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こんのぉ……変態叔父がぁぁ!
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祖父のエドヴィンと伯父……シュティーンの父でもあるルドルフが、巨大な青い竜に乗って来た。
「あ、おじいさま! ルード伯父さま! 待ってました~!」
大好きな二人の姿に、ルゥは大きく手を振る。
「なんでルゥがここに? シュティーンは?」
可愛がっている姪の姿に驚いたルドルフは、キョロキョロ一人息子を探す。
「あ、先にいっちゃいました。アレクを追いかけてます」
「あのバカめ! 近衛の乗獣を奪って出ていくなんて、下の下の下だ!」
一応巻き込まれ体質の息子ではなく、アレクに舌打ちをする。
「ほんっとに、国王のくせに! なんでフラフラ出ていくんだ! それに、急ぎたかったらヴィクを待てば良かったのに!」
「あ、そうですね? ヴィク叔父上なら水鏡でひとっ飛びですよね?」
「シルゥはヴィクと行ったとも。それよりルゥ。なんでここにいるんだ?」
祖父に手を借り竜の背に乗せてもらい、アーヤの綱を竜の背の器具に取り付けると微笑む。
「私は別です。フィアのところに行こうと思っていたんですよ? 数日空いていたでしょう? 久しぶりに弟に会いたかったんです」
「……お前はなんて言うか、タイミングがいいのか悪いのか……」
「タイミング?」
祖父たちを見ると、二人はため息をつく。
息子はプラチナグリーンだが、こちらは少し落ち着いたプラチナブルーの髪と瞳のルドルフは長く伸ばした髪を乱暴にかきあげる。
昔は肩を覆うほどだったのに、10年ほど前から髪を伸ばすようになった。
聞くと、もともとひどい天然パーマでまとめた方が楽らしい。
ルゥやルゥの父も、長く伸ばしている。
武器を握るには邪魔だろうと自分でも思うのだが、公式の場で伸ばした方が髪を結いやすいのと、この珍しい色の髪を切ると盗んであれこれする変な人もおり……呪術などの面でも、変態さんの面でも……我慢している。
ルゥの髪は一部以外、父や祖父と同じ淡い白金をしている。
この色は珍しく、ごく稀に生まれることで知られている。
祖父の両親兄弟もこの色はなく、父の弟妹もみんな銀。
先祖を辿っても、時々現れる程度で、光色とも呼ばれる。
「ルゥ。あのバカが、迷いの原の奥の扉に関与した」
「……うえ?」
伯父のプラチナブルーの髪はやっぱり綺麗だなぁ……と少々意識を飛ばしていたルゥは、信じられない言葉に問い返す。
「ちょっと待ってください! 伯父さま! あのバカが扉に何か仕掛けたんですか?」
「爆破しようとしたらしい」
「あ、アイツ……バカ……」
呟く横で長寿のエドヴィンが、
「私も聞いたことがないよ……あの扉は私も詳しくわからない、ヴィーが向こうにいるのですら、いまだに原因が解明されていないのに……」
「ヴィク叔父さまもわからないっておっしゃられてますよね? ヴィーおじいさまはおじいさまの弟の……」
「そう。ヴィーは扉に直接関与はしていないはずだよ? ヴィーはそんな恐ろしい行為をしでかすような子じゃない。元々おっとりした可愛い子だし」
エドヴィンにとっては実弟はいくら歳を重ねても、可愛い子のままらしい。
ちなみに、ヴィクがエドヴィンの末っ子で、本名がヴィクトローレ。
ヴィーと言うのはエドヴィンのたった一人の弟でヴィクターと言い、愛称をヴィーと言う。
似たような名前になったのは、エドヴィンには当時男の子が二人、女の子が4人おり、最後に生まれた末っ子を、当時一人息子しかいなかったヴィクターの養子にと言う話が出ていたためである。
ついでに、オーバーワークとストレスで何度も血を吐いたり、胃腸を壊したりしていた弟に早く引退して家に戻るようにと言いたかったのもある。
しかし、あまり効果はなく、すぐに他国に外交に出ていったこともありうやむやになり、その後、行方不明になったのだが……。
「ヴィーに会いたいなぁ……」
「俺もです。叔父上は本当に優しかったですし……戻ってきて欲しいです」
「本当だねぇ……まぁ、叔父甥だからヴィクトローレに似てはいるけど、ヴィクトローレほど執着心はない」
「そうですか? 叔父上は叔母上だけはデレデレでしたよね?」
ルドルフの言葉に、苦笑する。
「あれはセティーナの小さい頃からだったよ。愛妻家だったからね」
「そうでしたね。もう、叔父上はいつも叔母上に会うたびに抱き上げてくるくる回って、そのあと抱きしめて……戻ってきたらずっと手を繋いでいましたね」
「……本当にあの時間が壊れるとは、思っても見なかったよ」
祖父の湿っぽくなった声に、ルゥは声をかける。
「おじいさま。セティーナおばあさまのお話はまた今度じっくり伺います。おばあさまやお父さまのお話でも構いません。それより、バカ叔父が何をしでかしたんでしょうか? あっ! いた!」
先を飛んでいた一行を示す。
「おーい! シュティーン! アレク!」
「げっ! 来やがった!」
「おい! 来てやったんだぞ! なんだそのセリフは?」
文句を言い出したアレクを、ルドルフは叱りつける。
「伯父上じゃないです! ルゥです!」
「一緒だよ」
いなしたルゥは、フヨフヨと飛ぶコーウェルに手を伸ばす。
「シュティーン。はい!」
「悪い!」
ルゥの手を握ったシュティーンは、ヒョイっと身軽に竜の上に飛び移った。
そして、竜に乗ったコーウェルの綱を慣れた手つきで縛りつける。
アレクは手助けもなく竜によじ登り、騎獣は綱を外す。
竜の背に乗るよう調教されていない騎獣は、急に暴れ出すため危険なのだ。
調教師の資格を持つルドルフが言い聞かせ、王都方面に向かうように指示し、飛び始めるのを見送ると、
「よし、カズールに向かうか」
「エェェェ? ルゥはいいでしょ?」
「ルゥを置き去りにするなら、お前をここで置き去りにするぞ?」
「くぅぅ……」
悔しがるアレクにふふーんと胸を張る。
その胸を見て、アレクは、
「おい、ルゥ。お前、また太ったか?」
「オイコラァ!」
顔色を変え、シュティーンは制止しようとする。
「食いすぎか?」
「止せぇぇ! ルゥは太ってない! 太ってないぞ! 痩せてる!」
「嘘だ! 胸がキツそうだ」
「アレク! 黙れ!」
「……こんのぉ! すけべ変態女好きがぁぁ! その口の軽さと無神経さでセイラに逃げられたくせに!」
バチーン!
ルゥは力を込めて叔父のほおを、張り飛ばしたのだった。
「あ、おじいさま! ルード伯父さま! 待ってました~!」
大好きな二人の姿に、ルゥは大きく手を振る。
「なんでルゥがここに? シュティーンは?」
可愛がっている姪の姿に驚いたルドルフは、キョロキョロ一人息子を探す。
「あ、先にいっちゃいました。アレクを追いかけてます」
「あのバカめ! 近衛の乗獣を奪って出ていくなんて、下の下の下だ!」
一応巻き込まれ体質の息子ではなく、アレクに舌打ちをする。
「ほんっとに、国王のくせに! なんでフラフラ出ていくんだ! それに、急ぎたかったらヴィクを待てば良かったのに!」
「あ、そうですね? ヴィク叔父上なら水鏡でひとっ飛びですよね?」
「シルゥはヴィクと行ったとも。それよりルゥ。なんでここにいるんだ?」
祖父に手を借り竜の背に乗せてもらい、アーヤの綱を竜の背の器具に取り付けると微笑む。
「私は別です。フィアのところに行こうと思っていたんですよ? 数日空いていたでしょう? 久しぶりに弟に会いたかったんです」
「……お前はなんて言うか、タイミングがいいのか悪いのか……」
「タイミング?」
祖父たちを見ると、二人はため息をつく。
息子はプラチナグリーンだが、こちらは少し落ち着いたプラチナブルーの髪と瞳のルドルフは長く伸ばした髪を乱暴にかきあげる。
昔は肩を覆うほどだったのに、10年ほど前から髪を伸ばすようになった。
聞くと、もともとひどい天然パーマでまとめた方が楽らしい。
ルゥやルゥの父も、長く伸ばしている。
武器を握るには邪魔だろうと自分でも思うのだが、公式の場で伸ばした方が髪を結いやすいのと、この珍しい色の髪を切ると盗んであれこれする変な人もおり……呪術などの面でも、変態さんの面でも……我慢している。
ルゥの髪は一部以外、父や祖父と同じ淡い白金をしている。
この色は珍しく、ごく稀に生まれることで知られている。
祖父の両親兄弟もこの色はなく、父の弟妹もみんな銀。
先祖を辿っても、時々現れる程度で、光色とも呼ばれる。
「ルゥ。あのバカが、迷いの原の奥の扉に関与した」
「……うえ?」
伯父のプラチナブルーの髪はやっぱり綺麗だなぁ……と少々意識を飛ばしていたルゥは、信じられない言葉に問い返す。
「ちょっと待ってください! 伯父さま! あのバカが扉に何か仕掛けたんですか?」
「爆破しようとしたらしい」
「あ、アイツ……バカ……」
呟く横で長寿のエドヴィンが、
「私も聞いたことがないよ……あの扉は私も詳しくわからない、ヴィーが向こうにいるのですら、いまだに原因が解明されていないのに……」
「ヴィク叔父さまもわからないっておっしゃられてますよね? ヴィーおじいさまはおじいさまの弟の……」
「そう。ヴィーは扉に直接関与はしていないはずだよ? ヴィーはそんな恐ろしい行為をしでかすような子じゃない。元々おっとりした可愛い子だし」
エドヴィンにとっては実弟はいくら歳を重ねても、可愛い子のままらしい。
ちなみに、ヴィクがエドヴィンの末っ子で、本名がヴィクトローレ。
ヴィーと言うのはエドヴィンのたった一人の弟でヴィクターと言い、愛称をヴィーと言う。
似たような名前になったのは、エドヴィンには当時男の子が二人、女の子が4人おり、最後に生まれた末っ子を、当時一人息子しかいなかったヴィクターの養子にと言う話が出ていたためである。
ついでに、オーバーワークとストレスで何度も血を吐いたり、胃腸を壊したりしていた弟に早く引退して家に戻るようにと言いたかったのもある。
しかし、あまり効果はなく、すぐに他国に外交に出ていったこともありうやむやになり、その後、行方不明になったのだが……。
「ヴィーに会いたいなぁ……」
「俺もです。叔父上は本当に優しかったですし……戻ってきて欲しいです」
「本当だねぇ……まぁ、叔父甥だからヴィクトローレに似てはいるけど、ヴィクトローレほど執着心はない」
「そうですか? 叔父上は叔母上だけはデレデレでしたよね?」
ルドルフの言葉に、苦笑する。
「あれはセティーナの小さい頃からだったよ。愛妻家だったからね」
「そうでしたね。もう、叔父上はいつも叔母上に会うたびに抱き上げてくるくる回って、そのあと抱きしめて……戻ってきたらずっと手を繋いでいましたね」
「……本当にあの時間が壊れるとは、思っても見なかったよ」
祖父の湿っぽくなった声に、ルゥは声をかける。
「おじいさま。セティーナおばあさまのお話はまた今度じっくり伺います。おばあさまやお父さまのお話でも構いません。それより、バカ叔父が何をしでかしたんでしょうか? あっ! いた!」
先を飛んでいた一行を示す。
「おーい! シュティーン! アレク!」
「げっ! 来やがった!」
「おい! 来てやったんだぞ! なんだそのセリフは?」
文句を言い出したアレクを、ルドルフは叱りつける。
「伯父上じゃないです! ルゥです!」
「一緒だよ」
いなしたルゥは、フヨフヨと飛ぶコーウェルに手を伸ばす。
「シュティーン。はい!」
「悪い!」
ルゥの手を握ったシュティーンは、ヒョイっと身軽に竜の上に飛び移った。
そして、竜に乗ったコーウェルの綱を慣れた手つきで縛りつける。
アレクは手助けもなく竜によじ登り、騎獣は綱を外す。
竜の背に乗るよう調教されていない騎獣は、急に暴れ出すため危険なのだ。
調教師の資格を持つルドルフが言い聞かせ、王都方面に向かうように指示し、飛び始めるのを見送ると、
「よし、カズールに向かうか」
「エェェェ? ルゥはいいでしょ?」
「ルゥを置き去りにするなら、お前をここで置き去りにするぞ?」
「くぅぅ……」
悔しがるアレクにふふーんと胸を張る。
その胸を見て、アレクは、
「おい、ルゥ。お前、また太ったか?」
「オイコラァ!」
顔色を変え、シュティーンは制止しようとする。
「食いすぎか?」
「止せぇぇ! ルゥは太ってない! 太ってないぞ! 痩せてる!」
「嘘だ! 胸がキツそうだ」
「アレク! 黙れ!」
「……こんのぉ! すけべ変態女好きがぁぁ! その口の軽さと無神経さでセイラに逃げられたくせに!」
バチーン!
ルゥは力を込めて叔父のほおを、張り飛ばしたのだった。
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