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第三章 江戸騒乱編
第49話 左片手一本突き
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「いきなり新選組の三強が相手か……面白い!」
前世から良く知る有名人達を前にして、俺は少し興奮気味だった。
「……しんせんぐみ?」
怪訝そうな顔で新八が聞き返して来る。ああ、そうか。この世界でのこいつらは忠勝の親衛隊だったな。
「ああ、すまん。こっちの話だ。それより楓は無事なんだろうな?」
ここに来た理由を興奮して忘れる所だった。
新八は俺の言葉を聞くと、近くにいた男に何やら目で合図を送った。すると暫くしてその男が、後ろ手に両手を縛られ猿靴和をされた楓を連れて戻って来た。特に外傷は無さそうだ。
楓は俺達が居る事に気付くと、申し訳なさそうに俯いて目を逸らした。捕まってしまった事と、人質に使われてしまった事の両方で、自分を責めているのかも知れない。そもそも、楓は忍びだしな……そう意味では、今の状態は楓にとって相当屈辱なんだろう。
男は楓を連れてくると新八達の前に突き飛ばした。両手を縛られた楓は成す術も無く、新八達の前に転がされる。
「──【死弾】!」
ドバアアアアンッ!
直後、楓を突き飛ばした男の頭が、爆発した様に飛び散った。
「な……」
一瞬の出来事に新八は言葉を失っている。目の前で頭を吹き飛ばされた新八達は疎か、道場内全ての人間が息を飲んだ。殆どの人間は何が起こったのかさえ理解していない様だ。俺が何かしらしたらしいと気付いてるのは、おそらく新選組の三人だけだろう。
ダラリと下げた右腕、半銅貨を弾き出した俺の右親指から、シュウウと白い煙の様な物が漂っている。俺は怒りに震えそうな自分を敢えて抑え、平静を保ちながら口を開いた。
「丁重に扱えと言ったよな、新八?」
元々目付きが異常に悪い俺は、淡々とした態度で睨みつけた方が恐れられる事を知っている。俺は敢えて無表情のまま目だけを細め、新八に言い放った。
「聞いてるのか? それとも皆殺しが希望か?」
俺は家康から新八達は殺すなと頼まれたが、雑魚までも殺さないとは約束してない。俺が本気である事が伝わったのか、それとも部下を殺られるのを恐れたのか、新八は渋々口を開いた。
「ぐ……むぅ……お前ら、このくノ一をそこの脇にでも座らせておけっ……くれぐれも丁重にな!」
新八は苦虫を嚙み潰したよう様な顔で俺を見て、皮肉を込めながら吐き捨てた。
指示を受けた男達が慌てて楓を抱き起し、道場の脇へと連れて行く。自分もいつ頭を吹き飛ばされるかも知れないと、まるで腫れ物に触れるかの様に丁寧に楓を扱っている。全く……初めからそうしてればいいんだ。
俺がその様子を一通り見届けると、タイミングを見計らっていた様に声を掛けて来る男がいた。
「……で、俺の相手は誰がしてくれるんだ?」
斎藤だ。
オールバックの黒髪に、少しだけ垂れた前髪の奥に光る、切れ長の鋭い目。細身の体は新八達の中でおそらく一番身長が高そうだ。その斎藤がニヤリと口角を吊り上げながら、不敵な表情で俺達の事を見据えていた。
「一人目は斎藤か……」
そう呟いて俺が名乗り出ようとすると、傍らにいたジンに引き止められた。
「あの者の狙いは最初から私の様です。どうかここは私にお任せを」
何やら嬉しそうな顔でジンが俺の前に立つ。どうやらここは譲る気は無いらしい。まあ、さっきも斎藤はジンを狙って来たみたいだし、ここはこいつの言う通りにしてみても良いだろう。
「ジン……分かってるな?」
俺は目でジンに対して念押しをした。殺すなよ、と。
「はっ、お任せ下さい」
何も心配は要りませんといった顔で、ジンはゆっくりと道場の真ん中へと歩き始めた。それを見た斎藤もニヤリと笑い、まるで相手が始めから決まってたかの様に、ジンに合わせて歩き始めた。やはり、最初から狙いはジンみたいだ。
斎藤の戦いを見守る様に、後ろに控えている新八と沖田はその場から動こうとしていない。やはり、こいつ等は一騎討ちがご所望の様だ。まあ、殺すなと頼まれている俺達にしてみれば、この方が都合が良い。無駄に殺さなくて済むからな。
そんな事を考えていると、斎藤がジンに対して話しかけた。
「よお……噂はきいてるぜ? 魔神さんよお。あんた、樹海で一番強えんだってな?」
なるほど……どうやら斎藤は、ジンの事はある程度分かった上で、戦いを望んでいるらしい。こいつも新八に負けず劣らずの戦闘狂の様だ。
しかし、一体どこでジンの事を……樹海の亜人達ならともかく、人間にまで知られていたとは考えにくい。ふと、何気無しに楓の方に目をやると、俺の考えを察した楓は、訴える様な目で首を横に振り始めた。自分は喋って無いと言いたいのだろう。
確かに、忍びである楓がそう簡単に口を割るとは思えない。だったら一体誰が……そんな事を考えていると、ふと俺は、雷に打たれた様な衝撃で根拠の無い憶測が閃いた。
──半兵衛!
こいつしかいない……何の根拠もない癖に、何故か俺には自信があった。一度そう思い付いてしまえば、もう、そうとしか考えられなくなった。半兵衛……ここでもこいつが出て来るのか。
そんな考えに耽っている俺を他所に、ジンと斎藤の戦いは始まりを迎えようとしていた。
「私の事を知って尚、挑んで来ますか……なかなか面白い人間ですね。まさか、真人様以外にそのような者がいるとは思いませんでした」
「フンッ、こっちはテメエの話を聞いた時から、一辺、戦ってみてえと思ってたんだ……」
余裕の表情で淡々と話すジンに対し、少し興奮気味の斎藤。この世界の斎藤は、相当、血の気が多いらしい。斎藤はジンと道場の真ん中で対峙すると、左手に抜いたままの刀をそのまま水平に持ち上げた。
右半身で大きく両足を開き、左足に重心を乗せた独特の構え。真っすぐジンに伸ばされた、右手の親指と人差し指の間に乗せただけの水平の外刃は、何となくビリヤードの構えの様にも見える。おそらく斎藤の得意技──『左片手一本突き』の構えだ。
対するジンは後ろ手に両手を組んで、まるで構えらしい構えは取っていない。そんなジンを見て斎藤が口を開いた。
「余裕だな……樹海の魔神。悪いが俺はテメエが本気じゃなくても容赦はしねえぜ? 俺は新八とは違うから──なっ!」
斎藤は話しながら隙を伺うと、喋り終える前に、いきなりジンに斬りかかった。こういう所は新八とは正反対だ。
はっきり言って、新八は甘い。一騎打ちだの全力だのと、正々堂々とした勝負に拘っている。その点、この斎藤は勝つためになら手段を選ばないタイプだ。どちらかと言えば、俺やジンの考えに近い。
爆発的な脚力で左足が床板を蹴り、そのままの構えでジンに突進する斎藤……やはり『左片手一本突き』だ。
それも、相当速い!
おそらく、昨日の狼男化したウォルフ以上……とても人間の動きとは思えない。しかし、所詮それレベルだ……これくらいなら、ジンなら全く問題ない。
ジンに向かい高速で突進する、斎藤の左手から平突きが放たれた。
特に慌てもせずに、後ろ手を組んだ姿勢のままで、落ち着いて横に躱すジン。その脇を、残像が通り過ぎた様にしか見えない勢いで、斎藤が刀を突き出したまま通り過ぎた。
先程と同じ様にそのまま少し離れた位置で、勢いを殺して振り返る斎藤。ジンはその姿を確認すると、余裕の表情を崩さずに淡々と言い放った。
「人間にしては大した物です。しかしこの程度では、まだまだ私に挑むには早すぎましたね」
そう言って、まるで敵とは認識もしていない様な扱いで、斎藤に不敵に笑いかける。すると斎藤もその笑いに応える様に、不敵に口角を歪めたままジンに言い返した。
「魔神……余裕ぶっこくには早すぎるんじゃねえか?」
「どういう事ですか?」
思いがけず余裕の反応を見せる斎藤に、ジンが訝し気な視線を向けた矢先。
「ぐはっ!」
──ジンの執事服の胸元が裂け、大量の鮮血が道場内に飛び散った。
前世から良く知る有名人達を前にして、俺は少し興奮気味だった。
「……しんせんぐみ?」
怪訝そうな顔で新八が聞き返して来る。ああ、そうか。この世界でのこいつらは忠勝の親衛隊だったな。
「ああ、すまん。こっちの話だ。それより楓は無事なんだろうな?」
ここに来た理由を興奮して忘れる所だった。
新八は俺の言葉を聞くと、近くにいた男に何やら目で合図を送った。すると暫くしてその男が、後ろ手に両手を縛られ猿靴和をされた楓を連れて戻って来た。特に外傷は無さそうだ。
楓は俺達が居る事に気付くと、申し訳なさそうに俯いて目を逸らした。捕まってしまった事と、人質に使われてしまった事の両方で、自分を責めているのかも知れない。そもそも、楓は忍びだしな……そう意味では、今の状態は楓にとって相当屈辱なんだろう。
男は楓を連れてくると新八達の前に突き飛ばした。両手を縛られた楓は成す術も無く、新八達の前に転がされる。
「──【死弾】!」
ドバアアアアンッ!
直後、楓を突き飛ばした男の頭が、爆発した様に飛び散った。
「な……」
一瞬の出来事に新八は言葉を失っている。目の前で頭を吹き飛ばされた新八達は疎か、道場内全ての人間が息を飲んだ。殆どの人間は何が起こったのかさえ理解していない様だ。俺が何かしらしたらしいと気付いてるのは、おそらく新選組の三人だけだろう。
ダラリと下げた右腕、半銅貨を弾き出した俺の右親指から、シュウウと白い煙の様な物が漂っている。俺は怒りに震えそうな自分を敢えて抑え、平静を保ちながら口を開いた。
「丁重に扱えと言ったよな、新八?」
元々目付きが異常に悪い俺は、淡々とした態度で睨みつけた方が恐れられる事を知っている。俺は敢えて無表情のまま目だけを細め、新八に言い放った。
「聞いてるのか? それとも皆殺しが希望か?」
俺は家康から新八達は殺すなと頼まれたが、雑魚までも殺さないとは約束してない。俺が本気である事が伝わったのか、それとも部下を殺られるのを恐れたのか、新八は渋々口を開いた。
「ぐ……むぅ……お前ら、このくノ一をそこの脇にでも座らせておけっ……くれぐれも丁重にな!」
新八は苦虫を嚙み潰したよう様な顔で俺を見て、皮肉を込めながら吐き捨てた。
指示を受けた男達が慌てて楓を抱き起し、道場の脇へと連れて行く。自分もいつ頭を吹き飛ばされるかも知れないと、まるで腫れ物に触れるかの様に丁寧に楓を扱っている。全く……初めからそうしてればいいんだ。
俺がその様子を一通り見届けると、タイミングを見計らっていた様に声を掛けて来る男がいた。
「……で、俺の相手は誰がしてくれるんだ?」
斎藤だ。
オールバックの黒髪に、少しだけ垂れた前髪の奥に光る、切れ長の鋭い目。細身の体は新八達の中でおそらく一番身長が高そうだ。その斎藤がニヤリと口角を吊り上げながら、不敵な表情で俺達の事を見据えていた。
「一人目は斎藤か……」
そう呟いて俺が名乗り出ようとすると、傍らにいたジンに引き止められた。
「あの者の狙いは最初から私の様です。どうかここは私にお任せを」
何やら嬉しそうな顔でジンが俺の前に立つ。どうやらここは譲る気は無いらしい。まあ、さっきも斎藤はジンを狙って来たみたいだし、ここはこいつの言う通りにしてみても良いだろう。
「ジン……分かってるな?」
俺は目でジンに対して念押しをした。殺すなよ、と。
「はっ、お任せ下さい」
何も心配は要りませんといった顔で、ジンはゆっくりと道場の真ん中へと歩き始めた。それを見た斎藤もニヤリと笑い、まるで相手が始めから決まってたかの様に、ジンに合わせて歩き始めた。やはり、最初から狙いはジンみたいだ。
斎藤の戦いを見守る様に、後ろに控えている新八と沖田はその場から動こうとしていない。やはり、こいつ等は一騎討ちがご所望の様だ。まあ、殺すなと頼まれている俺達にしてみれば、この方が都合が良い。無駄に殺さなくて済むからな。
そんな事を考えていると、斎藤がジンに対して話しかけた。
「よお……噂はきいてるぜ? 魔神さんよお。あんた、樹海で一番強えんだってな?」
なるほど……どうやら斎藤は、ジンの事はある程度分かった上で、戦いを望んでいるらしい。こいつも新八に負けず劣らずの戦闘狂の様だ。
しかし、一体どこでジンの事を……樹海の亜人達ならともかく、人間にまで知られていたとは考えにくい。ふと、何気無しに楓の方に目をやると、俺の考えを察した楓は、訴える様な目で首を横に振り始めた。自分は喋って無いと言いたいのだろう。
確かに、忍びである楓がそう簡単に口を割るとは思えない。だったら一体誰が……そんな事を考えていると、ふと俺は、雷に打たれた様な衝撃で根拠の無い憶測が閃いた。
──半兵衛!
こいつしかいない……何の根拠もない癖に、何故か俺には自信があった。一度そう思い付いてしまえば、もう、そうとしか考えられなくなった。半兵衛……ここでもこいつが出て来るのか。
そんな考えに耽っている俺を他所に、ジンと斎藤の戦いは始まりを迎えようとしていた。
「私の事を知って尚、挑んで来ますか……なかなか面白い人間ですね。まさか、真人様以外にそのような者がいるとは思いませんでした」
「フンッ、こっちはテメエの話を聞いた時から、一辺、戦ってみてえと思ってたんだ……」
余裕の表情で淡々と話すジンに対し、少し興奮気味の斎藤。この世界の斎藤は、相当、血の気が多いらしい。斎藤はジンと道場の真ん中で対峙すると、左手に抜いたままの刀をそのまま水平に持ち上げた。
右半身で大きく両足を開き、左足に重心を乗せた独特の構え。真っすぐジンに伸ばされた、右手の親指と人差し指の間に乗せただけの水平の外刃は、何となくビリヤードの構えの様にも見える。おそらく斎藤の得意技──『左片手一本突き』の構えだ。
対するジンは後ろ手に両手を組んで、まるで構えらしい構えは取っていない。そんなジンを見て斎藤が口を開いた。
「余裕だな……樹海の魔神。悪いが俺はテメエが本気じゃなくても容赦はしねえぜ? 俺は新八とは違うから──なっ!」
斎藤は話しながら隙を伺うと、喋り終える前に、いきなりジンに斬りかかった。こういう所は新八とは正反対だ。
はっきり言って、新八は甘い。一騎打ちだの全力だのと、正々堂々とした勝負に拘っている。その点、この斎藤は勝つためになら手段を選ばないタイプだ。どちらかと言えば、俺やジンの考えに近い。
爆発的な脚力で左足が床板を蹴り、そのままの構えでジンに突進する斎藤……やはり『左片手一本突き』だ。
それも、相当速い!
おそらく、昨日の狼男化したウォルフ以上……とても人間の動きとは思えない。しかし、所詮それレベルだ……これくらいなら、ジンなら全く問題ない。
ジンに向かい高速で突進する、斎藤の左手から平突きが放たれた。
特に慌てもせずに、後ろ手を組んだ姿勢のままで、落ち着いて横に躱すジン。その脇を、残像が通り過ぎた様にしか見えない勢いで、斎藤が刀を突き出したまま通り過ぎた。
先程と同じ様にそのまま少し離れた位置で、勢いを殺して振り返る斎藤。ジンはその姿を確認すると、余裕の表情を崩さずに淡々と言い放った。
「人間にしては大した物です。しかしこの程度では、まだまだ私に挑むには早すぎましたね」
そう言って、まるで敵とは認識もしていない様な扱いで、斎藤に不敵に笑いかける。すると斎藤もその笑いに応える様に、不敵に口角を歪めたままジンに言い返した。
「魔神……余裕ぶっこくには早すぎるんじゃねえか?」
「どういう事ですか?」
思いがけず余裕の反応を見せる斎藤に、ジンが訝し気な視線を向けた矢先。
「ぐはっ!」
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