愛の奴隷にしてください。【R18】

仲村來夢

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一人ぼっちの欲情ーふたりじゃだめですか?1

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深夜2時。明日は朝から仕事にも関わらず、あたしは寝付けなかった。

明日は、雄輝くんがあたしの家に泊まりに来てくれる日だから緊張しているんだと思う。

雄輝くんは会社の2年先輩で、3ヶ月前に付き合い始めた。

雄輝くんはかなりモテる。会社の飲み会ではあたしより何年も先輩のお姉様方が雄輝くんの近くの席を陣取っているし、雄輝くんがお休みで会社にいない日は皆明らかにテンションが下がっている。

仕事が出来て頭のいい人だから、教育係を任されることも多い。それに優しいしルックスまでいいから、うちの会社に入社してきた女の子は目がハートになっている。

3ヶ月経った今も夢を見ているみたいだ。まさか、そんな人から付き合ってくれって言われるだなんて…

雄輝くんと付き合い始めてから毎日幸せで仕方ない。大好きな雄輝くんと明日は同じベッドで寝るんだ!

とはいっても、初めてじゃない。なのに緊張してしまうのは、まだ雄輝くんに抱かれたことが無いから…だろう。

お互い休みの日はどっちかの家でお泊まりしてるし、手を繋いだりキスもする。けどそれ以上のことは無い…

元彼達とは付き合ってすぐにそういう関係になっていたから、最初はこんな人もいるんだなぁって思うくらいだった。

けれど3か月も経てば、こんな人もいるんだなぁ、から、この人なんで何もしてこないの?と不安になってきた。

雄輝くんとはどうして先に進めないのかな…。あたしだってもっと積極的になればいいのに、雄輝くんが好き過ぎて、誘ったらどんな顔されるだろう?とか考え過ぎて誘うという行為に踏み出せない。

雄輝くんに性欲強い女とか思われたくないし…まぁ、実際に性欲強い女なんだけど…。

その証拠にあたしは今、雄輝くんに抱かれているのを妄想しながら一人でしてるし…

「あ…っ」

雄輝くんはどんな風にセックスするんだろう。優しいのかな、意外と激しいのかな…そんなことを考えながらあたしはローターで弱いところを責めたり、バイブや指を使ってすぐにいってしまう。

「…ゆうきくんっ」

最近なんか、いく時に雄輝くんの名前まで呼んじゃって。ほんとに恥ずかしい。

けどそんな妄想をしながら一人でいった後は欲求不満が解消されて、自然と眠りに落ちることが出来る。

…明日のデート、楽しみだな。

さっきまで妄想で散々雄輝くんに犯されといて、そんなことなんて無かったかのように純粋な気持ちで夢の中に落ちていった。

***

「ごめんね雄輝くん!着替えてたら遅くなっちゃった!」

バタバタと走りながら、待ち合わせ場所の会社を出てすぐのビルにたどり着くと、ふふって雄輝くんが笑った。

「唯、毎回そんなに走ってこなくて大丈夫だよ。気遣わなくていいから」

「ありがと、でも…」

「そんなんで怒んないから。女の子は制服じゃ帰れないんだから着替えに時間かかるのは当たり前だし」

「ありがとう…」

「その服可愛いね」

「ほんと!?」

お給料日後にすぐ買ったものの、今日のデートのために着ずにとっておいたワンピース。褒めてくれた…!

「うん。っていうか唯が可愛い」

可愛いって言葉にあたしは一気に顔が熱くなる。

「あはは。唯顔真っ赤。行こっか」

雄輝くんがあたしの手を取る。けど一瞬躊躇してしまう。

「ここ、会社から近いのにいいの?」

「何で?付き合ってるんだからいいじゃん」

そう言って雄輝くんが手を繋ぎ直して歩き出す。

幸せ…!

それから相変わらずカッコいい。ほぼ毎日会社で会うのに、外で会うのはいつも新鮮。

背が高くて、細身で。色素が薄くて茶色がちな瞳に、光が透けると金色に見えるさらっとした綺麗な髪。余裕があって、落ち着いてて、優しくて。こんな人があたしの彼氏なんて、って嬉しくなる。あぁもう、雄輝くん大好き…!

会社では女性社員からの当たりがちょっときつくなったけど!バレない様に雄輝くんがいないところで笑いながら嫌味言われることもあるけど!イジメとまではいかない、イジリとも取れる言葉だから苦笑いするしかないし別にどうすることも出来ないしどうするつもりも無いけど…

"また化粧直ししてるー。今日メイク濃くない?"
"彼氏も毎回待たされて大変だね"
"嫌われなきゃいいねー"

とか今日会社出る前も言われたけど!そんなこと言われるから気にして、仕事後に雄輝くんと会う時はいつも待ち合わせ場所に走っていってしまう。

「わ!」

つまずいて転びそうになったあたしの体を咄嗟に雄輝くんが捕まえる。

「あ、ありがと…」

「どしたの?前見なきゃ危ないよ」

「ごめん、ぼーっとしてたっ」

「疲れてるんだね。今日ゆっくり寝ようね」

「うん!」

…ってあー、やっぱり今日も寝るだけになっちゃいそうだな。

ダメダメ、雄輝くんと一緒にいれるだけで嬉しいんだから!そんな不満ばっかりダメだ。

「お腹空いたねー、ごはん楽しみ!」

モヤモヤした気持ちを振り払うようにあたしは雄輝くんに笑顔を向けた。
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