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しおりを挟む“○○のギタリスト蓮に破局報道ー週刊誌が報じる”
1週間、2週間?ほど経ってからあたしと蓮くんが別れたことが世間に知られることになった。そしてまたもやあたしのSNSが盛り上がっている。
“ざまぁww”
“お前は蓮くんに不釣り合いだったんだよ”
“菜々ちゃん乙でした!ww”
“誰もお前に興味ないからSNSもやめれば?”
…いやいや、お前が興味あるからあたしのSNS見てるんじゃん。
相変わらず女はバカだ。あたしも女だけど。
***
「あ…ごうくんっ、ベッドいこうよぉ」
「嫌や、今すぐここでしたい」
「あっ…もおっ、ごうくんってばっ!」
破局報道が出てすぐ、剛くんから連絡があっていつものようにホテルに呼び出された。真昼間なのに、部屋に入った瞬間その場で剛くんがあたしを抱きしめてキスをして、引きちぎるようにあたしの服を脱がせ始めた。
「蓮くんとちゃんとお別れしてくれたんやな」
「うん…っあ…っ、嬉しい?」
「嬉しい。ほんまに嬉しい…」
「よかった…じゃ、ベッドいこ…」
「菜々ちゃんが愛し過ぎてベッドまで我慢出来ひん」
剛くんがあたしのブラジャーのホックを外して露わになった乳首に吸い付いて、膣に指を入れてかき混ぜた。
「もおっ!あっ…ごうくんっ、あっ、あ」
「めちゃくちゃ濡らしてるやん…俺の触って」
剛くんのモノを服の上から触ると、いつでも入れられるくらいの硬さになっていた。
「…かたい…」
「いつでも入れれそうやろ?だから」
「だからって…」
「後ろ向いて」
もう…剛くんってば。そう思いながらも言われた通りに剛くんに背を向けて壁に手をついていると、かちゃかちゃとベルトを外す音と、服が床に落ちた音が聞こえた。
「はぁぁんっ」
剛くんはすぐあたしの中に入ってきた。入れた瞬間から激しく腰が動く。最初からこんなにされたらすぐいっちゃう…
「もう他の男とセックスしーひん?俺だけ?」
「うんっ、剛くんとしかしーひんよっ…」
「やっと俺だけの女になってくれるんやな」
…俺だけの女にしたい。そういやそんなこと言ってたかも…
「そうっ…」
「言って…菜々は剛の女ですって」
「…菜々は剛の女ですっ…剛としかセックスしません…あ、っごうくんっきもちいいっ」
「俺も菜々としかせーへんから…やばい、興奮し過ぎてもういきそう」
「嫌、まだいったらあかんのぉっ」
「後でベッドでゆっくり愛したるから…あ、っいく…」
「あああっ!」
剛くんの腰の動きが少しずつゆっくりに、力が弱まっていく。完全に動きを止めた後、剛くんがあたしを抱きしめてはぁ…っと大きくため息を漏らした。
「ごめん…めっちゃ本能で腰振っちゃった」
「ううん…きもち、よかったし…。でも、さっきのほんま?」
「え?」
「ベッドでゆっくり愛したるから、って言った…」
「うん。ゆっくり愛して菜々ちゃんのこといっぱいいかせたげる」
繋がったまま、剛くんが後ろからあたしを抱きしめて後頭部にキスをした。
…幸せ。
その日はほんとにベッドでもう一回セックスして、あたしはいかされまくってしまった。
菜々のことだけ愛してる。早く一緒になりたい。ちゃんとするから待ってて。結婚したら何もせんと、俺を毎日家で出迎えて欲しい。
そう呟かれる度に、心と子宮の奥がきゅんって高鳴って何度も絶頂に達してしまった。
結婚して、仕事辞めてくれって言われたらどうする?っていう質問、女優さんとかがバラエティ番組でよく聞かれて皆辞めません、辞めたくないですって答えてるけどあたしはそうは思わない。
まぁドラマに映画、バラエティ番組にも沢山出ている様な女優さんなら仕事も楽しいだろうし、相手によっちゃ自分の方が稼げたりするもんね…あたしは一応同じ芸能界にいてもTVも出れないし、蓮くんとのことで知られただけでそれまで誰にも名前を知られてなかったし。
他にやりたいことがなくて、偶然モデルになれただけだから強い思い入れもないし、仕事も大してないしいつでも一般人に戻れる。
剛くんと結婚したら社長夫人かぁ。
剛くんは結婚してるから今はまだこうやってこそこそ会うしか出来ないけど剛くんが離婚して、独身に戻ったら色んなことしたいな。早く堂々と外で歩けるようになりたい。前みたいにご飯食べに行ったり、映画見に行ったり、普通のカップルみたいなことしたいな…。
***
蓮くんと別れてからだいたい半年が経った。さすがに騒ぐ人もいなくなって、すっかりSNSも落ち着いた。炎上を面白がって見にくる人にフォローされたりもしてたけどその人数もかなり減ったし、今までが嘘のようだ。
そして、あたしは剛くんがもっと好きになっていた。
相変わらず飲み会に行ったりもしてるけど誰かに誘われても付いていかなくなった。タイプの人に声を掛けられても全然胸が高鳴らない。
本当に、あたしは剛くんとしかセックスしなくなった。だから会えない時は前以上に寂しいけど、他の男で性欲解消はしてない。家でおとなしく、剛くんのことを考えながら一人でしている。
剛くんと会った時は前と同じようにコスプレしたりおもちゃを使ったり、ちょっとSMっぽかったりとか…そういうセックスもあればいっぱいいちゃいちゃして、愛してるって言いながら甘々なセックスをする時もある。
今日はどんなことされるのかなって思うとそれだけで感じちゃって、剛くんに会った時にはもうびしょびしょ…なんてこともあるし、そんなあたしを見て剛くんはいつも喜んでいる。
けど剛くん最近忙しいみたいで、ここ2、3ヶ月の間1回しか会ってないんだよね…。
寂しい。仕事だから仕方ないけど…もっと会いたいな。でもおとなしく待ってなきゃ。
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