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8. 颯真が家にやって来る
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リオとの食事は、驚くほど穏やかな時間だった。彼は、奏多が一口食べるたびに「美味しいですか?」「それ、僕も大好きなんです!」と、まるで自分のことのように喜んでくれる。その無邪気な明るさに、奏多の心も少しずつ解きほぐされていった。
しかし、店を出ようとした時、不意に数人の若い女性グループに声をかけられた。
「……え、もしかして、リオくん!?」
「わあ、本物! 写真いいですか!?」
一瞬で囲まれるリオ。奏多は反射的にフードを深く被り、その場から離れた。
「あ、えっと、ごめんなさい! 今プライベートなんで!」
リオは慌てて対応しながらも、奏多を気遣って視線で合図を送ってくる。人気アイドルの「光」を改めて目の当たりにし、奏多は逃げるように車へと戻った。
その日の夜。
月明かりだけが差し込む静かな部屋で、奏多はポケットから四つ折りにされた紙を取り出した。颯真の筆跡で書かれた、たった11桁の数字。
何度もためらい、一度はスマホを置いたが、最後は吸い込まれるように発信ボタンを押していた。このまま逃げていてもいつかは向き合わなければならない。
数回のコールの後、相手が繋がる。
『……もしもし、奏多?』
かつてのステージで、何度も背中を預けてきた懐かしく、穏やかな声。
「……颯真、、夜に、ごめんね」
『ううん、連絡してくれて嬉しい。ずっと待ってたんだ。……今、どこにいる? 』
「あ、今は家だけど」
『住所を教えて。顔を見て話したいんだ』
「それは……。今の僕は、颯真に合わせる顔がないんです」
奏多は声を震わせながら断ったが、颯真の声はどこまでも優しく、けれど断固としていた。
『奏多、お願い。謝りたいことも、話したいことも、山ほどある。電話越しじゃダメなんだ。今すぐ君に会いたい。どこへでも行くから、場所を教えてほしい』
「でも……」
『お願い、奏多。もう二度と、君を見失いたくないんだ』
何度も懇願するその切実な響きに、奏多は抗いきれず、消え入りそうな声で自宅の住所を伝えてしまった。
それからわずか15分後。
古いアパートのインターホンが鳴り響いた。
扉を開けると、そこには肩で息をしながら、必死な形相で立つ颯真の姿があった。
「……颯真、、本当に来たの」
「……中に入ってもいい?」
部屋に入った颯真は、一瞬で表情を曇らせた。
足の踏み場こそあるものの、カーテンは閉め切られ、机の上には即席麺のカップが置かれている。そして何より、目の前の奏多のあまりの細さに、颯真は胸を締め付けられたようだった。
「奏多……こんな生活をしてたの。食欲がないって言っていたのは本当だったんだ」
「……僕は、これでいい。報いを受けているだけだから」
「そんなわけないだろ。……奏多、俺と一緒に暮らそう。君をこのままにしておくなんて、俺にはできない」
突然の提案に、奏多は驚いて顔を上げた。
「無理だよ。。僕なんかが、颯真の生活を邪魔するわけには……」
「邪魔なんて思わない。俺が君を支えたいんだ。……それとも、あの子ならいいの?」
颯真が不意に、少しだけ拗ねたような、寂しそうな口調で言った。
「あの子って……リオくんのこと?」
「そう。リオくん、だっけ。さっきレコーディング室まで迎えに来ていただろ? 彼は君の正体を知っているみたいだし、君も彼とは仲良くしてる。……俺じゃ、ダメなの」
「いえ、リオくんはそういうのじゃなくて! 彼はただ、憧れているからって強引に……」
「ふうん……。でも、君が彼にだけは心を開いているように見えて、俺は少し……いやかなり嫉妬したんだけど」
ふいっと顔を背けた颯真は、まるで見捨てられた子供のように、穏やかながらも執拗に機嫌を損ねていた。頼りがいのある「お兄さん」だった彼の、見たこともない一面に、奏多はただ戸惑うしかなかった。
「俺、そんなに頼りないかな」
颯真は視線を落とし、小さく溜息をついた。その声音はどこまでも穏やかで、奏多の心を優しく撫でるような響きを含んでいる。けれど、その奥に潜む「寂しさ」を隠そうともしない様子に、奏多は胸が苦しくなった。
「……颯真は、いつだって僕の憧れのお兄さんで…でも、今の僕が隣にいたら、また颯真の足を引っ張ってしまうかもしれないから」
「俺は一度もそんなこと思ったことないよ。あの時だって……」
颯真は言いかけて言葉を飲み込み、もう一度、奏多の痩せ細った肩に手を置いた。
「奏多、俺と一緒に暮らそう。わがままだって言われてもいい。俺は奏多が一人で暗い部屋でこんな生活をしてるなんて耐えられない。食事も、リハビリも、俺が全部サポートするから」
「でも、リオくんとの約束も……」
思わず口に出してしまった名前に、颯真の眉がぴくりと動いた。
「また彼のこと…………今は俺と一緒にいるのに…、俺は心が狭いかな」
困ったように微笑む颯真の顔は、かつてグループのメインボーカルとして、優しくメンバーを包み込んでいた「お兄さん」そのものだった。
「返事は、今すぐじゃなくていい。でも、俺の気持ちは変わらないから。……今夜はもう遅い。君の顔を見たら少し安心したよ」
颯真はそう言って立ち上がると、玄関に向かう途中で足を止め、もう一度振り返った。
「明日も来るから。……いいよね、奏多?」
有無を言わせない優しさに、奏多はただ小さく頷くことしかできなかった。
次の日も颯真は本当に家に来た。
「颯真、機嫌直してよ。リオくんは本当に、ただの後輩なんだってば」
奏多は困ったように笑いながら、目の前でそっぽを向く颯真の袖を軽く引いた。 グループ時代、一番甘えていたのはこの人だった。 3つ年上の颯真は、いつだって最年少の奏多を広い心で受け止めてくれていた。
「……俺は、ずっと君を探していたんだよ、奏多」
颯真がゆっくりと振り返る。その瞳には、拗ねたような色とは裏腹に、痛いほどの愛おしさが滲んでいた。
「辞めますってメッセージひとつで消えて……。 あの時、俺が言った言葉が君を追い詰めたんだって、ずっと後悔してた。 それなのに、数年ぶりに再会した君はあんなに痩せて……挙句に知らない後輩と楽しそうにしているんだから。俺がどれだけ嫉妬したか分かる?」
「それは……ごめん。でも、颯真があの時『奏多とは一緒に活動できない』って言ったから、俺はみんなを壊さないために離れるしかなかったんだ」
奏多の言葉に、颯真ははっとしたように目を見開いた。 そして、自分を責めるように苦笑する。
「……あれは、無理をしてボロボロになっていく君を見ていられなかっただけで。 言葉が足りなかった。本当にごめん。 でも、もう絶対に離さないから。俺の家に来るって返事をしてくれるまで、俺はここを動かないよ」
「えっ、本気? 颯真、仕事はどうするの」
「俺が代表なんだから、スケジュールくらいどうにでもなる。 それより、奏多の健康が先決」
颯真は穏やかな口調ながらも、絶対に譲らないという強い意志を宿した瞳で奏多を見つめた。
窓の外では夜が深まっていく。 かつてのエースとメインボーカルという関係を超えて、二人の止まっていた時間が、この狭く荒んだ部屋で静かに動き出そうとしていた。
しかし、店を出ようとした時、不意に数人の若い女性グループに声をかけられた。
「……え、もしかして、リオくん!?」
「わあ、本物! 写真いいですか!?」
一瞬で囲まれるリオ。奏多は反射的にフードを深く被り、その場から離れた。
「あ、えっと、ごめんなさい! 今プライベートなんで!」
リオは慌てて対応しながらも、奏多を気遣って視線で合図を送ってくる。人気アイドルの「光」を改めて目の当たりにし、奏多は逃げるように車へと戻った。
その日の夜。
月明かりだけが差し込む静かな部屋で、奏多はポケットから四つ折りにされた紙を取り出した。颯真の筆跡で書かれた、たった11桁の数字。
何度もためらい、一度はスマホを置いたが、最後は吸い込まれるように発信ボタンを押していた。このまま逃げていてもいつかは向き合わなければならない。
数回のコールの後、相手が繋がる。
『……もしもし、奏多?』
かつてのステージで、何度も背中を預けてきた懐かしく、穏やかな声。
「……颯真、、夜に、ごめんね」
『ううん、連絡してくれて嬉しい。ずっと待ってたんだ。……今、どこにいる? 』
「あ、今は家だけど」
『住所を教えて。顔を見て話したいんだ』
「それは……。今の僕は、颯真に合わせる顔がないんです」
奏多は声を震わせながら断ったが、颯真の声はどこまでも優しく、けれど断固としていた。
『奏多、お願い。謝りたいことも、話したいことも、山ほどある。電話越しじゃダメなんだ。今すぐ君に会いたい。どこへでも行くから、場所を教えてほしい』
「でも……」
『お願い、奏多。もう二度と、君を見失いたくないんだ』
何度も懇願するその切実な響きに、奏多は抗いきれず、消え入りそうな声で自宅の住所を伝えてしまった。
それからわずか15分後。
古いアパートのインターホンが鳴り響いた。
扉を開けると、そこには肩で息をしながら、必死な形相で立つ颯真の姿があった。
「……颯真、、本当に来たの」
「……中に入ってもいい?」
部屋に入った颯真は、一瞬で表情を曇らせた。
足の踏み場こそあるものの、カーテンは閉め切られ、机の上には即席麺のカップが置かれている。そして何より、目の前の奏多のあまりの細さに、颯真は胸を締め付けられたようだった。
「奏多……こんな生活をしてたの。食欲がないって言っていたのは本当だったんだ」
「……僕は、これでいい。報いを受けているだけだから」
「そんなわけないだろ。……奏多、俺と一緒に暮らそう。君をこのままにしておくなんて、俺にはできない」
突然の提案に、奏多は驚いて顔を上げた。
「無理だよ。。僕なんかが、颯真の生活を邪魔するわけには……」
「邪魔なんて思わない。俺が君を支えたいんだ。……それとも、あの子ならいいの?」
颯真が不意に、少しだけ拗ねたような、寂しそうな口調で言った。
「あの子って……リオくんのこと?」
「そう。リオくん、だっけ。さっきレコーディング室まで迎えに来ていただろ? 彼は君の正体を知っているみたいだし、君も彼とは仲良くしてる。……俺じゃ、ダメなの」
「いえ、リオくんはそういうのじゃなくて! 彼はただ、憧れているからって強引に……」
「ふうん……。でも、君が彼にだけは心を開いているように見えて、俺は少し……いやかなり嫉妬したんだけど」
ふいっと顔を背けた颯真は、まるで見捨てられた子供のように、穏やかながらも執拗に機嫌を損ねていた。頼りがいのある「お兄さん」だった彼の、見たこともない一面に、奏多はただ戸惑うしかなかった。
「俺、そんなに頼りないかな」
颯真は視線を落とし、小さく溜息をついた。その声音はどこまでも穏やかで、奏多の心を優しく撫でるような響きを含んでいる。けれど、その奥に潜む「寂しさ」を隠そうともしない様子に、奏多は胸が苦しくなった。
「……颯真は、いつだって僕の憧れのお兄さんで…でも、今の僕が隣にいたら、また颯真の足を引っ張ってしまうかもしれないから」
「俺は一度もそんなこと思ったことないよ。あの時だって……」
颯真は言いかけて言葉を飲み込み、もう一度、奏多の痩せ細った肩に手を置いた。
「奏多、俺と一緒に暮らそう。わがままだって言われてもいい。俺は奏多が一人で暗い部屋でこんな生活をしてるなんて耐えられない。食事も、リハビリも、俺が全部サポートするから」
「でも、リオくんとの約束も……」
思わず口に出してしまった名前に、颯真の眉がぴくりと動いた。
「また彼のこと…………今は俺と一緒にいるのに…、俺は心が狭いかな」
困ったように微笑む颯真の顔は、かつてグループのメインボーカルとして、優しくメンバーを包み込んでいた「お兄さん」そのものだった。
「返事は、今すぐじゃなくていい。でも、俺の気持ちは変わらないから。……今夜はもう遅い。君の顔を見たら少し安心したよ」
颯真はそう言って立ち上がると、玄関に向かう途中で足を止め、もう一度振り返った。
「明日も来るから。……いいよね、奏多?」
有無を言わせない優しさに、奏多はただ小さく頷くことしかできなかった。
次の日も颯真は本当に家に来た。
「颯真、機嫌直してよ。リオくんは本当に、ただの後輩なんだってば」
奏多は困ったように笑いながら、目の前でそっぽを向く颯真の袖を軽く引いた。 グループ時代、一番甘えていたのはこの人だった。 3つ年上の颯真は、いつだって最年少の奏多を広い心で受け止めてくれていた。
「……俺は、ずっと君を探していたんだよ、奏多」
颯真がゆっくりと振り返る。その瞳には、拗ねたような色とは裏腹に、痛いほどの愛おしさが滲んでいた。
「辞めますってメッセージひとつで消えて……。 あの時、俺が言った言葉が君を追い詰めたんだって、ずっと後悔してた。 それなのに、数年ぶりに再会した君はあんなに痩せて……挙句に知らない後輩と楽しそうにしているんだから。俺がどれだけ嫉妬したか分かる?」
「それは……ごめん。でも、颯真があの時『奏多とは一緒に活動できない』って言ったから、俺はみんなを壊さないために離れるしかなかったんだ」
奏多の言葉に、颯真ははっとしたように目を見開いた。 そして、自分を責めるように苦笑する。
「……あれは、無理をしてボロボロになっていく君を見ていられなかっただけで。 言葉が足りなかった。本当にごめん。 でも、もう絶対に離さないから。俺の家に来るって返事をしてくれるまで、俺はここを動かないよ」
「えっ、本気? 颯真、仕事はどうするの」
「俺が代表なんだから、スケジュールくらいどうにでもなる。 それより、奏多の健康が先決」
颯真は穏やかな口調ながらも、絶対に譲らないという強い意志を宿した瞳で奏多を見つめた。
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