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第8話 こちらでの仕事
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Gの処理も何とかできるようにした。
アパートの一画にある小屋(後から聞いたら、そこがゴミを収集する場所だったが)に黒色のポリ袋を置いておき、シロ達にその中に入れておくようにしてもらう。
シロの仲間もGだけでなく、その卵も一緒に運んでもらっている。
その話をしたら、ソメノさん喜んでいたけど、小屋には一切近づかないと言ってた。
一日動けば、お腹が減る。これは自然の摂理だ。
ソメノさんの助言により、シロ達のために“金平糖”なる貴重な砂糖のお菓子を皿に置いておくことにした。小屋にGを持ってきたシロの仲間がおやつとして食べることができるようにとの配慮だった。
しかし、それを聞いたブラックは「不平等だ」と言い出し、アパートの反対側にネコさん用のおやつを置く…。するとクロが文句を言い出す始末…。
うん。前の世界でも同じことしてたな…。
あいつらも食い意地が張ってたなぁ…。
あいつら元気にしてるだろうか…。
郷心に浸りながら、日課をこなしていく。
毎朝3時に起床しコンビニを回り、クロにご飯をあげ、その後ブラック、シロにご飯を渡し、アパートに戻る。少し休憩した後、小屋に行きポリ袋のGの処理を行い、区のゴミ袋に入れてゴミ出しをする。
朝食をソメノさんと食べて、アパートの周辺の雑草などを抜きながら、夕方まで作業を行う傍ら、クロ、ブラック、シロのおやつの準備。
なんとなく、ルーティン化し仕事に慣れてきた頃、事件が起きた。
アパートの雑草が無くなってしまった…。
これでは仕事が減ってしまう…。
危機感を覚え、ソメノさんに相談したところ、
「花壇にお花や野菜を植えてもいいんじゃない?」
と言われ、急遽、畑仕事をすることになった。
この世界には精霊は居ないらしい。
とは言っても、俺も精霊を見た事はないが、精霊の加護を受けると、作物が育つらしい。
そんな話をソメノさんとしながら、デカい倉庫のような店に着いた。
「イサークさん、畑仕事に必要なのは鍬と鍬、あとは…何だろ?」
「ソメノさん…、道具もそうだけど、何を植えるのかを決めておくのも必要だと…。」
「それじゃ、夏野菜ならプチトマト一択!秋に入る頃にはお茄子が欲しいよね。」
「お、トメトとエップラか。トメトは煮込むと美味いよね。
エップラは焼いて食べるのか?」
「煮ても焼いても良いと思うけど、私は焼く派だな~。
それと、お茄子の中にひき肉を入れて焼くと美味しいんだよね~。」
まだ見ぬ野菜を想像しながら、二人で盛り上がってしまった。
苗を買い、二人でアパートに戻る。
鉄の箱がすぐ近くを通り過ぎたり、丸い輪っかを二つ付けた細長い乗り物が通り過ぎたり、やはりこの国は鉱物がふんだんに採掘できる国なのだろう。
この国のヒトは、歩くのも早ければ、いろんな事が早い。
ソメノさんに聞けば、時間に管理されているんじゃないかと言う。
つまり、何時から何時までにこれをやり、何時から何時にご飯を食べ、何時に寝るといった事、習慣づけているという事のようだ。
俺には時間という概念は良く理解できないが、毎朝3時に起きてコンビニに行き、ご飯をあげ、アパートの管理を行うという事も時間という概念に縛られているのだという。
まぁ、それならそれで仕方が無いし、それも面白いから問題は無い。
クロもブラックもシロも、ちゃんと守ってくれているからな。
「ソメノさん、一つ聞いて良いかい?」
「何?」
「何で俺みたいなやつに親切にするんだ?」
「そうね…。何でだろう?
まぁ、異世界からやって来たヒトだからかな。」
「そんな単純な理由で良いのか?」
「良いんじゃないかな。それにイサークさんって話してて、とっても面白いよ。」
「面白い?」
「この世界の事を知らないヒトからの意見って新鮮なんです。
私たちが当たり前だと思っている事が、イサークさんから見て全然違ってたりするでしょ。それって、大切な事だと思うんです。
例えば、自転車って言う丸い二つの輪が付いた乗り物だけど、あれにはいろんな部品があって、その部品ひとつひとつが噛み合って動いているんだよね。
当たり前だと思っている事を改めて尋ねられると、私たちも学ばなきゃって思うんです。」
「それは単に、俺が何も知らないからではないのかい?」
「はるか昔、この世界に住んでいたヒトが言った言葉があってね、“無知の知”って言葉があるんです。これは知らないという事を知りなさい、という意味なんだけど、自分が知らないって事を自覚して学びなさいって事だと私は思ってるんです。
だから、学ぶというきっかけを作ってくれたイサークさんには感謝しているんです。」
「そう言われると、どう応えてよいのか分からないが、誉め言葉として捉えてもいいのかい?」
「そうですね。誉め言葉ですよ。
でも、こうやって二人で歩いていると、傍目にはどう見えるんでしょうか。」
「そりゃ、男女二人が歩いているって事…、うぉ!すまない。ソメノさん…。
そういう意味じゃないから…。」
「ふふふ。イサークさん、あちらの世界でも男女二人で歩いていると、恋人同士や夫婦として見られるんですね。」
「あ…。そう…、です…ね…。」
「じゃ、そう見られましょうよ!」
ソメノさんがとびっきりの笑顔で答えてくれた。
この齢になっても女性と一緒にいるとドキドキするもんだ。
俺もいっぱしの男なんだ、と思う。
この世界でも夕陽はまぶしい…。そう感じた。
*
*
*
その夜、アパートで休んでいるとシロがやって来た。
「主、ご相談があるのですが。」
「ん?シロ、どうした?」
「下水や側溝などのゴミを取っていると、たまにこんなモノを見つけるんですが、邪魔になって仕方がないんですよ。」
シロが持ってきたものは指輪だった。
「ほう!こんな指輪が下水などにあるんだな。」
「そうなんです。
こいつらがゴミに絡まって、目詰まりを起こすってのが大半ですね。
だから、これを取り出すんですが、結構な量がたまって来たので、どうしようかと思って。」
「まぁ、ゴミになるものだから、ここの小屋に集めておくことにしようか。」
「はい。そうしてもらえると嬉しいです。
何せ、大きいモノもありますからね。
じゃぁ、明日から袋の中に入れておきますね。」
「うん。ありがとな。じゃ、これお菓子だ。皆で食べてくれ。」
金平糖を渡す。
高価な砂糖菓子だと思うが、こちらでは異様に安い。
物価という言葉があるようで、国主は物価が安定していることが求められている。
貴族が食べるような菓子が、俺達でも買うことができるから、良き領主なんだろう。
「主、いつもすみません。あ、いろんな金属と色がありますので、色別に分けておきますね。」
「あぁ。ありがとう。」
そんな会話をして就寝した。
***
翌朝、クロ、ブラック、シロの食事を終わらせ、アパートに帰る。
Gの処理をするため小屋に入ると、既に2つの袋が準備してあった。
あぁ、シロが準備したものだと思い、気にも留めずにいたが、クロがやって来て中身を見る。
「あ…、俺達もこんなキラキラしたやつ、巣に持ってるぞ。」
「へぇ、クロウ達もこれの凄さが分かるのか?」
「いや、キラキラしているから、どうしても手に取ってみたくなる、巣に持って帰りたくなるってだけだ。価値なんて何も分からんし、価値っていっても、それは人間が決めたものだからな。」
「まぁ、そうだろうな…。」
「俺たちも、持ってきた方がいいか?」
「いや、クロウ達は巣に飾っておきたいんだから持ってきてもらわなくても良いぞ。
今あるモノは、土管を詰まらせる原因となってるものだから持ってきてもらっているだけだから。」
「分かった。主の言う通りにしよう。
ただ、俺達の巣は定期的に掃除はするから不要となったら持ってくるが良いか?」
「あぁ、分かった。でも気が向いたらでいいからな。」
その日以降、アパートの周辺では日中はカラスが小屋を出入りし、夜はネズミが行き交う魑魅魍魎な場所となっていくのだが、イサークには全く理解できておらず、良い会合場所だとしか考えていないようだった。
アパートの一画にある小屋(後から聞いたら、そこがゴミを収集する場所だったが)に黒色のポリ袋を置いておき、シロ達にその中に入れておくようにしてもらう。
シロの仲間もGだけでなく、その卵も一緒に運んでもらっている。
その話をしたら、ソメノさん喜んでいたけど、小屋には一切近づかないと言ってた。
一日動けば、お腹が減る。これは自然の摂理だ。
ソメノさんの助言により、シロ達のために“金平糖”なる貴重な砂糖のお菓子を皿に置いておくことにした。小屋にGを持ってきたシロの仲間がおやつとして食べることができるようにとの配慮だった。
しかし、それを聞いたブラックは「不平等だ」と言い出し、アパートの反対側にネコさん用のおやつを置く…。するとクロが文句を言い出す始末…。
うん。前の世界でも同じことしてたな…。
あいつらも食い意地が張ってたなぁ…。
あいつら元気にしてるだろうか…。
郷心に浸りながら、日課をこなしていく。
毎朝3時に起床しコンビニを回り、クロにご飯をあげ、その後ブラック、シロにご飯を渡し、アパートに戻る。少し休憩した後、小屋に行きポリ袋のGの処理を行い、区のゴミ袋に入れてゴミ出しをする。
朝食をソメノさんと食べて、アパートの周辺の雑草などを抜きながら、夕方まで作業を行う傍ら、クロ、ブラック、シロのおやつの準備。
なんとなく、ルーティン化し仕事に慣れてきた頃、事件が起きた。
アパートの雑草が無くなってしまった…。
これでは仕事が減ってしまう…。
危機感を覚え、ソメノさんに相談したところ、
「花壇にお花や野菜を植えてもいいんじゃない?」
と言われ、急遽、畑仕事をすることになった。
この世界には精霊は居ないらしい。
とは言っても、俺も精霊を見た事はないが、精霊の加護を受けると、作物が育つらしい。
そんな話をソメノさんとしながら、デカい倉庫のような店に着いた。
「イサークさん、畑仕事に必要なのは鍬と鍬、あとは…何だろ?」
「ソメノさん…、道具もそうだけど、何を植えるのかを決めておくのも必要だと…。」
「それじゃ、夏野菜ならプチトマト一択!秋に入る頃にはお茄子が欲しいよね。」
「お、トメトとエップラか。トメトは煮込むと美味いよね。
エップラは焼いて食べるのか?」
「煮ても焼いても良いと思うけど、私は焼く派だな~。
それと、お茄子の中にひき肉を入れて焼くと美味しいんだよね~。」
まだ見ぬ野菜を想像しながら、二人で盛り上がってしまった。
苗を買い、二人でアパートに戻る。
鉄の箱がすぐ近くを通り過ぎたり、丸い輪っかを二つ付けた細長い乗り物が通り過ぎたり、やはりこの国は鉱物がふんだんに採掘できる国なのだろう。
この国のヒトは、歩くのも早ければ、いろんな事が早い。
ソメノさんに聞けば、時間に管理されているんじゃないかと言う。
つまり、何時から何時までにこれをやり、何時から何時にご飯を食べ、何時に寝るといった事、習慣づけているという事のようだ。
俺には時間という概念は良く理解できないが、毎朝3時に起きてコンビニに行き、ご飯をあげ、アパートの管理を行うという事も時間という概念に縛られているのだという。
まぁ、それならそれで仕方が無いし、それも面白いから問題は無い。
クロもブラックもシロも、ちゃんと守ってくれているからな。
「ソメノさん、一つ聞いて良いかい?」
「何?」
「何で俺みたいなやつに親切にするんだ?」
「そうね…。何でだろう?
まぁ、異世界からやって来たヒトだからかな。」
「そんな単純な理由で良いのか?」
「良いんじゃないかな。それにイサークさんって話してて、とっても面白いよ。」
「面白い?」
「この世界の事を知らないヒトからの意見って新鮮なんです。
私たちが当たり前だと思っている事が、イサークさんから見て全然違ってたりするでしょ。それって、大切な事だと思うんです。
例えば、自転車って言う丸い二つの輪が付いた乗り物だけど、あれにはいろんな部品があって、その部品ひとつひとつが噛み合って動いているんだよね。
当たり前だと思っている事を改めて尋ねられると、私たちも学ばなきゃって思うんです。」
「それは単に、俺が何も知らないからではないのかい?」
「はるか昔、この世界に住んでいたヒトが言った言葉があってね、“無知の知”って言葉があるんです。これは知らないという事を知りなさい、という意味なんだけど、自分が知らないって事を自覚して学びなさいって事だと私は思ってるんです。
だから、学ぶというきっかけを作ってくれたイサークさんには感謝しているんです。」
「そう言われると、どう応えてよいのか分からないが、誉め言葉として捉えてもいいのかい?」
「そうですね。誉め言葉ですよ。
でも、こうやって二人で歩いていると、傍目にはどう見えるんでしょうか。」
「そりゃ、男女二人が歩いているって事…、うぉ!すまない。ソメノさん…。
そういう意味じゃないから…。」
「ふふふ。イサークさん、あちらの世界でも男女二人で歩いていると、恋人同士や夫婦として見られるんですね。」
「あ…。そう…、です…ね…。」
「じゃ、そう見られましょうよ!」
ソメノさんがとびっきりの笑顔で答えてくれた。
この齢になっても女性と一緒にいるとドキドキするもんだ。
俺もいっぱしの男なんだ、と思う。
この世界でも夕陽はまぶしい…。そう感じた。
*
*
*
その夜、アパートで休んでいるとシロがやって来た。
「主、ご相談があるのですが。」
「ん?シロ、どうした?」
「下水や側溝などのゴミを取っていると、たまにこんなモノを見つけるんですが、邪魔になって仕方がないんですよ。」
シロが持ってきたものは指輪だった。
「ほう!こんな指輪が下水などにあるんだな。」
「そうなんです。
こいつらがゴミに絡まって、目詰まりを起こすってのが大半ですね。
だから、これを取り出すんですが、結構な量がたまって来たので、どうしようかと思って。」
「まぁ、ゴミになるものだから、ここの小屋に集めておくことにしようか。」
「はい。そうしてもらえると嬉しいです。
何せ、大きいモノもありますからね。
じゃぁ、明日から袋の中に入れておきますね。」
「うん。ありがとな。じゃ、これお菓子だ。皆で食べてくれ。」
金平糖を渡す。
高価な砂糖菓子だと思うが、こちらでは異様に安い。
物価という言葉があるようで、国主は物価が安定していることが求められている。
貴族が食べるような菓子が、俺達でも買うことができるから、良き領主なんだろう。
「主、いつもすみません。あ、いろんな金属と色がありますので、色別に分けておきますね。」
「あぁ。ありがとう。」
そんな会話をして就寝した。
***
翌朝、クロ、ブラック、シロの食事を終わらせ、アパートに帰る。
Gの処理をするため小屋に入ると、既に2つの袋が準備してあった。
あぁ、シロが準備したものだと思い、気にも留めずにいたが、クロがやって来て中身を見る。
「あ…、俺達もこんなキラキラしたやつ、巣に持ってるぞ。」
「へぇ、クロウ達もこれの凄さが分かるのか?」
「いや、キラキラしているから、どうしても手に取ってみたくなる、巣に持って帰りたくなるってだけだ。価値なんて何も分からんし、価値っていっても、それは人間が決めたものだからな。」
「まぁ、そうだろうな…。」
「俺たちも、持ってきた方がいいか?」
「いや、クロウ達は巣に飾っておきたいんだから持ってきてもらわなくても良いぞ。
今あるモノは、土管を詰まらせる原因となってるものだから持ってきてもらっているだけだから。」
「分かった。主の言う通りにしよう。
ただ、俺達の巣は定期的に掃除はするから不要となったら持ってくるが良いか?」
「あぁ、分かった。でも気が向いたらでいいからな。」
その日以降、アパートの周辺では日中はカラスが小屋を出入りし、夜はネズミが行き交う魑魅魍魎な場所となっていくのだが、イサークには全く理解できておらず、良い会合場所だとしか考えていないようだった。
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