22 / 25
第一章〘芽生える自我〙
第11話【人外の領域で】
しおりを挟む
狭いテントの中は、魔物の血なまぐささで汚染されている。返り血をあびた鎧。汚れた剣。
今は、会議中だ。アルウィンたちが到着して、今後のことを話し合っている。
俺は、この空気にうんざりとしていた。
仕方ないこととはいえ、だ。ここは、ゴブリンの食肉解体場かと言いたくもなる。
アルウィンたちは、アニュレ砦からの道中、ゴブリンの群れに襲われたらしい。
「そんなに嫌そうな顔しないでよ。リシャール。今のところは、うまく行ってるじゃないか。あはは。順調、順調だよ?」
アルウィンは、微笑みを浮かべる。ゴブリンの群れに襲撃されたことなど気にしてもいないようだ。
「アルウィン、雨の件は? 今は、木の龍の月だぞ? 雨は降らない季節だ。しかも、アニュレ峠の一部だけ。それに、臆病者で、サルくらいの心臓しか持たないゴブリンどもが襲撃をかける……。明らかに異常だ」
俺は、アルウィンだけではなく他の騎士どもの顔を見回しながら、不審点をあげた。
「リシャール団長、異常といえば。数名の騎士の行方が分かっていないそうですね。何故かしら?」
フェリシテは、ずいぶんと意地の悪い口調で俺を詰問してくる。少なくとも、俺にはそう聞こえた。
「知らん。それよりも、アルウィン。どうなんだ? イストワールが……。いや、アンベールが何かを仕掛けたのではないのか!?」
俺は、アンベールに先を越されたのではないかと考えている。
そうだとすれば、面白くはない。英雄を英雄にしてしまう手伝いをしていることになるのだ。
「リシャール団長っ!? 配下の騎士は消耗品ではないわ?」
「フェリシテ、落ちついて。それに関しては、僕が調べるよ。そのうえで、リシャールに落ち度があれば責任は取らせる。リシャール、みんなの前では。アルウィン司令と呼んでほしいな……」
フェリシテは、アルウィンに謝罪した。わざとらしく、俺とは目を合わせようとはしなかったが。
傲慢女の言う数名の騎士とは、ネズミの後を追わせた近習の男とその監視役だろう。
あとは、把握していない。
いつ見ても、余裕そうな涼しげな顔立ちに心が落ち着かなくなる。フェリシテ、この女もいずれは……
「リシャール。ゴブリンどもは、誰かに誘導されたわけではないし、雨に関してもね。過去に木の龍の月でも降ったこともある。気持ちの高ぶりは、間違った判断を下すことになるよ。団長? 落ち着くんだ」
俺は、いつも余裕の表情を崩さないアルウィンを心強く感じていた。
あの地獄から、救ってくれたからだ。貴族という敵だらけのなかで、味方でいてくれたからだ。
しかしながら、覇道を目指したあの夜に考えが変わった。
アルウィンのすべてを見抜いていると、言わんばかりの態度。
気に入らない。俺は、軍議テーブルの下で拳を握りしめる。いつまでも、庇護下にいるものか、と。
「報告します」
指揮所に声が響く。皆の視線が、出口に注がれた。これ以上、何があるのか?
アンベールでも、攻めてきたのか。それとも、猛熊魔王が……
「ブラッカー隊長、イストワール王国側に向けて逃亡。魔王は、それを追撃しているとのこと。残念ですが、魔術隊は全滅しました」
テントが、揺れる。風が吹いたのだろう。まるで、魔術隊の断末魔を運んできたようだ。
あのネズミが、ブラッカーという名前だったことを思い出した。どうでもいいことだ。
ネズミは、うまくやった。それならば、あとは魔王サマに頑張ってもらうだけである。
「分かった。ご苦労だったね。ゆっくりと休むといい。そうか、魔術隊は全滅か。死ぬときは、一緒だったのかな……」
アルウィンは、俺に返事を求めるような視線を投げかけてくる。何の話だ、と俺。
「リシャールの近習のことだよ。名前は、アデルモ。そしてね。アデルモの恋人は、魔術隊の付与術師リージーだったんだ。知らなかったのかい? ふたりは恋人同士だったってことを?」
アルウィンは、背中をまるめて哀れみをこめたような表情で、どうでもいいと思える事情を話した。
俺にとって、覚えておく必要もない名前であり、人間関係である。
アニュレ峠の魔術隊を救いたがっていたのは、そういうことかくらいの感想だ。
「アデルモが望んだ通りの結末ならいいと思うよ。魔術隊の補充は、父上に頼んでみよう。その代わり、魔王の首級は……必ず上げないとね」
アルウィンは、微笑んで軍図に置かれた駒を持つ。ゆっくりとアニュレ峠の国境に置いた。
猛熊魔王は、アンベールにどれほどの傷を負わせるだろうか。魔王の称号を得た魔族。
悪魔たちを従える力とやらに期待したい。昔、人間は悪魔にすら勝てなかった。
人間には、不可能であったはずの悪魔殺しを成し遂げたのは、ベトフォン家である。
そう、アンベール・ベトフォンの先祖だ。
彼らの家系は、非人間種を思わせる力を持っていると言われる。
だからこそ、今回の作戦に対して否定的なものも少なからずいるのだ。
猛熊魔王の強さは悪魔よりも上なのだが、一般的な魔王と比べれば、弱小である。
それは、手下の数や魔王自身の強さも含めたことだ。当然、縄張りの範囲も含める。
しかし、俺は思う。どれほどの剣聖であろうとも、相手は魔王。
たとえ、雑魚でも人間をはるかに凌駕する魔力を持っている。
アンベールが勝利したとしても、無傷ではいられない。必ず間隙ができる。
俺は、その時のシーンを想像した。心の底から歓喜している自分がいる。
まさに、英雄と呼ばれるに相応しい覇道の第一歩だ。見据えるさきには、玉座が見える。
皇帝となった俺に、ひれ伏す太陽どもを踏みつけるのは、新たな太陽。
黒曜石のような……
アンベールは、俺のために生まれてきてくれたような存在である。
せめて、死の瞬間に感謝の言葉を送ろう。
「素晴らしい……」
アルウィンは、俺の方を見ると「うん? それは良かったね」と目を細めた。
俺は、心のなかで呟いたはずの言葉が、口に出ていたことに気付く。
誤魔化そうと咳払いをする。テントが、揺れた。風ではない。地響きとも違う。
「あら、こ、これは魔力の波動かしら? アルウィン司令、こ、これはッ!?」
フェリシテは、蒼白した顔で立ちあがる。椅子が、勢いよく倒れる。
外から叫び声が聞こえた。
それは、雄たけびであり、悲鳴であり、断末魔である。まるで、戦場のような。
「ふーっ、やれやれ。魔王が来たか。総員、防衛戦の準備だ。重厚兵を招集。指揮所を死守する。弓、魔術兵は、陣外から支援させる。リシャール、英雄になるチャンスだよ。向こうから来てくれたね。準備はいいかな?」
アルウィンの態度は、フェリシテとは大違いだ。慌てる様子もなく、どっしりと構えている。
口調も普段と変わらない。他人を食うような冷静さもいつも通りだ。
一方で、俺は狼狽していた。
どういうことだ。魔王は、ネズミを追ってイストワール側に向かったのではなかったのか。
ネズミが追いつかれ、殺されたにせよ。こちら側に来るのが、はやすぎる。
周りの騎士たちは、次々と立ち上がっていた。重厚兵招集の呼笛が、はやくも陣内に反響している。
俺は、剣を握りしめた。すべて、想定外。すべて、思慮の外。戦いはすでに、始まっているのだ。
英雄になるチャンスだと……
アルウィンの言葉が、頭の中に響き渡っていた。
第一章第11話【人外の領域で】完。
今は、会議中だ。アルウィンたちが到着して、今後のことを話し合っている。
俺は、この空気にうんざりとしていた。
仕方ないこととはいえ、だ。ここは、ゴブリンの食肉解体場かと言いたくもなる。
アルウィンたちは、アニュレ砦からの道中、ゴブリンの群れに襲われたらしい。
「そんなに嫌そうな顔しないでよ。リシャール。今のところは、うまく行ってるじゃないか。あはは。順調、順調だよ?」
アルウィンは、微笑みを浮かべる。ゴブリンの群れに襲撃されたことなど気にしてもいないようだ。
「アルウィン、雨の件は? 今は、木の龍の月だぞ? 雨は降らない季節だ。しかも、アニュレ峠の一部だけ。それに、臆病者で、サルくらいの心臓しか持たないゴブリンどもが襲撃をかける……。明らかに異常だ」
俺は、アルウィンだけではなく他の騎士どもの顔を見回しながら、不審点をあげた。
「リシャール団長、異常といえば。数名の騎士の行方が分かっていないそうですね。何故かしら?」
フェリシテは、ずいぶんと意地の悪い口調で俺を詰問してくる。少なくとも、俺にはそう聞こえた。
「知らん。それよりも、アルウィン。どうなんだ? イストワールが……。いや、アンベールが何かを仕掛けたのではないのか!?」
俺は、アンベールに先を越されたのではないかと考えている。
そうだとすれば、面白くはない。英雄を英雄にしてしまう手伝いをしていることになるのだ。
「リシャール団長っ!? 配下の騎士は消耗品ではないわ?」
「フェリシテ、落ちついて。それに関しては、僕が調べるよ。そのうえで、リシャールに落ち度があれば責任は取らせる。リシャール、みんなの前では。アルウィン司令と呼んでほしいな……」
フェリシテは、アルウィンに謝罪した。わざとらしく、俺とは目を合わせようとはしなかったが。
傲慢女の言う数名の騎士とは、ネズミの後を追わせた近習の男とその監視役だろう。
あとは、把握していない。
いつ見ても、余裕そうな涼しげな顔立ちに心が落ち着かなくなる。フェリシテ、この女もいずれは……
「リシャール。ゴブリンどもは、誰かに誘導されたわけではないし、雨に関してもね。過去に木の龍の月でも降ったこともある。気持ちの高ぶりは、間違った判断を下すことになるよ。団長? 落ち着くんだ」
俺は、いつも余裕の表情を崩さないアルウィンを心強く感じていた。
あの地獄から、救ってくれたからだ。貴族という敵だらけのなかで、味方でいてくれたからだ。
しかしながら、覇道を目指したあの夜に考えが変わった。
アルウィンのすべてを見抜いていると、言わんばかりの態度。
気に入らない。俺は、軍議テーブルの下で拳を握りしめる。いつまでも、庇護下にいるものか、と。
「報告します」
指揮所に声が響く。皆の視線が、出口に注がれた。これ以上、何があるのか?
アンベールでも、攻めてきたのか。それとも、猛熊魔王が……
「ブラッカー隊長、イストワール王国側に向けて逃亡。魔王は、それを追撃しているとのこと。残念ですが、魔術隊は全滅しました」
テントが、揺れる。風が吹いたのだろう。まるで、魔術隊の断末魔を運んできたようだ。
あのネズミが、ブラッカーという名前だったことを思い出した。どうでもいいことだ。
ネズミは、うまくやった。それならば、あとは魔王サマに頑張ってもらうだけである。
「分かった。ご苦労だったね。ゆっくりと休むといい。そうか、魔術隊は全滅か。死ぬときは、一緒だったのかな……」
アルウィンは、俺に返事を求めるような視線を投げかけてくる。何の話だ、と俺。
「リシャールの近習のことだよ。名前は、アデルモ。そしてね。アデルモの恋人は、魔術隊の付与術師リージーだったんだ。知らなかったのかい? ふたりは恋人同士だったってことを?」
アルウィンは、背中をまるめて哀れみをこめたような表情で、どうでもいいと思える事情を話した。
俺にとって、覚えておく必要もない名前であり、人間関係である。
アニュレ峠の魔術隊を救いたがっていたのは、そういうことかくらいの感想だ。
「アデルモが望んだ通りの結末ならいいと思うよ。魔術隊の補充は、父上に頼んでみよう。その代わり、魔王の首級は……必ず上げないとね」
アルウィンは、微笑んで軍図に置かれた駒を持つ。ゆっくりとアニュレ峠の国境に置いた。
猛熊魔王は、アンベールにどれほどの傷を負わせるだろうか。魔王の称号を得た魔族。
悪魔たちを従える力とやらに期待したい。昔、人間は悪魔にすら勝てなかった。
人間には、不可能であったはずの悪魔殺しを成し遂げたのは、ベトフォン家である。
そう、アンベール・ベトフォンの先祖だ。
彼らの家系は、非人間種を思わせる力を持っていると言われる。
だからこそ、今回の作戦に対して否定的なものも少なからずいるのだ。
猛熊魔王の強さは悪魔よりも上なのだが、一般的な魔王と比べれば、弱小である。
それは、手下の数や魔王自身の強さも含めたことだ。当然、縄張りの範囲も含める。
しかし、俺は思う。どれほどの剣聖であろうとも、相手は魔王。
たとえ、雑魚でも人間をはるかに凌駕する魔力を持っている。
アンベールが勝利したとしても、無傷ではいられない。必ず間隙ができる。
俺は、その時のシーンを想像した。心の底から歓喜している自分がいる。
まさに、英雄と呼ばれるに相応しい覇道の第一歩だ。見据えるさきには、玉座が見える。
皇帝となった俺に、ひれ伏す太陽どもを踏みつけるのは、新たな太陽。
黒曜石のような……
アンベールは、俺のために生まれてきてくれたような存在である。
せめて、死の瞬間に感謝の言葉を送ろう。
「素晴らしい……」
アルウィンは、俺の方を見ると「うん? それは良かったね」と目を細めた。
俺は、心のなかで呟いたはずの言葉が、口に出ていたことに気付く。
誤魔化そうと咳払いをする。テントが、揺れた。風ではない。地響きとも違う。
「あら、こ、これは魔力の波動かしら? アルウィン司令、こ、これはッ!?」
フェリシテは、蒼白した顔で立ちあがる。椅子が、勢いよく倒れる。
外から叫び声が聞こえた。
それは、雄たけびであり、悲鳴であり、断末魔である。まるで、戦場のような。
「ふーっ、やれやれ。魔王が来たか。総員、防衛戦の準備だ。重厚兵を招集。指揮所を死守する。弓、魔術兵は、陣外から支援させる。リシャール、英雄になるチャンスだよ。向こうから来てくれたね。準備はいいかな?」
アルウィンの態度は、フェリシテとは大違いだ。慌てる様子もなく、どっしりと構えている。
口調も普段と変わらない。他人を食うような冷静さもいつも通りだ。
一方で、俺は狼狽していた。
どういうことだ。魔王は、ネズミを追ってイストワール側に向かったのではなかったのか。
ネズミが追いつかれ、殺されたにせよ。こちら側に来るのが、はやすぎる。
周りの騎士たちは、次々と立ち上がっていた。重厚兵招集の呼笛が、はやくも陣内に反響している。
俺は、剣を握りしめた。すべて、想定外。すべて、思慮の外。戦いはすでに、始まっているのだ。
英雄になるチャンスだと……
アルウィンの言葉が、頭の中に響き渡っていた。
第一章第11話【人外の領域で】完。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる