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第28話 平和条約は「誤字脱字」が多い
「――静粛に! これより、世界緊急首脳会議を開廷する!」
スイス、ジュネーブ。
国連本部の大会議場。
円卓には、アメリカ、中国、ロシア、EU諸国……世界のトップたちがズラリと並んでいた。
その中心に、パジャマ(ジャージ)姿の俺と、ドレス姿のルナが座らされている。
「被告人、相川カズト。貴様には『世界平和に対する重大な脅威』の容疑がかかっている」
議長席に座る男が、分厚い羊皮紙の束をバンッと叩きつけた。
世界連合軍の総司令官、ガルシア将軍だ。
「貴様が従えている魔王、帝国、聖教国……これらは全て、既存の国際秩序を破壊するものだ。我々は決して認めない!」
「認めない!」
「危険因子を排除せよ!」
各国の代表が罵声を浴びせる。
完全にアウェーだ。
ルナが「全員、首を刎ねて並べましょうか?」とフォークを構える。
やめろ、歴史に残る虐殺になる。
「だが、慈悲深い我々は、貴様に最後のチャンスを与える」
ガルシア将軍が、ニヤリと笑って羊皮紙を俺の前に滑らせた。
「この『特別管理条約』にサインしろ。そうすれば命だけは助けてやる」
俺は書類に目を通した。
内容は酷いものだった。
『相川カズトの全権限を剥奪する』
『魔王ルナを軍の管理下に置く』
『フェンリルを実験動物として提供する』
『一生、地下牢でモルモットとして暮らす』
実質的な奴隷契約だ。
ふざけるな。俺は公務員になりたいんだ。
「さあ、サインしろ! 拒否すれば、外に待機している全軍が貴様を攻撃する!」
チャキッ!
会議場の警備兵たちが一斉に銃を向ける。
魔法障壁も展開され、ルナの魔法を封じる結界も発動した。
完全にハメられた。
スキル発動!
この不平等条約を破棄し、かつ世界を納得させるルートは!?
【A:怒って紙を破る】
→ 生存確率:0.00%(「交渉決裂!」と総攻撃され、蜂の巣)
【B:泣いて命乞いをする】
→ 生存確率:5.00%(地下牢行き確定)
【C:ポケットから『赤ペン(採点用)』を取り出し、契約書の誤字脱字を添削し始め、最後に大きく『再提出』と書いて突き返す】
→ 生存確率:100.00%
……は?
赤ペン?
ああ、そういえば予備校のバイトの採点を頼まれて、持ってたな。
いや、そういう問題じゃない。
世界の命運をかけた契約書を、テストの答案用紙扱いするのか?
だが、選択肢は「やれ」と言っている。
俺はため息をつき、胸ポケットからキャップ式の赤ペンを取り出した。
「……おい、ガルシア」
俺はペン先を出し、契約書にサラサラと書き込みを始めた。
「な、何をしている!? サインか!?」
「……ここ、スペルが違う」
キュッキュッ。
俺は間違っている単語に赤線を引き、正しい綴りを書き込んだ。
「あと、ここの条文。文法がおかしい。主語が抜けてるぞ」
「は……?」
「それと、フォントが統一されてない。読みにくい。……やり直しだ」
俺は契約書の最後に、大きく花丸ならぬ『×(バツ)』を書き、デカデカと**『再提出(Redo)』**と書き殴った。
そして、その紙をガルシア将軍の顔面に投げつけた。
バサッ。
「――ッ!!?」
会議場が凍りついた。
世界のトップたちが、信じられないものを見る目で俺と契約書を見比べる。
「き、貴様……我々が突きつけた『絶対的な命令書』を……『誤字脱字のチェック』だけで却下しただと……!?」
ガルシア将軍の手が震える。
彼の脳内で、俺のただの事務的な指摘が、とてつもない意味を持ち始める。
(馬鹿な……! 内容に怒るでもなく、条件に怯えるでもなく、ただ『文章の拙さ』を指摘した……? ということは、彼にとってこの条約の内容など、議論する価値すらない『落書き』に過ぎないというのか!?)
(「こんな低レベルな文章で、私を縛れると思うな」という、圧倒的な上位存在からのメッセージ……!!)
「ひっ……!」
フランス代表が悲鳴を上げる。
「か、彼には我々の『法律』など通じないんだ……! 彼はもっと高次元の『理(ことわり)』で生きている……!」
「……すまない、相川殿」
ガルシア将軍が脂汗を流し、膝をついた。
「我々は……貴殿の『知性』と『品格』を侮っていたようだ。こんな恥ずかしい文章(誤字だらけ)で交渉しようとした、我々の無礼を許してくれ……!」
「ああ。次はちゃんと推敲してこいよ」
俺が赤ペンをカチッと戻すと、各国の首脳が一斉にメモを取り始めた。
『相川カズトへの交渉は、完璧な文法で行うこと』と。
【世界首脳の畏怖レベルが限界突破しました】
【称号獲得:世界の添削者】
「ふふっ、ダーリンったら。言葉攻めで世界を屈服させるなんて、サディストね♡」
ルナがうっとりする。
違う。俺はただ、誤字が気になっただけだ。
だが、この会議場には一人だけ、俺の行動に納得していない人物がいた。
「……ククク。茶番はそこまでだ、相川カズト」
円卓の隅に座っていた、フードを目深に被った謎の男。
彼がゆっくりと立ち上がった。
「誤字脱字? 面白い。だが、私の『シナリオ』には、貴様の生存ルートなど存在しないのだがな」
男が指を鳴らすと、会議場の床が抜け、巨大な魔法陣が発動した。
「ようこそ、私の『箱庭』へ。……ここからは、言葉遊びではなく『殺し合い(ゲーム)』の時間だ」
ついに現れた。
この一連の騒動を裏で操っていた「黒幕」が。
~あとがき~
ここまで読んでいただきありがとうございます。 もし面白いと感じていただけたら、お気に入りや応援をいただけると嬉しいです。 執筆の励みにしています
スイス、ジュネーブ。
国連本部の大会議場。
円卓には、アメリカ、中国、ロシア、EU諸国……世界のトップたちがズラリと並んでいた。
その中心に、パジャマ(ジャージ)姿の俺と、ドレス姿のルナが座らされている。
「被告人、相川カズト。貴様には『世界平和に対する重大な脅威』の容疑がかかっている」
議長席に座る男が、分厚い羊皮紙の束をバンッと叩きつけた。
世界連合軍の総司令官、ガルシア将軍だ。
「貴様が従えている魔王、帝国、聖教国……これらは全て、既存の国際秩序を破壊するものだ。我々は決して認めない!」
「認めない!」
「危険因子を排除せよ!」
各国の代表が罵声を浴びせる。
完全にアウェーだ。
ルナが「全員、首を刎ねて並べましょうか?」とフォークを構える。
やめろ、歴史に残る虐殺になる。
「だが、慈悲深い我々は、貴様に最後のチャンスを与える」
ガルシア将軍が、ニヤリと笑って羊皮紙を俺の前に滑らせた。
「この『特別管理条約』にサインしろ。そうすれば命だけは助けてやる」
俺は書類に目を通した。
内容は酷いものだった。
『相川カズトの全権限を剥奪する』
『魔王ルナを軍の管理下に置く』
『フェンリルを実験動物として提供する』
『一生、地下牢でモルモットとして暮らす』
実質的な奴隷契約だ。
ふざけるな。俺は公務員になりたいんだ。
「さあ、サインしろ! 拒否すれば、外に待機している全軍が貴様を攻撃する!」
チャキッ!
会議場の警備兵たちが一斉に銃を向ける。
魔法障壁も展開され、ルナの魔法を封じる結界も発動した。
完全にハメられた。
スキル発動!
この不平等条約を破棄し、かつ世界を納得させるルートは!?
【A:怒って紙を破る】
→ 生存確率:0.00%(「交渉決裂!」と総攻撃され、蜂の巣)
【B:泣いて命乞いをする】
→ 生存確率:5.00%(地下牢行き確定)
【C:ポケットから『赤ペン(採点用)』を取り出し、契約書の誤字脱字を添削し始め、最後に大きく『再提出』と書いて突き返す】
→ 生存確率:100.00%
……は?
赤ペン?
ああ、そういえば予備校のバイトの採点を頼まれて、持ってたな。
いや、そういう問題じゃない。
世界の命運をかけた契約書を、テストの答案用紙扱いするのか?
だが、選択肢は「やれ」と言っている。
俺はため息をつき、胸ポケットからキャップ式の赤ペンを取り出した。
「……おい、ガルシア」
俺はペン先を出し、契約書にサラサラと書き込みを始めた。
「な、何をしている!? サインか!?」
「……ここ、スペルが違う」
キュッキュッ。
俺は間違っている単語に赤線を引き、正しい綴りを書き込んだ。
「あと、ここの条文。文法がおかしい。主語が抜けてるぞ」
「は……?」
「それと、フォントが統一されてない。読みにくい。……やり直しだ」
俺は契約書の最後に、大きく花丸ならぬ『×(バツ)』を書き、デカデカと**『再提出(Redo)』**と書き殴った。
そして、その紙をガルシア将軍の顔面に投げつけた。
バサッ。
「――ッ!!?」
会議場が凍りついた。
世界のトップたちが、信じられないものを見る目で俺と契約書を見比べる。
「き、貴様……我々が突きつけた『絶対的な命令書』を……『誤字脱字のチェック』だけで却下しただと……!?」
ガルシア将軍の手が震える。
彼の脳内で、俺のただの事務的な指摘が、とてつもない意味を持ち始める。
(馬鹿な……! 内容に怒るでもなく、条件に怯えるでもなく、ただ『文章の拙さ』を指摘した……? ということは、彼にとってこの条約の内容など、議論する価値すらない『落書き』に過ぎないというのか!?)
(「こんな低レベルな文章で、私を縛れると思うな」という、圧倒的な上位存在からのメッセージ……!!)
「ひっ……!」
フランス代表が悲鳴を上げる。
「か、彼には我々の『法律』など通じないんだ……! 彼はもっと高次元の『理(ことわり)』で生きている……!」
「……すまない、相川殿」
ガルシア将軍が脂汗を流し、膝をついた。
「我々は……貴殿の『知性』と『品格』を侮っていたようだ。こんな恥ずかしい文章(誤字だらけ)で交渉しようとした、我々の無礼を許してくれ……!」
「ああ。次はちゃんと推敲してこいよ」
俺が赤ペンをカチッと戻すと、各国の首脳が一斉にメモを取り始めた。
『相川カズトへの交渉は、完璧な文法で行うこと』と。
【世界首脳の畏怖レベルが限界突破しました】
【称号獲得:世界の添削者】
「ふふっ、ダーリンったら。言葉攻めで世界を屈服させるなんて、サディストね♡」
ルナがうっとりする。
違う。俺はただ、誤字が気になっただけだ。
だが、この会議場には一人だけ、俺の行動に納得していない人物がいた。
「……ククク。茶番はそこまでだ、相川カズト」
円卓の隅に座っていた、フードを目深に被った謎の男。
彼がゆっくりと立ち上がった。
「誤字脱字? 面白い。だが、私の『シナリオ』には、貴様の生存ルートなど存在しないのだがな」
男が指を鳴らすと、会議場の床が抜け、巨大な魔法陣が発動した。
「ようこそ、私の『箱庭』へ。……ここからは、言葉遊びではなく『殺し合い(ゲーム)』の時間だ」
ついに現れた。
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