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SF 連載中 長編
握った銃は震えていた。暗い倉庫にも慣れて夜目が効くこの瞬間に、殺らねばならない。 目の前に立つ人影が月光に暴かれる。坊主頭のスーツを着る男前。鎌倉漏斗。ヤツも俺を狙っている。 躊躇うな。掌から湧くこの汗を。肌に張り付く緊張感を。全ての事を気に病むな。針に糸を通せ。 「真壁!!いい加減諦めてくれ」 鎌倉はいつも正しい。正しさの化身たる警部になった程だ。俺もこの銃を下ろすべきなんだろうが、止められない。今コイツに逮捕される訳にはいかない。 「わかってんだろ鎌倉____もう後ろに引く訳にゃ行かねぇんだよ。」 「そんなことねぇ!!後ろに引くってなんだタイムスリップでもすんのか!違う!後ろ向きでも良いんだ!前に進め!茅野の為に」 「____てめぇ」 アイツの名前を、寄りにもよってコイツが言うのか。 頭の中で茅野の顔が浮いてくると、身体を巡る迷いが薄れていく。怒りが俺を解き放つ。 だから俺は、握った銃のグリップに力身が入る。その様子を見て鎌倉の凛々しい眉毛の皺がよる。 「てめぇが茅野の名前言うな_____鎌倉ぁああああ!!!!!」 「クソがッ!下ろせ!いい加減にしねぇとマジで撃つぞ真壁!」 「あのー」 幼い声音に2人の張り詰めた糸が切れる。肩透かしだ。俺と鎌倉は声の方向に視線を向ける。 するとそこには足が天井を向いて、長い銀髪を床に広げる外人の子供がいた。しかも女だ。ガキは俺たちを見て言った。 「今、何年なんでしょうか?」
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文字数 3,470 最終更新日 2024.04.26 登録日 2024.04.26
SF 連載中 長編 R15
佐藤大輔23歳はニートである。 親の脛を齧って齧りまくるヘタレの青年が、起きると見たことのない島にたどり着いていた。 これはニートがニートを脱却するための、死屍累々の奮闘記である。
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文字数 164,448 最終更新日 2024.04.09 登録日 2024.03.10
八木元拓也28歳は首を吊って死んだ。終わらないタスク、押し付けられる仕事、暴力、イジメ、浮気。 様々なイベントが眠らせてくれず、この度意を決して自殺を選んでしまった。 次に目を覚ました時、拓也を待ち受けていたのは壮大な青空だった。
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小説 183,893 位 / 183,893件 ファンタジー 42,233 位 / 42,233件
文字数 63,571 最終更新日 2024.03.21 登録日 2024.02.20
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