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聖職者の裏側
しおりを挟む「君のこのだらしない態度は何? 集中力がまるでないわ」
放課後の進路指導室。佐藤先生は25歳の若さにして、冷徹な美貌を崩さない。タイトなスカートから伸びる、ストッキングに包まれた細く長い脚。彼女が足を組み替えるたびに、摩擦で生じるかすかな音が、静まり返った室内で異様に大きく響く。
僕は下を向きながら、彼女のヒールの先を見つめる。厳しい言葉を浴びせられるたび、恐怖と共に、なぜか身体の芯が熱くなるのを感じていた。彼女の冷たい声は、僕にとっての「罰」であり、同時に「快楽」の予兆でもあった。
夕闇が濃くなった帰路、人通りの途絶えた公園の横を通った時だ。背後から冷たい布が僕の口鼻を塞いだ。ツンとした薬品の匂い。抵抗しようとした僕の指先から、急速に力が抜けていく。
「……ん、ぐ……っ」
視界が歪み、最後に見たのは、夜の闇に紛れる黒い人影と、かすかに聞こえた、どこかで聞き覚えのある落ち着いた吐息だけだった。
目を覚ますと、僕は見知らぬワンルームのベッドにいた。
両手首と両足首には、重厚な革製の固定ベルトが食い込んでいる。仰向けのまま大の字に固定された僕は、一歩も動くことができない。
「……あ……、誰か……」
かすれた声。その時、部屋の扉が静かに開き、黒いレースの覆面を被った女が現れた。女は、普段の厳格なスーツ姿からは想像もできないほど、身体のラインを露骨に強調したレオタードのような薄着を纏っていた。
女は無言で僕の制服をハサミで切り裂いていく。布が裂ける音、15歳の無防備な肌に触れる夜の冷気。そして、女の手のひらが僕の胸板をなぞった瞬間、静寂は「熱」に支配された。
「……先生?」
僕が呟いた瞬間、女の動きが止まった。覆面の目の隙間から、あの冷徹なはずの佐藤先生の瞳が覗いていた。しかし、そこに宿っているのは知性ではなく、狂おしいほどの飢餓感だ。
彼女は僕の問いに答える代わりに、荒々しく僕の上に跨り、自身の秘部を僕の股間に押し付けた。
「……っ、ふ……あぁ……っ!」
彼女の口から漏れたのは、授業中に聞いたことのない、熱く、濡れた吐息だった。
彼女は僕の顔を自身の胸に押し付け、窒息しそうなほど強く抱きしめる。先生の身体は驚くほど柔らかく、そして熱かった。僕の未熟な欲望が、彼女の潤った「奥底」へと無理やり迎え入れられた瞬間、全身を突き抜けるような衝撃が走った。
「んんぅっ! 佐藤、先生……っ! あぁっ!」
僕は、大人の女性の執拗な攻めに抗う術を知らない。彼女は覆面の下で唇を噛み締め、僕を壊さんばかりに腰を叩きつける。
授業で見せるあの凛とした背筋は、今は卑猥にのけぞり、僕の名前を喘ぎながら呼び続けている。
「‥‥私を、もっと……壊して……っ!」
彼女の放つ蜜が僕の身体を汚し、僕が放つすべてが、彼女の「教育者」としてのプライドを内側から塗りつぶしていく。この世のものとは思えないほど密接な結合。僕が絶頂に達しようとするたび、彼女は執拗に、一滴残らず僕の「種」を搾り取ろうと、その内壁で僕を締め上げた。
気がつくと、僕は明け方の路地裏に転がされていた。
数時間後、学校のチャイムが鳴り響く。教壇に立つ佐藤先生は、昨日と変わらぬ冷たい表情で出席を取っていた。
「……遅刻は認めません。皆、気を引き締めるように」
しかし、僕には見える。
彼女がチョークを握るたび、その長い指先がわずかに震えているのが。
彼女が僕と目を合わせないように、不自然に視線を逸らすのが。
彼女は、僕に正体を見られたことを知らない。バレていないと思い込み、懸命に「厳しい先生」を演じている。だが、彼女のそのスカートの下が、昨夜の僕の感触を覚えていて、今も熱く疼いていることを、僕は確信していた。
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