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第十二章 2年生 3学期
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「これに決めました」
天神から純喫茶加藤に来た俺に、武内女史がデザイン画を見せた。
俺も気に入っていたモダンなデザインだ。
「マスターからも、今風に変えるべきだって言われました」
「君の決断に反対する理由はないよ」
「店名は福岡珈琲 加藤ベーカリー姪浜店にします。
絵美里、貴大と話し合って決めました。
すぐに看板を発注します」
「いいと思う」
その後、純喫茶加藤の移転先は福岡珈琲 加藤本店とする事が決まった。
「香山さん、俺が何かしましたか?」
誰にも言わずに、二人だけで会いたいと吉田健太を呼び出した。
「いや、何も問題はない。二人で遊びに行きたいと思ったんだ。
飯は食ったか?」
「いや、朝のコーヒーだけです」
「じゃあ、うどんでも食おう」
川端商店街を歩いて、手近な店に入る。
ゴボウ天うどんを食べ終わると、中洲の風俗地区に向かって歩く。
「健太、忘年会の2次会で酔っ払って女を知らないって言った事を覚えてるか?」
「全然、記憶にないっす」
「じゃあ、心の叫びだったな。
今からソープランドで女の子と遊ぶ。俺のおごりだから、楽しんでこい」
「いいんですか」
「俺に任せておけ。ただし、誰にも内緒だぞ」
「分かりました、男の約束です」
店に着いて受け付けを済ませ、俺の分と一緒に健太の分まで支払った。
待合室で待つ間、簡単な注意をしておく。
「健太、ここでは嬢に言われた通りにすればいい。
全て女性にお任せしておけば、天国に連れて行ってくれる」
「分かりました」
パティシエだけあって爪もキレイだし、普段から体や髪も清潔にしているから問題はない。
先に健太が呼ばれて、出迎えてくれた紗季さんはアラサーの美人だった。
続けて、俺は恋々華ちゃんと対面だ。
「香山さん、ご指名ありがとうございます。
紗季姉さんも喜んでくれました。手ほどきするのが楽しみって、言ってましたよ」
「きれいなお姉さんだったね」
「気になりますか?」
「いや、俺は恋々華ちゃん一筋だ」
バスタブでいちゃいちゃしながら、話が盛り上がる。
「バレンタインは本命からチョコレートは貰えたんでしょう?」
「ああ、何とか貰えた」
「もう彼女を抱いたんですか?」
「いや、1回キスしただけだ」
「大事にしてるんですね」
「そうかな」
「まあ、憎らしい。
今だけ、恋々華に夢中にさせちゃいます」
ここからベッドに誘われて連続の2回戦、健太を心配する暇も無く90分が過ぎる。
待合室でアンケートを書いていると、健太が出てきた。
俺が先になるように彼を120分にしておいたので、時間通りだ。
さっさとアンケートを書かせて、紗季嬢に見送られて店を出る。
「どうだ?一人前の男になった気分は」
「不思議な体験でした。夢が叶ったというか、幻想が壊れたというか」
「まあ、女を知ったという事実は残ったな」
「香山さん、ありがとうございます。
ずっと気にしてくれたんですね」
「一度くらい先輩らしい事がしたかっただけだ。後は、男の約束を守ってくれればいい」
「絶対に言いません」
「それで十分だよ」
天神から純喫茶加藤に来た俺に、武内女史がデザイン画を見せた。
俺も気に入っていたモダンなデザインだ。
「マスターからも、今風に変えるべきだって言われました」
「君の決断に反対する理由はないよ」
「店名は福岡珈琲 加藤ベーカリー姪浜店にします。
絵美里、貴大と話し合って決めました。
すぐに看板を発注します」
「いいと思う」
その後、純喫茶加藤の移転先は福岡珈琲 加藤本店とする事が決まった。
「香山さん、俺が何かしましたか?」
誰にも言わずに、二人だけで会いたいと吉田健太を呼び出した。
「いや、何も問題はない。二人で遊びに行きたいと思ったんだ。
飯は食ったか?」
「いや、朝のコーヒーだけです」
「じゃあ、うどんでも食おう」
川端商店街を歩いて、手近な店に入る。
ゴボウ天うどんを食べ終わると、中洲の風俗地区に向かって歩く。
「健太、忘年会の2次会で酔っ払って女を知らないって言った事を覚えてるか?」
「全然、記憶にないっす」
「じゃあ、心の叫びだったな。
今からソープランドで女の子と遊ぶ。俺のおごりだから、楽しんでこい」
「いいんですか」
「俺に任せておけ。ただし、誰にも内緒だぞ」
「分かりました、男の約束です」
店に着いて受け付けを済ませ、俺の分と一緒に健太の分まで支払った。
待合室で待つ間、簡単な注意をしておく。
「健太、ここでは嬢に言われた通りにすればいい。
全て女性にお任せしておけば、天国に連れて行ってくれる」
「分かりました」
パティシエだけあって爪もキレイだし、普段から体や髪も清潔にしているから問題はない。
先に健太が呼ばれて、出迎えてくれた紗季さんはアラサーの美人だった。
続けて、俺は恋々華ちゃんと対面だ。
「香山さん、ご指名ありがとうございます。
紗季姉さんも喜んでくれました。手ほどきするのが楽しみって、言ってましたよ」
「きれいなお姉さんだったね」
「気になりますか?」
「いや、俺は恋々華ちゃん一筋だ」
バスタブでいちゃいちゃしながら、話が盛り上がる。
「バレンタインは本命からチョコレートは貰えたんでしょう?」
「ああ、何とか貰えた」
「もう彼女を抱いたんですか?」
「いや、1回キスしただけだ」
「大事にしてるんですね」
「そうかな」
「まあ、憎らしい。
今だけ、恋々華に夢中にさせちゃいます」
ここからベッドに誘われて連続の2回戦、健太を心配する暇も無く90分が過ぎる。
待合室でアンケートを書いていると、健太が出てきた。
俺が先になるように彼を120分にしておいたので、時間通りだ。
さっさとアンケートを書かせて、紗季嬢に見送られて店を出る。
「どうだ?一人前の男になった気分は」
「不思議な体験でした。夢が叶ったというか、幻想が壊れたというか」
「まあ、女を知ったという事実は残ったな」
「香山さん、ありがとうございます。
ずっと気にしてくれたんですね」
「一度くらい先輩らしい事がしたかっただけだ。後は、男の約束を守ってくれればいい」
「絶対に言いません」
「それで十分だよ」
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