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「の、乗り換える……だと……?」
塀の上からその言葉を聞いたギルバート殿下は、あまりのショックにバランスを崩した。
「うわぁぁぁっ!」
ドサッ!!
彼は見事な背面跳びで雪だまりの中に落下した。
しかし、誰も駆け寄らない。
ミナは新しい恋(オルグレン様)に夢中だし、私は寒くて動きたくないし、オルグレン様はミナを引き剥がすのに必死だからだ。
「おい、離れろ! くっつくな!」
オルグレン様が困惑しきった声を上げる。
魔獣には滅法強い彼だが、「ピンク色のフリルを着た軟体動物(ミナ)」への対処法は知らないらしい。
「いやですぅ! 私、決めましたもん! この逞しい腕にぶら下がって生きていくって!」
ミナはコアラのように、オルグレン様の太い腕にしがみついている。
その力は、火事場の馬鹿力というか、玉の輿への執念というか、凄まじいものがあった。
「ねえ、ダーリ! 助けろ! こいつをどうにかしろ!」
オルグレン様が私に助けを求める。
その目は「熊の方がマシだ」と語っていた。
「……そう言われましても。野生動物の捕獲は、閣下の専門分野では?」
「これは動物じゃない! 言葉の通じない未知の生物だ!」
確かに。
ミナとの会話は、基本的にドッジボール(ボールをぶつけ合うだけ)だ。
そこへ、雪まみれになったギルバート殿下が這い上がってきた。
「ミナ……! 嘘だろう!? 僕たちは『真実の愛』で結ばれていたんじゃないのか!?」
殿下が涙ながらに訴える。
しかし、ミナは冷ややかな目で元カレ(数秒前まで現カレ)を見下ろした。
「愛? 愛じゃお腹は膨れませんよぉ、ギルバート様」
「なっ……!?」
「ここに来るまでの道中で思い知りましたぁ。寒くて、お腹が空いて、死にそうになった時、ギルバート様は何もしてくれなかったじゃないですかぁ!」
「そ、それは……僕だって寒かったし……」
「でも!」
ミナはうっとりとした顔で、オルグレン様の二の腕(丸太サイズ)をスリスリした。
「この人は違います! 熊をワンパンで倒すんですよ!? この筋肉があれば、どんな魔物が出ても安心だし、遭難してもおんぶしてくれそうだし、何より……」
ミナはチラリと城の方を見た。
「このお城、すっごく豪華じゃないですかぁ! 床暖房もあるし、ご飯も美味しいし、お金持ちの匂いがします!」
本音が漏れた。
ダダ漏れだ。
「つまりミナ様は、『王太子の肩書き』よりも『辺境伯の武力と財力(と暖房)』を選んだ、ということですわね」
私が解説を入れると、ミナは悪びれもせず「えへへ」と笑った。
「私、正直者なんですぅ。……ねえ、オルグレン様ぁ。私と結婚したら、毎日楽しいですよぉ? ドレス選びとか付き合ってあげますしぃ」
「いらん! 間に合っている!」
オルグレン様がブンブンと腕を振るが、ミナは離れない。
吸盤がついているのだろうか。
「ひどい……ひどいよミナ……!」
ギルバート殿下が膝から崩れ落ちた。
「僕が……僕が王位継承権を危ぶまれてまで、君を選んだのに……! 君のために、ダーリという最高に便利な女を捨てたのに……!」
「あら、本音が漏れていますわよ殿下」
私は冷たくツッコミを入れた。
この男もこの男だ。
結局、私を「便利な道具」としてしか見ていなかったことを自白している。
「あーあ、聞こえちゃいましたぁ。ギルバート様、サイテー」
ミナが舌を出す。
「お前が言うな!」
殿下の絶叫がこだまする。
まさに地獄絵図だ。
美しい雪景色が台無しである。
「……もういい、実力行使に出る」
オルグレン様の堪忍袋の緒が切れた。
彼はミナがしがみついている腕に力を込めた。
「そこをどけ、ダーリ。こいつを空へ投げる」
「えっ」
「城壁の外までぶん投げれば、戻ってこれないだろう」
本気だ。
この人の目は、ミナを「処理すべきゴミ」として認識し始めている。
それはまずい。聖女殺害の汚名は、外交問題に発展しかねない。
「お待ちください、閣下! 投げるのはポチとのボール遊びだけにしてください!」
「だが、離れないんだ! 精神的に気持ち悪いんだ!」
「分かります! 分かりますが、我慢してください!」
私は必死に止めた。
その隙に、ミナがとんでもないことを言い出した。
「分かりましたぁ! じゃあ、勝負しましょう!」
「は?」
ミナはビシッと私を指差した。
「そこの悪役令嬢! 貴女と私、どっちがこのお城の奥さんに相応しいか、勝負ですぅ!」
「……なぜ私が?」
「だって、貴女もこの筋肉男のこと、狙ってるんでしょう? さっき大広間でベタベタしてましたもん!」
「狙ってません。業務提携です」
「嘘だぁ! 目がハートになってましたよぉ!」
なってない。
絶対に断じてなってない。
……まあ、看病の時は少しキュンとしたかもしれないが、あれは吊り橋効果の一種だ。
「勝負内容は『どっちがオルグレン様を喜ばせられるか』対決です!」
ミナは勝手にルールを決め始めた。
「私が勝ったら、この人は私のもの! そして貴女は城から出て行って、雪山で遭難してください!」
「命がけの罰ゲームですね」
「貴女が勝ったら……うーん、ギルバート様をあげます」
「いりません!!」
私は即座に叫んだ。
粗大ゴミを押し付けないでほしい。
「ダーリ、受けて立て」
横からオルグレン様がボソッと言った。
「え?」
「お前なら勝てる。圧勝できる。だから、勝って俺を守ってくれ。……あのピンク色の生物に寄生されたら、俺は死ぬ」
オルグレン様が、かつてないほど真剣な、縋るような目で私を見ている。
あの「北の氷壁」が、涙目だ。
(……はぁ。仕方ない)
私はため息をつき、扇子をパチンと閉じた。
「分かりました。その勝負、受けましょう」
「やったぁ! 自信あるんですぅ、私!」
ミナが無駄に胸を張る。
「ただし」
私は氷のような冷笑を浮かべた。
「私が勝った場合の賞品は変更します。ギルバート殿下はいりません。代わりに……」
私はミナと殿下を交互に見た。
「お二人に、この城の『雪かき』と『トイレ掃除』を、春が来るまでやっていただきます。無給で」
「ええーっ!?」
「嫌なら帰ってください。今すぐ」
「や、やります! やればいいんでしょう!」
ミナは後には引けなくなったようだ。
暖かい城に残るためには、勝つしかない。
「ギルバート様、手伝ってくださいねぇ! 愛の力(笑)を見せるときですよぉ!」
「うぅ……ミナ……君のためなら……でも、やっぱり僕のことは捨てないで……」
殿下は未練がましくミナの後ろをついていく。
もはやプライドも何もない。
こうして。
「聖女VS悪役令嬢」の、仁義なき花嫁(?)対決が幕を開けた。
「……ダーリ」
オルグレン様が、私の袖を掴んだ。
解放された腕をさすりながら、不安げに聞いてくる。
「……勝てるよな?」
「当然です」
私は不敵に微笑んだ。
「閣下。私を誰だと思っているのですか? 十年間、あのワガママ王太子の相手をしてきた『プロの猛獣使い(人間用)』ですよ?」
「……頼もしい」
「それに」
私は小声で付け加えた。
「閣下の扱いに関しては、もう私の右に出る者はいませんから(主に餌付け的な意味で)」
「……ん?」
「さあ、戻りましょう。まずは作戦会議です。……相手は常識が通じないモンスターですから、こちらも全力で叩き潰しますわよ」
私の目は、完全に戦闘モードに入っていた。
執務室の書類仕事が溜まっているのに、こんな茶番に付き合わされる怒り。
それを全て、あの二人にぶつけてやる。
(覚悟なさい、お花畑カップル。……北の冬の厳しさと、私の事務処理能力の恐ろしさを、骨の髄まで教えてあげるわ!)
塀の上からその言葉を聞いたギルバート殿下は、あまりのショックにバランスを崩した。
「うわぁぁぁっ!」
ドサッ!!
彼は見事な背面跳びで雪だまりの中に落下した。
しかし、誰も駆け寄らない。
ミナは新しい恋(オルグレン様)に夢中だし、私は寒くて動きたくないし、オルグレン様はミナを引き剥がすのに必死だからだ。
「おい、離れろ! くっつくな!」
オルグレン様が困惑しきった声を上げる。
魔獣には滅法強い彼だが、「ピンク色のフリルを着た軟体動物(ミナ)」への対処法は知らないらしい。
「いやですぅ! 私、決めましたもん! この逞しい腕にぶら下がって生きていくって!」
ミナはコアラのように、オルグレン様の太い腕にしがみついている。
その力は、火事場の馬鹿力というか、玉の輿への執念というか、凄まじいものがあった。
「ねえ、ダーリ! 助けろ! こいつをどうにかしろ!」
オルグレン様が私に助けを求める。
その目は「熊の方がマシだ」と語っていた。
「……そう言われましても。野生動物の捕獲は、閣下の専門分野では?」
「これは動物じゃない! 言葉の通じない未知の生物だ!」
確かに。
ミナとの会話は、基本的にドッジボール(ボールをぶつけ合うだけ)だ。
そこへ、雪まみれになったギルバート殿下が這い上がってきた。
「ミナ……! 嘘だろう!? 僕たちは『真実の愛』で結ばれていたんじゃないのか!?」
殿下が涙ながらに訴える。
しかし、ミナは冷ややかな目で元カレ(数秒前まで現カレ)を見下ろした。
「愛? 愛じゃお腹は膨れませんよぉ、ギルバート様」
「なっ……!?」
「ここに来るまでの道中で思い知りましたぁ。寒くて、お腹が空いて、死にそうになった時、ギルバート様は何もしてくれなかったじゃないですかぁ!」
「そ、それは……僕だって寒かったし……」
「でも!」
ミナはうっとりとした顔で、オルグレン様の二の腕(丸太サイズ)をスリスリした。
「この人は違います! 熊をワンパンで倒すんですよ!? この筋肉があれば、どんな魔物が出ても安心だし、遭難してもおんぶしてくれそうだし、何より……」
ミナはチラリと城の方を見た。
「このお城、すっごく豪華じゃないですかぁ! 床暖房もあるし、ご飯も美味しいし、お金持ちの匂いがします!」
本音が漏れた。
ダダ漏れだ。
「つまりミナ様は、『王太子の肩書き』よりも『辺境伯の武力と財力(と暖房)』を選んだ、ということですわね」
私が解説を入れると、ミナは悪びれもせず「えへへ」と笑った。
「私、正直者なんですぅ。……ねえ、オルグレン様ぁ。私と結婚したら、毎日楽しいですよぉ? ドレス選びとか付き合ってあげますしぃ」
「いらん! 間に合っている!」
オルグレン様がブンブンと腕を振るが、ミナは離れない。
吸盤がついているのだろうか。
「ひどい……ひどいよミナ……!」
ギルバート殿下が膝から崩れ落ちた。
「僕が……僕が王位継承権を危ぶまれてまで、君を選んだのに……! 君のために、ダーリという最高に便利な女を捨てたのに……!」
「あら、本音が漏れていますわよ殿下」
私は冷たくツッコミを入れた。
この男もこの男だ。
結局、私を「便利な道具」としてしか見ていなかったことを自白している。
「あーあ、聞こえちゃいましたぁ。ギルバート様、サイテー」
ミナが舌を出す。
「お前が言うな!」
殿下の絶叫がこだまする。
まさに地獄絵図だ。
美しい雪景色が台無しである。
「……もういい、実力行使に出る」
オルグレン様の堪忍袋の緒が切れた。
彼はミナがしがみついている腕に力を込めた。
「そこをどけ、ダーリ。こいつを空へ投げる」
「えっ」
「城壁の外までぶん投げれば、戻ってこれないだろう」
本気だ。
この人の目は、ミナを「処理すべきゴミ」として認識し始めている。
それはまずい。聖女殺害の汚名は、外交問題に発展しかねない。
「お待ちください、閣下! 投げるのはポチとのボール遊びだけにしてください!」
「だが、離れないんだ! 精神的に気持ち悪いんだ!」
「分かります! 分かりますが、我慢してください!」
私は必死に止めた。
その隙に、ミナがとんでもないことを言い出した。
「分かりましたぁ! じゃあ、勝負しましょう!」
「は?」
ミナはビシッと私を指差した。
「そこの悪役令嬢! 貴女と私、どっちがこのお城の奥さんに相応しいか、勝負ですぅ!」
「……なぜ私が?」
「だって、貴女もこの筋肉男のこと、狙ってるんでしょう? さっき大広間でベタベタしてましたもん!」
「狙ってません。業務提携です」
「嘘だぁ! 目がハートになってましたよぉ!」
なってない。
絶対に断じてなってない。
……まあ、看病の時は少しキュンとしたかもしれないが、あれは吊り橋効果の一種だ。
「勝負内容は『どっちがオルグレン様を喜ばせられるか』対決です!」
ミナは勝手にルールを決め始めた。
「私が勝ったら、この人は私のもの! そして貴女は城から出て行って、雪山で遭難してください!」
「命がけの罰ゲームですね」
「貴女が勝ったら……うーん、ギルバート様をあげます」
「いりません!!」
私は即座に叫んだ。
粗大ゴミを押し付けないでほしい。
「ダーリ、受けて立て」
横からオルグレン様がボソッと言った。
「え?」
「お前なら勝てる。圧勝できる。だから、勝って俺を守ってくれ。……あのピンク色の生物に寄生されたら、俺は死ぬ」
オルグレン様が、かつてないほど真剣な、縋るような目で私を見ている。
あの「北の氷壁」が、涙目だ。
(……はぁ。仕方ない)
私はため息をつき、扇子をパチンと閉じた。
「分かりました。その勝負、受けましょう」
「やったぁ! 自信あるんですぅ、私!」
ミナが無駄に胸を張る。
「ただし」
私は氷のような冷笑を浮かべた。
「私が勝った場合の賞品は変更します。ギルバート殿下はいりません。代わりに……」
私はミナと殿下を交互に見た。
「お二人に、この城の『雪かき』と『トイレ掃除』を、春が来るまでやっていただきます。無給で」
「ええーっ!?」
「嫌なら帰ってください。今すぐ」
「や、やります! やればいいんでしょう!」
ミナは後には引けなくなったようだ。
暖かい城に残るためには、勝つしかない。
「ギルバート様、手伝ってくださいねぇ! 愛の力(笑)を見せるときですよぉ!」
「うぅ……ミナ……君のためなら……でも、やっぱり僕のことは捨てないで……」
殿下は未練がましくミナの後ろをついていく。
もはやプライドも何もない。
こうして。
「聖女VS悪役令嬢」の、仁義なき花嫁(?)対決が幕を開けた。
「……ダーリ」
オルグレン様が、私の袖を掴んだ。
解放された腕をさすりながら、不安げに聞いてくる。
「……勝てるよな?」
「当然です」
私は不敵に微笑んだ。
「閣下。私を誰だと思っているのですか? 十年間、あのワガママ王太子の相手をしてきた『プロの猛獣使い(人間用)』ですよ?」
「……頼もしい」
「それに」
私は小声で付け加えた。
「閣下の扱いに関しては、もう私の右に出る者はいませんから(主に餌付け的な意味で)」
「……ん?」
「さあ、戻りましょう。まずは作戦会議です。……相手は常識が通じないモンスターですから、こちらも全力で叩き潰しますわよ」
私の目は、完全に戦闘モードに入っていた。
執務室の書類仕事が溜まっているのに、こんな茶番に付き合わされる怒り。
それを全て、あの二人にぶつけてやる。
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