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序 ブラック企業奴隷、異世界転生で奴隷になる
ぶらんしゆまー
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「八木元さん。」
男の声が耳に入ってきた。なんというか、気持ちが悪い声だ。
「あれ?そろそろ起きると思ったんですが。」
人を逆撫でするような声高で、相手を心の底で馬鹿にしたような喋り方をしている。
「はぁ...八木元さぁーーーーーん。」
あまりのしつこさに瞼を開いてみる。すると目の前にはリクルートスーツを着込み、木の板を持つ若い男がいた。顔の若々しさや精悍さから20歳程の青年だ。
「起きられましたね八木元拓也さん。」
「...」
手首の違和感を感じて見てみると、木の根が両手を拘束していた。
「なんだこれ...」
「くそが。またアイツら説明もせずに...。状況については理解していますか?」
「...申し訳ない。説明をして貰えるか。」
青年は木の板をペンで小突きながらため息を吐く。
「ハァ...あいつらは減給だな。____あなたは転生した後フランシヌご夫妻により拘束され、我々プリズンシックスティーンに売られたという状況になります。」
「...」
幻想のような光景が記憶から掘り起こされる。夫婦により木の魔法で拘束され、尚且つ拷問を受けた事。爪を剥がされ、布を頭に被せられ水をかけられ、時折男も女も俺に夜伽を強要した事。
「あらあら表情が悪いですよ。まぁ仕方ありません。あの二人は相当趣味が悪いですから...ご愁傷さまです。」
慰みの言葉を並べる青年は、その表情を変えることは無い。
「おっと失礼しました。私は人事管理としてプリズンシックスティーンで働いております中江強と言う者です。皆からは【コンバーター】と呼ばれています。」
「____なんだそれ。」
「まぁまぁ、名前についてはおいおいで。一先ず貴方がこれから待ち受ける事に着いて説明します。」
すると中江、もといコンバーターは紙を1枚木の板から取り出して俺に渡してきた。
扱いづらい手を駆使して紙を見ると、今まで見た事のない文字が羅列している。
「すみません。日本語では無いので分からないかもしれ____」
「わかる。僕の能力は初級語学理解だ。」
「なるほどなるほど。そういうスキルなのですね。メモメモ。」
文字の形は見た事はないが、何を意味しているのかは読み取れる。情報が視覚を介さず、脳に直接作用しているようで非常に気持ち悪い。
だがありがたい事だ。言葉が分かればコミュニケーションが取れる。
少しだけ浮いた気持ちのまま1番上にある大きな文字を読む。「奴隷契約書」。そう書いてあった。
「読まれた通り、貴方は奴隷として我々に買い取られたのです。」
「_____」
「ですが待遇は良いですよ?他のと比べるとね。3食部屋付き。部屋は前任者の空き室を使っていただけますし、給料もでます。ここについてはこの世界での平均給料以下で安上がりですが、まぁ異世界最初の仕事にしてはスタンダードでしょう。」
何がスタンダードだ。要はブラック企業だって、自分から言ってるようなものじゃないか。
「務められている方も貴方と殆ど同じ年齢ですし、殆ど転生者なので気も楽かと。」
「___仕事の内容は?」
「...あらあら大人しい。私を殺そうとか思わないんですか?」
「あんたも力使えるなら、あまり意味が無いなって。」
「懸命です。新たな場所で生きていくのなら、ある程度の妥協も大切な要素ですよ。」
プリズンシックスティーンに来て、1ヶ月が経とうとしていた。ここでの仕事も慣れてきたと言えば慣れたと思う。
白くて清潔な部屋には足の高いベッドがある。僕は裸足で床の冷たさを感じながら、裸でベッドに横たえた。
「寒いな...」
こんな小言はもう何十回と唱えてはいるが、その返事を貰った事は1度だってない。
視界の外から足音が近づいてくる。この瞬間だけは未だに慣れない。
「被検体w67番に今回の投薬を始める。」
男の声が聞こえてくれば視界が布で覆われる。いつもいつも同じ言葉と行動に、僕は暗闇の中で反応を求めて声をかける。
「なぁ。いるんだろ?注射は痛くしないでくれよ。」
返事代わりというわけではないが、二の腕に鋭く短い痛みを感じる。注射を打たれたのだ。
「あんた注射上手くなったな。」
「...貴方のおかげだ。」
汐らしい返事が聞けて大変よろしい。この声の主は他の人と違い返事をくれる。こういう閉鎖的な空間で違った反応をくれるのは気持ちが切り替わるのでありがたい
「それと...すまない。」
「ん?なんであや____」
血管に巡った謎の薬は、僕に浮遊感を誘発させた。なんといったらいいのだろうか。敢えて言うなら、身の回りにあるもの全てが雲に変わったような感覚だ。
「な___んだ___これは。」
呂律が回らない。思考も纏まらない。全てがふわふわの何かに変わったのかと勘違いする程に、全身から力が抜けて、触れる物全てが柔らかく感じる。
「ろれつがまとまらな_____グッ!!!」
そして急に心臓を剣で刺すような、冷たくて怖い痛みが身体を貫いて、動きを止めてしまった。まるでいきなり現れた壁にぶつかったみたいだ。
「グがァ_____ぁぁああ!!」
痛みはとめどなく溢れて収まることは無かった。次第に痛みが大きくなる。するとどうだ、胸元が赤く光出した。
「____??___」
痛みが強くなりすぎて言葉が出てこなくなり、時間が経つにつれて胸元が嫌に盛り上がってきた。
「____ィ__苦し___い___これ以上は」
誰も俺の声を拾い上げてくれるものはいない。
痛みに身を任せれば、盛り上がった胸元は風船みたいに晴れ上がる。
「_______あ」
そして弾けた。
ボンッ!と風船が破裂したような音。頭を動かすことは出来ないが、恐らく心臓が大きく膨れ上がって胸骨を吹き飛ばしたのだろう。
その証拠に、霧雨のように飛散した血が落ちていき、白い床に赤黒い液体が広がっている。血の池が出来上がった水面には胸骨の破片が浮いている。
力の入らない身体は項垂れて、意識が消えていきそうになる。
「___?」
ものすごいスピードでぼやけていく視界に黒色のシルエットが映りこんだ。
シルエットは僕の額に手を当てて呟く。
「この者を我が想像の通りに変換する。女神の名を思えば、その恩恵を受け取るものなりや。コンバート」
「_____あ。あぁ生きてる...ぁあ」
苦しさが一気に吹き抜けて行った。呼吸も、痛みも、まるで何も無かったかのように、ページを破って新たに書き始めるみたいな。そんな感じだ。
「いやはやいや危なかったですね。まさか研究中の媚薬が心臓を吹き飛ばすほど、強力なものだったとは。」
「ぁぁあああああ」
また死んだ。
「あーあ。またですか八木元さん」
「うわぁぁぁ!!ぁああ!!ああ
!」
俺の新たな仕事は知見。新薬のテストモニターだ。新たな世界では魔法に頼らない薬を研究しているようで、このプリズンシックスティーンは治験患者を募集していたとのこと。
だが技術的に始まったばかりの薬学は、危険を伴い募集患者も集まらない。そこで白羽の矢が立ったのは死んでも問題のない奴隷を買い取りをしているのだ
「ァァァァァアッ!!!!」
そうだ。俺は1ヶ月間、死に続けたのだ。最初は沢山の人を救えるのならと我慢出来た。だが何度も死を体験する度に、身体が勝手に反応して蘇生後に叫ぶ癖がついてしまった。
「ふぅむ。とりあえず鎮静剤ですね。」
「あゥっ!!!ああ!!!」
「はいはい。すぐあげますからねー」
コンバーターの力は不鮮明だけど、瀕死の俺が蘇られるのはコイツのおかげだ。最初はそのせいかと考えたけど、違う。
「ぁあ...ぁああ...,あ」
「さっさと眠ってください」
「あ...」
精神が、体を超越したのだ。身体がどれだけ壊れようとも俺という魂は死なない。
「では八木元さん。またあした」
それもいつまで持つのか分からない。
男の声が耳に入ってきた。なんというか、気持ちが悪い声だ。
「あれ?そろそろ起きると思ったんですが。」
人を逆撫でするような声高で、相手を心の底で馬鹿にしたような喋り方をしている。
「はぁ...八木元さぁーーーーーん。」
あまりのしつこさに瞼を開いてみる。すると目の前にはリクルートスーツを着込み、木の板を持つ若い男がいた。顔の若々しさや精悍さから20歳程の青年だ。
「起きられましたね八木元拓也さん。」
「...」
手首の違和感を感じて見てみると、木の根が両手を拘束していた。
「なんだこれ...」
「くそが。またアイツら説明もせずに...。状況については理解していますか?」
「...申し訳ない。説明をして貰えるか。」
青年は木の板をペンで小突きながらため息を吐く。
「ハァ...あいつらは減給だな。____あなたは転生した後フランシヌご夫妻により拘束され、我々プリズンシックスティーンに売られたという状況になります。」
「...」
幻想のような光景が記憶から掘り起こされる。夫婦により木の魔法で拘束され、尚且つ拷問を受けた事。爪を剥がされ、布を頭に被せられ水をかけられ、時折男も女も俺に夜伽を強要した事。
「あらあら表情が悪いですよ。まぁ仕方ありません。あの二人は相当趣味が悪いですから...ご愁傷さまです。」
慰みの言葉を並べる青年は、その表情を変えることは無い。
「おっと失礼しました。私は人事管理としてプリズンシックスティーンで働いております中江強と言う者です。皆からは【コンバーター】と呼ばれています。」
「____なんだそれ。」
「まぁまぁ、名前についてはおいおいで。一先ず貴方がこれから待ち受ける事に着いて説明します。」
すると中江、もといコンバーターは紙を1枚木の板から取り出して俺に渡してきた。
扱いづらい手を駆使して紙を見ると、今まで見た事のない文字が羅列している。
「すみません。日本語では無いので分からないかもしれ____」
「わかる。僕の能力は初級語学理解だ。」
「なるほどなるほど。そういうスキルなのですね。メモメモ。」
文字の形は見た事はないが、何を意味しているのかは読み取れる。情報が視覚を介さず、脳に直接作用しているようで非常に気持ち悪い。
だがありがたい事だ。言葉が分かればコミュニケーションが取れる。
少しだけ浮いた気持ちのまま1番上にある大きな文字を読む。「奴隷契約書」。そう書いてあった。
「読まれた通り、貴方は奴隷として我々に買い取られたのです。」
「_____」
「ですが待遇は良いですよ?他のと比べるとね。3食部屋付き。部屋は前任者の空き室を使っていただけますし、給料もでます。ここについてはこの世界での平均給料以下で安上がりですが、まぁ異世界最初の仕事にしてはスタンダードでしょう。」
何がスタンダードだ。要はブラック企業だって、自分から言ってるようなものじゃないか。
「務められている方も貴方と殆ど同じ年齢ですし、殆ど転生者なので気も楽かと。」
「___仕事の内容は?」
「...あらあら大人しい。私を殺そうとか思わないんですか?」
「あんたも力使えるなら、あまり意味が無いなって。」
「懸命です。新たな場所で生きていくのなら、ある程度の妥協も大切な要素ですよ。」
プリズンシックスティーンに来て、1ヶ月が経とうとしていた。ここでの仕事も慣れてきたと言えば慣れたと思う。
白くて清潔な部屋には足の高いベッドがある。僕は裸足で床の冷たさを感じながら、裸でベッドに横たえた。
「寒いな...」
こんな小言はもう何十回と唱えてはいるが、その返事を貰った事は1度だってない。
視界の外から足音が近づいてくる。この瞬間だけは未だに慣れない。
「被検体w67番に今回の投薬を始める。」
男の声が聞こえてくれば視界が布で覆われる。いつもいつも同じ言葉と行動に、僕は暗闇の中で反応を求めて声をかける。
「なぁ。いるんだろ?注射は痛くしないでくれよ。」
返事代わりというわけではないが、二の腕に鋭く短い痛みを感じる。注射を打たれたのだ。
「あんた注射上手くなったな。」
「...貴方のおかげだ。」
汐らしい返事が聞けて大変よろしい。この声の主は他の人と違い返事をくれる。こういう閉鎖的な空間で違った反応をくれるのは気持ちが切り替わるのでありがたい
「それと...すまない。」
「ん?なんであや____」
血管に巡った謎の薬は、僕に浮遊感を誘発させた。なんといったらいいのだろうか。敢えて言うなら、身の回りにあるもの全てが雲に変わったような感覚だ。
「な___んだ___これは。」
呂律が回らない。思考も纏まらない。全てがふわふわの何かに変わったのかと勘違いする程に、全身から力が抜けて、触れる物全てが柔らかく感じる。
「ろれつがまとまらな_____グッ!!!」
そして急に心臓を剣で刺すような、冷たくて怖い痛みが身体を貫いて、動きを止めてしまった。まるでいきなり現れた壁にぶつかったみたいだ。
「グがァ_____ぁぁああ!!」
痛みはとめどなく溢れて収まることは無かった。次第に痛みが大きくなる。するとどうだ、胸元が赤く光出した。
「____??___」
痛みが強くなりすぎて言葉が出てこなくなり、時間が経つにつれて胸元が嫌に盛り上がってきた。
「____ィ__苦し___い___これ以上は」
誰も俺の声を拾い上げてくれるものはいない。
痛みに身を任せれば、盛り上がった胸元は風船みたいに晴れ上がる。
「_______あ」
そして弾けた。
ボンッ!と風船が破裂したような音。頭を動かすことは出来ないが、恐らく心臓が大きく膨れ上がって胸骨を吹き飛ばしたのだろう。
その証拠に、霧雨のように飛散した血が落ちていき、白い床に赤黒い液体が広がっている。血の池が出来上がった水面には胸骨の破片が浮いている。
力の入らない身体は項垂れて、意識が消えていきそうになる。
「___?」
ものすごいスピードでぼやけていく視界に黒色のシルエットが映りこんだ。
シルエットは僕の額に手を当てて呟く。
「この者を我が想像の通りに変換する。女神の名を思えば、その恩恵を受け取るものなりや。コンバート」
「_____あ。あぁ生きてる...ぁあ」
苦しさが一気に吹き抜けて行った。呼吸も、痛みも、まるで何も無かったかのように、ページを破って新たに書き始めるみたいな。そんな感じだ。
「いやはやいや危なかったですね。まさか研究中の媚薬が心臓を吹き飛ばすほど、強力なものだったとは。」
「ぁぁあああああ」
また死んだ。
「あーあ。またですか八木元さん」
「うわぁぁぁ!!ぁああ!!ああ
!」
俺の新たな仕事は知見。新薬のテストモニターだ。新たな世界では魔法に頼らない薬を研究しているようで、このプリズンシックスティーンは治験患者を募集していたとのこと。
だが技術的に始まったばかりの薬学は、危険を伴い募集患者も集まらない。そこで白羽の矢が立ったのは死んでも問題のない奴隷を買い取りをしているのだ
「ァァァァァアッ!!!!」
そうだ。俺は1ヶ月間、死に続けたのだ。最初は沢山の人を救えるのならと我慢出来た。だが何度も死を体験する度に、身体が勝手に反応して蘇生後に叫ぶ癖がついてしまった。
「ふぅむ。とりあえず鎮静剤ですね。」
「あゥっ!!!ああ!!!」
「はいはい。すぐあげますからねー」
コンバーターの力は不鮮明だけど、瀕死の俺が蘇られるのはコイツのおかげだ。最初はそのせいかと考えたけど、違う。
「ぁあ...ぁああ...,あ」
「さっさと眠ってください」
「あ...」
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