夢が夢世界とかいうファンタジーの世界に

カメリア

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1章

夢?現実?

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 僕、平沢 優(ひらさわ ゆう)はとある大学の一回生。もう入学して2ヶ月たったのに友達がいない、彼女もいない、いわゆるぼっち。やりたいことも見つからず適当に人生を過ごしているただの凡人。

 キーンコーンカーンコーン
「やっと学校が終わった」そう言っていつものように一人で家に帰った。

ガチャ 
「ただいま~」 
シーン・・・
「一人暮らしだから返事なんて返ってこないか」
と、少し寂しげに言った。

 平沢 優は地元を離れた大学に行き、一人暮らしをし始めていた。

 部屋に入るとすぐパソコンをつけた。
最近、優がはまっている、
『ファンタジーオンライン』というファンタジー系のロールプレイングゲーム。

 「こんな世界に行ってみたいなぁ~」
正直、ゲーム好きならみんな思うことだろう。

----2時間後----
「ん、もうこんな時間か」
と言い、パソコンを消した。

ご飯を食べ、風呂に入った。

「はぁ、寝たらまた憂鬱な1日が始まるのか」

友達もいないし、一人で過ごすのはとても苦痛だ。

風呂を上がり、布団にもぐった。
明日のことを考えながら眠りについた。


 (・・・眩しい)
なんでこんなに眩しいんだ。そう思いつつ体を起こすと、目の前には空。

「!?」

すぐ体を起こし、どこだここ?と思っていると突然目の前にパッと画面がでてきた。
「なにか書いてある」

それには、
『ここはあなたの夢の中の世界です。ただし普通の夢ではありません。
説明を読んで、目の前の村に進んで下さい。村に行くと、ストーリーが進みます。

この世界について説明します。
・ここはファンタジーRPGの世界です。
・レベルやステータスやスキル、装備、アイテムなどがあります。
・夢を覚ますにはこの世界で寝るか、現実で起こされる。この二つのみ。
・夢の中で寝た時点でセーブとなります。次はセーブしたところからスタートです。
・時間は現実と同じように進んでいます。
・体や五感は現実と同じ。
・モンスターと戦い、レベルを上げる。
・仲間が欲しければ現実の友達を夢に誘うことができる。
・仲間はこの世界でもつくれる。
・この世界で死ぬと現実でも死にます。
・この夢を終わらすにはストーリーをクリアするしかない。
・クリアすると願いを1つ叶えることができます。
・2年以内にクリアしないとゲームオーバー。死にます。

この様になっています。
どうか死なないようにぜひこの【夢世界】をクリアしてみてください。』

「・・・・・・」
優は理解が出来なかった。
当たり前だ、ただの夢だと思っていたのだから。この画面にかかれたことも夢だからと思っていたが、痛みがあれば夢かどうかわかるだろう。そう思い、頰を全力でつねってみた。

「痛っ!!」痛みがある。しかも鮮明に・・・
優はここで本当に普通の夢じゃないんだと思った。

「と、とりあえず村へ行ってみるか」

優は戸惑いながらも、目の前にある村へと進んだ。
村へ入ると、村の住人らしき人が近づいてきた。

 「私はこの村の村長です。あなたは冒険者ですか?」

優は戸惑いながらも、ハイと答えた。

 「では、私についてきて下さい。冒険者ギルドにご案内します」

(ギルドがあるのか・・・)

カランカラーン
「ギルドには受付、道具屋、武器屋、そしてクエストが貼ってある掲示板があります。それでは受付へ行って冒険者手続きをして下さい。詳しくは受付で聞いて下さい」
村長はそう言い、去って行った。

「こんにちわ!新しい冒険者様ですね!まず、ステータスを登録して下さい!」

受付嬢に紙を渡された。

紙には、名前、職業を書く欄、職業別のステータスと、スキルが書いてあった。

職業は、剣士、魔法使い、僧侶、武闘家、ガンナー、アーチャー、サモナー、この7つから選ぶらしい。

職業はギルドでいつでも変えれるらしい。二次職、三次職、EX職があるが、一定の条件を満たさないと転職できない。

名前:ユウ
職業:剣士

ステータスは攻撃力が高く魔力が低い。
スキル:パワースラッシュ
単体攻撃で1.2倍の攻撃力で攻撃する。

「これで登録します」
受付嬢に紙を渡した。
ポンッ!紙にスタンプが押された。

「おめでとうございます!これであなたは正式な冒険者になりました。それでは冒険を楽しんで、いってらっしゃ~い!」

いってらっしゃいと言われても何をすればいいのか・・・

すると受付嬢が、
「あ、掲示板にクエストがありますよ~、ちなみにクエストは最大5つまで受注できて、時間制限はありません。それでは、頑張って下さい!」

先に言ってほしかった・・・
さて、クエストか、何か簡単そうなものを受けてみよう。

「どれがいいかな・・・よし、これにしよう」

ゴブリン討伐というクエストを手に取った。
ゴブリンとは、この世界における最弱モンスターらしい。
それを、3体倒すクエストを受注した。

クエストに出発する前にまず仕組みを理解しておかないと。そう思い、まず、視界の左上にあるHPとMPを確認し、右上に時間がある。7時20分だ。

「もう7時20分か・・・」

少しの間思考停止した。

「あああ!!学校!!!!」

最初に確認しておくのを忘れていた。
急いで宿屋を探した。
宿屋はどうやら無料で宿泊できるらしい。
ベッドに転ぶと急に眠気が襲ってきた。



「・・・寝た気がしない」

夢か現実かわからない、夢なのに現実?混乱しながらもとりあえず学校の用意をしながら夢のことを考えていた。

(とりあえずつぎはメニューを確認してクエストを進めようか)

そして優は学校へむかった。
「いってきまーす」

・・・
(夢世界。か、訳がわからない。とりあえず1人は危険だよな。でもどうやって仲間をつくろうか?友達いないし、本当に死んでしまう夢なんて友達がいたとしても嫌だろうな・・・)

そう考え落ち込んでいた。
家に帰り、ベッドに転び考えていた。
SNSで呟いてみるか。
ゲーム好きの垢があるのでそれで呟いてみた。

「寝るとみる夢、それがゲームの世界だった。その夢(ゲーム)はファンタジーRPGの世界。この夢の中で死ぬと現実でも死ぬ。 そこで仲間を作るには現実から呼ぶしか無いんです。仲間になってくれる人いませんか?コメントかメッセージ下さい。詳しくはそちらで説明します。信じなくても結構です」

そう呟いた。
誰も来るわけないか・・・
とりあえず風呂に入り待つことにした。
風呂を上がりSNSを見るとコメントが大量にきていた。

「!!!」
びっくりした~。こんなに反応してもらったのは初めてだから驚いた。
コメントを見てみる。

「中二病じゃんww」
「頭おかしいんじゃないの?」
etc...

やっぱり叩かれるコメントがおおかった。
メッセージも一件あった。
内容は

「こんばんわ。呟きの件なんですがよろしいでしょうか?もしかしたらそれって夢世界のことですか?」

(なんでこの人...!)

「そうです。なぜご存知なんですか?」

「実は、私も寝るとそこに行ってしまうんです」

自分以外にもいるのか。

「よければですが僕と仲間になってくれませんか?1人だと不安で・・・」

どうだろう・・・

「私も1人なんです!私でよければお願いします!」

よし、仲間ができた!
優はほっとした。

「ありがとうございます!よろしくお願いします! 僕は、平沢 優 って言います。ギルドで待ち合わせでいいですか?」

「はい!よろしくお願いします!私は、霧島 雪(きりしま ゆき)と言います。それでは23時頃におねがいしますね!」

「はーい!」

ふぅ・・・
さっそく仲間が1人できた。今は10時。もう寝るか。

『おはようございます。夢世界です。』

はぁ、これじゃぁ24時間起きっぱなしだな。
待ち合わせまであと1時間。メニューの確認でもするか。
アイテム、ステータス、スキルなど。ほとんどゲームと同じような感じだ。
装備の欄を見てみると、木の剣と木の盾、防具はなし。所持金は1000ゴールド。一般ゲームと同じスタートだ。

村を歩いてみる。
雑貨屋、装備屋、工房、宿屋、そしてギルド。これもゲームと同じような感じ。

「アイテムをある程度揃えるか」

優はゲーム好きだから、ある程度知識もあった。
雑貨屋に行ってみる。

薬草が5G(ゴールド)。回復薬が20G。
薬草10個と回復薬5個買った。
『残りは850Gです。』
残金を言ってくれるシステムらしい。

10時50分。そろそろギルドに行くか。

「いらっしゃーい!ギルドへようこそ!」

受付嬢は元気だな~と思いながら近くのテーブルに移動しイスに座った。
(霧島 雪さんが来たら初クエストにでも行くか。)
色々考えているうちに・・・

カランカラーン

「あ、あの、平沢 優さんですか?」

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