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第二部 第四章 終わる世界
93・魔族の子
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魔族の四天王の一人、ヴィーダはサーラによって滅ぼされています。
この時点で四天王は三人になり、席が一つ空きました。
力を付けたジークは自分が一番強いと自負していたのでしょう。四天王の末席に収まる事は無かったようです。
替わりに四天王の三人をその手で葬り、自らは魔王直属の唯一の配下として名乗りを上げた、という事らしいです。
「アタシは人づてに聞いただけだけど、魔王様はまだ復活するような時期でもないのに、なんでそのジークは魔王様の復活を予言しているのかが分からない」
「魔王因子がジークの元にあったんじゃないかな。……魔王因子って分かる? それが移植されて力が満たされれば、魔王は復活するの」
「何それ、知らない。だいたい魔王様の復活って数十年から百年とかの単位の時間が必要だって言われてるのに、こんなにすぐに復活するはずがないって皆言ってるよ」
それは私も聞いていました。
今回、魔王がすぐに復活しそうになっている原因は……アランがイレギュラーだったからだと思います。
そのアランが滅んだ時、さらにイレギュラーが発生したのではないでしょうか。
アランの魂が盗まれたのも、原因の一つかも知れません。
「ここで誕生した魔王様も、その前の魔王様から数年という短い期間で誕生したわけだから、奇跡がそんなに続くわけがないって魔族の仲間は皆思ってる」
私は魔王アランの事を、少しだけデビに教えてあげました。
「魔王アラン様はイレギュラーだった? よくわかんないんだけど、特別だったのかな」
「それくらいしか思いつかないんだけどね」
「ところでサオリ、……なんで魔族のアタシも知らない前魔王様の名前を知ってるのさ。アンタ何者?」
「え!? アランの名前も知らなかったの?」
「むむむ……本当に何者なのアンタ。やっぱり勇者なの?」
アランは魔王としてこの魔族領で名乗りを上げていなかったから、名前までは知られてはいなかったようです。
「実は、その時は私は勇者だったの。今は事情があって違うけど」
「ほら、やっぱり勇者じゃないか! 今は違うって意味わかんないよ! じゃあ勇者が来たって事は、ジークの言う通り魔王様は復活するんだね!?」
「たぶんジークは魔王を復活させようとはしていると思う、けどどうやって復活させるのかまでは私は知らない」
デビは頭を抱えて、何かを悩んでいる様子です。
「もしかして……」
「ん?」
「もしかして……サオリが前の魔王様を倒したの?」
「……」
本当の事を言ってもいいのでしょうか。
私が魔王を討伐したと知ったら、この子は怒るでしょうか。……私を許さないでしょうか。
でもこうやってお互いの情報を交換していたら、いずれ分かってしまうのではないでしょうか。
私は覚悟を決めて、話しました。
「そうよ。私が魔王アランを倒したの」
「!?」
デビが心底驚いた顔をして、固まってしまいました。
顔を俯かせて、両手の拳を握りしめ、プルプルと震え始めました。
「魔力が全然感じないのも、油断させるためなんだね。……聖剣を持っていないのも、……魔王様以外には必要ないからなんだね」
「魔力が無いのは、私が――」
「うるさい! よくも魔王様を!」
デビが私に飛びかかって来ました。
ニナがすぐに左手を向けましたが、私はそれを手を上げて制止します。
「この! この! このぉ!!」
ペシペシと私に殴り掛かるデビの拳は、全身鎧の私には少しも効きません。
効かないと見るや、デビは両手の掌を私に向けました。
「ᚥᛆᚱᚥᛐᚮᛐᚮᛘᚮᛘᛁᚴᛁᛐᛆᚱᛁᚥᛆᚱᚥᛐᚮᛐᚮᛘᚮᚿᛁᚼᚮᚱᚮᛒᚢᛒᛂᛋᚼᛁ!!!」
魔法の詠唱は、何故か謎翻訳されません。
小さな炎の玉が、私に向かって来ましたが、それも黄金のプレートは弾いてしまいます。
「うわーん! アタシなんかが勇者に敵うはずないんだよ! 悔しいよぉ!」
大泣きを始めたデビを、私は抱きしめました。
「デビ、それでも天使に挑んだのね。私に向かって来たのね。あなたの勇気を称えるわ。そして、アランのために立ち向かってくれて、ありがとう」
「うわぁぁぁん!」
私の腕の中で泣きじゃくるデビは、魔族と言えど、普通の小さな女の子でした。
頭のてっぺんから足のつま先まで真っ黒な姿で、どこからどこまでが衣装なのか体なのかも不明な容姿ですが、額に小さなツノを生やし、片翼の羽を震わせて、涙を流すこの子は――
人間と変わらない、女の子でした。
「サオリ……」
「なに?」
「さっき、アランのために、って言った」
「言ったわ」
「サオリは、魔王アラン様と仲が良かったの?」
「最初からそうではなかったけど、今の私はアランとの約束を守るために戦っているようなものなの」
「?」
デビは涙でグシャグシャの顔を私に向けて、小首を傾げました。
「アランはね、魂を抜かれてしまったの。それを取り戻すために、私はここに来たのよ」
「魂を……? 取り戻したら魔王アラン様は蘇るの?」
「そうよ。アランを甦らせるために、私はジークを倒すの」
「ジークを……でも、でも、魔王アラン様を倒したのはサオリなんでしょ?」
「そうよ」
「???」
デビはますます分からないといった様子で、頭を左右に振っています。
「色々と事情があるのよ。とりあえずアランの魂を取り戻そうとしているのは本当よ。嘘じゃないわ」
「……」
私の腕から離れたデビは、何か吹っ切れたような顔をしていました。
「わかった。魔王アラン様を復活させるというのなら、アタシも協力する」
「……」
私は返事が出来ませんでした。
確かにアランを甦らせるのが目的なのですけれど、それはきっと魔王としてでは無いと思うのです。
アランの中の魔王因子は、壊されたはずなのですから。
「デビが想像しているアランが蘇るとは限らないわ。それでも協力してくれるの?」
「よくわからないけど、アタシは協力するよ」
ずるいとは思っていても、本当の事は言えませんでした。
私はサーラたちを探すために、どうしても魔族の協力者が欲しかったのです。
デビは遠くを見つめていました。
「この地域の魔族、半分くらいやられちゃったかな。……光の天使、マジ悪魔」
遠くの黒々とした大地を眺めて、デビは呟きます。
黒くなっているのは、死んだ魔族たちなのです。
「魔王の事には涙を流すくらいに悔しがるのに、同じ魔族がやられても悲しくならないの?」
「うーん」
デビは少し悩んだ後、はっきりと言いました。
「魔王様は特別だからね。弱い魔族がやられてもそれは仕方がないんだよ。諦めるしかないんだよ。でも魔王様は違うんだ。アタシらの憧れであって絶対なんだよ」
唯一絶対神。――魔王だけを認めて信仰している宗教のようなものでしょうか。
魔王だけに特別な感情を持つのが、魔族なのでしょうか。
これまでに魔族と話をした事など無かった私には、魔族の習性や信仰などは、まだよく分かりません。
「本当にごめんなさい。この天使たちに悪気はないと思うの、たぶん」
ポケーっとしている二人の天使は、いつもと変わらずに自然体です。
「それはわかってる。森に居た魔族は光の天使のオーラを嗅ぎ付けて、勝手に戦いを挑んだだけだから。それって本能みたいなものだって、前に聞いた事があるけど、まさかアタシまで掻き立てられて、光の天使の前に飛び出すとは思ってなかった」
「そうだったんだ」
「光の天使と一緒なのは怖いけど、協力するからアタシも連れてって」
湧いてくる罪悪感を胸に押し込んで、私は聞きたかった事をデビに訊ねました。
「ねぇ、魔王城の場所って知ってる?」
デビは森のある方角を一度チラリと見てから、視線を私に戻すと、小さく頷きました。
「知ってる」
魔王城。――魔族の頂点に立ったかもしれない強さを持つ、ジークが居る場所。
アラン……どうかあなたの勇気を、私に分けて下さい。
この小さな魔族の子のように、強い者に挑んで行ける勇気を、与えて下さい。
この時点で四天王は三人になり、席が一つ空きました。
力を付けたジークは自分が一番強いと自負していたのでしょう。四天王の末席に収まる事は無かったようです。
替わりに四天王の三人をその手で葬り、自らは魔王直属の唯一の配下として名乗りを上げた、という事らしいです。
「アタシは人づてに聞いただけだけど、魔王様はまだ復活するような時期でもないのに、なんでそのジークは魔王様の復活を予言しているのかが分からない」
「魔王因子がジークの元にあったんじゃないかな。……魔王因子って分かる? それが移植されて力が満たされれば、魔王は復活するの」
「何それ、知らない。だいたい魔王様の復活って数十年から百年とかの単位の時間が必要だって言われてるのに、こんなにすぐに復活するはずがないって皆言ってるよ」
それは私も聞いていました。
今回、魔王がすぐに復活しそうになっている原因は……アランがイレギュラーだったからだと思います。
そのアランが滅んだ時、さらにイレギュラーが発生したのではないでしょうか。
アランの魂が盗まれたのも、原因の一つかも知れません。
「ここで誕生した魔王様も、その前の魔王様から数年という短い期間で誕生したわけだから、奇跡がそんなに続くわけがないって魔族の仲間は皆思ってる」
私は魔王アランの事を、少しだけデビに教えてあげました。
「魔王アラン様はイレギュラーだった? よくわかんないんだけど、特別だったのかな」
「それくらいしか思いつかないんだけどね」
「ところでサオリ、……なんで魔族のアタシも知らない前魔王様の名前を知ってるのさ。アンタ何者?」
「え!? アランの名前も知らなかったの?」
「むむむ……本当に何者なのアンタ。やっぱり勇者なの?」
アランは魔王としてこの魔族領で名乗りを上げていなかったから、名前までは知られてはいなかったようです。
「実は、その時は私は勇者だったの。今は事情があって違うけど」
「ほら、やっぱり勇者じゃないか! 今は違うって意味わかんないよ! じゃあ勇者が来たって事は、ジークの言う通り魔王様は復活するんだね!?」
「たぶんジークは魔王を復活させようとはしていると思う、けどどうやって復活させるのかまでは私は知らない」
デビは頭を抱えて、何かを悩んでいる様子です。
「もしかして……」
「ん?」
「もしかして……サオリが前の魔王様を倒したの?」
「……」
本当の事を言ってもいいのでしょうか。
私が魔王を討伐したと知ったら、この子は怒るでしょうか。……私を許さないでしょうか。
でもこうやってお互いの情報を交換していたら、いずれ分かってしまうのではないでしょうか。
私は覚悟を決めて、話しました。
「そうよ。私が魔王アランを倒したの」
「!?」
デビが心底驚いた顔をして、固まってしまいました。
顔を俯かせて、両手の拳を握りしめ、プルプルと震え始めました。
「魔力が全然感じないのも、油断させるためなんだね。……聖剣を持っていないのも、……魔王様以外には必要ないからなんだね」
「魔力が無いのは、私が――」
「うるさい! よくも魔王様を!」
デビが私に飛びかかって来ました。
ニナがすぐに左手を向けましたが、私はそれを手を上げて制止します。
「この! この! このぉ!!」
ペシペシと私に殴り掛かるデビの拳は、全身鎧の私には少しも効きません。
効かないと見るや、デビは両手の掌を私に向けました。
「ᚥᛆᚱᚥᛐᚮᛐᚮᛘᚮᛘᛁᚴᛁᛐᛆᚱᛁᚥᛆᚱᚥᛐᚮᛐᚮᛘᚮᚿᛁᚼᚮᚱᚮᛒᚢᛒᛂᛋᚼᛁ!!!」
魔法の詠唱は、何故か謎翻訳されません。
小さな炎の玉が、私に向かって来ましたが、それも黄金のプレートは弾いてしまいます。
「うわーん! アタシなんかが勇者に敵うはずないんだよ! 悔しいよぉ!」
大泣きを始めたデビを、私は抱きしめました。
「デビ、それでも天使に挑んだのね。私に向かって来たのね。あなたの勇気を称えるわ。そして、アランのために立ち向かってくれて、ありがとう」
「うわぁぁぁん!」
私の腕の中で泣きじゃくるデビは、魔族と言えど、普通の小さな女の子でした。
頭のてっぺんから足のつま先まで真っ黒な姿で、どこからどこまでが衣装なのか体なのかも不明な容姿ですが、額に小さなツノを生やし、片翼の羽を震わせて、涙を流すこの子は――
人間と変わらない、女の子でした。
「サオリ……」
「なに?」
「さっき、アランのために、って言った」
「言ったわ」
「サオリは、魔王アラン様と仲が良かったの?」
「最初からそうではなかったけど、今の私はアランとの約束を守るために戦っているようなものなの」
「?」
デビは涙でグシャグシャの顔を私に向けて、小首を傾げました。
「アランはね、魂を抜かれてしまったの。それを取り戻すために、私はここに来たのよ」
「魂を……? 取り戻したら魔王アラン様は蘇るの?」
「そうよ。アランを甦らせるために、私はジークを倒すの」
「ジークを……でも、でも、魔王アラン様を倒したのはサオリなんでしょ?」
「そうよ」
「???」
デビはますます分からないといった様子で、頭を左右に振っています。
「色々と事情があるのよ。とりあえずアランの魂を取り戻そうとしているのは本当よ。嘘じゃないわ」
「……」
私の腕から離れたデビは、何か吹っ切れたような顔をしていました。
「わかった。魔王アラン様を復活させるというのなら、アタシも協力する」
「……」
私は返事が出来ませんでした。
確かにアランを甦らせるのが目的なのですけれど、それはきっと魔王としてでは無いと思うのです。
アランの中の魔王因子は、壊されたはずなのですから。
「デビが想像しているアランが蘇るとは限らないわ。それでも協力してくれるの?」
「よくわからないけど、アタシは協力するよ」
ずるいとは思っていても、本当の事は言えませんでした。
私はサーラたちを探すために、どうしても魔族の協力者が欲しかったのです。
デビは遠くを見つめていました。
「この地域の魔族、半分くらいやられちゃったかな。……光の天使、マジ悪魔」
遠くの黒々とした大地を眺めて、デビは呟きます。
黒くなっているのは、死んだ魔族たちなのです。
「魔王の事には涙を流すくらいに悔しがるのに、同じ魔族がやられても悲しくならないの?」
「うーん」
デビは少し悩んだ後、はっきりと言いました。
「魔王様は特別だからね。弱い魔族がやられてもそれは仕方がないんだよ。諦めるしかないんだよ。でも魔王様は違うんだ。アタシらの憧れであって絶対なんだよ」
唯一絶対神。――魔王だけを認めて信仰している宗教のようなものでしょうか。
魔王だけに特別な感情を持つのが、魔族なのでしょうか。
これまでに魔族と話をした事など無かった私には、魔族の習性や信仰などは、まだよく分かりません。
「本当にごめんなさい。この天使たちに悪気はないと思うの、たぶん」
ポケーっとしている二人の天使は、いつもと変わらずに自然体です。
「それはわかってる。森に居た魔族は光の天使のオーラを嗅ぎ付けて、勝手に戦いを挑んだだけだから。それって本能みたいなものだって、前に聞いた事があるけど、まさかアタシまで掻き立てられて、光の天使の前に飛び出すとは思ってなかった」
「そうだったんだ」
「光の天使と一緒なのは怖いけど、協力するからアタシも連れてって」
湧いてくる罪悪感を胸に押し込んで、私は聞きたかった事をデビに訊ねました。
「ねぇ、魔王城の場所って知ってる?」
デビは森のある方角を一度チラリと見てから、視線を私に戻すと、小さく頷きました。
「知ってる」
魔王城。――魔族の頂点に立ったかもしれない強さを持つ、ジークが居る場所。
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