無能な私を捨ててください!と婚約破棄を迫ったら溺愛?
公爵令嬢のルルナには悩みがあった。それは、魔力至上主義のこの国で、成人を過ぎても一切の魔力が開花していない「無能令嬢」であること。
完璧超人の第一王子・アリスティアの婚約者として相応しくないと絶望した彼女は、彼を汚点から守るため、ある決意をする。
「そうだ、最低最悪の悪役令嬢になって、彼に愛想を尽かされて婚約破棄されよう!」
完璧超人の第一王子・アリスティアの婚約者として相応しくないと絶望した彼女は、彼を汚点から守るため、ある決意をする。
「そうだ、最低最悪の悪役令嬢になって、彼に愛想を尽かされて婚約破棄されよう!」
あなたにおすすめの小説
嫁は血族ではないので系図に載せないと言われたので、系図の筆記人も辞めさせていただきます
「系図に名を残せるのは、血のつながった者だけよ」
結婚して三年目の秋。
伯爵家の系図の更新の日、義母は、私の名を「同居人」の欄へ移した。
夫のヘクトルは頷き、ペンを置いた。
「筆記は、いつもどおり君が頼むよ。奉納の儀の支度もね」
家族の居場所が欲しくて嫁いだ三年間。
私は、無償で、一門すべての系図と相続台帳を書き続けてきた。
その夜、私は、王立系図院へ、筆記人の辞任届を出した。
私を迎えたのは、無表情な院長レオポルトと、
「この字を、三年間、ずっと探していました」という、思いがけない一言。
一方、私のいなくなった伯爵家では、台帳の書式が誰にも読めず、
奉納の儀の期限が、刻一刻と迫っていた。
系図が提出されなければ、一門の継承権は、すべて失効する。
儀式まで、あと三十日。
「泣いて縋られても困る」と婚約破棄されたので、仕返しに犬猿の公爵へ求婚したら、恋人役のはずが本気で妬かれました
「君が僕を好きなのは分かっている。でも、泣いて縋られても困る」
別の女性を隣に立たせ、夜会で婚約破棄を告げたフェルナン。
彼は伯爵令嬢レオニーが傷つくことより、自分を追って騒ぎを起こすことを心配していた。
泣くとしても、あなたの前だけはご免だ。
踵を返したレオニーの前にいたのは、顔を合わせれば言い合いになるベルクール公爵だった。
「私と結婚していただけませんか」
思わず口にした求婚を、公爵は笑って受け入れる。
そのまま手を取られ、元婚約者の目の前で踊ることに。
二人きりになって明かした、仕返しのための求婚。
公爵はそれも承知で、三週間後の大夜会まで婚約者を演じると約束した。
手を取るのも、顔を近づけるのも、彼は少しもためらわない。
言い返しても笑って返してくる彼といると、レオニーも言葉を飲まずに笑えた。
ところが、元婚約者を妬かせるために口づけを頼んだ時、公爵は初めて拒む。
恋人のふりなら、あんなに上手だったのに。
どうして、その口づけだけは駄目なのか。
もう一度会いたいと思う理由が、いつの間にか仕返しではなくなっていく。
犬猿の二人が偽の婚約から始める、全6話の恋愛短編。ハッピーエンド。
陛下の看病の手柄は双子の妹に、熱のぶり返しは私に。王宮を出された令嬢ですが、七歳の王子さまが「ほんものは結び目が二つ」と追ってきます
落馬した陛下を六晩看病したのは姉のヴィルジニーなのに、双子の妹は王妃さまに「初めの夜から私が」と涙で訴えた。妹に任せた三晩で陛下の熱はぶり返し、その責めだけを着せられたヴィルジニーは王宮を出される。けれど七歳のリオネル殿下は「ほんものは結び目が二つ」と袖の結び目をほどかず、王位を辞退した本好きの侯爵オクターヴは、彼女の手順を古い本の余白に書き留めていた。手当ての最後に結ぶ二重の結び目が、同じ顔をした妹の嘘をほどいていく。全七話。
【完結】私が死んだ日、家族はようやく真実を知った
父にも母にも、実の兄にも、婚約者にも信じてもらえなかった公爵令嬢エリシュカ。
すべては、愛らしい妹ズザナの嘘と策略によるものだった。
身に覚えのない罪で家族から勘当され、婚約まで破棄されたエリシュカは、絶望の末に国を去る。そして、死んだものとして扱われることになった。だが、彼女を失った家族は、やがて自分たちがどれほど愚かだったかを知ることになる。
一方、エリシュカは北の公爵ラドミールに救われ、初めて自分を信じ、愛してくれる人と出会っていた。
今さら謝られても、もう遅い。
これは、愛を失った令嬢が本当の幸せを手に入れ、彼女を裏切った者たちが後悔する物語。
夫が私の仮面を愛人につけさせ、妻として王妃さまに挨拶させたので離縁します。王妃さまと、仮面を外さない公爵さまだけが、本物の私を見分けました
王宮の春の仮面舞踏会。王妃の侍女を八年務めてきた子爵夫人ジスレーヌは、王妃の後ろで客の名をささやきながら、夫が連れてきた女を見た。女の顔を覆うのは、ジスレーヌが毎年自分で羽根を縫い直してきた銀の仮面。夫はその女を「妻」として王妃に挨拶させたのだ。招待状も夫の役目も屋敷の借入の保証も、支えてきたのは妻だと夫は知らない。けれど王妃はひと言で偽物を見抜き、仮面を外さない皮肉屋の公爵は、声だけで本物を聞き分けていた。元サヤなし。全七話。
【完結】初夜に「君を愛することはない」と言われたので、契約書を差し出しました ~三年後、満了の日にすべてお返しいただきます~
初夜に「君を愛することはない」と告げられた伯爵令嬢ティラは、微笑んでその場で契約書を差し出した。
三年間白い結婚なら離縁、持参金は全額返還。冷遇される日々の裏で、彼女は傾いた侯爵家の帳簿を洗い直し、借金の債権を静かに買い集めていた。
そして迎えた契約満了の日、愛人との再婚を宣言した夫の前に、一通の書類が置かれる。「では、お返しいただきましょうか」
婚約破棄を言い渡されたので承諾したら、なぜか王太子が取り乱しています
「アリシア・フォン・ベルティーユ。お前との婚約を破棄する」
王宮の大広間に、冷たい声が響いた。
その声の主は、この国の王太子であるレオンハルト殿下。
金色の髪に、澄んだ青い瞳。誰もが見惚れるほど整った容姿を持つ彼は、私の婚約者だった。
もっとも、過去形になるのだけれど。
「理由は分かっているな?」
「……いいえ。殿下、理由をお聞かせいただけますか?」
王侯貴族に恋愛は必要ない
王侯貴族に恋愛は必要ない。そう教えられて育った公爵令嬢エレノアは、王太子レオナルトの婚約者として、未来の王妃となるべく努力を重ねてきた。誰にでも優しい彼を尊敬していたはずなのに、他の令嬢に微笑む姿を見ると、胸が痛む。自分だけを特別に思ってほしい――そんな恋心を抱く自分は、王太子妃に相応しくないのだろうか。母や友人との対話を通じて、エレノアは感情を抑え込むことと、感情に振り回されないことの違いを学んでいく。王太子の婚約者としての誇りと、一人の女性としての恋心。その両方を大切にするため、彼女が踏み出した一歩とは。
『小説家になろう』『アルファポリス』に重複投稿、自サイトにも掲載。
ログインすると感想の投稿ができます。