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第十七章 飛躍
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「花蓮、俺と結婚してくれ」
「もちろん、私も結婚したい」
二人で台湾旅行に行った日を記念日にして、彼女にプロポーズをした。
ホテルのレストランを選んで、落ち着いて話す。
お互いに判っていたので驚きは無いが、それでも彼女の目には涙が滲んでいる。
直ぐにボーイにシャンパンを頼んで、二人で乾杯してお祝いをした。
「君が婚約指輪をいらないって言うので、ウエディングプランナーに相談したんだ。
指輪をしない人には、別のものを贈れって言われたよ」
「何をくれるの?」
「明日、店に連れて行く。そこで君が気に入った物を決めてくれ」
業界では有名店なので、事前に予約を入れてある。
ブライダルと告げているので、相応しい商品が用意されるんだろう。
「予約をしていた香山です」
翌日、俺の家に泊まった花蓮と一緒に有名宝飾店を訪ねた。
「香山様、お待ちしておりました。こちらへどうぞ」
店内の応接カウンターに案内されて、花蓮と並んで座る。
「本日はご来店、誠にありがとうございます。新婦様が婚約指輪は必要無いということなので、こちらをご用意させて頂きました」
店の担当者が取り出したのは、真珠のネックレスだった。
「真珠は、冠婚葬祭など人生の色々な場面でお使い頂けます。
新婦様が製パン師で指輪をする習慣が無いという事なので、新郎様からのご提案でございます」
「どう? 気に入った?」
俺が尋ねると、花蓮はもう泣いている。
「毅が選んでくれたんでしょう。嬉しいに決まってるよ」
「結婚指輪もしないって言うから、これも用意してもらった」
店の担当者が取り出したのは、真珠付きのネクタイピンとひと粒真珠のピアスがお揃いのセットだ。
「素敵、これなら指輪の代わりになるね」
彼女が納得出来たなら、それでいい。
仕事の際に指輪を外してなくすのを凄く気にしていたので、あえて別の商品を選んだのが良かったようだ。
4月になると、珈琲加藤 博多駅前店のオープンに俺の会社全体がかかりきりになる。
花蓮のご両親への挨拶は、GW明けになる予定だ。
その前に、ご両親には花蓮から色々と根回しをしてもらうように話しておく。
「毅のお母さんは、何も言わないの?」
「母は、孫が生まれるのが楽しみって言ってたよ」
「それなら良いけど」
「母は一人で生活出来る間は、今のままが幸せだそうだ。
友人や仕事仲間も、みんな東京だからね」
「東京まで、挨拶に行きたいよ」
「必ず時間を作る、それまで待っていて」
これ以外にも、二人で福津まで行って高橋さんに仲人をお願いしなければならない。
結婚式の式場予約や話し合いも必要だし、結婚までの道のりはまだまだ遠い。
またウエディングプランナーに相談する必要に迫られていた。
「もちろん、私も結婚したい」
二人で台湾旅行に行った日を記念日にして、彼女にプロポーズをした。
ホテルのレストランを選んで、落ち着いて話す。
お互いに判っていたので驚きは無いが、それでも彼女の目には涙が滲んでいる。
直ぐにボーイにシャンパンを頼んで、二人で乾杯してお祝いをした。
「君が婚約指輪をいらないって言うので、ウエディングプランナーに相談したんだ。
指輪をしない人には、別のものを贈れって言われたよ」
「何をくれるの?」
「明日、店に連れて行く。そこで君が気に入った物を決めてくれ」
業界では有名店なので、事前に予約を入れてある。
ブライダルと告げているので、相応しい商品が用意されるんだろう。
「予約をしていた香山です」
翌日、俺の家に泊まった花蓮と一緒に有名宝飾店を訪ねた。
「香山様、お待ちしておりました。こちらへどうぞ」
店内の応接カウンターに案内されて、花蓮と並んで座る。
「本日はご来店、誠にありがとうございます。新婦様が婚約指輪は必要無いということなので、こちらをご用意させて頂きました」
店の担当者が取り出したのは、真珠のネックレスだった。
「真珠は、冠婚葬祭など人生の色々な場面でお使い頂けます。
新婦様が製パン師で指輪をする習慣が無いという事なので、新郎様からのご提案でございます」
「どう? 気に入った?」
俺が尋ねると、花蓮はもう泣いている。
「毅が選んでくれたんでしょう。嬉しいに決まってるよ」
「結婚指輪もしないって言うから、これも用意してもらった」
店の担当者が取り出したのは、真珠付きのネクタイピンとひと粒真珠のピアスがお揃いのセットだ。
「素敵、これなら指輪の代わりになるね」
彼女が納得出来たなら、それでいい。
仕事の際に指輪を外してなくすのを凄く気にしていたので、あえて別の商品を選んだのが良かったようだ。
4月になると、珈琲加藤 博多駅前店のオープンに俺の会社全体がかかりきりになる。
花蓮のご両親への挨拶は、GW明けになる予定だ。
その前に、ご両親には花蓮から色々と根回しをしてもらうように話しておく。
「毅のお母さんは、何も言わないの?」
「母は、孫が生まれるのが楽しみって言ってたよ」
「それなら良いけど」
「母は一人で生活出来る間は、今のままが幸せだそうだ。
友人や仕事仲間も、みんな東京だからね」
「東京まで、挨拶に行きたいよ」
「必ず時間を作る、それまで待っていて」
これ以外にも、二人で福津まで行って高橋さんに仲人をお願いしなければならない。
結婚式の式場予約や話し合いも必要だし、結婚までの道のりはまだまだ遠い。
またウエディングプランナーに相談する必要に迫られていた。
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