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二人して車に乗り込み、青柳のいる神社へと向かった。


神社に着き中に入ると青柳が待っていた。

「やっぱりその服か」

「いいだろ。かっこいいだろ」

「まあ、美意識は人それぞれだからな」

「その言い方じゃあ、俺がセンス悪いみたいじゃねえか」

青柳は心底びっくりした顔で言った。

「まさかそれ、センスがいいと本気で思っているのか?」

「なんだってえ」

「おいおい、もうやめろ。こいつが気に入っているんだから仕方がない。ところで紫苑は?」

「サプライズがあるそうだ」

青柳がそう言うと「じゃーーん」と言いながら、本堂の影から紫苑が出てきた。

私は目が点になった。

紫苑の格好はキャットスーツ。

バットマンに出てくるキャットウーマンが着ているものだ。

全身タイツのようなもの、と言ったほうがわかりやすいか。
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