に柔らかくしてありますの」
カナメアはスプーンを差し出し、自信満々に胸を張った。
「さあ、冷めないうちに召し上がれ! 脳に栄養が行き渡れば、その難解な書類もラブレターのようにスラスラ読めるようになりますわよ!」
ヴィンセントは促されるまま、スプーンで肉の塊を掬い上げた。
驚いたことに、銀のスプーンが抵抗もなく肉の中に沈み込んでいく。
一口、その塊を口に運んだ。
「…………っ!!」
ヴィンセントの思考が、一瞬で真っ白に染まった。
舌の上に乗った瞬間、肉が解けるように崩れ、凝縮された野性味溢れる旨味が爆発したのだ。
黒ビールのほろ苦いソースが脂の甘みを引き締め、後から追いかけてくるスパイスの刺激が、冷え切った身体の芯を一気に熱くしていく。
「……なんだ、これは。肉が、飲み物のように喉を通っていく……。それでいて、噛みしめるたびに力が湧いてくるようだ」
「でしょう? 付け合わせのマッシュポテトには、隠し味に燻製チーズを混ぜてありますわ。ソースと一緒に絡めて食べてみてくださいな」
ヴィンセントは無言で、憑りつかれたようにスプーンを動かし続けた。
あんなに重苦しく感じていた執務室の空気が、今やこの一皿の輝きによって、最高級のレストランの特等席のように感じられる。
彼は最後の一口を飲み込み、皿に残ったソースを一切れのパンで丁寧に拭って食べ終えると、深く、長い溜息をついた。
「……完敗だ、カナメア殿」
「あら、お口に合いましたかしら?」
「合うどころではない。私は今まで、何を食べて生きてきたのかと自問自答したくなるほどだ。……貴殿が来てから、私の胃袋は完全に貴殿の軍門に降ったらしい」
ヴィンセントは椅子から立ち上がり、カナメアの前に立った。
その強面(こわもて)の顔に、いつになく真剣な、それでいて熱を帯びた眼差しを浮かべている。
「カナメア殿。私は以前、貴殿を『専門家』として雇うと言った。だが……訂正させてくれ」
「……え? もしかして、給料の減額ですの!? それとも、一日の食費に制限を……!?」
カナメアが慌てて食い気味に問い返すが、ヴィンセントは首を振った。
「違う。……貴殿を、私の生涯の『食卓の主』として、正式に迎え入れたいと考えている。つまり……」
ヴィンセントの喉が小さく動く。
「……私の隣で、一生この味を作り続けてはくれないか。もちろん、食べるのは二人一緒だ」
これ以上ないほどストレートな求婚に近い言葉。
部屋の中の温度が、一気に数度上がったような錯覚に陥る。
しかし、カナメアの反応は、ヴィンセントの予想を遥かに超えたものだった。
「……一生、一緒に。……ということは、ヴィンセント様のあの秘密の地下貯蔵庫の鍵を、私も自由に持っていいということですね!?」
「……え? あ、ああ、まあ、そうなるな」
「やったー!! ならば契約成立ですわ! 毎日、毎食、あなたの胃袋が悲鳴を上げるまで、私が最高の料理を叩き込んで差し上げますわよ!」
カナメアは歓喜のあまり、ヴィンセントの手を取って激しく上下に振った。
「ヴィンセント様! 明日の朝食は、あの地下にある熟成サーモンをたっぷり使ったクリームリゾットにしましょう! 今から下準備を始めますわ!」
「……ああ、楽しみだ。だが、今は少し休まないか?」
「休んでいる暇なんてありませんわ! 食欲という名の戦場に、休戦協定など存在しないのです!」
嵐のような勢いで厨房へと走り去っていくカナメアの背中を見送りながら、ヴィンセントは力なく笑った。
「……求婚の返事が『貯蔵庫の鍵』への歓喜とは。……だが、それでいい。彼女のあの笑顔が、今の私には何よりの滋養強壮剤だ」
ヴィンセントは再び机に向かった。
先ほどまで忌々しく感じていた報告書が、今はなぜか、明日への活力を生む希望の書に見えていた。
胃袋を掴まれるということは、魂そのものを委ねるということ。
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