69 / 107
第二部 第二章 追跡者
69・真相は闇の中
しおりを挟む
ランドルフと別れてから私たちはまた、一度野営した川べりの場所へと移動しました。
「なんだか転移で行ったり来たりしてて旅っぽくないけど、仕切り直しね。今度こそのんびり行きましょう」
「妖精の森の方がここよりは北に位置していますけど、ここからでよかったのですか? サオリ」
「あっ」
カーマイルの指摘に、私は気付かされました。
思えば旅の最初から、妖精の森でスタートしても良かったのです。
何故わざわざ王都から、馬車を走らせていたのでしょう。
「えっと、北に向かう道は他にもあるわ。今度は妖精の森を抜けないルートで行ってみましょう」
「魔族領へはいつでも行けるので、それでも構わないですけど。サオリの好きにすればいいです」
長い事寝込んでいた私はきっと、寝ぼけた状態が続いていたのだと思います。
こんな事ではますます、カーマイルに馬鹿にされてしまいますね。
気を引き締めて行きましょう。
「フォウ、馬車をお願い」
「はい、サオリ様」
ニュルニュルと袖口ポケットから取り出される幌馬車は、馬ごとでした。
生き物はポケットの中で食事も取らずに大丈夫なのでしょうか。そもそも息は出来るのでしょうか。
気になってフォウに訊いてみると――
「よく分かりませんが、大丈夫みたいです」
と、なんともアバウトな返答でした。
そういえば、食材も腐る事なく鮮度を保ったまま保存出来るみたいなので、もしかしたらポケットの中は時間が止まっているのでしょうか。
本当にこの世界は、謎ばかりです。
とは言え、自分がポケットに入って実験するというような気にもなれませんけれど。
「では、あらためて出発よ。いざ北へ」
御者台にはニナが座り、残りは幌の中に納まりました。
相変わらずの乗り心地で、ほとんど揺れもせずに、馬車は軽快に走りだします。
暫く進んでから、対面座席で私の向かいに座っていたカーマイルが、ポツリと呟くように言いました。
「アランが復活した時に、戻る意識はどっちのアランなのでしょうね」
「え?」
「ほら、元々この世界に居たアランと、後から記憶が入れ替わった別のアランが居るじゃないですか。蘇った時にはどっちが表に出てくるのかなと思ったのですよ」
「そう言えばそうね……元々のアランは今、いったいどういう状況なのかしら……」
フォレスの願いは、この世界に元からいたアランの復活でした。
その可能性に賭けて、彼女は進んで魔王を討ったのです。
もしそのアランが蘇ればフォレスとしては万々歳なのでしょうけれども、日本から転生してアランの体に住みついたアラキシンゴという少年は、いったいどうなってしまうのでしょう。
しかも体は元のアランの二十五歳のものではなくなっているのです。
十歳の少年の体になってしまっているのです。
元のアランが蘇った場合、自分が子供になっていると知ったらどう思うのでしょう。
「わたくしの予想なのですが……」
フォウが遠慮がちに口を開きます。
「元のアランは恐らく、魔王になりかけたサーラに殺されて終わっているのだと思います」
「えっ……何故そう思うの? サーラはその後で魔王因子を移植して蘇生に成功したのよね?」
「それは厳密に言えば、蘇生ではありません。アランそのものが蘇生したのであれば、十歳の姿になる事もないのです」
「それは、つまり……」
横で聞いていたサーラが目を見開き、両手で口を押えて泣きそうになっています。
自分が蘇生したはずのアランが、本当は死んでいたのだとフォウが言うのですから、無理もありません。
「アランが死んだから、違う世界の者が転生出来たのです。アランの体と重なったのは偶然なのかジダルジータ様のお力なのかは分かりませんが、アランの体だったからこそ赤ん坊からの転生ではなく、十歳という子供の姿での再生なのだと思います」
ここでフォウの口から神様の名前が出てきましたが、あの神は異世界から転生してきた者の中から、勇者を発掘するという事を仕事としているのです。
なんらかの干渉が無かったとも言い切れません。
ちなみに元勇者のローランドも、地球とは違う別の星からの転生者でした。
「ジダルジータ様が関わっているのだとしたら、もしかしたら転生者を魔王因子にぶつける事で直接抑え込もうと考えたのかも知れませんね」
「あの神様ならやりかねないかもしれないけど、それが裏目に出たって事かしら。アランは最強最悪の討伐不可能な魔王になってしまったものね」
しかし、カーマイルの言うような事が本当だとしたら、神様が任意に転生者の転生先を操れるという事になってしまいます。
そこまで細かい仕事をするような神様には見えませんが、真相は闇の中です。
「アラン……様……」
サーラが泣き出してしまいました。
フォウもカーマイルもそれきり黙ったため、馬車の中はただサーラの嗚咽だけが、聞こえていました。
サーラのお婆様の魔法が効いている馬車の静粛性も手伝って、それは走行中の車輪が地を蹴って回転する音よりもはっきりと、耳に届くのです。
私はふと、天使たちが泣く事はないのだろうな。――と、確信めいたものを感じていました。
感情は確かにあるのでしょうけれども、どの天使も基本的に冷静で泰然自若、何が起きても動じる事はほとんどありません。
百年単位で長く生きてきたせいなのか、どこか達観している所があります。
「ところで、サオリ。話は変わるのですが」
カーマイルが場の雰囲気を変えよう――なんて事は考えてはいないのでしょうが、話を振ってきました。
「何故『魔王城』で検索していないのですか? 魔王は魔王城に居るのではないのですか?」
「あっ」
言われてみれば、私たちが魔族領に転移した場所は魔王城跡地と呼んではいましたが、そこにあった城は四天王ヴィーダがその魔力で建てたものなのでした。
神様は魔王は魔王城に居ると言っていたので、どこか違う場所にその城が新たに建てられているはずなのでした。
私はスマホを取り出し、試しに検索してみました。
――『魔王城』
「何も出ないわ。……やっぱり魔族領でやらないと遠すぎて駄目みたい」
「本当に使えないですね、サオリは」
「えっと、魔族領に着いたらまたやってみるわ……でも『魔王』で検索して駄目だったのにその魔王が居る『魔王城』で結果が出るかしら」
「馬鹿ですか、サオリは。……失礼、馬鹿でしたね。そんなもの城に守られているのですから、感知されないくらいの結界なり防御機構なりが展開されているに決まっているじゃないですか」
「あう……」
そんな事言われても、私に分かるわけがありません。
「だったらその魔王城自体も、感知されないのではないの?」
「馬鹿ですか、サオリは。……いや馬鹿でしたね、失礼。魔王が隠れるためではなく、中のものを守るためのシステムが城に使われているだけで、城そのものだって隠す事を必要としていません。だいたい大きな建物なのですから近くに行かなくても遠目からだって視認出来ますし、そんな巨大なものを何故膨大な魔力を使って恒常的に持続させて気配を絶たなければならないのですか。よく考えて下さい、馬鹿ですか。魔王城なんていうものはそこに威厳をもってそびえているからこそ、魔王城なのですよ。こそこそ隠れている魔王なんて聞いた事がありません」
馬鹿だ馬鹿だと言われて、さすがの私も頭に来ました。
涙を浮かべながら、私は叫んでいました。
「そんな事私に分かるわけないもん! ばかばか言わないでよ馬鹿!」
「子供ですか!」
「もう寝る!」
「まだ昼間ですけど……」
私は隣に座っていたラフィーを抱きしめて座席に横になり、ふて寝しました。
――もう知らない!
「なんだか転移で行ったり来たりしてて旅っぽくないけど、仕切り直しね。今度こそのんびり行きましょう」
「妖精の森の方がここよりは北に位置していますけど、ここからでよかったのですか? サオリ」
「あっ」
カーマイルの指摘に、私は気付かされました。
思えば旅の最初から、妖精の森でスタートしても良かったのです。
何故わざわざ王都から、馬車を走らせていたのでしょう。
「えっと、北に向かう道は他にもあるわ。今度は妖精の森を抜けないルートで行ってみましょう」
「魔族領へはいつでも行けるので、それでも構わないですけど。サオリの好きにすればいいです」
長い事寝込んでいた私はきっと、寝ぼけた状態が続いていたのだと思います。
こんな事ではますます、カーマイルに馬鹿にされてしまいますね。
気を引き締めて行きましょう。
「フォウ、馬車をお願い」
「はい、サオリ様」
ニュルニュルと袖口ポケットから取り出される幌馬車は、馬ごとでした。
生き物はポケットの中で食事も取らずに大丈夫なのでしょうか。そもそも息は出来るのでしょうか。
気になってフォウに訊いてみると――
「よく分かりませんが、大丈夫みたいです」
と、なんともアバウトな返答でした。
そういえば、食材も腐る事なく鮮度を保ったまま保存出来るみたいなので、もしかしたらポケットの中は時間が止まっているのでしょうか。
本当にこの世界は、謎ばかりです。
とは言え、自分がポケットに入って実験するというような気にもなれませんけれど。
「では、あらためて出発よ。いざ北へ」
御者台にはニナが座り、残りは幌の中に納まりました。
相変わらずの乗り心地で、ほとんど揺れもせずに、馬車は軽快に走りだします。
暫く進んでから、対面座席で私の向かいに座っていたカーマイルが、ポツリと呟くように言いました。
「アランが復活した時に、戻る意識はどっちのアランなのでしょうね」
「え?」
「ほら、元々この世界に居たアランと、後から記憶が入れ替わった別のアランが居るじゃないですか。蘇った時にはどっちが表に出てくるのかなと思ったのですよ」
「そう言えばそうね……元々のアランは今、いったいどういう状況なのかしら……」
フォレスの願いは、この世界に元からいたアランの復活でした。
その可能性に賭けて、彼女は進んで魔王を討ったのです。
もしそのアランが蘇ればフォレスとしては万々歳なのでしょうけれども、日本から転生してアランの体に住みついたアラキシンゴという少年は、いったいどうなってしまうのでしょう。
しかも体は元のアランの二十五歳のものではなくなっているのです。
十歳の少年の体になってしまっているのです。
元のアランが蘇った場合、自分が子供になっていると知ったらどう思うのでしょう。
「わたくしの予想なのですが……」
フォウが遠慮がちに口を開きます。
「元のアランは恐らく、魔王になりかけたサーラに殺されて終わっているのだと思います」
「えっ……何故そう思うの? サーラはその後で魔王因子を移植して蘇生に成功したのよね?」
「それは厳密に言えば、蘇生ではありません。アランそのものが蘇生したのであれば、十歳の姿になる事もないのです」
「それは、つまり……」
横で聞いていたサーラが目を見開き、両手で口を押えて泣きそうになっています。
自分が蘇生したはずのアランが、本当は死んでいたのだとフォウが言うのですから、無理もありません。
「アランが死んだから、違う世界の者が転生出来たのです。アランの体と重なったのは偶然なのかジダルジータ様のお力なのかは分かりませんが、アランの体だったからこそ赤ん坊からの転生ではなく、十歳という子供の姿での再生なのだと思います」
ここでフォウの口から神様の名前が出てきましたが、あの神は異世界から転生してきた者の中から、勇者を発掘するという事を仕事としているのです。
なんらかの干渉が無かったとも言い切れません。
ちなみに元勇者のローランドも、地球とは違う別の星からの転生者でした。
「ジダルジータ様が関わっているのだとしたら、もしかしたら転生者を魔王因子にぶつける事で直接抑え込もうと考えたのかも知れませんね」
「あの神様ならやりかねないかもしれないけど、それが裏目に出たって事かしら。アランは最強最悪の討伐不可能な魔王になってしまったものね」
しかし、カーマイルの言うような事が本当だとしたら、神様が任意に転生者の転生先を操れるという事になってしまいます。
そこまで細かい仕事をするような神様には見えませんが、真相は闇の中です。
「アラン……様……」
サーラが泣き出してしまいました。
フォウもカーマイルもそれきり黙ったため、馬車の中はただサーラの嗚咽だけが、聞こえていました。
サーラのお婆様の魔法が効いている馬車の静粛性も手伝って、それは走行中の車輪が地を蹴って回転する音よりもはっきりと、耳に届くのです。
私はふと、天使たちが泣く事はないのだろうな。――と、確信めいたものを感じていました。
感情は確かにあるのでしょうけれども、どの天使も基本的に冷静で泰然自若、何が起きても動じる事はほとんどありません。
百年単位で長く生きてきたせいなのか、どこか達観している所があります。
「ところで、サオリ。話は変わるのですが」
カーマイルが場の雰囲気を変えよう――なんて事は考えてはいないのでしょうが、話を振ってきました。
「何故『魔王城』で検索していないのですか? 魔王は魔王城に居るのではないのですか?」
「あっ」
言われてみれば、私たちが魔族領に転移した場所は魔王城跡地と呼んではいましたが、そこにあった城は四天王ヴィーダがその魔力で建てたものなのでした。
神様は魔王は魔王城に居ると言っていたので、どこか違う場所にその城が新たに建てられているはずなのでした。
私はスマホを取り出し、試しに検索してみました。
――『魔王城』
「何も出ないわ。……やっぱり魔族領でやらないと遠すぎて駄目みたい」
「本当に使えないですね、サオリは」
「えっと、魔族領に着いたらまたやってみるわ……でも『魔王』で検索して駄目だったのにその魔王が居る『魔王城』で結果が出るかしら」
「馬鹿ですか、サオリは。……失礼、馬鹿でしたね。そんなもの城に守られているのですから、感知されないくらいの結界なり防御機構なりが展開されているに決まっているじゃないですか」
「あう……」
そんな事言われても、私に分かるわけがありません。
「だったらその魔王城自体も、感知されないのではないの?」
「馬鹿ですか、サオリは。……いや馬鹿でしたね、失礼。魔王が隠れるためではなく、中のものを守るためのシステムが城に使われているだけで、城そのものだって隠す事を必要としていません。だいたい大きな建物なのですから近くに行かなくても遠目からだって視認出来ますし、そんな巨大なものを何故膨大な魔力を使って恒常的に持続させて気配を絶たなければならないのですか。よく考えて下さい、馬鹿ですか。魔王城なんていうものはそこに威厳をもってそびえているからこそ、魔王城なのですよ。こそこそ隠れている魔王なんて聞いた事がありません」
馬鹿だ馬鹿だと言われて、さすがの私も頭に来ました。
涙を浮かべながら、私は叫んでいました。
「そんな事私に分かるわけないもん! ばかばか言わないでよ馬鹿!」
「子供ですか!」
「もう寝る!」
「まだ昼間ですけど……」
私は隣に座っていたラフィーを抱きしめて座席に横になり、ふて寝しました。
――もう知らない!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
合成師
盾乃あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。
そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる