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「あんた何考えてんの?あたしの彼氏ってわかってるよな!?」
「わかってるけど…誘ってきたのあんたの彼氏やし。あたしはそれに応えただけ」
「誰とでも寝るんやな」
「え、タイプの人ちゃんと選んでるよ」
「ヤリマンなことには変わりないし!」
「そのヤリマンと寝たのあんたの彼氏なんやけどなぁ…」
「あんたなんて性欲処理に使われただけやし!調子乗んな」
「あたしで性欲処理するってことはあんたとじゃ物足りんのじゃないの?こんなことしてる暇があれば彼氏を満足させられるように勉強したら」
「ふざけんな!」
こんな感じで高校の時とか呼び出しくらうことが多くて殴られたりもした。痛いから、暴力は嫌だ。あたしが挑発するから仕方ないんだけど。
挑発も何も本当のことを言ってるだけなんだけどな。誘ってきたのは向こうだし。
胸があるから、それだけでも男は寄ってきた。あたしに気がない人でも、この人タイプだなって思った人の腕に胸を押し付けて谷間を見せて、更に上目遣いで誘えば落ちない男はいなかった。…剛くんを除いては。
彼女がいる男も、いない男も。めんどくさいから彼女がいる男は極力誘わなかったけど向こうから誘われたらセックスした。
一人っ子のあたしは、5歳の時に親が離婚をしてからお母さんとずっと二人で暮らしていた。高校に入学してしばらくしたある日の冬、お母さんが「彼氏だよ」って男の人を家に連れてきた。
お母さんはその時40歳。男は年上らしかった。冬場なのに日焼けしているのは日サロにでも行っているのだろうか。皺を隠すために焼いてるとか?そのくせ今にもハゲそうな髪の少なさだった。とにかく気持ち悪かった。
自分の母親をこういうのもなんだけど、お母さんは40歳にしてはかなり美人だったと思う。なのになんでこんなオッサンと?
男は、あたしには50歳くらいに見えたけどそこまで年上じゃないらしい。初めて会った時に「へー、めちゃくちゃ可愛い娘さんだね」って言われた時に悪寒が走った。
漫画やドラマでよくある、義理の父に犯される娘の図式が一瞬で思い浮かんだ。
考え過ぎ、なのかもしれない。けど、男は確実に「ニコニコ」というより「ニヤニヤ」した笑顔を浮かべていた。
色んな男のセックス中の表情…興奮している姿を見てきたけど、思い返してもやっぱりあの時の男はあたしにおかしな興味を持っている…大袈裟に言うと発情している顔をしていたと思う。
男はいつのまにか家に入り浸りになった。仕事はしている様だったけどあたしが帰ってきた時に男が一人で家にいる、なんてことがたまに起こり始めた。
それがすごく怖かった。実際に手を出されたわけじゃないけど男の視線はやっぱりあたしを女として見ていたと思う。
思えばオッサンを毛嫌いしているのは、この頃からだな。
極力男と会わないように、飲食店でアルバイトを始めた。学校が終わったら直接行ける様に、学校の近くで。その店で5人くらい?手を出しちゃって男の子同士は気まずそうだったなぁ。辞めた人もいたし。ごめん。
あたしの気持ちは「あんまり家にいたくない」から「もう家に帰りたくない」になり、バイト先の人も含め色んな人の家に泊まりに行くようになった。
はじめはお母さんから帰って来なさい、って頻繁に連絡が来たけど無視し続けた。そのうち諦めた様で連絡はほとんど来なくなった。
娘にとっては自分の彼氏イコール知らない男が家に入り浸っていることに負い目を感じたんだろう。男を追い出せばあたしはちゃんと家に帰ったのに、馬鹿なお母さん。
最初は女の子の家に行っていたけど、あたしが彼女持ちの男ともおかまいなしに寝るせいで女の子皆に嫌われて誰にも泊めてもらえなくなった。だから男の子の家に泊まるしかなかった。
男の子の家に泊まればセックスをすることになる。中1で処女を捨ててはいたけど、高校生になってから経験人数が一気に増えた。色んな人とすることで気持ちいい思いを沢山して、どんどんセックスに溺れていった。
色んな家を渡り歩いたり剛くんにフラレたりなんかしながら2年生になり、あたしは1人の男の子に出会った。
あたしのアルバイト先の、仲はいいけど好みじゃなかったのでセックスはしていない男の子の友達の、高校を卒業して20歳で社会人3年目の男の子。名前は久志くん。
イケメン好きのあたしからすると顔はまぁ、普通って感じだった。背がそんなに高いわけでもない。眉を少し細めに整えていて、大きめの一重瞼に、高いとは言えない鼻。強いて言えば唇が少し厚めなところに色気を感じたかな?
顔はとりわけてタイプでもなかったけど、高校生のあたしからすれば社会人で一人暮らしをしていて車を持っているのがすごく大人でかっこよく感じた。
他の男の子の家に泊まった時と同じように久志くんの家に初めて行った日にセックスして、付き合おうって言われて付き合うことになった。
何日か泊まっているうち、家の話をしていたら「ここから学校通い」って言ってくれた。電車で通わないといけない距離になっちゃうからって定期も買ってくれた。
一緒に住んでもいいってこと?って聞くとそうやでって答えてくれて、あたしは久志くんの家に住むことになった。
次の日の学校帰りにあたしは自分の家に帰った。持てる限りの荷物をカバンに詰めて、久志くんの家に運ぶ為に。
そしたら、また男が1人で家にいた。何してたの?高校生の女の子がこんなに家を空けちゃだめじゃない、とか言われて腕を掴まれた。
もしかして彼氏の家に泊まったりしてるの?って言ってきた時の顔が気持ち悪くて、腕を振り払いカバンに全体重をかけて男のお腹あたりにぶつけた。
2人で楽しく暮らしてください。あたしのことは心配しなくていいから。お母さんにも伝えてください。
そう言ってあたしは家を飛び出した。
もう、色んな男の家を泊まり歩かなくていいんだ。あたしを好きだって言ってくれる人と一緒に住むんだ。
休みの日はドライブに連れて行ってくれてご飯もご馳走してくれたり、初めての体験に心が弾んであたしは久志くんを好きになっていった。
相変わらずバイトは続けていたけどもう誰かに手を出すことはしなくなった。久志くんを紹介してくれた男の子も一緒に働いてるし。
久志くんは工場で朝から夕方まで働いていたので、あたしのバイトが終わる頃に迎えに来てくれるのも嬉しかった。
でも、一つ気がかりがあった。
久志くんとはほぼ毎日セックスをしていたけど、一度も避妊をしてくれない。
「わかってるけど…誘ってきたのあんたの彼氏やし。あたしはそれに応えただけ」
「誰とでも寝るんやな」
「え、タイプの人ちゃんと選んでるよ」
「ヤリマンなことには変わりないし!」
「そのヤリマンと寝たのあんたの彼氏なんやけどなぁ…」
「あんたなんて性欲処理に使われただけやし!調子乗んな」
「あたしで性欲処理するってことはあんたとじゃ物足りんのじゃないの?こんなことしてる暇があれば彼氏を満足させられるように勉強したら」
「ふざけんな!」
こんな感じで高校の時とか呼び出しくらうことが多くて殴られたりもした。痛いから、暴力は嫌だ。あたしが挑発するから仕方ないんだけど。
挑発も何も本当のことを言ってるだけなんだけどな。誘ってきたのは向こうだし。
胸があるから、それだけでも男は寄ってきた。あたしに気がない人でも、この人タイプだなって思った人の腕に胸を押し付けて谷間を見せて、更に上目遣いで誘えば落ちない男はいなかった。…剛くんを除いては。
彼女がいる男も、いない男も。めんどくさいから彼女がいる男は極力誘わなかったけど向こうから誘われたらセックスした。
一人っ子のあたしは、5歳の時に親が離婚をしてからお母さんとずっと二人で暮らしていた。高校に入学してしばらくしたある日の冬、お母さんが「彼氏だよ」って男の人を家に連れてきた。
お母さんはその時40歳。男は年上らしかった。冬場なのに日焼けしているのは日サロにでも行っているのだろうか。皺を隠すために焼いてるとか?そのくせ今にもハゲそうな髪の少なさだった。とにかく気持ち悪かった。
自分の母親をこういうのもなんだけど、お母さんは40歳にしてはかなり美人だったと思う。なのになんでこんなオッサンと?
男は、あたしには50歳くらいに見えたけどそこまで年上じゃないらしい。初めて会った時に「へー、めちゃくちゃ可愛い娘さんだね」って言われた時に悪寒が走った。
漫画やドラマでよくある、義理の父に犯される娘の図式が一瞬で思い浮かんだ。
考え過ぎ、なのかもしれない。けど、男は確実に「ニコニコ」というより「ニヤニヤ」した笑顔を浮かべていた。
色んな男のセックス中の表情…興奮している姿を見てきたけど、思い返してもやっぱりあの時の男はあたしにおかしな興味を持っている…大袈裟に言うと発情している顔をしていたと思う。
男はいつのまにか家に入り浸りになった。仕事はしている様だったけどあたしが帰ってきた時に男が一人で家にいる、なんてことがたまに起こり始めた。
それがすごく怖かった。実際に手を出されたわけじゃないけど男の視線はやっぱりあたしを女として見ていたと思う。
思えばオッサンを毛嫌いしているのは、この頃からだな。
極力男と会わないように、飲食店でアルバイトを始めた。学校が終わったら直接行ける様に、学校の近くで。その店で5人くらい?手を出しちゃって男の子同士は気まずそうだったなぁ。辞めた人もいたし。ごめん。
あたしの気持ちは「あんまり家にいたくない」から「もう家に帰りたくない」になり、バイト先の人も含め色んな人の家に泊まりに行くようになった。
はじめはお母さんから帰って来なさい、って頻繁に連絡が来たけど無視し続けた。そのうち諦めた様で連絡はほとんど来なくなった。
娘にとっては自分の彼氏イコール知らない男が家に入り浸っていることに負い目を感じたんだろう。男を追い出せばあたしはちゃんと家に帰ったのに、馬鹿なお母さん。
最初は女の子の家に行っていたけど、あたしが彼女持ちの男ともおかまいなしに寝るせいで女の子皆に嫌われて誰にも泊めてもらえなくなった。だから男の子の家に泊まるしかなかった。
男の子の家に泊まればセックスをすることになる。中1で処女を捨ててはいたけど、高校生になってから経験人数が一気に増えた。色んな人とすることで気持ちいい思いを沢山して、どんどんセックスに溺れていった。
色んな家を渡り歩いたり剛くんにフラレたりなんかしながら2年生になり、あたしは1人の男の子に出会った。
あたしのアルバイト先の、仲はいいけど好みじゃなかったのでセックスはしていない男の子の友達の、高校を卒業して20歳で社会人3年目の男の子。名前は久志くん。
イケメン好きのあたしからすると顔はまぁ、普通って感じだった。背がそんなに高いわけでもない。眉を少し細めに整えていて、大きめの一重瞼に、高いとは言えない鼻。強いて言えば唇が少し厚めなところに色気を感じたかな?
顔はとりわけてタイプでもなかったけど、高校生のあたしからすれば社会人で一人暮らしをしていて車を持っているのがすごく大人でかっこよく感じた。
他の男の子の家に泊まった時と同じように久志くんの家に初めて行った日にセックスして、付き合おうって言われて付き合うことになった。
何日か泊まっているうち、家の話をしていたら「ここから学校通い」って言ってくれた。電車で通わないといけない距離になっちゃうからって定期も買ってくれた。
一緒に住んでもいいってこと?って聞くとそうやでって答えてくれて、あたしは久志くんの家に住むことになった。
次の日の学校帰りにあたしは自分の家に帰った。持てる限りの荷物をカバンに詰めて、久志くんの家に運ぶ為に。
そしたら、また男が1人で家にいた。何してたの?高校生の女の子がこんなに家を空けちゃだめじゃない、とか言われて腕を掴まれた。
もしかして彼氏の家に泊まったりしてるの?って言ってきた時の顔が気持ち悪くて、腕を振り払いカバンに全体重をかけて男のお腹あたりにぶつけた。
2人で楽しく暮らしてください。あたしのことは心配しなくていいから。お母さんにも伝えてください。
そう言ってあたしは家を飛び出した。
もう、色んな男の家を泊まり歩かなくていいんだ。あたしを好きだって言ってくれる人と一緒に住むんだ。
休みの日はドライブに連れて行ってくれてご飯もご馳走してくれたり、初めての体験に心が弾んであたしは久志くんを好きになっていった。
相変わらずバイトは続けていたけどもう誰かに手を出すことはしなくなった。久志くんを紹介してくれた男の子も一緒に働いてるし。
久志くんは工場で朝から夕方まで働いていたので、あたしのバイトが終わる頃に迎えに来てくれるのも嬉しかった。
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