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「……ん……。アリス、様……?」
ルルナが微かに目を開けると、視界の端に金色の髪が揺れた。
朝の柔らかな光が差し込む寝室。
アリスティアは椅子の背に身を預け、ルルナの手を握ったまま、器用にうたた寝をしている。
普段の完璧な王子様らしからぬ、どこか隙のある寝顔だった。
(……一晩中、ずっとそばにいてくださったのね)
熱はすっかり引いていた。
身体は羽のように軽く、心地よい静寂が部屋を包んでいる。
ルルナはそっと、繋がれたままの手を見つめた。
大きくて、温かくて、節くれだった男らしい手。
この手が、自分をどれほど大切に守ろうとしてくれているか、認めざるを得なかった。
(どうして……どうして私なんかに、これほど執着なさるの……?)
魔力のない自分。
社交界の笑い者になりかけている自分。
それなのに、彼はいつだって「ルルナがいい」と言う。
弱っているせいだろうか。
いつもなら「お逃げなさい!」と吠えるはずのルルナの胸に、甘酸っぱい、けれど切ない感情が溢れ出した。
「……アリス様。ごめんなさい……」
ルルナは、まだ夢の中にいる彼にしか聞こえないような小さな声で、ぽつりと溢した。
「私、本当は……悪役令嬢になんて、なりたくありませんわ。あなたに嫌われるなんて、本当は……考えただけで、胸が張り裂けそうなんですのよ……?」
それは、誰にも見せることのない、ルルナ・オーブライトの本当の姿だった。
「無能」と呼ばれる恐怖から逃げるために、彼女が選んだ防衛本能。
彼を汚さないために、自分から汚れ役を買って出た、不器用な愛の証明。
「本当は、ずっと……あなたの隣にいたい。でも、私には魔法がないから……。あなたの隣に立つ資格が、ないんですもの……」
ルルナは、自分の頬を一筋の涙が伝い落ちるのを感じた。
その涙が、二人の繋がれた手に落ちた、その瞬間。
「……ルルナ。今、なんて言ったんだい?」
「…………へ?」
アリスティアが、ゆっくりと目を開けた。
その瞳は、寝起きの濁りなど微塵もなく、獲物を捉えた鷹のように鋭く、そして熱く輝いている。
(ま、まさか……起きていたの!?)
ルルナは瞬時に顔面が沸騰した。
心臓が警鐘を鳴らし、全身の毛穴から冷や汗が吹き出す。
「ア、アリス様! い、いつから……いつから起きていらっしゃいましたの!?」
「『私、本当は悪役令嬢になんてなりたくない』……あたりからかな。いや、正確には君が僕の手を見つめて、溜息をついた瞬間から、意識ははっきりしていたよ」
アリスティアは、掴んでいたルルナの手を引き寄せ、その手の甲に熱い、誓いのような口づけを落とした。
「……全部、聞こえてしまったんだね。君の、愛おしすぎる本音が」
「あ、あああ、アレは夢ですわ! 熱に浮かされた寝言ですわ! 忘れてくださいまし! 今すぐ記憶を消去なさい!」
ルルナはベッドの上でジタバタと暴れたが、アリスティアは彼女を逃がさない。
彼はベッドの縁に腰掛け、ルルナを包み込むように至近距離で顔を覗き込んだ。
「嫌だね。一生忘れないよ。……ルルナ、君は僕のために、あんなに必死に『悪女』を演じてくれていたんだね。僕の評判を守るために、自分を殺してまで……。ああ、なんてことだ。僕は今、人生で一番幸せだよ」
アリスティアの瞳には、狂おしいほどの歓喜の色が浮かんでいた。
彼にとって、ルルナの告白は「これまでの全ての奇行の答え合わせ」であり、かつ「自分への深い愛の証明」だったのだ。
「もういいんだよ、ルルナ。もう悪役令嬢ごっこは終わりだ。君がどれほど僕を愛しているか、この耳でしっかり聞いた。これからは、心置きなく僕に甘えればいい」
「終わってませんわ! まだ終わらせませんわよ! 私は……私は魔法が使えないんですのよ!? 国母となる女性が、魔法の『ま』の字も使えないなんて、そんなの……」
「魔法? そんなもの、僕が百人分使ってみせる。君はただ、僕の隣で笑っていればいいんだ。……それとも何だい? 君は僕が、魔法の強さで女性を選ぶような、そんなつまらない男だと思っているのかい?」
アリスティアの言葉は、ルルナのコンプレックスを優しく、しかし力強く打ち砕いていく。
「……アリス様……」
「君が魔法を使えなくても、僕は君がいいんだ。ルルナがいいんだよ。……分かってくれるかい?」
彼はルルナの額に、慈しむように自分の額をコツンと当てた。
その温もりがあまりに心地よくて、ルルナは「大嫌いですわ」と言うことすら忘れてしまった。
(ああ、もう……。この人には、本当に敵いませんわ……)
ルルナは力なく、彼の胸の中に顔を埋めた。
悪役令嬢としての敗北。
しかし、一人の少女としては、これ以上ない幸福な瞬間だった。
だが、そんな甘い時間は長くは続かない。
公爵家の廊下を、慌ただしい足音が近づいてくる。
「お嬢様! 殿下! 大変でございますぞ! 王宮から急使が参りました!」
セバスが扉を勢いよく開け放つ。
その手には、魔法省の封印が施された一通の書状が握られていた。
「魔力測定の儀、日程が繰り上げられました! 明後日、ルルナ様は王宮へ召喚されます!」
「……明後日!?」
ルルナの顔から、一気に血の気が引いた。
甘い告白から一転、彼女は人生最大の窮地に立たされることになったのである。
ルルナが微かに目を開けると、視界の端に金色の髪が揺れた。
朝の柔らかな光が差し込む寝室。
アリスティアは椅子の背に身を預け、ルルナの手を握ったまま、器用にうたた寝をしている。
普段の完璧な王子様らしからぬ、どこか隙のある寝顔だった。
(……一晩中、ずっとそばにいてくださったのね)
熱はすっかり引いていた。
身体は羽のように軽く、心地よい静寂が部屋を包んでいる。
ルルナはそっと、繋がれたままの手を見つめた。
大きくて、温かくて、節くれだった男らしい手。
この手が、自分をどれほど大切に守ろうとしてくれているか、認めざるを得なかった。
(どうして……どうして私なんかに、これほど執着なさるの……?)
魔力のない自分。
社交界の笑い者になりかけている自分。
それなのに、彼はいつだって「ルルナがいい」と言う。
弱っているせいだろうか。
いつもなら「お逃げなさい!」と吠えるはずのルルナの胸に、甘酸っぱい、けれど切ない感情が溢れ出した。
「……アリス様。ごめんなさい……」
ルルナは、まだ夢の中にいる彼にしか聞こえないような小さな声で、ぽつりと溢した。
「私、本当は……悪役令嬢になんて、なりたくありませんわ。あなたに嫌われるなんて、本当は……考えただけで、胸が張り裂けそうなんですのよ……?」
それは、誰にも見せることのない、ルルナ・オーブライトの本当の姿だった。
「無能」と呼ばれる恐怖から逃げるために、彼女が選んだ防衛本能。
彼を汚さないために、自分から汚れ役を買って出た、不器用な愛の証明。
「本当は、ずっと……あなたの隣にいたい。でも、私には魔法がないから……。あなたの隣に立つ資格が、ないんですもの……」
ルルナは、自分の頬を一筋の涙が伝い落ちるのを感じた。
その涙が、二人の繋がれた手に落ちた、その瞬間。
「……ルルナ。今、なんて言ったんだい?」
「…………へ?」
アリスティアが、ゆっくりと目を開けた。
その瞳は、寝起きの濁りなど微塵もなく、獲物を捉えた鷹のように鋭く、そして熱く輝いている。
(ま、まさか……起きていたの!?)
ルルナは瞬時に顔面が沸騰した。
心臓が警鐘を鳴らし、全身の毛穴から冷や汗が吹き出す。
「ア、アリス様! い、いつから……いつから起きていらっしゃいましたの!?」
「『私、本当は悪役令嬢になんてなりたくない』……あたりからかな。いや、正確には君が僕の手を見つめて、溜息をついた瞬間から、意識ははっきりしていたよ」
アリスティアは、掴んでいたルルナの手を引き寄せ、その手の甲に熱い、誓いのような口づけを落とした。
「……全部、聞こえてしまったんだね。君の、愛おしすぎる本音が」
「あ、あああ、アレは夢ですわ! 熱に浮かされた寝言ですわ! 忘れてくださいまし! 今すぐ記憶を消去なさい!」
ルルナはベッドの上でジタバタと暴れたが、アリスティアは彼女を逃がさない。
彼はベッドの縁に腰掛け、ルルナを包み込むように至近距離で顔を覗き込んだ。
「嫌だね。一生忘れないよ。……ルルナ、君は僕のために、あんなに必死に『悪女』を演じてくれていたんだね。僕の評判を守るために、自分を殺してまで……。ああ、なんてことだ。僕は今、人生で一番幸せだよ」
アリスティアの瞳には、狂おしいほどの歓喜の色が浮かんでいた。
彼にとって、ルルナの告白は「これまでの全ての奇行の答え合わせ」であり、かつ「自分への深い愛の証明」だったのだ。
「もういいんだよ、ルルナ。もう悪役令嬢ごっこは終わりだ。君がどれほど僕を愛しているか、この耳でしっかり聞いた。これからは、心置きなく僕に甘えればいい」
「終わってませんわ! まだ終わらせませんわよ! 私は……私は魔法が使えないんですのよ!? 国母となる女性が、魔法の『ま』の字も使えないなんて、そんなの……」
「魔法? そんなもの、僕が百人分使ってみせる。君はただ、僕の隣で笑っていればいいんだ。……それとも何だい? 君は僕が、魔法の強さで女性を選ぶような、そんなつまらない男だと思っているのかい?」
アリスティアの言葉は、ルルナのコンプレックスを優しく、しかし力強く打ち砕いていく。
「……アリス様……」
「君が魔法を使えなくても、僕は君がいいんだ。ルルナがいいんだよ。……分かってくれるかい?」
彼はルルナの額に、慈しむように自分の額をコツンと当てた。
その温もりがあまりに心地よくて、ルルナは「大嫌いですわ」と言うことすら忘れてしまった。
(ああ、もう……。この人には、本当に敵いませんわ……)
ルルナは力なく、彼の胸の中に顔を埋めた。
悪役令嬢としての敗北。
しかし、一人の少女としては、これ以上ない幸福な瞬間だった。
だが、そんな甘い時間は長くは続かない。
公爵家の廊下を、慌ただしい足音が近づいてくる。
「お嬢様! 殿下! 大変でございますぞ! 王宮から急使が参りました!」
セバスが扉を勢いよく開け放つ。
その手には、魔法省の封印が施された一通の書状が握られていた。
「魔力測定の儀、日程が繰り上げられました! 明後日、ルルナ様は王宮へ召喚されます!」
「……明後日!?」
ルルナの顔から、一気に血の気が引いた。
甘い告白から一転、彼女は人生最大の窮地に立たされることになったのである。
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