魔女はいかがですか

ツヨシ

文字の大きさ
上 下
3 / 27

しおりを挟む
仕方がないのでとりあえずそのまま歩いてみた。

しかしいくら歩いても町並みはそのままだし、あれから誰にも会わない。

立ち止まり、途方にくれていると急に強烈な睡魔に襲われた。

――?

俺はそのまま意識を失った。


――!

目がさめた。周りを見渡せばまごうことなき俺のアパート。

貧乏大学生の住むワンルームの部屋だ。

――あれは夢だったのか……。

夢にしてはめちゃめちゃリアルだったのだが、面倒くさいので俺はもう夢だということにした。

あんなことが現実にあるなんてとても思えないし。

ベッドから起きて着替えを済ませたとき、玄関のチャイムが鳴った。

――誰だろう?

ドアを開けるとそこには女、いや少女が立っていた。

金髪で青い目の少女が。

――えっ?
しおりを挟む

処理中です...