75 / 120
第2部『システムダウン・サバイバル』編
第73話 世界の「運営」からパッチを当てられた件
新宿、ダンジョン・ランド最深部。
巨大通販サイトを「逆買収」し、もはや国家予算をも超える資金を手にしたカズトの前に、それは現れた。
「……総裁。
空が、バグってます」
田中さんの震える指の先、モニターに映し出された新宿の上空には、巨大な「エラー・ウィンドウ」が浮かんでいた。
【警告:世界バランスの著しい崩壊を検知しました】
【原因:個体名『相川カズト』による過度なシステム・グリッチの利用】
【対処:緊急メンテナンス(サーバーリセット)を実行します】
新宿の街から音が消えた。
通行人、車、そして警備中の勇者や、焼き鳥を焼く竜王までもが、灰色のポリゴンのように硬直している。
「……フリーズか」
カズトはコーヒーを一口飲み、平然と言い放った。
管理室の中で動けるのは、カズトと、その影に潜んでいた怪盗ノワールだけだ。
「……カズト、これヤバいニャ。
私の『隠密スキル』ですら、この空間の固着からは逃げられない……」
「……だろうな。
これは『ゲーム内』の現象じゃない。
『運営(GM)』が直接サーバーを止めに来たんだ」
執務室の真ん中に、光の粒子が集まり、一人の少年が形作られた。
顔立ちこそ整っているが、その瞳には感情が一切なく、頭上には『管理権限(Admin)』という禍々しい文字が浮かんでいる。
「……相川カズト。
君のプレイは、あまりに目に余る」
少年の声は、直接脳内に響いた。
「魔王をニートにし、天使を扇風機に変え、経済界をハックして独占する。
……それは私が描いた『絶望のサバイバル・シミュレーション』のシナリオではない」
「……シナリオ?
そんなクソゲーの押し付けを、俺が守る義理があるか?」
カズトは不敵に笑い、管理者に歩み寄った。
「……お前のミスは、俺をこの世界に招き入れたことだ。
……そして、俺に『自由度』を与えすぎたことだ」
「……これ以上の暴走は許さない。
今この瞬間、君の個人資産、および獲得した全NPCの所有権を『初期化(リセット)』する」
管理者が手をかざした。
カズトの銀行口座の残高が、猛スピードでゼロに向かって減少していく。
魔王や勇者たちの「雇用契約」が次々と消去され、彼らの輪郭が薄くなっていく。
「……終わったな、カズト。
君はただの『持たざるプレイヤー』に戻るんだ」
「……本当にそう思うか?」
カズトは、消えかかっているタブレットを操作し、ニヤリと笑った。
「……管理権限。
確かにお前は、この世界の『数値』を弄れる。
……だが、お前が『通販サイト』の契約書まで読み込んでいたかは疑問だな」
「……何だと?」
「……俺が逆買収したあの会社は、今やダンジョンの一部だ。
そして俺は、買収の際、全社員のIDと、全在庫のデータを『ダンジョンの深層階』に分散してバックアップ(保存)しておいた」
カズトは、管理者の目の前に一つの「古い物理サーバー」を突き出した。
「……お前が今消しているのは、ただの『表面的なキャッシュ』だ。
……本体(マスターデータ)はここにある。
そしてこのサーバーは……今、お前が『フリーズ』させた空間の影響を受けないように、
聖女の『静止魔法』と、竜王の『絶対防壁』で二重にロックしてあるんだよ」
「……バカな!
フリーズした世界の中で、なぜデータが生きている!?」
「……バグだよ。
『静止している空間の中で、さらに静止させる魔法を重ね掛けすると、演算がオーバーフローして無敵化する』。
……昔のクソゲーによくあった『二重停止バグ』だ」
カズトが指を鳴らすと、ゼロになっていた口座残高が、一瞬で元に戻った。
それどころか、管理者がリセットを試みた際の「虚無のデータ」までを、カズトは『未鑑定アイテム』として吸収し始めていた。
「……お前が消そうとすればするほど、俺の『虚無属性』の資産が増える。
……いいか、運営。
俺をBANしたければ、この宇宙ごと消去するしかない。
……だが、お前にそんな勇気はないだろ?
ここはお前の『大切な実験場』なんだからな」
「……貴様……ッ!!」
管理者の顔が、初めて怒りで歪んだ。
「……取引(トレード)をしようぜ、神様」
カズトは管理者の肩を組み、耳元で囁いた。
「……俺に手を出すな。
その代わり、俺はこの世界を『もっと面白く』してやる。
……世界中にダンジョンを増やせ。
もっと多くの『素材(人材)』を送り込め。
……そうすれば、俺が最高の『エンターテインメント(搾取)』を見せてやるよ」
管理者は屈辱に震えながらも、目の前の「イレギュラー」を排除できないことを悟った。
数分後。
新宿の空からエラー・ウィンドウが消えた。
音が戻り、人々が動き出す。
勇者ヘリオスは、自分がフリーズしていたことすら気づかず、「オーライ!」と叫び続けている。
「……総裁。
今、何が起きたんですか?」
田中さんが冷や汗を拭いながら尋ねる。
「……運営に、ちょっとした『課金圧(脅迫)』をかけてやっただけだ。
……それより田中さん、次のアップデートの準備だ」
カズトは、管理者の消えた跡に残された『管理者用パスワード(の一部)』を手に、邪悪な笑みを浮かべた。
「……世界中にダンジョンが溢れ出すぞ。
……『人材の特売セール』の始まりだ」
生存確率、測定不能。
カズトは、もはや一国の主ではなく、世界の「共同運営者(ハッカー)」への階段を登り始めた。
巨大通販サイトを「逆買収」し、もはや国家予算をも超える資金を手にしたカズトの前に、それは現れた。
「……総裁。
空が、バグってます」
田中さんの震える指の先、モニターに映し出された新宿の上空には、巨大な「エラー・ウィンドウ」が浮かんでいた。
【警告:世界バランスの著しい崩壊を検知しました】
【原因:個体名『相川カズト』による過度なシステム・グリッチの利用】
【対処:緊急メンテナンス(サーバーリセット)を実行します】
新宿の街から音が消えた。
通行人、車、そして警備中の勇者や、焼き鳥を焼く竜王までもが、灰色のポリゴンのように硬直している。
「……フリーズか」
カズトはコーヒーを一口飲み、平然と言い放った。
管理室の中で動けるのは、カズトと、その影に潜んでいた怪盗ノワールだけだ。
「……カズト、これヤバいニャ。
私の『隠密スキル』ですら、この空間の固着からは逃げられない……」
「……だろうな。
これは『ゲーム内』の現象じゃない。
『運営(GM)』が直接サーバーを止めに来たんだ」
執務室の真ん中に、光の粒子が集まり、一人の少年が形作られた。
顔立ちこそ整っているが、その瞳には感情が一切なく、頭上には『管理権限(Admin)』という禍々しい文字が浮かんでいる。
「……相川カズト。
君のプレイは、あまりに目に余る」
少年の声は、直接脳内に響いた。
「魔王をニートにし、天使を扇風機に変え、経済界をハックして独占する。
……それは私が描いた『絶望のサバイバル・シミュレーション』のシナリオではない」
「……シナリオ?
そんなクソゲーの押し付けを、俺が守る義理があるか?」
カズトは不敵に笑い、管理者に歩み寄った。
「……お前のミスは、俺をこの世界に招き入れたことだ。
……そして、俺に『自由度』を与えすぎたことだ」
「……これ以上の暴走は許さない。
今この瞬間、君の個人資産、および獲得した全NPCの所有権を『初期化(リセット)』する」
管理者が手をかざした。
カズトの銀行口座の残高が、猛スピードでゼロに向かって減少していく。
魔王や勇者たちの「雇用契約」が次々と消去され、彼らの輪郭が薄くなっていく。
「……終わったな、カズト。
君はただの『持たざるプレイヤー』に戻るんだ」
「……本当にそう思うか?」
カズトは、消えかかっているタブレットを操作し、ニヤリと笑った。
「……管理権限。
確かにお前は、この世界の『数値』を弄れる。
……だが、お前が『通販サイト』の契約書まで読み込んでいたかは疑問だな」
「……何だと?」
「……俺が逆買収したあの会社は、今やダンジョンの一部だ。
そして俺は、買収の際、全社員のIDと、全在庫のデータを『ダンジョンの深層階』に分散してバックアップ(保存)しておいた」
カズトは、管理者の目の前に一つの「古い物理サーバー」を突き出した。
「……お前が今消しているのは、ただの『表面的なキャッシュ』だ。
……本体(マスターデータ)はここにある。
そしてこのサーバーは……今、お前が『フリーズ』させた空間の影響を受けないように、
聖女の『静止魔法』と、竜王の『絶対防壁』で二重にロックしてあるんだよ」
「……バカな!
フリーズした世界の中で、なぜデータが生きている!?」
「……バグだよ。
『静止している空間の中で、さらに静止させる魔法を重ね掛けすると、演算がオーバーフローして無敵化する』。
……昔のクソゲーによくあった『二重停止バグ』だ」
カズトが指を鳴らすと、ゼロになっていた口座残高が、一瞬で元に戻った。
それどころか、管理者がリセットを試みた際の「虚無のデータ」までを、カズトは『未鑑定アイテム』として吸収し始めていた。
「……お前が消そうとすればするほど、俺の『虚無属性』の資産が増える。
……いいか、運営。
俺をBANしたければ、この宇宙ごと消去するしかない。
……だが、お前にそんな勇気はないだろ?
ここはお前の『大切な実験場』なんだからな」
「……貴様……ッ!!」
管理者の顔が、初めて怒りで歪んだ。
「……取引(トレード)をしようぜ、神様」
カズトは管理者の肩を組み、耳元で囁いた。
「……俺に手を出すな。
その代わり、俺はこの世界を『もっと面白く』してやる。
……世界中にダンジョンを増やせ。
もっと多くの『素材(人材)』を送り込め。
……そうすれば、俺が最高の『エンターテインメント(搾取)』を見せてやるよ」
管理者は屈辱に震えながらも、目の前の「イレギュラー」を排除できないことを悟った。
数分後。
新宿の空からエラー・ウィンドウが消えた。
音が戻り、人々が動き出す。
勇者ヘリオスは、自分がフリーズしていたことすら気づかず、「オーライ!」と叫び続けている。
「……総裁。
今、何が起きたんですか?」
田中さんが冷や汗を拭いながら尋ねる。
「……運営に、ちょっとした『課金圧(脅迫)』をかけてやっただけだ。
……それより田中さん、次のアップデートの準備だ」
カズトは、管理者の消えた跡に残された『管理者用パスワード(の一部)』を手に、邪悪な笑みを浮かべた。
「……世界中にダンジョンが溢れ出すぞ。
……『人材の特売セール』の始まりだ」
生存確率、測定不能。
カズトは、もはや一国の主ではなく、世界の「共同運営者(ハッカー)」への階段を登り始めた。
あなたにおすすめの小説
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
追放された回復術師は、なんでも『回復』できて万能でした
新緑あらた
ファンタジー
死闘の末、強敵の討伐クエストを達成した回復術師ヨシュアを待っていたのは、称賛の言葉ではなく、解雇通告だった。
「ヨシュア……てめえはクビだ」
ポーションを湯水のように使える最高位冒険者になった彼らは、今まで散々ポーションの代用品としてヨシュアを利用してきたのに、回復術師は不要だと考えて切り捨てることにしたのだ。
「ポーションの下位互換」とまで罵られて気落ちしていたヨシュアだったが、ブラックな労働をしいるあのパーティーから解放されて喜んでいる自分に気づく。
危機から救った辺境の地方領主の娘との出会いをきっかけに、彼の世界はどんどん広がっていく……。
一方、Sランク冒険者パーティーはクエストの未達成でどんどんランクを落としていく。
彼らは知らなかったのだ、ヨシュアが彼らの傷だけでなく、状態異常や武器の破損など、なんでも『回復』していたことを……。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
婚約破棄された「無能」聖女、拾った子犬が伝説の神獣だったので、辺境で極上もふもふライフを満喫します。~捨てた国が滅びそう?知りません~
ソラ
ファンタジー
「エリアナ、貴様との婚約を破棄し、この国から追放する!」
聖女としての魔力を使い果たし、無能と蔑まれた公爵令嬢エリアナ。
妹に婚約者を奪われ、身一つで北の最果て、凍てつく「死の森」へと捨てられる。
寒さに震え死を覚悟した彼女が出会ったのは、雪に埋もれていた一匹の小さなしっぽ。
「……ひとりぼっちなの? 大丈夫、私が温めてあげるわ」
最後の手向けに、残されたわずかな浄化の力を注いだエリアナ。
だが、その子犬の正体は――数千年の眠りから目覚めた、世界を滅ぼす伝説の神獣『フェンリル』だった!
ヒロインの淹れるお茶に癒やされ、ヒロインのブラッシングにうっとり。
最強の神獣は、彼女を守るためだけに辺境を「極上の聖域」へと作り替えていく。
一方、本物の聖女(結界維持役)を失った王国では、災厄が次々と降り注ぎ、崩壊の危機を迎えていた。
今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくる王子たち。
けれど、エリアナの膝の上には、甘えん坊の神獣様(執着心MAX)が陣取っていて――。
「聖女の仕事? いえ、今は神獣様とのお昼寝の方が忙しいので」
無自覚チートな聖女と、彼女にだけはデレデレな神獣様による、逆転溺愛スローライフが幕を開ける!
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。