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第一章〘芽生える自我〙
第10話【黒い雨】
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アニュレ峠の上空に禍々しい雨雲が、自然発生とは思えない動きで発達している。
貴族の子弟ども……。いや、配下の騎士たちは、季節外れの雨に対応するために物資をテントに運ぶ。
雨雲が、こないとも限らないから。
俺の命令に、やっと重い腰を上げたのだ。
「怪しい雰囲気だな。あの動き、あの辺りは、ネズミがいるんじゃないか?」
俺の問いかけに近習の男が、アニュレ峠の空を見た。その鋭い目を細める。
「リシャール様……。魔術隊に撤退命令を出されませんか?」
俺は、アニュレ砦の方角に目を向ける。もうすぐ、アルウィンが入陣するだろう。
この近習の男は、アルウィンから賜った魔術隊を無事に返したいのだ。
犠牲はやむを得ないと理解していたはずである。アルウィンへのごますりなのだろうか。
「ネズミが上手くやれば、魔術隊の犠牲も少なく済むだろうな。それでは不満か?」
近習の男は、伏し目がちにため息を押し殺したような言葉にならない声を発した。
「アルウィンだって、犠牲者のひとりやふたり……。いや、御大層な魔王様とやり合うんだ。部隊の一つくらい覚悟はできてるだろう……」
アルウィンは、情に流される人間ではない。俺を助けた時も、哀れみではなかったはずだ。
ただ、心を失ったサーカスのピエロたちから、最もマシだった俺を選んだだけの話だろう。
魔術隊は、誰でも入れる部隊ではない。それなりの才能と家柄が必要である。
再建には、時間はかかるだろう。しかしながら、それを上回る利点のほうが大きい。
あわよくば、魔王がイストワール王国の英雄アンベールに致命傷を与えてくれる。
アルウィンの考えはここまでだ。
俺としては、魔王との戦いを終えたアンベールにとどめを刺すつもりである。
魔術隊の存在価値など、俺にとってはネズミにとっての滑車程度だ。
近習の男がなんにこだわっているのかは、分からないけれど。
俺には、アルウィンへのゴマすり程度にしか思えないのだ。しょせんは、浅はかな考えだと思える。
子供のときからアルウィンを見ている俺としては。
「せめて、魔術隊のうち付与術師たちを撤退させることは……」
近習の男は、すがりつくような口調で俺に迫る。戦場で功をあせるものは多い。
いつまでも、サーカスのピエロに仕えたくはないというのは理解できなくはない。
俺は、ロングソードの柄を握りしめた。怒りに震える右手を左手でおおう。
「ネズミが、イストワールの国境につくまで強化し続ける必要がある。そのための魔術隊だ。誰ひとり、誰一人特別にしてやる訳には行かない」
俺は、アニュレ峠にかかる黒雲から光るものが落ちて行くのを見た。
それは、次第に数を増やして行く。雨粒だ。太陽の光を反射して光っている。
「雨……。降り出したか……」
雨雲は、時より光っては新たに雨粒を生み出して行く。勢いは、激しくなっている。
「……雨の中の戦いか……情けなくも敗走するネズミには、ぴったりの景色だな」
近習の男は、アニュレ峠の上空を見つめながら息を荒らげている。
(ふん、それほどまでにアルウィンに気に入られたいのか。こいつも、ネズミの後を追わせるか……)
敗走する兵士が、ひとりというのも不自然だろう。武勲を上げたいのであれば、戦えばいい。
俺に反発心を抱くものは、どこかで始末せねばならない。覇道をなすとはそういうことだ。
「それほど救いたいのであれば、お前がアニュレ峠にいけばいい。ただし、ネズミと一緒に……」
俺が言い終えないうちに、アニュレ峠の方角から馬がかけて来る。
近づいて来るそれは、緊急事態を告げるドラのように感じた。
雷鳴のような嘶きに、馬上の兵士はグッタリとしたようすである。
「なんか、あったのでしょうか。魔術隊に……リ……いや……」
近習の男は、伝令馬を迎えるために立ち上がり駆け出した。
嫌な予感がする。季節外れの雨。
不自然なまでに、アニュレ峠の一部をおおう雨雲の群れ。
「まさか、ネズミが死んだか? まだ魔王が動き出す前だろう。無様だな魔術隊……」
たかだか、魔王の犬どもにすら全滅させられるのか。
その程度では、魔王相手に逃げるなどできようはずはない。
魔術隊は、必勝を期して派遣したのだ。
ネズミは、演習においてアニュレ峠の魔物相手にも戦えていた。
実力的に問題はないはずだった。もし、魔術隊が全滅していたとしたら……
こちらが、やろうとしたことを逆にやられる可能性もある。
魔王が、ここを攻めて来たら……。イストワール王国の草《スパイ》どもが見逃すはずはない。
(そうなれば……ミイラ取りが何とやらだな。クソッ、役立たずども……)
近習の男は、伝令馬から、兵士を下ろしている。どうやら、怪我をしているようだ。
俺は、そのようすを呆然と見ている騎士を睨みつけた。誰も彼も治癒士を呼ぼうともしない。
「おい、そこの男。陣付きの治癒士を呼べ。任務を完遂した伝令兵は貴重だ。死なせる訳には行かない」
驚いた様子で背筋を伸ばした騎士。
俺の顔を見て、左肩に右手を当てる敬礼をして白いテントに駆け込んで行った。
すぐに治癒士たちが、倒れた伝令兵に駆け寄って治癒魔術を行使しはじめる。
近習の男は、こちらに向かって駆け寄って来た。あまり良い報告ではなさそうだ。
近習の男の顔色は、真っ青になっていた。胸を押さえ、息を整えている様子。
「リシャール団長、猛熊魔王が動き出したようです。想定よりも、かなり早いッ!! 既に魔術隊と戦闘状態に入っている様子」
まだ、かろうじて全滅はしていないらしい。
季節外れの嫌な雨雲、早すぎる魔王の行動。既に想定外が2つも起きている。
まだ、アルウィンがくる様子はない。俺が、対応をしなければならないだろう。
ネズミは、逃げ出すひまもなく猛熊魔王の餌食にされたのかもしれない。
援軍を差し向けるべきか。誰を?
悲壮な顔つきの近習の男の手が震えていた。陣中に差し込む陽光が、その首を飾る宝石を光らせる。
(安物? 魔術アイテムの類か……。この男を向かわせるか。あの目、なぜだか気に入らない)
俺は、近習の男に近づいた。魔術アイテムと思われる首飾りに、どこか違和感をおぼえる。
「お前が、ネズミの援護にいけ……。場合によってはネズミの代わりをお前がやれ。魔術隊に関しては、お前の好きにするがいい」
「はっ、ありがたき幸せ。今すぐにでも」
先程までの悲壮感は、消えていた。真っ直ぐとアニュレ峠の雨雲を見据えている様子だ。
近習の男は、立ち上がるとリュンヌ式の敬礼をして、伝令兵が乗っていた馬にまたがった。
俺の顔すら見ずに……。いずれにしても、状況の把握だ。
場合によっては、さらなる援軍の必要も。俺は、地面を踏みしめる。
(ちっ、もっと絶望的な反応を求めていたんだが……。死ぬのが、そんなに嬉しいのか……)
俺は、近習の男に監視役をつけるために本陣の司令テントに戻ることにした。
人間というものが、分からなくなった。
俺に反抗的だった近習の男は、生きて帰れぬ命令をして喜んで死地に向かう。
崇められるだけの太陽どもが、自ら進んで沈む道を選ぶのだろうか。
これが、奴らの求める死に方の美学なのかもしれない。
俺は、そのように納得をして黒雲を一瞥した。怠惰に生きる太陽が、沈み方にはこだわる。
わざとらしく、その身を別れを惜しむような色に変え、月に後を託す。
再び、登るために?
(太陽をかげらせる黒い雲か……。雲におおわれていては、死に方を見せることもできないだろうな。それが、奴らにとっての地獄か……)
第一章第10話【黒い雨】完。
貴族の子弟ども……。いや、配下の騎士たちは、季節外れの雨に対応するために物資をテントに運ぶ。
雨雲が、こないとも限らないから。
俺の命令に、やっと重い腰を上げたのだ。
「怪しい雰囲気だな。あの動き、あの辺りは、ネズミがいるんじゃないか?」
俺の問いかけに近習の男が、アニュレ峠の空を見た。その鋭い目を細める。
「リシャール様……。魔術隊に撤退命令を出されませんか?」
俺は、アニュレ砦の方角に目を向ける。もうすぐ、アルウィンが入陣するだろう。
この近習の男は、アルウィンから賜った魔術隊を無事に返したいのだ。
犠牲はやむを得ないと理解していたはずである。アルウィンへのごますりなのだろうか。
「ネズミが上手くやれば、魔術隊の犠牲も少なく済むだろうな。それでは不満か?」
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アルウィンは、情に流される人間ではない。俺を助けた時も、哀れみではなかったはずだ。
ただ、心を失ったサーカスのピエロたちから、最もマシだった俺を選んだだけの話だろう。
魔術隊は、誰でも入れる部隊ではない。それなりの才能と家柄が必要である。
再建には、時間はかかるだろう。しかしながら、それを上回る利点のほうが大きい。
あわよくば、魔王がイストワール王国の英雄アンベールに致命傷を与えてくれる。
アルウィンの考えはここまでだ。
俺としては、魔王との戦いを終えたアンベールにとどめを刺すつもりである。
魔術隊の存在価値など、俺にとってはネズミにとっての滑車程度だ。
近習の男がなんにこだわっているのかは、分からないけれど。
俺には、アルウィンへのゴマすり程度にしか思えないのだ。しょせんは、浅はかな考えだと思える。
子供のときからアルウィンを見ている俺としては。
「せめて、魔術隊のうち付与術師たちを撤退させることは……」
近習の男は、すがりつくような口調で俺に迫る。戦場で功をあせるものは多い。
いつまでも、サーカスのピエロに仕えたくはないというのは理解できなくはない。
俺は、ロングソードの柄を握りしめた。怒りに震える右手を左手でおおう。
「ネズミが、イストワールの国境につくまで強化し続ける必要がある。そのための魔術隊だ。誰ひとり、誰一人特別にしてやる訳には行かない」
俺は、アニュレ峠にかかる黒雲から光るものが落ちて行くのを見た。
それは、次第に数を増やして行く。雨粒だ。太陽の光を反射して光っている。
「雨……。降り出したか……」
雨雲は、時より光っては新たに雨粒を生み出して行く。勢いは、激しくなっている。
「……雨の中の戦いか……情けなくも敗走するネズミには、ぴったりの景色だな」
近習の男は、アニュレ峠の上空を見つめながら息を荒らげている。
(ふん、それほどまでにアルウィンに気に入られたいのか。こいつも、ネズミの後を追わせるか……)
敗走する兵士が、ひとりというのも不自然だろう。武勲を上げたいのであれば、戦えばいい。
俺に反発心を抱くものは、どこかで始末せねばならない。覇道をなすとはそういうことだ。
「それほど救いたいのであれば、お前がアニュレ峠にいけばいい。ただし、ネズミと一緒に……」
俺が言い終えないうちに、アニュレ峠の方角から馬がかけて来る。
近づいて来るそれは、緊急事態を告げるドラのように感じた。
雷鳴のような嘶きに、馬上の兵士はグッタリとしたようすである。
「なんか、あったのでしょうか。魔術隊に……リ……いや……」
近習の男は、伝令馬を迎えるために立ち上がり駆け出した。
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不自然なまでに、アニュレ峠の一部をおおう雨雲の群れ。
「まさか、ネズミが死んだか? まだ魔王が動き出す前だろう。無様だな魔術隊……」
たかだか、魔王の犬どもにすら全滅させられるのか。
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わざとらしく、その身を別れを惜しむような色に変え、月に後を託す。
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