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「金が、欲しいです」
朝の定例会議の冒頭、私は開口一番にそう宣言した。
円卓を囲むのは、領主であるオルグレン様と、筋肉質な文官たち。
私の直球すぎる発言に、オルグレン様が持っていたコーヒーカップを止め、きょとんとした顔をした。
「……金? 予算なら、お前が回収した未払い金のおかげで潤沢にあるはずだが」
「足りません」
私は指示棒(伸縮式の特注品)で、壁に貼った領地の地図をビシッと叩いた。
「いいですか、皆様。今の我が領の財政は『普通』です。借金はないが、余裕もない。これでは、私の悲願である『全室床暖房化計画』と『おやつグレードアップ作戦』が実行できません!」
「……それが目的か」
オルグレン様が呆れたように呟くが、私は無視して続けた。
「そこで、外貨を獲得するための『特産品』を開発します。北の地でしか手に入らない、付加価値の高い商品を王都へ売りつけるのです」
「ふむ……。特産品か」
文官の一人(元・傭兵団長)が挙手した。
「事務官殿! 北の特産品といえば『氷漬けサーモン』か『魔獣の毛皮』くらいしかありません! どちらも王都へ運ぶには輸送コストがかかりすぎます!」
「その通りです。鮮度が命の食品や、嵩張る素材は効率が悪い。私が求めているのは、『軽くて』『腐らなくて』『高値で売れる』ものです」
「そんな都合の良いものがあるか?」
オルグレン様が眉を寄せる。
「あります」
私は不敵に笑い、懐から一枚の紙を取り出した。
それは、私が夜なべして描いた企画書だ。
「これです」
私がテーブルに広げた紙には、殴り書きでこう記されていた。
『商品名:北の氷狼・オルグレン閣下 ~禁断のプライベート~ ブロマイドセット』
「……ぶふっ!!」
オルグレン様がコーヒーを盛大に吹き出した。
「な、なんだこれはぁぁぁ!?」
「読んで字のごとくです。閣下の肖像画(あるいは魔道具による写真)を量産し、王都の貴族令嬢たちに売りさばくのです」
「却下だ!!」
オルグレン様が即座に叫んだ。
顔が赤い。怒りではなく、羞恥で真っ赤だ。
「誰が買うんだそんなもの! 俺の顔など、子供が見たら泣き出し、魔獣が見たら逃げ出す凶相だぞ!?」
「そこが良いのではありませんか」
私は人差し指を立ててチッチッチと振った。
「閣下、市場調査が足りていませんね。今、王都では『ワイルド系』が密かなブームなのです。軟弱な貴族男性(例:ギルバート殿下)に飽き飽きした淑女たちが、刺激を求めているのです」
「し、刺激……?」
「ええ。『強面なのに、実は動物に優しい』とか『冷徹に見えて、実は不器用』とか。そういう『ギャップ萌え』の需要は計り知れません」
私は文官たちに向き直った。
「皆さんもそう思いませんか? 閣下が中庭で小鳥と戯れている姿、あれを絵にすれば、一枚で銀貨五枚はいけると思いませんか?」
文官たちがザワついた。
「……確かに、あのお姿は尊い」
「俺たちが見ても、たまにキュンとしますからな」
「閣下の筋肉美を強調したバージョンもあれば、さらに高値が……」
「お前ら! 裏切るのか!」
オルグレン様が部下たちを睨むが、彼らの目はすでに『予算獲得』の文字(¥マーク)になっていた。
「ダーリ様! 賛成です! 素晴らしいアイデアです!」
「でしょう? では、早速撮影会を始めます」
「待て! 俺は許可していない!」
抵抗する領主を、私は冷ややかな目で見下ろした。
「閣下。……床暖房、欲しくないのですか?」
「……う」
「冬の朝、布団から出るのが辛くないですか? 廊下が冷たくて足が凍りそうになりませんか? もしこの企画が成功すれば、全館に最新式の魔導暖房を導入できます。ポチだって、ぬくぬくの床で昼寝ができますよ?」
「ポチ……」
足元で寝ていた子グマの名前を出された瞬間、オルグレン様の抵抗力が半減した。
「……ぬくぬくの、床……」
「さあ、閣下。領民(と私とポチ)のために、その男気を売ってください」
「……くっ、分かった。……一枚だけだぞ」
陥落した。
チョロい。やはりこの人はチョロい。
***
十分後。中庭にて。
即席の撮影スタジオ(という名の雪原)が設営された。
城に専属の絵師はいなかったので、最新の『転写魔道具』を使うことにした。
魔力を流すと、その瞬間の光景を紙に焼き付けることができる高価な道具だ。
「では閣下、そこに立ってください。ポチを抱っこして」
「こうか?」
オルグレン様がポチを小脇に抱える。
ポチは「?」という顔で足をブラブラさせている。
「表情が硬いです! もっとリラックスして! あ、眉間の皺を伸ばしてください! 殺気を消して!」
「無理言うな! レンズを向けられると、つい敵だと思って……」
「カメラは敵じゃありません! 恋人だと思って見つめてください!」
「こ、恋人……?」
オルグレン様がドギマギして、視線を泳がせた。
その拍子に、ポチが閣下の頬をペロリと舐めた。
「うわっ、こらポチ」
閣下がくすぐったそうに顔をほころばせ、ポチを見つめてふわりと笑った。
強面の「氷壁」が崩れ、少年のように無邪気な笑顔がこぼれた瞬間。
カシャッ!!
私は魔道具のシャッターを切った。
「……撮れました」
現像された紙を見て、私はガッツポーズをした。
そこには、雪原の中で子グマと戯れる、野性味溢れる美丈夫の姿が完璧に切り取られていた。
鋭い眼光が和らぎ、優しさに満ちたその表情。
筋肉質な腕と、モフモフのクマとの対比。
タイトルをつけるなら『野獣と野獣(カワイイ)』。
あるいは『北の国の王子様』。
「……完璧です。これは売れます。間違いなく完売します」
「……見せろ」
オルグレン様が覗き込み、絶句した。
「……誰だこのふやけた顔の男は」
「あなたです。自覚してください、ご自分がいかに素材として優秀か」
私はその『第一号』を掲げ、文官たちに見せた。
「どうですか、これ!」
「おおおぉぉぉ!!」
「素晴らしい! これは家宝レベル!」
「とりあえず俺が一枚買います!」
「よし、量産体制に入ります! 第一弾は限定千枚! 王都のファンシーショップと提携して販売します!」
こうして、『オルグレン閣下&ポチ』のブロマイドは、後に王都の貴族令嬢たちの間で伝説的な大ヒット商品となるのだが――それはまた後の話。
「……なあ、ダーリ」
「はい、閣下(トップアイドル)」
「……本当にこれを売るのか? 俺、王都に行けなくならないか?」
「大丈夫です。実物はもっと怖いので、誰も同一人物だと気づきませんよ」
「……それはそれで傷つくんだが」
肩を落とす閣下に、私は労いの意味を込めて、ポケットから飴玉を一つ取り出した。
「お疲れ様でした。ギャラ(おやつ)です」
「……イチゴ味か」
「はい」
彼は不満そうにしつつも、素直に口を開けて飴玉を受け取った。
その様子を見て、私は改めて確信した。
(うん、やっぱり売れるわ。この大型犬属性)
私の特産品開発計画は、大勝利の予感を漂わせて幕を閉じた。
なお、売上金で導入された床暖房の上で、一番最初にお腹を出して寝たのは、ポチではなく閣下だったという。
朝の定例会議の冒頭、私は開口一番にそう宣言した。
円卓を囲むのは、領主であるオルグレン様と、筋肉質な文官たち。
私の直球すぎる発言に、オルグレン様が持っていたコーヒーカップを止め、きょとんとした顔をした。
「……金? 予算なら、お前が回収した未払い金のおかげで潤沢にあるはずだが」
「足りません」
私は指示棒(伸縮式の特注品)で、壁に貼った領地の地図をビシッと叩いた。
「いいですか、皆様。今の我が領の財政は『普通』です。借金はないが、余裕もない。これでは、私の悲願である『全室床暖房化計画』と『おやつグレードアップ作戦』が実行できません!」
「……それが目的か」
オルグレン様が呆れたように呟くが、私は無視して続けた。
「そこで、外貨を獲得するための『特産品』を開発します。北の地でしか手に入らない、付加価値の高い商品を王都へ売りつけるのです」
「ふむ……。特産品か」
文官の一人(元・傭兵団長)が挙手した。
「事務官殿! 北の特産品といえば『氷漬けサーモン』か『魔獣の毛皮』くらいしかありません! どちらも王都へ運ぶには輸送コストがかかりすぎます!」
「その通りです。鮮度が命の食品や、嵩張る素材は効率が悪い。私が求めているのは、『軽くて』『腐らなくて』『高値で売れる』ものです」
「そんな都合の良いものがあるか?」
オルグレン様が眉を寄せる。
「あります」
私は不敵に笑い、懐から一枚の紙を取り出した。
それは、私が夜なべして描いた企画書だ。
「これです」
私がテーブルに広げた紙には、殴り書きでこう記されていた。
『商品名:北の氷狼・オルグレン閣下 ~禁断のプライベート~ ブロマイドセット』
「……ぶふっ!!」
オルグレン様がコーヒーを盛大に吹き出した。
「な、なんだこれはぁぁぁ!?」
「読んで字のごとくです。閣下の肖像画(あるいは魔道具による写真)を量産し、王都の貴族令嬢たちに売りさばくのです」
「却下だ!!」
オルグレン様が即座に叫んだ。
顔が赤い。怒りではなく、羞恥で真っ赤だ。
「誰が買うんだそんなもの! 俺の顔など、子供が見たら泣き出し、魔獣が見たら逃げ出す凶相だぞ!?」
「そこが良いのではありませんか」
私は人差し指を立ててチッチッチと振った。
「閣下、市場調査が足りていませんね。今、王都では『ワイルド系』が密かなブームなのです。軟弱な貴族男性(例:ギルバート殿下)に飽き飽きした淑女たちが、刺激を求めているのです」
「し、刺激……?」
「ええ。『強面なのに、実は動物に優しい』とか『冷徹に見えて、実は不器用』とか。そういう『ギャップ萌え』の需要は計り知れません」
私は文官たちに向き直った。
「皆さんもそう思いませんか? 閣下が中庭で小鳥と戯れている姿、あれを絵にすれば、一枚で銀貨五枚はいけると思いませんか?」
文官たちがザワついた。
「……確かに、あのお姿は尊い」
「俺たちが見ても、たまにキュンとしますからな」
「閣下の筋肉美を強調したバージョンもあれば、さらに高値が……」
「お前ら! 裏切るのか!」
オルグレン様が部下たちを睨むが、彼らの目はすでに『予算獲得』の文字(¥マーク)になっていた。
「ダーリ様! 賛成です! 素晴らしいアイデアです!」
「でしょう? では、早速撮影会を始めます」
「待て! 俺は許可していない!」
抵抗する領主を、私は冷ややかな目で見下ろした。
「閣下。……床暖房、欲しくないのですか?」
「……う」
「冬の朝、布団から出るのが辛くないですか? 廊下が冷たくて足が凍りそうになりませんか? もしこの企画が成功すれば、全館に最新式の魔導暖房を導入できます。ポチだって、ぬくぬくの床で昼寝ができますよ?」
「ポチ……」
足元で寝ていた子グマの名前を出された瞬間、オルグレン様の抵抗力が半減した。
「……ぬくぬくの、床……」
「さあ、閣下。領民(と私とポチ)のために、その男気を売ってください」
「……くっ、分かった。……一枚だけだぞ」
陥落した。
チョロい。やはりこの人はチョロい。
***
十分後。中庭にて。
即席の撮影スタジオ(という名の雪原)が設営された。
城に専属の絵師はいなかったので、最新の『転写魔道具』を使うことにした。
魔力を流すと、その瞬間の光景を紙に焼き付けることができる高価な道具だ。
「では閣下、そこに立ってください。ポチを抱っこして」
「こうか?」
オルグレン様がポチを小脇に抱える。
ポチは「?」という顔で足をブラブラさせている。
「表情が硬いです! もっとリラックスして! あ、眉間の皺を伸ばしてください! 殺気を消して!」
「無理言うな! レンズを向けられると、つい敵だと思って……」
「カメラは敵じゃありません! 恋人だと思って見つめてください!」
「こ、恋人……?」
オルグレン様がドギマギして、視線を泳がせた。
その拍子に、ポチが閣下の頬をペロリと舐めた。
「うわっ、こらポチ」
閣下がくすぐったそうに顔をほころばせ、ポチを見つめてふわりと笑った。
強面の「氷壁」が崩れ、少年のように無邪気な笑顔がこぼれた瞬間。
カシャッ!!
私は魔道具のシャッターを切った。
「……撮れました」
現像された紙を見て、私はガッツポーズをした。
そこには、雪原の中で子グマと戯れる、野性味溢れる美丈夫の姿が完璧に切り取られていた。
鋭い眼光が和らぎ、優しさに満ちたその表情。
筋肉質な腕と、モフモフのクマとの対比。
タイトルをつけるなら『野獣と野獣(カワイイ)』。
あるいは『北の国の王子様』。
「……完璧です。これは売れます。間違いなく完売します」
「……見せろ」
オルグレン様が覗き込み、絶句した。
「……誰だこのふやけた顔の男は」
「あなたです。自覚してください、ご自分がいかに素材として優秀か」
私はその『第一号』を掲げ、文官たちに見せた。
「どうですか、これ!」
「おおおぉぉぉ!!」
「素晴らしい! これは家宝レベル!」
「とりあえず俺が一枚買います!」
「よし、量産体制に入ります! 第一弾は限定千枚! 王都のファンシーショップと提携して販売します!」
こうして、『オルグレン閣下&ポチ』のブロマイドは、後に王都の貴族令嬢たちの間で伝説的な大ヒット商品となるのだが――それはまた後の話。
「……なあ、ダーリ」
「はい、閣下(トップアイドル)」
「……本当にこれを売るのか? 俺、王都に行けなくならないか?」
「大丈夫です。実物はもっと怖いので、誰も同一人物だと気づきませんよ」
「……それはそれで傷つくんだが」
肩を落とす閣下に、私は労いの意味を込めて、ポケットから飴玉を一つ取り出した。
「お疲れ様でした。ギャラ(おやつ)です」
「……イチゴ味か」
「はい」
彼は不満そうにしつつも、素直に口を開けて飴玉を受け取った。
その様子を見て、私は改めて確信した。
(うん、やっぱり売れるわ。この大型犬属性)
私の特産品開発計画は、大勝利の予感を漂わせて幕を閉じた。
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