愛されlordは愛を知らない

サリー

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4,世話

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「はい。…大した事はしていないのです。ただ、ボソリとこの言葉を呟いただけで・・・。」
手であの本の言葉を指しながら言う。
「ふむ。」
お父様はガイエ様と顔を見合わせながら考えているようだった。
「まあいい。召喚しただけで他は何もないだろう。」
「ですが、あのドラゴンはどうするのです?今は大人しくても暴れて何かあってからでは遅いですよ。」
「まあ、そこは召喚した燐音が世話をすればよい。」
「…はい。分かっています。ドラゴンは、嫌いではないつもり、です。」
「そうか。では戻る。」
「はい。」
ガイエ様と一緒に出て行った。
「あの…リンネ様、そのドラゴンどうなさいますか…?」
護衛が言う。確かにこれからどうしよう。めっちゃでかい。ここが図書部屋だからドラゴンに害がないものの、私の部屋で召喚すれば間違いなく、天井が壊れまくっていたところだろう。ドラゴンだから大きくて当たり前なんだろうけど…。なででてみると案外可愛いものだ。
「グルルル。」
と、気持ち良さそうに唸った。
後で聞いて分かったことだが、私は喋るだけで、呼吸するだけで魔力というものが出ていくらしい。だが、私の魔力はほぼ無限に近く、魔力が止まることはないらしい。(ちなみに、普通の人は魔法を使うと消費するゾ!) 精霊は主の魔力で生きている。主の死の直前になると元いた場所に戻るらしい。この辺のことは本の情報である。それで生き長らえる。また、魔力量によって召喚者のもとに来るモノは異なる。多ければ私のようなドラゴンや力の強い精霊が来る。少なければ小さい精霊がやってくるわけだ。私が召喚したドラゴンが何故最恐と呼ばれるのかについては、別の本に記してあった。

――そのドラゴンは、あらゆる魔法を操るため魔獣や精霊の頂点に立つドラゴンである。 このドラゴンを召喚した者は、1万年、いや100万年に1度の天才だと言えるだろう。――

と。 ふむ、私は所謂"すごい人"なのか…。自分に魔力というものがあるとは思っていなかった。
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