17 / 27
17
しおりを挟む
「ええ、いるわよ。今日本にいるのは私だけだけど。北米、南米、ヨーロッパ、中国、アフリカ、中東、その他。何人もいるわよ」
「そうか。では聞こう。君たちは一体何者なんだ」
「それは言えないわ」
「言えない? それは人間が知ってはいけないこととか、そんなことなのか」
「いいえ、知ってもべつにかまわないんだけど、ちゃんと説明しようとしたら結構時間がかかるのよ。つまり、めんどうくさいのよ」
円羅は腰砕けになりそうになった。教えない理由としては、最低の理由だと思った。
「まあ、知ってても知らなくても、私やあなたのやることは、全くかわらないわ」
「……なるほど」
そう言うしかなかった。円羅は、神楽はこんな女だと思うことにした。
「それじゃあ、もう寝るわね。おやすみなさい」
神楽はそう言うと、その場に横になった。
「おいおい、そんなところで寝たら、風邪ひくぞ」
「風邪なんかひかないわ。私はどんな病気にもならないのよ」
まあ人間でないのなら、その心配は無用か。円羅は立ち上がった。
「そうか。では聞こう。君たちは一体何者なんだ」
「それは言えないわ」
「言えない? それは人間が知ってはいけないこととか、そんなことなのか」
「いいえ、知ってもべつにかまわないんだけど、ちゃんと説明しようとしたら結構時間がかかるのよ。つまり、めんどうくさいのよ」
円羅は腰砕けになりそうになった。教えない理由としては、最低の理由だと思った。
「まあ、知ってても知らなくても、私やあなたのやることは、全くかわらないわ」
「……なるほど」
そう言うしかなかった。円羅は、神楽はこんな女だと思うことにした。
「それじゃあ、もう寝るわね。おやすみなさい」
神楽はそう言うと、その場に横になった。
「おいおい、そんなところで寝たら、風邪ひくぞ」
「風邪なんかひかないわ。私はどんな病気にもならないのよ」
まあ人間でないのなら、その心配は無用か。円羅は立ち上がった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
烏の王と宵の花嫁
水川サキ
キャラ文芸
吸血鬼の末裔として生まれた華族の娘、月夜は家族から虐げられ孤独に生きていた。
唯一の慰めは、年に一度届く〈からす〉からの手紙。
その送り主は太陽の化身と称される上級華族、縁樹だった。
ある日、姉の縁談相手を誤って傷つけた月夜は、父に遊郭へ売られそうになり屋敷を脱出するが、陽の下で倒れてしまう。
死を覚悟した瞬間〈からす〉の正体である縁樹が現れ、互いの思惑から契約結婚を結ぶことになる。
※初出2024年7月
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
その出会い、運命につき。
あさの紅茶
恋愛
背が高いことがコンプレックスの平野つばさが働く薬局に、つばさよりも背の高い胡桃洋平がやってきた。かっこよかったなと思っていたところ、雨の日にまさかの再会。そしてご飯を食べに行くことに。知れば知るほど彼を好きになってしまうつばさ。そんなある日、洋平と背の低い可愛らしい女性が歩いているところを偶然目撃。しかもその女性の名字も“胡桃”だった。つばさの恋はまさか不倫?!悩むつばさに洋平から次のお誘いが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる