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婚約したら元彼に犯されました。3(完結)
しおりを挟む「ちゃんと足開いて俺に見える様にして」
「…うん…」
「一瞬やって終わりとか無しだよ。ちゃんと最後までやれよ」
「…わかってるから…近いよ…ちょっと離れて…」
服を全て脱いで、ヒロキの前で足を開いて座った。目の前にはヒロキが寝転びながら片肘で頬杖をついて満足そうに見つめている。
「ほら、早く始めて」
「…」
あたしはローターの電源を入れ、クリトリスに当てた。ヴゥーン…というモーター音に合わせ振動が伝わってきて、体が反応する。
「んっ…」
それから、ローターを当てていない方の手の親指と人差し指で乳首を摘んだ。
「ん…あ…」
…屈辱。
別れてからも、こんなの見せなきゃいけないなんて!
…なのに、普段1人でする時よりも気持ちよくなってしまう自分がいた。あたし、ヒロキに見られて興奮してるんだ…
「久々に俺に見られて嬉しい?」
「嬉しくないっ!…んんっ!」
言葉とは裏腹に、あたしは中からだらだらと蜜を垂れ流していた。もっと強い刺激が欲しくなって、ローターの振動を強めると腰が動いてしまう。
「蘭、気持ちいい?」
「んっ気持ちい…あ…っ、ぁあ…」
「いく時はちゃんといくとこ見て、って言えよ」
…もうダメ。そう思った時に心臓の音が強く高鳴った。
「…あ、んんっ…いっちゃ…あ、いくとこ見て、いくいくいくぅっ!はぁぁんっ」
ガガガッ!
絶頂して力が抜け、あたしの手から床に滑り落ちたローターは大きな振動音を部屋に響かせた。
「はぁ…はぁ…」
「いいイキっぷりだったな。お疲れ」
ヒロキが笑った。終わった…これでもう終わりなんだ…
♪♪♪
あたしのスマホが鳴り始めた。この時間にかかってくるのは…
「ん、電話。男から」
力が抜けているあたしの代わりにヒロキがあたしのスマホを持ってきて、目の前で着信画面を見せた。
「出れないよ…」
「なんで?じゃ俺が代わりに出るわ」
「!」
ヒロキが「通話」にスライドした瞬間、這うようにして必死でヒロキからスマホを奪った。
ーもしもし
「もしもし…お仕事お疲れ様」
平静を装いながら話す。
ーお疲れー。蘭は?飲み会終わった?
「うん…帰ってきたよ。…!」
どういうこと?
電話をしているあたしの腰を引き寄せ、ヒロキのモノが後ろからあたしの中に入ってきたのだ。
「ん…」
ーどうしたの?
「あ…、ごめんね寝ちゃってて…っ」
ー起こしてごめんね。早く一緒に住みたいな
やめて。やめて。振り返り睨みつけても、ヒロキの腰は止まることがない。
「ん…うん、うん。ね…っ」
ーおやすみ。好きだよ
「うんっ…あたしも、すき…おやすみ…」
電話が切れた。
「ラブラブだねー。まさか他の男に突っ込まれながら好きって言ってるとは思わないだろーね」
「最低ぇ…嘘つき!!入れないって言ったのに!1人でいったらやめるって!」
「気が変わったんだよ」
「何それ…ひど…あぁあ!」
最初からやめる気なんてなかったんだ。騙したんだ…
ヒロキがあたしの右腕を引っ張り、腰を動かす。奥まで入ってきて、あたしの中を刺激する。
「んんっう!や!いや!やめて!」
「めちゃくちゃ感じてるじゃん。相変わらず後ろからされんの好きなんだな」
「やだ!やだ!っああ!」
中からじわじわと愛液が滲んで、奥を突かれるたびに中が締まっていく。
「旦那にはちゃんといかせてもらってんの?」
「…関係ないでしょっ、んんっ!黙って!」
「ふーん。その口ぶりだといかせてもらってなさそうだな」
「うるさい!ほっといてっ、あ!あぁ!」
「まだ3ヶ月だもんな。ちゃんといかせてもらえよ、一生そいつとヤるんだからさ」
「あっ、あ…も…やめ…」
「目隠しとか縛られるの好きとか」
「言わないでぇ…っ」
「見られながら1人でするのが好きな変態なこととか」
変態。その言葉を聞いてあたしは更にヒロキのモノを締め付けてしまう。
「ほら、変態って言われて喜んでる」
「んっ!んっ!違うもんっ…もうやめて…」
「今更やめても一緒じゃん」
「一緒じゃな…い、ああっ」
「俺の方がお前の気持ちいいとこいっぱい知ってんのになー。俺のちんこ大好きだろ?」
「あ!おくっ、奥だめっ!やぁぁんっ」
ヒロキの言いなりで何でもしていたあの頃の記憶が蘇ってきて、抵抗出来なくなりヒロキの腰が動けば動く程、ただただ喘いでしまう。
「なぁってば。俺の大好きでしょ?昔みたいに言わなきゃやめちゃうよ」
「ん…、は…ヒロキのっ…ヒロキのおちんちん大好き…いかせてくださいっ…」
「いい子」
ヒロキが激しく腰を動かしながらあたしのクリトリスを弄り始めた。
「あ!んんっそれ気持ちいいのっ!いっちゃう、いっちゃうっ!あぁーっ…!」
快楽に堕ちてしまったあたしは、もう逆らえなかった。
「…旦那にも素直になれよ」
何度もセックスをした後、ヒロキの言葉だけが耳に響いた。あとはあんまり憶えていない。
***
「蘭どうしたの?怖い夢でも見た?」
飛び起きたあたしに気付いて、夫が目を覚ました。
「あ…変な夢見ちゃって!憶えてないんだけど…ごめんね起こして」
「大丈夫だよー…」
安心した夫はすぐに眠った。
…ほんとは最後以外、はっきり憶えてる。なんちゅー夢よ…!
目が冴えてしまったあたしはリビングに行き、温かいお茶を淹れてぼーっと考えた。
ー「コーヒーでも飲んで帰る?」
「ばか」
ヒロキがあたしの額を軽くこづいた。
「いたっ」
「嫁入り前の女が簡単に男を部屋に上げない。しかも元彼を」
「ヒロキなら安心だし…」
「わかんないよ。俺が狼になったらどうすんの?そうなったら部屋に上げたお前にも責任あるんだからな」
「…はい」
ヒロキの言う通りだ。今は友達でも元彼を軽々しく部屋に上げちゃだめだよね。
ヒロキがあたしを抱き締めた。
「ヒロキ…?」
「俺お前のことほんとに好きだったよ。幸せになれよ」
くしゃっとあたしの頭を撫でてヒロキは自分の家の方向に歩き出した。
「ヒロキありがとう。またね」
…あの夜、本当はこうだった。
「…」
けれど、付き合っていた頃は夢で見たような…オナニーさせられたりしたのは事実だし、あたしの性を目覚めさせたのはヒロキだ。
結婚して半年、あたしは自分の性癖を、して欲しいことを未だに夫に言えないでいる。
***
次の日の朝。
「いってらっしゃい。気を付けてね」
「うん。」
「あ、あの…今日、早く帰ってきてこれたりする…?」
「どうしたの?」
「…今日、したいなって…」
「朝から何言ってんの」
「ご、ごめん…」
「…うん。早く帰れる様に頑張ってくる。行ってきます」
恥ずかしくて俯いているあたしの頭をぽんぽんってした後、にこっと笑って夫が出て行った。
本当の自分を見せるのは恥ずかしいけど…今日は、ちょっと素直になろう。一生この人といるんだから。
「さ、掃除しよっ」
-END-
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