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第6話 「復帰……。」

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「お邪魔します。」

 指定されたホテルへと入った私は、男の人に招き入れられて部屋の中に入った。

「初めてだったからどの子がいいか分からなくて指名しなかったけど、こんなかわいい子が来てくれて嬉しいな。」

 私を迎え入れた眼鏡の男性が椅子に座ると、その椅子はミシッときしんだ。そう、男性は太っているのだ。それも、小太りという感じではなく、思いっきり…。

「こういうお店を使ったことが無いから分からないんだけど、どこのお店もこんなにかわいい子を雇ってるの?」

「私が可愛い方なのかっていうのはお客様に決めて頂くものなので、私を基準に話は出来ないんですけど、どのお店にもかわいい子はたくさん居られますよ?」

 そう言ってニコッと笑うと男性は椅子から立ち上がり、今度はベッドへ腰かける。

「まぁ僕は今後、君一択になると思うから、他の子なんて気にしなくてもいいんだけどね。」

 そう言って手招きをする男性に私は少し時間を貰って、事務所の方に今から接客を始めることを伝えた。

「お客さんのことはなんてお呼びしたらいいですか?」

「僕のことは雅樹(まさき)って呼んで。」

「雅樹さんですね。分かりました。他に行為中はこういう風にしてほしいとかってありますか?」

 私の問いに、雅樹さんは少し躊躇った表情を浮かべたが、私がその顔を覗き込むと、小さく呟いた。

「…もうと。」

「え、えーと…、すみません。もう一度お願いしてもいいですか?」

「妹になって欲しい。」

 恥ずかしさを必死に堪えて絞り出しか声が、ようやく私に届いた。
 妹プレイ。確かに最近よく聞く内容だ。特に私のように低身長で、貧乳なロリ体形をしていればそういうオーダーになるのも無理はない。

「分かりました。では…、優しくしてね?お兄ちゃん。」

 気持ちを入れ替えた後、そう言ってにっこり笑い雅樹さんに近づいていくと、雅樹さんのズボンにはもう立派なテントが出来上がっていた。
 私はそのズボンに軽く触れ、彼のイチモツを撫で上げながらその口にキスをした。

「…あぁ…、きもちいい……。」

 私の顔をじっと見つめて、雅樹さんは早々に一度目の絶頂を迎えた。

「ご、ごめん、お兄ちゃん早かったね…。」

「ううん、大丈夫。すっごいいっぱい出たね。」

 興奮していたせいか、ズボンの中で果ててしまった事に恥じらいを隠せない様子の雅樹さん。そんな雅樹さんの精子まみれになったイチモツをズボンの中から取り出し、掃除をするために口に含んだ。

「あぁっ…!」

 イったばかりで敏感になっているのか、小刻みにピクピクと腰を動かす雅樹さん。しかし、そんなことは気にせずに、私は彼の肉棒をわざと刺激するように吸い上げた。

「すごい、またこんなに大きくなっちゃった。」

 柔らかくしぼんでいた彼の肉棒は再びギンギンに勃起していた。

「ねぇ?今度は裕香が寝転んで。」

 体を起こした雅樹さんは私を優しく押し倒すと、私の胸に手を伸ばした。

「小っちゃくてごめんね?お兄ちゃん。」

「大丈夫。僕はこれくらいの方が好きだよ。」

 そう言って私の胸をチロチロと舐め始める。少しくすぐったいが、やはりいつもと同じくそんなに感じない。

「ん…、ふっ……!」

 いつも通りに感じているふりをしながら、一生懸命に私の胸にしゃぶりつく雅樹さんの顔を見た。

「どう?気持ちいい?」

「うん、気持ちいい…あんっ!」

 話している途中で乳首を摘ままれ、私は慌てて体を跳ねさせた。

「裕香は敏感なんだね。ほらここも…。」

 雅樹さんが私のアソコに手を伸ばし、下着の上から割れ目をそっと撫でる。すると、下着の布から私の愛液がジュワっと染み出した。

「すっごいヌルヌル。」

「いやぁ…、恥ずかしいから言わないで…。」

 顔を押さえていると、雅樹さんは私の秘部に舌を添わせ、ジュルジュルと愛液を吸い始めた。

「あっ…!それ……、ダメだよっ…。」

 感じている訳でもないのだが、それらしい声を出して演技をする。

「美味しい……んっ、ジュル…!裕香のお汁、トロトロで最高…。」

 夢中で私のオマンコに貪りつく雅樹さんを眺めながら、私は甘めな喘ぎ声を漏らす。

「気持ちいい?」

「うん。すっごく気持ちいいっ…!」

 私の反応がうれしかったのか雅樹さんは私の膣に中指を挿入し、ネチネチと動かし始めた。
 身長差がかなりある上に、太っているせいで、雅樹さんの指一本で私の中はキツキツになっていた。

「あ、これって、裕香の子宮?」

 奥深くまで挿入された雅樹さんの指が、私の子宮口にツンツンと刺激を与える。

「どう?」

「な、なんかぁ…、変な感じする…。」

 体を小刻みに震わせ、あたかも感じているふりをする。その演技に更に興奮した雅樹さんは、激しく私の中をかき混ぜた。

「ダ、ダメッ…!そんなにしたら…、でちゃうっ!」

「いいよ。出して…。」

 ぐちゅぐちゅと響く音に更に水気が増し、次の瞬間、雅樹さんの手の動きに合わせて、私のオマンコから大量の潮が吹きだした。

「いっぱい出たね。」

 飛び散った潮を見ながら満足そうに微笑む雅樹さん。

「ねぇ…、入れたらダメかな?」

「だめ!私たち兄弟だよ?それとも、お兄ちゃんは妹に手を出しちゃう最低な人なの?」

 私の上に覆いかぶさろうとする雅樹さんに、私は強めの口調で言った。

「どんなにお願いしても?」

「だーめっ!」

 体を捩って完全に拒否すると、雅樹さんは諦めて私の隣に寝転んだ。

「その代わり、私がいっぱい気持ちよくしてあげるから。」

 雅樹さんの上に跨って、騎乗位スタイルで素股を始める。今回は間違って挿入してしまわないよう、体は起こしたまま腰を前後に振る。

「あっ…、あぁ……。」

 ニチッ!ニチッ!っと音をたて、私のアソコと雅樹さんのアソコが擦れる。
 気持ちよさそうに喘ぐ雅樹さんをしり目に、私は一瞬時計に目を向けた。時間は午後3時45分。そろそろ終了の時間だ。
 私は少しづつ腰を動かすスピードを上げていき、同時に体重もかけて刺激を強くする。

「うっ……!」

 雅樹さんがうめき声のような声を出すと、私の股の下で雅樹さんのおちんちんがビクンッ!ビクンッ!と脈打った。

「二回目なのにすごい量……。」

 腰を上げると、雅樹さんの腹の上は私の愛液と、雅樹さんの大量の精液でぐちゃぐちゃになっていた。

「お兄ちゃん、気持ちよかった?」

「うん。気持ちよかったよ。」

「よかったぁ。」

 私は雅樹さんの唇に軽くキスをすると、お互いの体に精液を塗り付けるように抱き着いた。
 その後二人でシャワーを浴び、お金を頂いて部屋を出た。

「やっぱり、いつもと何も変わらないんだよねぇ…。」

 そんな独り言を言いながらホテルから出た私は、店に戻るために来た道を歩き始めた。しかし、まだこの時には、私に忍び寄る陰には一ミリたりとも気が付いてはいなかった。
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