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「皆まだ叩き足りないのね…」
蓮くんとの記事が出て約1ヶ月、あたしのSNSはまだまだ盛り上がっている。
ブス。調子乗んな。整形女。モデル名乗んな。女狐。お前なんか胸だけだろ。芸能界から消えろ。死ね
などなどありきたりな言葉であたしのコメント欄は荒れに荒れている。
あたしはコメント欄を閉鎖することなく、全部スルーし続けている。
”熱愛報道から2週間余りが経とうとしているギタリスト蓮と噂の彼女。彼女は批判コメントをスルーしSNSに投稿を続け更に炎上中。アイドルや女性ファンの多いアーティストに熱愛報道が出ると必ずと言っていい程、お相手の女性はSNSを削除したりコメント欄を閉鎖する。だが批判をもろともしない強いメンタルの彼女に、アーティストとして繊細な蓮は惹かれたのだろうか。
芸能人の熱愛事情に詳しい記者のAさんにこの騒動について聞いてみた。
「二人は結婚を考えているのではないでしょうか。熱愛報道でこれだけ炎上するのだから結婚ということになれば更に叩かれるのは彼女も承知でしょうし、今のうちからスルーしておかないと身が持たない。批判に慣れる為にあえてコメント欄を閉鎖していないのかもしれません」
炎上騒ぎが火種となり、二人は益々燃え上がっているのかもしれない。”
こんなネット記事まで出回り始めている。
「アホらし」
けどなかなかうまいこと言うじゃんこの記事書いた奴。
「菜々、ほんとにごめん…辛いでしょ、そんなの見るのやめようよ」
自分のSNSを見ているあたしを蓮くんが後ろから抱きしめた。あたしが落ち込んでいると思い込んでいる蓮くんは前以上にあたしに会いに来る。ようやく、バレたらまずいと気付いたみたいで帽子にメガネ、マスクという怪しさ全開の逆に目立つ変装をして。
「大丈夫だよ」
「知らない人にあることないこと書かれて悲しいでしょ?」
「あんまり…気にしないし」
「俺菜々と離れたくないよ。事務所には止められてるけどちゃんと交際宣言したい」
「あたしのことは気にしないで。ほんとに大丈夫だから」
「…ほんとにごめん。辛くさせて…」
蓮くんが更にあたしを強く抱きしめる。
「ありがと」
いや、ほんとに気にしてないし大丈夫なんですけど…。まぁこんなに叩かれてると蓮くんのメンタルの方が持たなそうだからやっぱコメント欄閉鎖したほうがいいのかなぁ。事務所の人にも怒られてるしなぁ…
「ねぇってば菜々、もう見るのやめよ?」
蓮くんがあたしのスマホを取り上げて、自分の方に顔を向けさせキスをした。
「蓮くん…」
「これからも菜々と一緒にいたい。絶対別れたくない」
別れるも何も…とは思ったけど、これだけあたしを想ってくれる人に今更そんなことを言い出せない。
「大丈夫だよぉ…」
けれどあたしは相変わらず曖昧な言葉で濁してしまう。あたしのどこにそんなに好きになる要素があるのかな。
蓮くんが舌を絡めながらあたしの胸に触れた。背後から蓮くんの手が伸びてきて、あたしの服を捲り上げてブラジャーの上から胸を揉む。そのうちそれも外されて蓮くんの指があたしの乳首を弄り始め、力の抜けたあたしは蓮くんの胸にもたれかかった。
蓮くんがあたしの首筋に何度もキスをするから振り向くと、唇にキスをしてもう一度舌を激しく絡めた。あたしの乳首を愛撫する指にも力が入ってくる。
「…あっ…」
「今日は菜々のこといっぱい愛していい?」
「うん…」
これまであたしから求めることが多かったけど、最近は蓮くんから求めてくることが増えた。セックスもめちゃくちゃ激しいし、する度にへとへとになる。気持ちいいけどついていけない…蓮くんの気持ちがどんどん燃え上がっていってるんだけど…
あたしはベッドに押し倒され、服を脱がされて胸や、中を指で弄られた。指の動きが激しすぎる!
「あっ、そんなにしたらすぐいっちゃうからあ!ちょっとれんくんっ激し…」
「入れていい?」
「いれてっ…」
いくら激しくても蓮くんは痛いことはしないし、むしろ気持ちいいから不満があるわけでは決してないんだけど。
「あ…気持ちいい、蓮くん…っ」
彼女と噂される女が叩かれれば叩かれる程、男が心配してこんな風に慰めたりするのを皆何でわからないのかな?
「菜々、愛してる…」
皆が時間と労力を使って叩いてる間にあたしは蓮くんに愛してるって言われながら抱かれてるよ。
「あ、いっちゃう…んぁっ、いく、いくっあぁぁっ」
気持ちいい…セックスも、皆があたしに嫉妬するのも。
「あ、待ってってば、そんなすぐ動いちゃ…あぁあー!!」
今日も体位を何度も変えられながらずっと入れられ続けて、あたしはいきっぱなしだった。
蓮くん、気持ちは沈んでるみたいだけど体は元気だね…
もう、へとへと…
激しいセックスが終わり、蓮くんがゴムの処理をし始めた。
蓮くんゴム絶対付けるんだよね。まぁ、それが当たり前なんだけど。
初めてセックスした時から今まで蓮くん自らすすんで避妊するし、「生でいいよ!中出ししていいよ!」なんて、これまた今更言い出せなくて。
蓮くんってけっこうピュアだから、そんなこと言ったらドン引きされそうだしな…
今更…っていうのもあるけど、あたしは何だかんだ蓮くんに自分のことを悪く思われたくないんだと思う。我ながらずるいよね…
「もうエゴサーチとかしないでね。…心配だから。ごめんね…」
「あぁ、うん…大丈夫…」
蓮くんにはめられたんじゃない?って剛くんに言われたけど本当はどうなんだろうな。罪悪感からくる優しさだったりして…
顔も名前も知らない人から何言われても気にならないんだよなぁ。昔から散々女の子とは揉めてきたし。知ってる人に直接攻撃される方がよっぽどキツイし。
高校の時は色々きつかったなぁ…
蓮くんとの記事が出て約1ヶ月、あたしのSNSはまだまだ盛り上がっている。
ブス。調子乗んな。整形女。モデル名乗んな。女狐。お前なんか胸だけだろ。芸能界から消えろ。死ね
などなどありきたりな言葉であたしのコメント欄は荒れに荒れている。
あたしはコメント欄を閉鎖することなく、全部スルーし続けている。
”熱愛報道から2週間余りが経とうとしているギタリスト蓮と噂の彼女。彼女は批判コメントをスルーしSNSに投稿を続け更に炎上中。アイドルや女性ファンの多いアーティストに熱愛報道が出ると必ずと言っていい程、お相手の女性はSNSを削除したりコメント欄を閉鎖する。だが批判をもろともしない強いメンタルの彼女に、アーティストとして繊細な蓮は惹かれたのだろうか。
芸能人の熱愛事情に詳しい記者のAさんにこの騒動について聞いてみた。
「二人は結婚を考えているのではないでしょうか。熱愛報道でこれだけ炎上するのだから結婚ということになれば更に叩かれるのは彼女も承知でしょうし、今のうちからスルーしておかないと身が持たない。批判に慣れる為にあえてコメント欄を閉鎖していないのかもしれません」
炎上騒ぎが火種となり、二人は益々燃え上がっているのかもしれない。”
こんなネット記事まで出回り始めている。
「アホらし」
けどなかなかうまいこと言うじゃんこの記事書いた奴。
「菜々、ほんとにごめん…辛いでしょ、そんなの見るのやめようよ」
自分のSNSを見ているあたしを蓮くんが後ろから抱きしめた。あたしが落ち込んでいると思い込んでいる蓮くんは前以上にあたしに会いに来る。ようやく、バレたらまずいと気付いたみたいで帽子にメガネ、マスクという怪しさ全開の逆に目立つ変装をして。
「大丈夫だよ」
「知らない人にあることないこと書かれて悲しいでしょ?」
「あんまり…気にしないし」
「俺菜々と離れたくないよ。事務所には止められてるけどちゃんと交際宣言したい」
「あたしのことは気にしないで。ほんとに大丈夫だから」
「…ほんとにごめん。辛くさせて…」
蓮くんが更にあたしを強く抱きしめる。
「ありがと」
いや、ほんとに気にしてないし大丈夫なんですけど…。まぁこんなに叩かれてると蓮くんのメンタルの方が持たなそうだからやっぱコメント欄閉鎖したほうがいいのかなぁ。事務所の人にも怒られてるしなぁ…
「ねぇってば菜々、もう見るのやめよ?」
蓮くんがあたしのスマホを取り上げて、自分の方に顔を向けさせキスをした。
「蓮くん…」
「これからも菜々と一緒にいたい。絶対別れたくない」
別れるも何も…とは思ったけど、これだけあたしを想ってくれる人に今更そんなことを言い出せない。
「大丈夫だよぉ…」
けれどあたしは相変わらず曖昧な言葉で濁してしまう。あたしのどこにそんなに好きになる要素があるのかな。
蓮くんが舌を絡めながらあたしの胸に触れた。背後から蓮くんの手が伸びてきて、あたしの服を捲り上げてブラジャーの上から胸を揉む。そのうちそれも外されて蓮くんの指があたしの乳首を弄り始め、力の抜けたあたしは蓮くんの胸にもたれかかった。
蓮くんがあたしの首筋に何度もキスをするから振り向くと、唇にキスをしてもう一度舌を激しく絡めた。あたしの乳首を愛撫する指にも力が入ってくる。
「…あっ…」
「今日は菜々のこといっぱい愛していい?」
「うん…」
これまであたしから求めることが多かったけど、最近は蓮くんから求めてくることが増えた。セックスもめちゃくちゃ激しいし、する度にへとへとになる。気持ちいいけどついていけない…蓮くんの気持ちがどんどん燃え上がっていってるんだけど…
あたしはベッドに押し倒され、服を脱がされて胸や、中を指で弄られた。指の動きが激しすぎる!
「あっ、そんなにしたらすぐいっちゃうからあ!ちょっとれんくんっ激し…」
「入れていい?」
「いれてっ…」
いくら激しくても蓮くんは痛いことはしないし、むしろ気持ちいいから不満があるわけでは決してないんだけど。
「あ…気持ちいい、蓮くん…っ」
彼女と噂される女が叩かれれば叩かれる程、男が心配してこんな風に慰めたりするのを皆何でわからないのかな?
「菜々、愛してる…」
皆が時間と労力を使って叩いてる間にあたしは蓮くんに愛してるって言われながら抱かれてるよ。
「あ、いっちゃう…んぁっ、いく、いくっあぁぁっ」
気持ちいい…セックスも、皆があたしに嫉妬するのも。
「あ、待ってってば、そんなすぐ動いちゃ…あぁあー!!」
今日も体位を何度も変えられながらずっと入れられ続けて、あたしはいきっぱなしだった。
蓮くん、気持ちは沈んでるみたいだけど体は元気だね…
もう、へとへと…
激しいセックスが終わり、蓮くんがゴムの処理をし始めた。
蓮くんゴム絶対付けるんだよね。まぁ、それが当たり前なんだけど。
初めてセックスした時から今まで蓮くん自らすすんで避妊するし、「生でいいよ!中出ししていいよ!」なんて、これまた今更言い出せなくて。
蓮くんってけっこうピュアだから、そんなこと言ったらドン引きされそうだしな…
今更…っていうのもあるけど、あたしは何だかんだ蓮くんに自分のことを悪く思われたくないんだと思う。我ながらずるいよね…
「もうエゴサーチとかしないでね。…心配だから。ごめんね…」
「あぁ、うん…大丈夫…」
蓮くんにはめられたんじゃない?って剛くんに言われたけど本当はどうなんだろうな。罪悪感からくる優しさだったりして…
顔も名前も知らない人から何言われても気にならないんだよなぁ。昔から散々女の子とは揉めてきたし。知ってる人に直接攻撃される方がよっぽどキツイし。
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