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第1話:大好きな幼馴染み
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昼休みのチャイムが鳴ると、学食派か弁当派で生徒は二手に分かれる。
太めの男子高校生——苔ノ橋剛は教室で静かに弁当を食べる派であった。
彼女もいなければ、友達もいない。
男子高校生としては少し寂しい生活を送っている苔ノ橋は、ペチャクチャと仲睦まじそうに話す生徒達を見ながらもイヤホンを装着する。
「よしっ」
自分が大好きなVtuber『天使のツバサ』の曲を聴いて、気分は高揚する。
(あぁ~やっぱり。ばっさーの綺麗な歌声は、心が和むなぁ~)
無い無いだらけの惨めな学生生活を全て忘れることができる。
ツバサがいれば。それだけで。
「おいっ! 豚ッ!!」
イケイケな男子生徒が、苔ノ橋へと容赦ない言葉をかける。
だが、苔ノ橋は気づかない。曲に夢中なのだ。
「ふっふ~ん♪ ふっふふ~ん♪」
鼻歌混じりに、おかずを掴んで、口のなかに放り入れた。
その瞬間であった。
プツンと、天使の声が消えた。
イヤホンを思い切り引っ張られ、耳から外れてしまったのだ。
「おい。豚、さっきからオレを無視とか度胸あるじゃねぇーか」
「えっ?」
苔ノ橋が顔を上げる。
そこにいたのは、ツンツン頭の男子生徒——廃進広大だった。ワックスを大量に付けているのか、テカテカ感がある。
「邪魔だからそこ退けろよ! 今から動画撮るからよ」
元気で明るいクラスの人気者。
先生達がそう評価する男子生徒だが、この男には問題がある。
自分よりも下だと認定した相手には、強気に出るのだ。
特に、顔も醜く、体型も太い苔ノ橋は格好の獲物である。
「邪魔と言われても……こ、ここは僕の席だし」
「あ? うるせぇーんだよ? 邪魔だ、退けろ」
廃進広大が椅子を蹴ってきた。
ガタンッと音が響き、周りの生徒がこちらを見てくる。
と言えど、すぐに顔を逸らしてしまうのだが。
全員の感想はただひとつ。
あ、またアイツ、イジメられてるじゃんだろうか。
「だ、だから……ここはぼ、僕の席で……ど、退ける義務はないというか」
弁当が飛んだ。教室内を舞うお米とおかずの数々。
数秒後にはペチャと音がした。
先程まで弁当箱に綺麗に詰められていた物は残飯みたいに床に転がっている。
「な、何するんだよッ! ぼ、僕の弁当を……弁当を……」
母親が早起きして作ってくれた弁当なのに。
卵焼きが美味しいと言ったら増やしてくれたのに。
「あぁ? ご、ごめん~。手が滑ったわ」
廃進広大は口元を緩めて、軽い謝罪の言葉を吐いてきた。
手が滑ったで済む問題ではないのに。
「ふ、ふざけるな!! こんな真似して……」
「机にゴミが乗ってたから、払ってやっただけだろ? イライラするなよ」
苔ノ橋剛は、滅多に怒らない。感情を表に出すのが苦手なタイプである。だからこそ、怒り方が分からなかった。
それでも、母親が作ってくれた弁当を投げ飛ばされたのは——。
我慢ができなかった。普段ならば抵抗することさえしないのに。
「豚くん~。んぅ~、何かなぁ~? その目付きは」
廃進広大が威圧してくるが、苔ノ橋は睨みを止めない。
逆に、一歩前へと進み、抵抗する意思を見せつける。
「あぁ? いいのかな~? そんな態度で。このオレ様に」
カチンと来た。
怒りを抑えきれなかった。
もうダメだと思い、苔ノ橋は廃進広大の胸ぐらを掴んだ。
きゃああああと、女子生徒の甲高い声が響く。
「お、おい……は、離せよ。さっさとこのオレ様から」
「なら謝れよ」
「はぁ?」
「謝れと言ったんだ。聞こえなかったのか?」
「誰に謝るんだ?」
「僕にだよ」
「はぁ? さっき謝っただろ? 聞こえなかったのか?」
「さっきのが謝っただと……? ふざけるのもいい加減にしろよ!」
さっさともう一回謝れよと、苔ノ橋剛が口にしようとした瞬間。
ガラガラと教室の扉が開いた。
「な、何やってるの! ふ、二人ともっ!!」
とある女子生徒が小走り気味に近寄ってきた。他の生徒は全員側から見守っているだけなのに。この生徒だけは、わざわざ心配して声をかけてくれる。素直に嬉しかった。
「剛くんをイジメちゃダメでしょ! 何やってるの! 広大くん!!」
「おいおい……オレにだけ説教か? あぁ? リリカ」
リリカと呼ばれた少女——西方リリカは、超が付くほどの美少女。
学校で誰が一番可愛いかと問われれば、十人中八人九人は彼女の名前を出すほど。
誰もの目を引く、背中まで伸びた茶髪。一度見たら、恋に陥るほど愛らしい瞳。
その可愛らしい見た目とは裏腹にスポーツ万能。バスケ部で大活躍だと。
弱点を言えば、多少勉学ができなくて、何度も補習を食らっているところだ。
「だって、どこからどう見ても、剛くん被害者でしょ?」
クラスの人気者廃進広大の前でも、西方リリカは臆することはない。
自分の美貌に自信を持っているのか。それとも、ただの天然だろうか。
「おいおい……リリカ。お前は毎回この豚の味方になるよな?」
「そうかな? あたしはみんなの味方だよ?」
「もしかして……お、お前……コイツのことが好きなのか?」
教室の外から聞こえる音も静まり、数秒間の沈黙が起きた。
それから、西方リリカは白い肌を朱色にさせたままに。
「好きだよ。だって、剛くんとあたしは幼馴染み同士だもん」
教室中にどよめきが起きる。
西方リリカは人気者。返って、苔ノ橋剛は日陰者。
二人が幼馴染み同士とはありえないという空気感である。
「おいおい……傑作だな。リリカと、こんな豚が幼馴染み? 豚に真珠じゃねぇーかよ」
廃進広大が高笑いしながら言うと、教室中がドッと湧いた。
この教室には誰一人として味方がいなかった。無理もない。
廃進広大に逆らうことは、この教室のルールに背くことなのだから。
「剛くん、もう行こッ。この人たちと関わる必要はないよ」
西方リリカは苔ノ橋の腕を掴み、颯爽と教室へと出て行った。
そんな二人を後方から意地汚い声が襲ってきた。
「おいおい、逃げるのかよッ!! 豚野郎ッ! この弱虫がァ!」
◇◆◇◆◇◆
弁当を放り投げられた苔ノ橋は、昼飯がなくなってしまった。
学生という身分は、燃費が大変悪いらしく、腹が減ってしまうのだ。
食べ物を食わねば、やっていけないのだ。
というわけで、苔ノ橋は学食へと向かったわけだが。
「ごめん……リリカ。奢ってくれて」
「ううん。いいの、剛くんが元気になってくれるなら」
「……リリカ。お前だけだよ、僕に優しくしてくれるのは」
西方リリカは、他クラスだ。
だからこそ、苔ノ橋剛が酷いイジメに遭ってることを知らない。
それでいいと思っている。というか、知られたくなかった。
今日の出来事でさえ、どうせなら見られたくなかったのだ。
「ねぇー、剛くん。どうしてあんな真似したの?」
「あ、あんな真似って?」
「だから歯向かうようなことだよ。広大くんに」
廃進広大は、スクールカースト最上位に立つ男。
ただ、それだけでは彼を語ることはできない。
廃進広大という男は——。
某動画投稿サイト内で大活躍している動画投稿者でもあるから。
登録者人数は、十万人程度。月収は百万円超え。
超イケイケな男子高校生なのであった。
「許せなかったんだ」
苔ノ橋は続けて。
「母親が作ってくれた弁当だったからさ……そ、そのどうしても」
「気持ちは分かるけど、暴力はダメだよ? 先に手を出したほうが負け」
リリカは慰めてくれる。
毎回毎回暴力はダメだと諭してくれる。
でも、苔ノ橋は物を隠されるなどの嫌がらせは勿論、時には殴る蹴るの暴力さえも受けているのだ。
「暴力に訴えたら、絶対ダメだからね! わかった?」
「正当防衛だったとしても?」
「だったとしてもだよ! 暴力はイケナイことだもん」
「ええ……でも怪我するかもしれないんだよ」
「それでも、絶対ダメ。暴力に働きかける剛くんは見たくない」
「もしも、僕が暴力をふるったら?」
「嫌いになるよ」
苔ノ橋剛は、西方リリカに儚い恋心を抱いている。
昔からの付き合いである幼馴染み。
こんな優しくて可愛い子と一緒に居て、嫌いになるはずがない。
「だから、ほら言ってみて」
「言う? 何を?」
「僕は絶対暴力をしませんって」
「ええ……なんだか、恥ずかしいな」
「いいから早く。じゃないと、嫌いになる」
苔ノ橋剛は、言う通りの言葉を呟いた。
すると、リリカは満面の笑みを浮かべてくれた。
その笑顔だけが、学校内唯一の癒しであった。
太めの男子高校生——苔ノ橋剛は教室で静かに弁当を食べる派であった。
彼女もいなければ、友達もいない。
男子高校生としては少し寂しい生活を送っている苔ノ橋は、ペチャクチャと仲睦まじそうに話す生徒達を見ながらもイヤホンを装着する。
「よしっ」
自分が大好きなVtuber『天使のツバサ』の曲を聴いて、気分は高揚する。
(あぁ~やっぱり。ばっさーの綺麗な歌声は、心が和むなぁ~)
無い無いだらけの惨めな学生生活を全て忘れることができる。
ツバサがいれば。それだけで。
「おいっ! 豚ッ!!」
イケイケな男子生徒が、苔ノ橋へと容赦ない言葉をかける。
だが、苔ノ橋は気づかない。曲に夢中なのだ。
「ふっふ~ん♪ ふっふふ~ん♪」
鼻歌混じりに、おかずを掴んで、口のなかに放り入れた。
その瞬間であった。
プツンと、天使の声が消えた。
イヤホンを思い切り引っ張られ、耳から外れてしまったのだ。
「おい。豚、さっきからオレを無視とか度胸あるじゃねぇーか」
「えっ?」
苔ノ橋が顔を上げる。
そこにいたのは、ツンツン頭の男子生徒——廃進広大だった。ワックスを大量に付けているのか、テカテカ感がある。
「邪魔だからそこ退けろよ! 今から動画撮るからよ」
元気で明るいクラスの人気者。
先生達がそう評価する男子生徒だが、この男には問題がある。
自分よりも下だと認定した相手には、強気に出るのだ。
特に、顔も醜く、体型も太い苔ノ橋は格好の獲物である。
「邪魔と言われても……こ、ここは僕の席だし」
「あ? うるせぇーんだよ? 邪魔だ、退けろ」
廃進広大が椅子を蹴ってきた。
ガタンッと音が響き、周りの生徒がこちらを見てくる。
と言えど、すぐに顔を逸らしてしまうのだが。
全員の感想はただひとつ。
あ、またアイツ、イジメられてるじゃんだろうか。
「だ、だから……ここはぼ、僕の席で……ど、退ける義務はないというか」
弁当が飛んだ。教室内を舞うお米とおかずの数々。
数秒後にはペチャと音がした。
先程まで弁当箱に綺麗に詰められていた物は残飯みたいに床に転がっている。
「な、何するんだよッ! ぼ、僕の弁当を……弁当を……」
母親が早起きして作ってくれた弁当なのに。
卵焼きが美味しいと言ったら増やしてくれたのに。
「あぁ? ご、ごめん~。手が滑ったわ」
廃進広大は口元を緩めて、軽い謝罪の言葉を吐いてきた。
手が滑ったで済む問題ではないのに。
「ふ、ふざけるな!! こんな真似して……」
「机にゴミが乗ってたから、払ってやっただけだろ? イライラするなよ」
苔ノ橋剛は、滅多に怒らない。感情を表に出すのが苦手なタイプである。だからこそ、怒り方が分からなかった。
それでも、母親が作ってくれた弁当を投げ飛ばされたのは——。
我慢ができなかった。普段ならば抵抗することさえしないのに。
「豚くん~。んぅ~、何かなぁ~? その目付きは」
廃進広大が威圧してくるが、苔ノ橋は睨みを止めない。
逆に、一歩前へと進み、抵抗する意思を見せつける。
「あぁ? いいのかな~? そんな態度で。このオレ様に」
カチンと来た。
怒りを抑えきれなかった。
もうダメだと思い、苔ノ橋は廃進広大の胸ぐらを掴んだ。
きゃああああと、女子生徒の甲高い声が響く。
「お、おい……は、離せよ。さっさとこのオレ様から」
「なら謝れよ」
「はぁ?」
「謝れと言ったんだ。聞こえなかったのか?」
「誰に謝るんだ?」
「僕にだよ」
「はぁ? さっき謝っただろ? 聞こえなかったのか?」
「さっきのが謝っただと……? ふざけるのもいい加減にしろよ!」
さっさともう一回謝れよと、苔ノ橋剛が口にしようとした瞬間。
ガラガラと教室の扉が開いた。
「な、何やってるの! ふ、二人ともっ!!」
とある女子生徒が小走り気味に近寄ってきた。他の生徒は全員側から見守っているだけなのに。この生徒だけは、わざわざ心配して声をかけてくれる。素直に嬉しかった。
「剛くんをイジメちゃダメでしょ! 何やってるの! 広大くん!!」
「おいおい……オレにだけ説教か? あぁ? リリカ」
リリカと呼ばれた少女——西方リリカは、超が付くほどの美少女。
学校で誰が一番可愛いかと問われれば、十人中八人九人は彼女の名前を出すほど。
誰もの目を引く、背中まで伸びた茶髪。一度見たら、恋に陥るほど愛らしい瞳。
その可愛らしい見た目とは裏腹にスポーツ万能。バスケ部で大活躍だと。
弱点を言えば、多少勉学ができなくて、何度も補習を食らっているところだ。
「だって、どこからどう見ても、剛くん被害者でしょ?」
クラスの人気者廃進広大の前でも、西方リリカは臆することはない。
自分の美貌に自信を持っているのか。それとも、ただの天然だろうか。
「おいおい……リリカ。お前は毎回この豚の味方になるよな?」
「そうかな? あたしはみんなの味方だよ?」
「もしかして……お、お前……コイツのことが好きなのか?」
教室の外から聞こえる音も静まり、数秒間の沈黙が起きた。
それから、西方リリカは白い肌を朱色にさせたままに。
「好きだよ。だって、剛くんとあたしは幼馴染み同士だもん」
教室中にどよめきが起きる。
西方リリカは人気者。返って、苔ノ橋剛は日陰者。
二人が幼馴染み同士とはありえないという空気感である。
「おいおい……傑作だな。リリカと、こんな豚が幼馴染み? 豚に真珠じゃねぇーかよ」
廃進広大が高笑いしながら言うと、教室中がドッと湧いた。
この教室には誰一人として味方がいなかった。無理もない。
廃進広大に逆らうことは、この教室のルールに背くことなのだから。
「剛くん、もう行こッ。この人たちと関わる必要はないよ」
西方リリカは苔ノ橋の腕を掴み、颯爽と教室へと出て行った。
そんな二人を後方から意地汚い声が襲ってきた。
「おいおい、逃げるのかよッ!! 豚野郎ッ! この弱虫がァ!」
◇◆◇◆◇◆
弁当を放り投げられた苔ノ橋は、昼飯がなくなってしまった。
学生という身分は、燃費が大変悪いらしく、腹が減ってしまうのだ。
食べ物を食わねば、やっていけないのだ。
というわけで、苔ノ橋は学食へと向かったわけだが。
「ごめん……リリカ。奢ってくれて」
「ううん。いいの、剛くんが元気になってくれるなら」
「……リリカ。お前だけだよ、僕に優しくしてくれるのは」
西方リリカは、他クラスだ。
だからこそ、苔ノ橋剛が酷いイジメに遭ってることを知らない。
それでいいと思っている。というか、知られたくなかった。
今日の出来事でさえ、どうせなら見られたくなかったのだ。
「ねぇー、剛くん。どうしてあんな真似したの?」
「あ、あんな真似って?」
「だから歯向かうようなことだよ。広大くんに」
廃進広大は、スクールカースト最上位に立つ男。
ただ、それだけでは彼を語ることはできない。
廃進広大という男は——。
某動画投稿サイト内で大活躍している動画投稿者でもあるから。
登録者人数は、十万人程度。月収は百万円超え。
超イケイケな男子高校生なのであった。
「許せなかったんだ」
苔ノ橋は続けて。
「母親が作ってくれた弁当だったからさ……そ、そのどうしても」
「気持ちは分かるけど、暴力はダメだよ? 先に手を出したほうが負け」
リリカは慰めてくれる。
毎回毎回暴力はダメだと諭してくれる。
でも、苔ノ橋は物を隠されるなどの嫌がらせは勿論、時には殴る蹴るの暴力さえも受けているのだ。
「暴力に訴えたら、絶対ダメだからね! わかった?」
「正当防衛だったとしても?」
「だったとしてもだよ! 暴力はイケナイことだもん」
「ええ……でも怪我するかもしれないんだよ」
「それでも、絶対ダメ。暴力に働きかける剛くんは見たくない」
「もしも、僕が暴力をふるったら?」
「嫌いになるよ」
苔ノ橋剛は、西方リリカに儚い恋心を抱いている。
昔からの付き合いである幼馴染み。
こんな優しくて可愛い子と一緒に居て、嫌いになるはずがない。
「だから、ほら言ってみて」
「言う? 何を?」
「僕は絶対暴力をしませんって」
「ええ……なんだか、恥ずかしいな」
「いいから早く。じゃないと、嫌いになる」
苔ノ橋剛は、言う通りの言葉を呟いた。
すると、リリカは満面の笑みを浮かべてくれた。
その笑顔だけが、学校内唯一の癒しであった。
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