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深夜、車をとばしていると、突然後方でサイレンが鳴った。
――しまった。
ここは確か制限速度が50キロだったはずだが、ちょっと前にスピードメーターを見たときは80キロを超えていた。
指示に従い路肩に車を停めた。
小さな民家の前だ。
パトカーが俺の車の後ろに停まった。
警官が降りてきて、俺の車の窓を叩く。
「ちょっと免許書を拝見」
「はい」
免許書をいつも入れている財布を取り出して見て見たが、中に免許書はなかった。
――あっ。
思いだした。
ちょっとした書類に必要だったため、免許書をコンビニでコピーした後、財布に入れずにそのまま机の上に放り出していたことを。
その旨を伝えると、警官は露骨にいやな顔をした。
「スピード違反の上に、免許不携帯ですか。ちょっと照合しますね。免許不携帯ではなくて、無免許の可能性もありますので」
俺は警官の言われるままにパトカーに乗り込み、そのまま助手席に座った。
「名前は。住所は。何か身分を証明するものはありますか」
大型量販店のカードやら診察券などをわたした。
「みんな顔写真がないですねえ」
警官はぶつぶつ言いながら、手に持ったタブレットを操作し始めた。
――しまった。
ここは確か制限速度が50キロだったはずだが、ちょっと前にスピードメーターを見たときは80キロを超えていた。
指示に従い路肩に車を停めた。
小さな民家の前だ。
パトカーが俺の車の後ろに停まった。
警官が降りてきて、俺の車の窓を叩く。
「ちょっと免許書を拝見」
「はい」
免許書をいつも入れている財布を取り出して見て見たが、中に免許書はなかった。
――あっ。
思いだした。
ちょっとした書類に必要だったため、免許書をコンビニでコピーした後、財布に入れずにそのまま机の上に放り出していたことを。
その旨を伝えると、警官は露骨にいやな顔をした。
「スピード違反の上に、免許不携帯ですか。ちょっと照合しますね。免許不携帯ではなくて、無免許の可能性もありますので」
俺は警官の言われるままにパトカーに乗り込み、そのまま助手席に座った。
「名前は。住所は。何か身分を証明するものはありますか」
大型量販店のカードやら診察券などをわたした。
「みんな顔写真がないですねえ」
警官はぶつぶつ言いながら、手に持ったタブレットを操作し始めた。
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