12 / 21
6
プールとガーラントプール2
しおりを挟む
プールで洗濯機を楽しんだ、その週の土曜日。京とほうかちゃんは『モリス』に集まった。今日は京が先に着いた。
京はビーズが入っているケースと本をテーブルの上に出す。今日はなにをつくろうか。
三島さんの四つ葉のクローバーを修理して以来、京は再びビーズでなにかつくることを楽しめるようになった。ページをめくりながらつくるものを決める。今は夏だが雪の結晶をつくることにした。夏だけれど。
京がワイヤーの長さを測ろうとしたとき、ほうかちゃんがやってきた。
「ごめん、お待たせっ」
「ううん、だいじょうぶだよ」
ほうかちゃんはいすに座ると、テーブルの上に裁ほう箱などを広げた。
「今日はなにつくるの?」
京はほうかちゃんに尋ねた。ほうかちゃんはにっこり笑って教えてくれた。
「星のマスコット。クラスの子がね、もうすぐ誕生日なんだ。その子、宇宙とか星座とか好きなの。こういうのにするつもり」
ほうかちゃんは完成図を見せてくれた。大きな星と小さな星がくっついており、その二つの下にも星が一つぶら下がっている。
「かわいいね」
「ありがとう。でもなんだかきらきら具合が足りない気がして……」
ほうかちゃんは両うでを組んで、考えているようだった。京も知恵をしぼる。
「スパンコールは?」
「それも思ったんだけど、なんかダサくなっちゃう気がするんだ」
京は頭の中で、スパンコールが星の表面にたくさんついたマスコットを想像する。確かにあまりかわいいとは思えなかった。京は店内を見回した。なにかヒントがあるかもしれない。レジン液、パーツ、レジン液を固めるときに使う型、ボタンなど。
ふと思った。ボタンもキラキラしているものはある。ただボタンは値段が高いのだ。
テーブルの上を見る。そこには色とりどりのビーズ。京はひらめいた。
「ねえ、ほうかちゃん。これは? ビーズ。これならきらきらしてるし」
ほうかちゃんの表情が明るくなっていく。
「京ちゃん、ナイスアイディアっ。ここに……」
ほうかちゃんはその場に置いていたチャコペンで完成図に描き足した。星のあいだに一つずつ、つぶの大きなビーズを使えばかわいくなりそうだ。しかしほうかちゃんはなんとなく不満そうだ。
「でももっと、こう、星のよさが出せる気がするんだよね。でもこれ以上星の数増やすと、マスコットとしては大きくなり過ぎちゃうし……」
ほうかちゃんはうなりながら考えている。京はふと思った。
「星って一つでもかわいいけど、たくさんあったほうがすてきだと思う。だからキーホルダーみたいにどこかにつけるんじゃなくって、こう……かべにかざったりとか」
京は部屋にいくつもの星がくっついているのを想像した。かべが濃い青だと本当に夜空のように思える。するとほうかちゃんは「それだっ」と大きな声を出した。
「ガーランドにすればいいんだっ」
「ガーランドってなに?」
京がほうかちゃんに尋ねると教えてくれた。ひもにかざりがついていて、かべにかざるインテリアだそうだ。
「えっとね一階の入口に、かざりがついたひもがあるのわかる? 逆三角形の布とか、花とかついてて、こう、笑ったときの口みたいにたるませてるやつ」
たしかにこのお店に入ってすぐのかべにかかっている。パーティーみたいなふんいきで、使われている布が鳥と植物でかわいらしいと、京は思っていた。
「あれってガーランドっていうんだ」
「うん。わたしの部屋にもかざってるんだ。かざりを星にして……。ああ、ちゃんとした描くもの持ってきたらよかった」
「店員さんに借りたら?」
「今日の京ちゃん、すごい。名案続出だよ」
ほうかちゃんは一階にいる店員さん――今日いたのは洋服づくりが得意な山坂さんだったらしい――にボールペンを借りてもどってきた。マスコットの完成図を裏返し新たなイメージ図を描きはじめる。
「ええっと、まずひもはタコ糸にするでしょ。それで、かざりは星。二つのかざりのあいだにビーズ入れたらきらきらしてきれいだと思うんだ」
「ねえ、その子宇宙が好きなんだよね?」
「うん、宇宙飛行士になりたいんだって」
「じゃあ、かざりの一つはロケットとかどうかな? その子が宇宙飛行士になって、星空を旅してるイメージ。この、一番右端かその次くらいに」
京のアイディアを聞いたほうかちゃんは、なにか思いついたのか、借りたボールペンを紙の上で走らせる。
「じゃあさっじゃあさ、ガーランドを二つにして、上のほうは星とビーズだけ、下のほうにロケットをつけて、こう、むこうに進んでる感じにするの」
簡単に完成図が描かれる。下のガーランドの右から二番目にロケットがある。
「うん、すてきだと思う。そうだ」
京はケースのふたを開け、新品のビーズ一袋を手にとる。それは黄色で一センチくらいの大きさのものだった。
「これ、開けてないの。だからよかったらこのガーランドづくりに使って」
「え、いいの? ほんとうに? ありがとうっ。よーし、がんばるぞーっ」
ほうかちゃんはそう言うと、ロケットの絵を描きはじめた。どんなパーツがいるか、何色のフェルトを使うかなどを考えるようだ。京も雪の結晶をつくりはじめた。
木曜日、学校に着き自分の席につくと、ほうかちゃんが「京ちゃん」と京を呼んだ。ろうかに行くと、ほうかちゃんは「じゃーんっ」と言って、背中の後ろからガーランドを二つ出してきた。ならんだ星のあいだにある黄色いビーズがきらきらして、遠くにある星のようにも見える。ロケットの屋根はオレンジ色、どう体は白にしたらしい。きちんと水色の窓もついている。
「すごい。これならきっとよろこんでくれるよ」
「えへへ、だといいな」
ほうかちゃんはガーランドを、持っていた青色の袋に入れて、ふうをした。
「それで今から渡すんだけど、いっしょにきてくれない? 今回のプレゼントができたのって、京ちゃんのおかげだから」
京は「もちろん」とうなずいた。ほうかちゃんのクラスである四組にむかう。ほうかちゃんだけ教室に入ると、ポニーテールの女の子を連れてこちらにやってきた。
「みかちゃん、誕生日おめでとうっ」
ほうかちゃんはみかちゃんと呼んだ女の子に、ガーランドが入った袋をわたした。みかちゃんがうれしそうに受けとったあとに「開けていい?」と尋ねたので、ほうかちゃんはうなずいていた。
「わあ、かわいいっ」
ガーランドを見たみかちゃんは明るい声を上げた。ほうかちゃんはガーランドのつけ方を説明したあとに、京のことを紹介してくれた。
「この子、三組の京ちゃん。この子のおかげでそのガーランドつくれたんだ」
「転校生の子でしょ。うれしいっ。アタシ、宇宙好きだから、こういうデザインのやつすごく好き。二人ともありがとう」
そのときチャイムが鳴った。京は教室にもどる。
あんな風によろこんでもらえてよかった。京はうれしくて一日中笑顔だった。
京はビーズが入っているケースと本をテーブルの上に出す。今日はなにをつくろうか。
三島さんの四つ葉のクローバーを修理して以来、京は再びビーズでなにかつくることを楽しめるようになった。ページをめくりながらつくるものを決める。今は夏だが雪の結晶をつくることにした。夏だけれど。
京がワイヤーの長さを測ろうとしたとき、ほうかちゃんがやってきた。
「ごめん、お待たせっ」
「ううん、だいじょうぶだよ」
ほうかちゃんはいすに座ると、テーブルの上に裁ほう箱などを広げた。
「今日はなにつくるの?」
京はほうかちゃんに尋ねた。ほうかちゃんはにっこり笑って教えてくれた。
「星のマスコット。クラスの子がね、もうすぐ誕生日なんだ。その子、宇宙とか星座とか好きなの。こういうのにするつもり」
ほうかちゃんは完成図を見せてくれた。大きな星と小さな星がくっついており、その二つの下にも星が一つぶら下がっている。
「かわいいね」
「ありがとう。でもなんだかきらきら具合が足りない気がして……」
ほうかちゃんは両うでを組んで、考えているようだった。京も知恵をしぼる。
「スパンコールは?」
「それも思ったんだけど、なんかダサくなっちゃう気がするんだ」
京は頭の中で、スパンコールが星の表面にたくさんついたマスコットを想像する。確かにあまりかわいいとは思えなかった。京は店内を見回した。なにかヒントがあるかもしれない。レジン液、パーツ、レジン液を固めるときに使う型、ボタンなど。
ふと思った。ボタンもキラキラしているものはある。ただボタンは値段が高いのだ。
テーブルの上を見る。そこには色とりどりのビーズ。京はひらめいた。
「ねえ、ほうかちゃん。これは? ビーズ。これならきらきらしてるし」
ほうかちゃんの表情が明るくなっていく。
「京ちゃん、ナイスアイディアっ。ここに……」
ほうかちゃんはその場に置いていたチャコペンで完成図に描き足した。星のあいだに一つずつ、つぶの大きなビーズを使えばかわいくなりそうだ。しかしほうかちゃんはなんとなく不満そうだ。
「でももっと、こう、星のよさが出せる気がするんだよね。でもこれ以上星の数増やすと、マスコットとしては大きくなり過ぎちゃうし……」
ほうかちゃんはうなりながら考えている。京はふと思った。
「星って一つでもかわいいけど、たくさんあったほうがすてきだと思う。だからキーホルダーみたいにどこかにつけるんじゃなくって、こう……かべにかざったりとか」
京は部屋にいくつもの星がくっついているのを想像した。かべが濃い青だと本当に夜空のように思える。するとほうかちゃんは「それだっ」と大きな声を出した。
「ガーランドにすればいいんだっ」
「ガーランドってなに?」
京がほうかちゃんに尋ねると教えてくれた。ひもにかざりがついていて、かべにかざるインテリアだそうだ。
「えっとね一階の入口に、かざりがついたひもがあるのわかる? 逆三角形の布とか、花とかついてて、こう、笑ったときの口みたいにたるませてるやつ」
たしかにこのお店に入ってすぐのかべにかかっている。パーティーみたいなふんいきで、使われている布が鳥と植物でかわいらしいと、京は思っていた。
「あれってガーランドっていうんだ」
「うん。わたしの部屋にもかざってるんだ。かざりを星にして……。ああ、ちゃんとした描くもの持ってきたらよかった」
「店員さんに借りたら?」
「今日の京ちゃん、すごい。名案続出だよ」
ほうかちゃんは一階にいる店員さん――今日いたのは洋服づくりが得意な山坂さんだったらしい――にボールペンを借りてもどってきた。マスコットの完成図を裏返し新たなイメージ図を描きはじめる。
「ええっと、まずひもはタコ糸にするでしょ。それで、かざりは星。二つのかざりのあいだにビーズ入れたらきらきらしてきれいだと思うんだ」
「ねえ、その子宇宙が好きなんだよね?」
「うん、宇宙飛行士になりたいんだって」
「じゃあ、かざりの一つはロケットとかどうかな? その子が宇宙飛行士になって、星空を旅してるイメージ。この、一番右端かその次くらいに」
京のアイディアを聞いたほうかちゃんは、なにか思いついたのか、借りたボールペンを紙の上で走らせる。
「じゃあさっじゃあさ、ガーランドを二つにして、上のほうは星とビーズだけ、下のほうにロケットをつけて、こう、むこうに進んでる感じにするの」
簡単に完成図が描かれる。下のガーランドの右から二番目にロケットがある。
「うん、すてきだと思う。そうだ」
京はケースのふたを開け、新品のビーズ一袋を手にとる。それは黄色で一センチくらいの大きさのものだった。
「これ、開けてないの。だからよかったらこのガーランドづくりに使って」
「え、いいの? ほんとうに? ありがとうっ。よーし、がんばるぞーっ」
ほうかちゃんはそう言うと、ロケットの絵を描きはじめた。どんなパーツがいるか、何色のフェルトを使うかなどを考えるようだ。京も雪の結晶をつくりはじめた。
木曜日、学校に着き自分の席につくと、ほうかちゃんが「京ちゃん」と京を呼んだ。ろうかに行くと、ほうかちゃんは「じゃーんっ」と言って、背中の後ろからガーランドを二つ出してきた。ならんだ星のあいだにある黄色いビーズがきらきらして、遠くにある星のようにも見える。ロケットの屋根はオレンジ色、どう体は白にしたらしい。きちんと水色の窓もついている。
「すごい。これならきっとよろこんでくれるよ」
「えへへ、だといいな」
ほうかちゃんはガーランドを、持っていた青色の袋に入れて、ふうをした。
「それで今から渡すんだけど、いっしょにきてくれない? 今回のプレゼントができたのって、京ちゃんのおかげだから」
京は「もちろん」とうなずいた。ほうかちゃんのクラスである四組にむかう。ほうかちゃんだけ教室に入ると、ポニーテールの女の子を連れてこちらにやってきた。
「みかちゃん、誕生日おめでとうっ」
ほうかちゃんはみかちゃんと呼んだ女の子に、ガーランドが入った袋をわたした。みかちゃんがうれしそうに受けとったあとに「開けていい?」と尋ねたので、ほうかちゃんはうなずいていた。
「わあ、かわいいっ」
ガーランドを見たみかちゃんは明るい声を上げた。ほうかちゃんはガーランドのつけ方を説明したあとに、京のことを紹介してくれた。
「この子、三組の京ちゃん。この子のおかげでそのガーランドつくれたんだ」
「転校生の子でしょ。うれしいっ。アタシ、宇宙好きだから、こういうデザインのやつすごく好き。二人ともありがとう」
そのときチャイムが鳴った。京は教室にもどる。
あんな風によろこんでもらえてよかった。京はうれしくて一日中笑顔だった。
1
あなたにおすすめの小説
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる