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一人ぼっちの欲情ーふたりじゃだめですか?5(完結)
しおりを挟む「んぅう!んっんん!!んー!」
何度も絶頂させられた体が再びそうなるまでに時間はかからなかった。あたしはさっきとほぼ同じ体勢のまま、雄輝くんのモノを咥えながらまたいってしまった。
手に力が入らず、這いつくばった状態で口だけを使っていたあたしは喉が苦しくて涙目になっていた。
…もう、バイブでいきたくない…雄輝くんと一つになりたいのに…
涙目どころか、悲しくて本当に泣けてきてしまった。
「唯?」
雄輝くんが、自分のモノを咥え続けていたあたしの頭を持ち上げあたしの顔を見て驚いていた。
「…もうやだぁっ!雄輝くんの欲しいのに!あたしをおもちゃにしないでっ…」
「うん。ごめんね」
ベッドに座らされたあたしはようやくバイブを抜いてもらえた。壊れちゃうんじゃないかってぐらい、それはあたしの愛液まみれになっていた。
体に力が入らないあたしをゆっくりとベッドに押し倒した雄輝くんがあたしにキスをして、いつもと同じ優しい目をした。
「嫌だったね、ごめん」
「このままじゃ入れてもらえないかもって思ったの…」
「そんなの俺が無理だよ」
足を開かれて、あたしの中に雄輝くんのモノが入ってくる。やっと一つになれた…
「ぁあぁっ!!」
雄輝くんの腰が激しく動く。抜けちゃいそうなギリギリのところと奥深いところまで交互に動かされて、強い快感を与えられる。
「あ…っ!あ、雄輝くん…気持ちいいっ」
「俺もすごい気持ちいい…」
「あ、あぁん、あんっ」
雄輝くんをぎゅっと抱きしめると、幸せな気持ちでいっぱいになった。雄輝くんのモノがさっきよりあたしの気持ちいいところに深く入ってきて、雄輝くんどころかそのモノさえ愛しい。
雄輝くんも気持ちよくなってくれているのかな…腰がだんだん激しくなり、あたしの体には快感の波が押し寄せる。…あたし、何回いけば気が済むの?初めてのセックスでこんなに乱れちゃう自分が恥ずかしい…
「唯、いきそ」
「あ…あたしも…いく…またいっちゃう!」
「一緒にいこ」
「あんっ、雄輝くんっ、いく、いくいく…はぁぁんっ」
…雄輝くんのがとっさに抜かれてお腹に出されたけど、あたしたちはほぼ同時に絶頂に達してしまった様だった。
雄輝くんが微笑んで、あたしにキスをした。しあわせ…
***
激しいセックスを終えた後、ベッドに寝転びながら雄輝くんにくっついていた。雄輝くんも腕枕をしながら優しくあたしを抱き寄せてくれている。
「唯、泣かせてごめんね」
雄輝くんが優しくキスをしてくれる。付き合った時からしてきていたのに、お互いの全てを見せ合った今になってするキスはこれまでとなんだか違う気がする。
…今日雄輝くんと、こんな風に裸で抱き合えるなんて思わなかった。
「雄輝くん、何で今までしてくれなかったの…?」
「大事にしたかったから。新人歓迎会の席でも言ってたじゃん、すぐ手出してくる奴はろくでもないとか」
「言ってた!?覚えてない!」
「酔わされて課長とかにセクハラ発言されまくってたよ…エスカレートし過ぎて止めに入ったくらい」
…あたしは自分で言ったことのせいでこんなに悩んでたのか…雄輝くんのことも悩ませてたんだよね。
「なんか、ごめんなさい…」
「謝らなくてもいいじゃん。酔った時の方が本音出るでしょ?」
「うん…」
付き合い始めた時点で相手のことはもちろん好きなのだけど、体の関係を持つとより一層夢中になる。それが重い、って振られたりもしたし、あたしと付き合う気のない片思いの相手に都合よくセフレにされたりもした。
すぐにしちゃうから悪いんだ。自分だって責任はあるけど、どうしても被害者意識を持っているせいで飲み会でそんな発言をしていたのだろう。
本心ではあるけど、ただの酔っ払いの戯言を覚えていてくれてたんだ。
「あと引かれたくなかったし」
「引いたりしないよ…あたしの方が雄輝くんの隣であんなことしてよっぽど…」
「良かった。俺も全然引いてないよ、可愛かったし」
雄輝くんがあたしの頭をふわっと撫でる。やっぱり雄輝くんって、優しい。
あたし以外の人にも優しくて穏やかで、会社の人達にも好かれている雄輝くん。そんな雄輝くんがベッドの上ではドSで、ぞくぞくしちゃうような冷たい目をしながらいっぱいエッチなことするなんて。こんなこと、あたししか知らないんだよね…
「けどさー」
「なに、雄輝くん」
「さっきの手加減した方なんだよね」
雄輝くんがあたしを見てニヤッと笑った。
…あれで手加減なの?あたしこれから何されるんだろ…
「雄輝くんの変態…!」
「だから言ったじゃん。大丈夫、唯も変態にしてあげる」
「もう…!」
急に熱くなってきた自分の顔を隠すかのように雄輝くんの胸に顔を埋める。
…あたし、今でも十分変態だけどね。そもそも雄輝くんの横で一人でしちゃったし、虐められながらあんなに何回もいってしまう自分に驚くと共に、喜びや幸せを感じていることに気付いちゃったから…。
エッチなことは一人でするのは少し寂しくて、大好きな相手と二人で出来るのはこんなに気持ちよくて、それに幸せなんだって…それを改めて感じる夜だった。
***
その後の話。
雄輝くんとは人には言えないようなプレイをいっぱいして、言われた通りセックスの最中のあたしはどんどん変態の、ドMになっていった。
お互いを受け入れることであたし達の距離はどんどん縮まっていったし、愛が深くなっていった。
それはセックスの話だけではなくて、年月を重ねていくごとに見えてきた性格の欠点もひっくるめて好きになること、ケンカをした時に自分の非を認め、許しあうこと…一緒に過ごしていく中で大事なことをたくさんクリアしてきたからこそ愛が深まっていったのだ。
雄輝くんの全てが大好き。雄輝くん以外の人なんて、もう考えられない。この愛の為に、ずっと生きていたい…。
…そして。
「俺と結婚してください」
「はい…!」
雄輝くんにプロポーズをされて、あたしが寿退社をしたのはもう少し先のお話。
-END-
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