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第二部 第四章 終わる世界
98・家族になろうよ
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「サーラ! フォウ! カーマイル!」
玉座には眠るエリーシア、その後ろで十字架に張り付けられた、意識の無い三人が見えました。
横に広げられた手首と、揃えられた足首が、黒い紐のようなもので縛られています。
「何故魔族の子供が一緒に居るのだ。お前、勇者に捕らわれていたのか? 翼をもがれている所を見ると……さては魔王城の場所を案内させられていたのだな。まぁいい、特別に見せてやるからそこで見ていろ。……これから始まる、勇者の処刑を」
「あ、アタシは……」
今のやり取りを見て、デビに危害は及ばないと分かりました。
けれども、ニナとラフィーは――
「い、いつの間に!?」
ジークの足元に転がるのは、黒い紐で胴体をぐるぐる巻きに縛られた二人の天使でした。
――意識も失っているようです。
「こいつらには眠ってもらった。超高硬度魔法繊維に改造された俺の髪で縛ってある。絶対に動く事は出来ん。さて、お前にはいくつか聞いておきたい事がある」
絶体絶命……私一人でいったいどうすれば!? それに、ジークの髪ですって? そんなスキル、フォレスの過去の記憶にはありませんでした。
十字架に縛られている三人も、それで拘束されているのでしょうか。
転移魔法もそうですが、まだ新たに手に入れたスキルを、隠し持っているのかも知れません。
「まず、お前が前の魔王を倒したのだな? それは分かっている。しかし、しかしだ……」
「……あなたにとっては、魔王さえも呼び捨てなのね」
とりあえず、様子を見る事しか出来ません。
私の魔法は無詠唱のように、すぐには展開出来ないのです。
「何故俺が元勇者を脅すために利用したその妹が、魔王のオーラを放ち始めたのか、それだけが分からんのだ。おかげで用済みのはずのこの女を殺すに殺せなくなった。……鎧の女勇者よ、お前にはその謎が分かるか?」
「……」
考えられる事は、エリーシアに魔王因子が発生したという事だけです。
何故エリーシアなのかは想像するしかないのですが、思いつく事は――
「ジーク、あなたの傍にエリーシアが居たからよ」
「なんだと?」
私の憶測に過ぎませんが、アランも絡んでいる事です。
思っていた事を――言っていいのか少し迷いましたが――口に出しました。
「魔王アランの魂が飛ばされたのは恐らく、アランの魔力を妖精の森で大量に吸収したあなたに引き寄せられたからなのでしょう」
「それならば何故、俺ではなくこの女なのだ?」
「もちろんあなたが嫌いだからじゃないの? 例え魂だけになっても絶対に譲れない所だったのじゃないかしら。あなたと一緒になるという事は」
「……そんな事で、……俺は魔王になりそこねた、だと?」
私の思いつきはあながち嘘でも冗談でもなく、当たっているのではと、自分で言いながら思えて来ました。
「傍に居たエリーシアに辿り着いたアランの魂は、器としては不十分な体だったために、覚醒は出来ずに居たみたいね」
「……」
「あなたはこの魔王を誕生させようとしているみたいだけど、それは無理だと思うわ。勇者の私が来てしまったからね」
「……」
ハッタリをかましている余裕も度胸も無いに等しいのですが、いまだにこのピンチを切り抜ける策が思いつかない私は、言葉を続けて時間を稼ごうとしていました。
せめてサーラさえ目を覚ましてくれたら、何とかなるような気もしたのです。
「お前、アランが何故魔王になれたのか、知っているな?」
「……」
これは、……ジークは魔王因子の事を知らないのでしょう。
もし魔王因子が移植出来ると知っていたら、エリーシアから無理にでも奪っていたはずです。
それだけは……それだけは教えてはならない事でした。
言葉で時間を稼ぐつもりでしたが、私は黙ってしまいました。
「教える気は無いか。……よかろう、こういう時のためにあいつらは生かしておいたのだ」
ジークは手に持っていた杖を、十字架のカーマイルに向けました。
「何を!?」
ドン! 意識の無いカーマイルの腹の真ん中に赤い花が咲き、血が吹き出ました。
「止めて!」
「魔力弾の威力を最小限にとどめてある。次はどこがいい? 腕か? 足か? 頭だと流石にすぐに死んでしまうからそれは最後にしよう。どうする、勇者よ。知っている事を話さなければこの三人は死んでしまうぞ? いや床に転がるやつも入れて五人か、長く遊べそうだな」
何の因果か、拷問好きのカーマイルが標的にされていました。
このまま続けさせては、いくら天使でもいずれ死んでしまいます。
そして以前聞いた話が、私の頭を過ります。――『天使は一度死んだら、蘇生魔法は効かない』
「じゃあ次は、腕にしよう」
「分かったから! すぐに止めて!」
「もう降参か? もうちょっと遊んでからでも良いんだぞ」
「魔王因子よ! 魔王の因子がそのエリーシアに宿っているのよ! それを移植すればあなたでも魔王になれるんじゃないの!? アランはそれを四天王ヴィーダから間接的に移植して魔王になったのよ!」
「なん、だと?」
間接的にというのは、四天王ヴィーダの魔王因子を一度はサーラが取り込んで、その後でそれをアランに移植したからです。
ジークはエリーシアを見つめて、何やら思案していました。
「ふっ、ふはははは! 何だ、そんな事だったのか!」
教えてしまった。……これでジークがこの後取る行動も、決まってしまったかも知れません。
情報を引き出して、必要の無くなった私たちの――抹殺。
「う、うう――」
「カーマイル!」
腹に傷を負った事で、目が覚めたのでしょう。カーマイルが唸り声を上げていました。
「さ、サオ……リ?」
薄目を開き、私を認めたカーマイルが、苦しげに口を開きます。
「カーマイル、少し我慢してて! 私が、……私が何とかするから!」
「ふはははは! 何を戯言を言っているのだ貴様! 今のお前に何が出来ると言うのだ? お前が何かをやろうとした瞬間にこいつらは死ぬぞ?」
カーマイルは回復魔法を使えません。傷が痛むのかその表情は苦痛に歪んでいますが、それでも私に向かって言葉を紡いでくれました。
「サオリ……逃げるのです。……あなたが敵う相手では……ありません」
「何を言うのカーマイル! 私があなたを見捨てるわけが無いでしょう!?」
「馬鹿、ですか……死に、ますよ」
「こんな時にまで馬鹿って言わないで! 馬鹿はあなたよ! 私はもうあなたの事を……カーマイルもニナもフォウもラフィーもサーラも、みんなみんな、家族だと思ってるんだからね!? 見捨てるはずが無いでしょう!?」
私はこの世界に来て、ずっと一人だと思っていました。
誰かと触れ合っていても、絶えず付きまとう異邦人というレッテル。
ただ生き残るという事と、元の世界に戻るという想いだけを胸に刻み、魔力無しの身で魔法の世界で生きて行こうと、このワンオペレーションを生き抜こうと、決意していたのです。
けれども、いつしか。――いつからでしょう。
少しだけ、……ほんの少しだけですが、この世界にずっと居ても良いかも知れないと、本当に少しだけなのですが、そう思うようになっていました。
ただそう思えるのは、この天使たちやエリオットやランドルフ、みんなが居て初めてそう感じる事なのです。
みんなが居なければ、こんな世界に未練などあるわけが無いのです。
私を睨むように見つめるカーマイルの瞳は、『逃げろ』と語っていました。
私だって本当は逃げたい、こんな場所からは早く逃れたい。
だけど、だけど――
「ねぇ、カーマイル。……もしみんな無事に生き残れたら、私と、……本当の家族にならない?」
この状況で私はいったい、何を言っているのでしょう。
生き残る術など、何処にも落ちてはいないというのに。
「馬鹿ですか……さっき、自分で言っていたではないですか。……みんな家族だと思っていると……今更……ですよ」
「茶番はそこまでだ」
私とカーマイルの間に立ったジークは、その黒い髪を私に向けて伸ばしてきました。
「!?」
どこまでも伸び続けるジークの髪は私の鎧を捉え、手足の自由を奪います。
そして、ゆっくりと近付いて来て、その両手を伸ばし――
「サオリ! そいつに触れられると――」
カーマイルの警告は既に動けなくなっている私には、意味の無いものでした。
ジークの両手が私の両肩に触れると――
「鎧が!?」
ジュゥと溶けるように、黄金のプレートは光の粒子へと還ってしまいました。
「ほう、この鎧は魔力で構築されていたのか。……流石勇者だ、素晴らしい」
ジークの余裕たっぷりの賞賛と同時に、私の鎧はすべて消え去り、小物入れに入っていたショルダーバッグとスマホは、床に転がりました。
鎧が消えた隙間を埋めるように、髪の毛が私の体に直接巻きついて締め付けます。
「くっ……」
腑に落ちないのは光の粒子に戻った鎧の魔力が、私の足元に転がっているスマホに戻らずに、ジークの体に吸収された事です。
カーマイルがジークと戦った時の事を私に話してくれた時、こう言っていたのを思い出しました。
――『やつは戦闘中、やたらと体に触れようとしていた』
「まさか……あなた」
「ふはははは! かつてアランにやられた同じ技でもって、勇者を葬ってくれるわ!」
玉座には眠るエリーシア、その後ろで十字架に張り付けられた、意識の無い三人が見えました。
横に広げられた手首と、揃えられた足首が、黒い紐のようなもので縛られています。
「何故魔族の子供が一緒に居るのだ。お前、勇者に捕らわれていたのか? 翼をもがれている所を見ると……さては魔王城の場所を案内させられていたのだな。まぁいい、特別に見せてやるからそこで見ていろ。……これから始まる、勇者の処刑を」
「あ、アタシは……」
今のやり取りを見て、デビに危害は及ばないと分かりました。
けれども、ニナとラフィーは――
「い、いつの間に!?」
ジークの足元に転がるのは、黒い紐で胴体をぐるぐる巻きに縛られた二人の天使でした。
――意識も失っているようです。
「こいつらには眠ってもらった。超高硬度魔法繊維に改造された俺の髪で縛ってある。絶対に動く事は出来ん。さて、お前にはいくつか聞いておきたい事がある」
絶体絶命……私一人でいったいどうすれば!? それに、ジークの髪ですって? そんなスキル、フォレスの過去の記憶にはありませんでした。
十字架に縛られている三人も、それで拘束されているのでしょうか。
転移魔法もそうですが、まだ新たに手に入れたスキルを、隠し持っているのかも知れません。
「まず、お前が前の魔王を倒したのだな? それは分かっている。しかし、しかしだ……」
「……あなたにとっては、魔王さえも呼び捨てなのね」
とりあえず、様子を見る事しか出来ません。
私の魔法は無詠唱のように、すぐには展開出来ないのです。
「何故俺が元勇者を脅すために利用したその妹が、魔王のオーラを放ち始めたのか、それだけが分からんのだ。おかげで用済みのはずのこの女を殺すに殺せなくなった。……鎧の女勇者よ、お前にはその謎が分かるか?」
「……」
考えられる事は、エリーシアに魔王因子が発生したという事だけです。
何故エリーシアなのかは想像するしかないのですが、思いつく事は――
「ジーク、あなたの傍にエリーシアが居たからよ」
「なんだと?」
私の憶測に過ぎませんが、アランも絡んでいる事です。
思っていた事を――言っていいのか少し迷いましたが――口に出しました。
「魔王アランの魂が飛ばされたのは恐らく、アランの魔力を妖精の森で大量に吸収したあなたに引き寄せられたからなのでしょう」
「それならば何故、俺ではなくこの女なのだ?」
「もちろんあなたが嫌いだからじゃないの? 例え魂だけになっても絶対に譲れない所だったのじゃないかしら。あなたと一緒になるという事は」
「……そんな事で、……俺は魔王になりそこねた、だと?」
私の思いつきはあながち嘘でも冗談でもなく、当たっているのではと、自分で言いながら思えて来ました。
「傍に居たエリーシアに辿り着いたアランの魂は、器としては不十分な体だったために、覚醒は出来ずに居たみたいね」
「……」
「あなたはこの魔王を誕生させようとしているみたいだけど、それは無理だと思うわ。勇者の私が来てしまったからね」
「……」
ハッタリをかましている余裕も度胸も無いに等しいのですが、いまだにこのピンチを切り抜ける策が思いつかない私は、言葉を続けて時間を稼ごうとしていました。
せめてサーラさえ目を覚ましてくれたら、何とかなるような気もしたのです。
「お前、アランが何故魔王になれたのか、知っているな?」
「……」
これは、……ジークは魔王因子の事を知らないのでしょう。
もし魔王因子が移植出来ると知っていたら、エリーシアから無理にでも奪っていたはずです。
それだけは……それだけは教えてはならない事でした。
言葉で時間を稼ぐつもりでしたが、私は黙ってしまいました。
「教える気は無いか。……よかろう、こういう時のためにあいつらは生かしておいたのだ」
ジークは手に持っていた杖を、十字架のカーマイルに向けました。
「何を!?」
ドン! 意識の無いカーマイルの腹の真ん中に赤い花が咲き、血が吹き出ました。
「止めて!」
「魔力弾の威力を最小限にとどめてある。次はどこがいい? 腕か? 足か? 頭だと流石にすぐに死んでしまうからそれは最後にしよう。どうする、勇者よ。知っている事を話さなければこの三人は死んでしまうぞ? いや床に転がるやつも入れて五人か、長く遊べそうだな」
何の因果か、拷問好きのカーマイルが標的にされていました。
このまま続けさせては、いくら天使でもいずれ死んでしまいます。
そして以前聞いた話が、私の頭を過ります。――『天使は一度死んだら、蘇生魔法は効かない』
「じゃあ次は、腕にしよう」
「分かったから! すぐに止めて!」
「もう降参か? もうちょっと遊んでからでも良いんだぞ」
「魔王因子よ! 魔王の因子がそのエリーシアに宿っているのよ! それを移植すればあなたでも魔王になれるんじゃないの!? アランはそれを四天王ヴィーダから間接的に移植して魔王になったのよ!」
「なん、だと?」
間接的にというのは、四天王ヴィーダの魔王因子を一度はサーラが取り込んで、その後でそれをアランに移植したからです。
ジークはエリーシアを見つめて、何やら思案していました。
「ふっ、ふはははは! 何だ、そんな事だったのか!」
教えてしまった。……これでジークがこの後取る行動も、決まってしまったかも知れません。
情報を引き出して、必要の無くなった私たちの――抹殺。
「う、うう――」
「カーマイル!」
腹に傷を負った事で、目が覚めたのでしょう。カーマイルが唸り声を上げていました。
「さ、サオ……リ?」
薄目を開き、私を認めたカーマイルが、苦しげに口を開きます。
「カーマイル、少し我慢してて! 私が、……私が何とかするから!」
「ふはははは! 何を戯言を言っているのだ貴様! 今のお前に何が出来ると言うのだ? お前が何かをやろうとした瞬間にこいつらは死ぬぞ?」
カーマイルは回復魔法を使えません。傷が痛むのかその表情は苦痛に歪んでいますが、それでも私に向かって言葉を紡いでくれました。
「サオリ……逃げるのです。……あなたが敵う相手では……ありません」
「何を言うのカーマイル! 私があなたを見捨てるわけが無いでしょう!?」
「馬鹿、ですか……死に、ますよ」
「こんな時にまで馬鹿って言わないで! 馬鹿はあなたよ! 私はもうあなたの事を……カーマイルもニナもフォウもラフィーもサーラも、みんなみんな、家族だと思ってるんだからね!? 見捨てるはずが無いでしょう!?」
私はこの世界に来て、ずっと一人だと思っていました。
誰かと触れ合っていても、絶えず付きまとう異邦人というレッテル。
ただ生き残るという事と、元の世界に戻るという想いだけを胸に刻み、魔力無しの身で魔法の世界で生きて行こうと、このワンオペレーションを生き抜こうと、決意していたのです。
けれども、いつしか。――いつからでしょう。
少しだけ、……ほんの少しだけですが、この世界にずっと居ても良いかも知れないと、本当に少しだけなのですが、そう思うようになっていました。
ただそう思えるのは、この天使たちやエリオットやランドルフ、みんなが居て初めてそう感じる事なのです。
みんなが居なければ、こんな世界に未練などあるわけが無いのです。
私を睨むように見つめるカーマイルの瞳は、『逃げろ』と語っていました。
私だって本当は逃げたい、こんな場所からは早く逃れたい。
だけど、だけど――
「ねぇ、カーマイル。……もしみんな無事に生き残れたら、私と、……本当の家族にならない?」
この状況で私はいったい、何を言っているのでしょう。
生き残る術など、何処にも落ちてはいないというのに。
「馬鹿ですか……さっき、自分で言っていたではないですか。……みんな家族だと思っていると……今更……ですよ」
「茶番はそこまでだ」
私とカーマイルの間に立ったジークは、その黒い髪を私に向けて伸ばしてきました。
「!?」
どこまでも伸び続けるジークの髪は私の鎧を捉え、手足の自由を奪います。
そして、ゆっくりと近付いて来て、その両手を伸ばし――
「サオリ! そいつに触れられると――」
カーマイルの警告は既に動けなくなっている私には、意味の無いものでした。
ジークの両手が私の両肩に触れると――
「鎧が!?」
ジュゥと溶けるように、黄金のプレートは光の粒子へと還ってしまいました。
「ほう、この鎧は魔力で構築されていたのか。……流石勇者だ、素晴らしい」
ジークの余裕たっぷりの賞賛と同時に、私の鎧はすべて消え去り、小物入れに入っていたショルダーバッグとスマホは、床に転がりました。
鎧が消えた隙間を埋めるように、髪の毛が私の体に直接巻きついて締め付けます。
「くっ……」
腑に落ちないのは光の粒子に戻った鎧の魔力が、私の足元に転がっているスマホに戻らずに、ジークの体に吸収された事です。
カーマイルがジークと戦った時の事を私に話してくれた時、こう言っていたのを思い出しました。
――『やつは戦闘中、やたらと体に触れようとしていた』
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