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うわぁ……マジですか? アタシって被害者じゃん!【桜智side】
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「あのぉ……」
小さな声がして、ふて寝してたアタシは薄く目を開けた。
天井から覗き込んでいるのは、クリクリとしたまん丸お目目の女の子。
ちなみにファンタジー世界……あ、この世界ってアシールとかアシエルっていう世界らしいわ。
トンズラした前の持ち主は、金髪青い目の結構イケメンだったけど、今覗き込んでる子は、黒い目で結構美少女だわ。
「は、はじめまして。加賀見琴葉って言います。神様に言われてあなたのパートナーになりました。よろしくお願いします」
日本語よ日本語!
やったわ!
って……神様? パートナー?
一応気配察知して、ゆっくり顔を出す。
あ、アタシ本体って基本ないのよね。
だから、アタシが隠してる最後のお宝に憑依して……。
アタシの本体、前まではボロい革袋っぽかったのだけど……
「ひえぇぇ! ドラゴン?」
【あ、大丈夫よ! 一応この子、赤ん坊でずっと寝てるし、元々アンタを食べたりしない種族よ】
「あ、そうですか……よかった! 前に私の作ったガマ口バッグからドラゴンが出たら食べられるかも、どうしようって思ってたので……」
【一応、このドラゴンは前のバカ主人が拾ったまま放置してたドラゴンの赤ん坊よ。最初は卵だったの。この中、時間停止してなくて孵っちゃったんだけど、そのまんま寝てるの。死んじゃうと可哀想……ごほん、死なれると迷惑だから、アンタが世話してやって。名前もついてないし、まぁ、どっかにドラゴンの育て方がわかる本があると思うわ】
異空間から押し出されたドラゴンは、琴葉という少女の腕に抱かれる。
赤ん坊だし、アホに突っ込まれただけで罪はないので、定期的に時間停止したり、宝箱に入れられてた時はこの子だけは取られないようにしていた。
まぁ、ちょっとした気まぐれよね。
「マジックボックスさん、ありがとうございます。あの……私、ここで生活することになっているのですが、お願いがあるのです」
【……何よ?】
汚いものはごめんよ。
ドラゴンを部屋の奥に連れて行った後、なぜか段ボールを幾つも持ってくる。
「あの……これを入れてもらえませんか! それと、この裁縫道具一式です!」
【は?】
「じ、実は……」
自分がどうしてここにきたかを語る琴葉は行き来しつつ、どんどん段ボールと裁縫道具を積み上げてくる。
そして、オタクの片鱗を窺わせるゴスロリコスプレのための型紙の立ち上げ方の本や、イメージデッサンの本、他のあれやこれ、なんやかやを、いつのまにか自分の中に入れて行ったアタシは悪くないわよね? ねっ?
小さな声がして、ふて寝してたアタシは薄く目を開けた。
天井から覗き込んでいるのは、クリクリとしたまん丸お目目の女の子。
ちなみにファンタジー世界……あ、この世界ってアシールとかアシエルっていう世界らしいわ。
トンズラした前の持ち主は、金髪青い目の結構イケメンだったけど、今覗き込んでる子は、黒い目で結構美少女だわ。
「は、はじめまして。加賀見琴葉って言います。神様に言われてあなたのパートナーになりました。よろしくお願いします」
日本語よ日本語!
やったわ!
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あ、アタシ本体って基本ないのよね。
だから、アタシが隠してる最後のお宝に憑依して……。
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「ひえぇぇ! ドラゴン?」
【あ、大丈夫よ! 一応この子、赤ん坊でずっと寝てるし、元々アンタを食べたりしない種族よ】
「あ、そうですか……よかった! 前に私の作ったガマ口バッグからドラゴンが出たら食べられるかも、どうしようって思ってたので……」
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異空間から押し出されたドラゴンは、琴葉という少女の腕に抱かれる。
赤ん坊だし、アホに突っ込まれただけで罪はないので、定期的に時間停止したり、宝箱に入れられてた時はこの子だけは取られないようにしていた。
まぁ、ちょっとした気まぐれよね。
「マジックボックスさん、ありがとうございます。あの……私、ここで生活することになっているのですが、お願いがあるのです」
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汚いものはごめんよ。
ドラゴンを部屋の奥に連れて行った後、なぜか段ボールを幾つも持ってくる。
「あの……これを入れてもらえませんか! それと、この裁縫道具一式です!」
【は?】
「じ、実は……」
自分がどうしてここにきたかを語る琴葉は行き来しつつ、どんどん段ボールと裁縫道具を積み上げてくる。
そして、オタクの片鱗を窺わせるゴスロリコスプレのための型紙の立ち上げ方の本や、イメージデッサンの本、他のあれやこれ、なんやかやを、いつのまにか自分の中に入れて行ったアタシは悪くないわよね? ねっ?
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