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第一部 第三章 魔王と勇者
35・潜入!魔法学院
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「アラン様が魔王に!?」
神様の居る洞窟を訪れた翌日、今度は妖精の森のフォレスに会いに来ました。
「はい、間違いないようですよ。魔王の名前は、アランだと聞きました」
「いったい、何がどうなって、そうなったのでしょう。でもでもアラン様は生きていらっしゃるのですね、それだけでも分かって安心しました。もしかしたら魔王にやられてしまったのではと、少し心配だったのです」
「会いに行かれるのですか? アラン――お父様に」
フォレスは両手で自分の肩を抱き、俯いてしまいます。
「私が……アラン様と……」
「何か迷う事があるのですか?」
少し顔を赤らめたフォレスは、上目使いに私を見ると、小さい声で呟くように言います。
「私なんかが会いに行って……迷惑じゃないでしょうか」
「お父様に会いに行くのに迷惑もないでしょう。喜んでくれますよ、きっと」
「それと、……ひとつ問題がありまして、……私はこの森の妖精なので、森の精気がないと、……つまり森の外では生きていけないのです」
森から出られなければ、会いに行く事もできませんね。
やはり私が、アランを連れてくるしかないのでしょうか。
「何か方法はないのですか?」
「あ、あります」
フォレスは両手を組んで、私に懇願するように訴えました。
「サオリ様が私と合体していただければ、たぶん森の外に出られます。でもサオリ様には魔力を感じないので、合体した後で、……その、えっと、……そちらの可愛い子、……そちらの子の魔力を私のドレイン能力で少しいただけたら、大丈夫だと……思います」
「前に言っていた合体ですね。アランとしたって言ってましたね」
フォレスは顔を赤らめて頷きます。
「はい、合体して魔族と戦いました」
「魔力が必要なら、この子……ラフィーと合体した方が効率的じゃないのかしら?」
私の横で、ポケーっとしているラフィーを指差します。
「それは無理です。その子からは物凄い魔力を感じます。合体したらきっと私、溶けてしまいます」
「そ、そうなんだ……」
そういえばアランと合体した時も、森に溶けたと言っていましたね。
許容量がきっと、決まっているのでしょう。
魔力のない私となら合体は大丈夫で、生命維持に必要な魔力分は、ラフィーから貰うという方法しかないようです。
「精霊の頃の私では無理でしたが、妖精となった今なら、合体さえしていただければ森から出られると思います」
「じゃあ私と合体しましょうか? 痛くないのであれば私はいつでもいいですよ。弊害とかないですよね?」
「いいのですか? 痛くはないです。……むしろ気持ちいいというか……害はないです。私の能力が使えるようになるという事だけです」
合体が具体的にどういうものか分かりませんが、痛くもなく、害もないのでしたら、何も問題はないでしょう。
未知の体験でちょっと怖いという思いはありますが、私が単独で魔王の前に出る事の方が、もっと怖い思いをするかもしれません。
それに妖精さんは女性の姿なので、私のいつもの警戒心は、男性に対するものより少ないようです。
「私もアランという人に興味がありますし、……あ、変な意味じゃないですよ。それに一緒に行った方が王都で迷う事もなく、安心なのじゃないでしょうか」
いくら魔王と言っても、自分の娘さんと合体している私を、すぐさま殺すとか無いでしょう。……たぶん。
だって天使が味方するくらいの人ですから、極悪非道の悪逆漢という事もないと思います。
どうせ偵察に行くつもりでしたので、この際フォレスと一緒に行って、直接会ってみてもいいかなと思い至ったのです。
「決めました。行きます。どうか一緒に行ってください、サオリ様」
「はい、いつがいいですか?」
「えっと、……えっと……心の準備が……。一ヶ月後くらいでよろしいですか?」
「はい、私はいつでも構いませんよ。では一ヶ月後に迎えに来ますね」
「あ、はい。よろしくお願いいたします。サオリ様」
話もまとまったので、ノートに転移魔法簡略文字列を書き込み、帰ろうとした私ですが、気になっていた事を思い出したので、訊いてみました。
「そういえばアランという人は十歳くらいの少年と聞きましたけど、その方がお父様で間違いは……ないのですよね?」
「え!?」
あれ? この反応は、まさか同名の人違いだったのでしょうか。
異世界の事ですから、十歳くらいでも妖精との間に子供が出来ても不思議ではないと、勝手に思い込んでいたのですが。
「少年ですか? 私の知っているアラン様は立派な青年といった感じの方なのですが……」
「……なら、それを確かめる意味でも、是非会いに行かなくてはなりませんね」
「そう……ですね。はい、会いに行く気持ちに変わりはありません」
「では、一ヶ月後に」
「はい、お待ちしております。私、森の外に出るのは初めてなのです。楽しみにしております、サオリ様」
もしかしたら、人違いかもしれないという一抹の不安を残し、私は妖精の森を後にしました。
私は一度コンビニに戻った後、魔王アランの居場所を確かめるために、ラフィーと一緒に王都へと向かいました。
カーマイルも付いてこようとしていましたが、お店番が居なくなってしまうので、残してきました。
文句も言わずに引き下がったので、私の監視の仕事をしようという姿勢だけ、見せたみたいです。
ランドルフのお城で、馬のお世話をしているトゥーリさんに魔法学院の場所を訊きました。
どうやらこのお城から、王宮に向かう途中にあるようです。
王都の街と王宮の間には、首都があって、そこには王宮に仕える者たちが住んでいて、国の何らかの役職に就いた者たちだけの都になっているようです。
魔法学院は、その首都と王都のちょうど境に位置しています。
トゥーリさんに借りた馬で向かうと、すぐに分かりました。
「学校だ」
お城の小型版とも言える学院の佇まいは、私の知る校舎とはかけ離れていましたけど、建物の中央に巨大な時計が嵌め込まれた外観などで、『学校』の雰囲気は充分に出ています。
校門もしっかりあります。
馬を降りて、門の横に建つ守衛所……でしょうか、そこに居た守衛さんと思しき男性に声を掛けました。
「あの、ここの見学って出来ますか?」
「ん? 見学者? 入学希望者かい?」
どう答えれば怪しく思われないでしょうか。
まさか魔王見学と言うのも何なので、やはり入学希望とでも言っておいた方が良いかも知れませんね。
「はい、そうです。見学出来ますか?」
「出来るけど、紹介状はあるかい? 学院長に許可を取るにしても紹介状がないと、今すぐは難しいよ」
「紹介状ですか……」
そんなものを突然来た私が、持っているわけがありません。
ランドルフに頼めば用意してくれるでしょうか。
ランドルフ……あ、もしかしたら――
「紹介状はないのですけど……これを見せても駄目……ですか?」
私は普段着としてお気に入りとなった、発注で手に入れた青いワンピースの胸元から、シルバニア家の紋章をかたどったネックレスを引っ張り出しました。
「うわ! びっくりした! シルバニア家ではないですか!? これは大変失礼いたしました。すぐに学院長の部屋までご案内いたします!」
――効果覿面でした。
「ありがとうございます」
私とラフィーは難なく、魔法学院に潜入できました。
王立魔法学院。――その歴史は古く、数々の大魔法使いがここで学んだと、トゥーリさんから聞きました。
魔王アランは、ここでいったい何をしているのでしょう。
まさか魔王が、学校で魔法を学んでいるとはとても思えません。
今日は出来たらその顔を拝んでみたいと、密かに自分に任務を課す私なのでした。
神様の居る洞窟を訪れた翌日、今度は妖精の森のフォレスに会いに来ました。
「はい、間違いないようですよ。魔王の名前は、アランだと聞きました」
「いったい、何がどうなって、そうなったのでしょう。でもでもアラン様は生きていらっしゃるのですね、それだけでも分かって安心しました。もしかしたら魔王にやられてしまったのではと、少し心配だったのです」
「会いに行かれるのですか? アラン――お父様に」
フォレスは両手で自分の肩を抱き、俯いてしまいます。
「私が……アラン様と……」
「何か迷う事があるのですか?」
少し顔を赤らめたフォレスは、上目使いに私を見ると、小さい声で呟くように言います。
「私なんかが会いに行って……迷惑じゃないでしょうか」
「お父様に会いに行くのに迷惑もないでしょう。喜んでくれますよ、きっと」
「それと、……ひとつ問題がありまして、……私はこの森の妖精なので、森の精気がないと、……つまり森の外では生きていけないのです」
森から出られなければ、会いに行く事もできませんね。
やはり私が、アランを連れてくるしかないのでしょうか。
「何か方法はないのですか?」
「あ、あります」
フォレスは両手を組んで、私に懇願するように訴えました。
「サオリ様が私と合体していただければ、たぶん森の外に出られます。でもサオリ様には魔力を感じないので、合体した後で、……その、えっと、……そちらの可愛い子、……そちらの子の魔力を私のドレイン能力で少しいただけたら、大丈夫だと……思います」
「前に言っていた合体ですね。アランとしたって言ってましたね」
フォレスは顔を赤らめて頷きます。
「はい、合体して魔族と戦いました」
「魔力が必要なら、この子……ラフィーと合体した方が効率的じゃないのかしら?」
私の横で、ポケーっとしているラフィーを指差します。
「それは無理です。その子からは物凄い魔力を感じます。合体したらきっと私、溶けてしまいます」
「そ、そうなんだ……」
そういえばアランと合体した時も、森に溶けたと言っていましたね。
許容量がきっと、決まっているのでしょう。
魔力のない私となら合体は大丈夫で、生命維持に必要な魔力分は、ラフィーから貰うという方法しかないようです。
「精霊の頃の私では無理でしたが、妖精となった今なら、合体さえしていただければ森から出られると思います」
「じゃあ私と合体しましょうか? 痛くないのであれば私はいつでもいいですよ。弊害とかないですよね?」
「いいのですか? 痛くはないです。……むしろ気持ちいいというか……害はないです。私の能力が使えるようになるという事だけです」
合体が具体的にどういうものか分かりませんが、痛くもなく、害もないのでしたら、何も問題はないでしょう。
未知の体験でちょっと怖いという思いはありますが、私が単独で魔王の前に出る事の方が、もっと怖い思いをするかもしれません。
それに妖精さんは女性の姿なので、私のいつもの警戒心は、男性に対するものより少ないようです。
「私もアランという人に興味がありますし、……あ、変な意味じゃないですよ。それに一緒に行った方が王都で迷う事もなく、安心なのじゃないでしょうか」
いくら魔王と言っても、自分の娘さんと合体している私を、すぐさま殺すとか無いでしょう。……たぶん。
だって天使が味方するくらいの人ですから、極悪非道の悪逆漢という事もないと思います。
どうせ偵察に行くつもりでしたので、この際フォレスと一緒に行って、直接会ってみてもいいかなと思い至ったのです。
「決めました。行きます。どうか一緒に行ってください、サオリ様」
「はい、いつがいいですか?」
「えっと、……えっと……心の準備が……。一ヶ月後くらいでよろしいですか?」
「はい、私はいつでも構いませんよ。では一ヶ月後に迎えに来ますね」
「あ、はい。よろしくお願いいたします。サオリ様」
話もまとまったので、ノートに転移魔法簡略文字列を書き込み、帰ろうとした私ですが、気になっていた事を思い出したので、訊いてみました。
「そういえばアランという人は十歳くらいの少年と聞きましたけど、その方がお父様で間違いは……ないのですよね?」
「え!?」
あれ? この反応は、まさか同名の人違いだったのでしょうか。
異世界の事ですから、十歳くらいでも妖精との間に子供が出来ても不思議ではないと、勝手に思い込んでいたのですが。
「少年ですか? 私の知っているアラン様は立派な青年といった感じの方なのですが……」
「……なら、それを確かめる意味でも、是非会いに行かなくてはなりませんね」
「そう……ですね。はい、会いに行く気持ちに変わりはありません」
「では、一ヶ月後に」
「はい、お待ちしております。私、森の外に出るのは初めてなのです。楽しみにしております、サオリ様」
もしかしたら、人違いかもしれないという一抹の不安を残し、私は妖精の森を後にしました。
私は一度コンビニに戻った後、魔王アランの居場所を確かめるために、ラフィーと一緒に王都へと向かいました。
カーマイルも付いてこようとしていましたが、お店番が居なくなってしまうので、残してきました。
文句も言わずに引き下がったので、私の監視の仕事をしようという姿勢だけ、見せたみたいです。
ランドルフのお城で、馬のお世話をしているトゥーリさんに魔法学院の場所を訊きました。
どうやらこのお城から、王宮に向かう途中にあるようです。
王都の街と王宮の間には、首都があって、そこには王宮に仕える者たちが住んでいて、国の何らかの役職に就いた者たちだけの都になっているようです。
魔法学院は、その首都と王都のちょうど境に位置しています。
トゥーリさんに借りた馬で向かうと、すぐに分かりました。
「学校だ」
お城の小型版とも言える学院の佇まいは、私の知る校舎とはかけ離れていましたけど、建物の中央に巨大な時計が嵌め込まれた外観などで、『学校』の雰囲気は充分に出ています。
校門もしっかりあります。
馬を降りて、門の横に建つ守衛所……でしょうか、そこに居た守衛さんと思しき男性に声を掛けました。
「あの、ここの見学って出来ますか?」
「ん? 見学者? 入学希望者かい?」
どう答えれば怪しく思われないでしょうか。
まさか魔王見学と言うのも何なので、やはり入学希望とでも言っておいた方が良いかも知れませんね。
「はい、そうです。見学出来ますか?」
「出来るけど、紹介状はあるかい? 学院長に許可を取るにしても紹介状がないと、今すぐは難しいよ」
「紹介状ですか……」
そんなものを突然来た私が、持っているわけがありません。
ランドルフに頼めば用意してくれるでしょうか。
ランドルフ……あ、もしかしたら――
「紹介状はないのですけど……これを見せても駄目……ですか?」
私は普段着としてお気に入りとなった、発注で手に入れた青いワンピースの胸元から、シルバニア家の紋章をかたどったネックレスを引っ張り出しました。
「うわ! びっくりした! シルバニア家ではないですか!? これは大変失礼いたしました。すぐに学院長の部屋までご案内いたします!」
――効果覿面でした。
「ありがとうございます」
私とラフィーは難なく、魔法学院に潜入できました。
王立魔法学院。――その歴史は古く、数々の大魔法使いがここで学んだと、トゥーリさんから聞きました。
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イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
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本当に、ありがとうございます。
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