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なんだか変な空気が流れてしまった。
お互いにその気にも慣れなくて、ただ抱き合って眠った。朝になると遊里の姿は無くて、置手紙が置いてあるだけだった。
しばらくまた仕事が忙しいとだけ書いてある。
ベッドの中にはまだ遊里の匂いが残っているのにぬくもりは消えている。彰仁はベッドに腰を掛けながらどうするべきか迷った。
両親のことをあんな風に言っていたけどどこかちぐはぐなイメージだ。何かを誤魔化しているような。
頑なに何かを見ないふりをしているような気がする。
愛情のない親に育てられたらあんな優しさが生まれるだろうか。
彰仁を包み込む体温はあたたかい。それはちゃんと愛情を知っている人だからじゃないのか。
「勝手に調べたら怒るよな……」
だけど遊里の中のわだかまりをそのままにしておきたくない。もし何かわかったとしてそれが遊里に不利ならば知らないことにしてしまえばいいし。
他人が勝手に探っていい事ではないし遊里を傷つけたくない。そう思うのに何かが彰仁を逸らせた。
迷った末に彰仁がとった行動は母に聞くことだった。
養護施設の所長とは今でも親しくしているという。もしかして過去にいた遊里のことを知らないかと聞いてみて欲しいと頼み込んだのだ。
他人の過去に首を突っ込むのは感心しないと最初は母に断られた。
「あなたが興味本位で誰かを傷つけるとは思えないけど、でもいろんな過去を持っている人はいるから。誰にも知られたくない。もう二度と思い出したくない。なかったことにしたい……そういう危ない橋を渡ることになるのよ」
「わかってる。でも知りたいんだ」
いくら恋人でも知られたくない過去があるだろう。
痛いほどわかっている。自分勝手に何をしてるんだと怒られて当然だ。最悪縁を切られることも。だけどこのまま放置していたくなかった。
粘る彰仁に呆れたように母は息をついた。
「あなたがそんな風にこだわるなんてよっぽどなのね。わかったわ聞いてみる。でも知らないって言われたらそこで終わり。深入りはしないわよ」
「それでいい。ありがとう!」
ごめんな、と心の中で謝った。
遊里の許可の得ないで勝手なことをして。だけどお前だって過去に囚われているはずだ。それを解く手助けが出来たら……自己満足だってわかっているけど許してくれ。
そうして数日が経って母から来た連絡は「花村康介って調べてみて」という一言だった。
「花村康介」
花村って遊里の苗字だよな。それが肉親の名前なのか?
検索エンジンに打ち込むとたくさんの情報が流れてきた。遠い昔に亡くなっていることもすぐにわかった。
世界的ジャズピアニスト。
日本ではあまり表立って有名ではなかったけれどコアなファンは多かったそうだ。どちらかといえば海外での活動が多く、彼のステージはすぐにソールドアウトになるという。
そして妻の更織も有名なジャズシンガーだったそうだ。
それが遊里の母なんだろう。
彰仁は夢中になって検索し続けた。
会ったことのない彼らの歴史がネットの中に広がっていく。
華やかな若い日々の伝説。二人のステージは情熱的で愛にあふれていたというファンの声も読んだ。
どこを読んでも愛された人たちだとわかる。
だけどたった一つの不幸がすべてを壊した。
遊里を出産した更織は体調を崩しがちになり入退院を繰り返し始めたということだ。
幼い遊里といることを選んだ更織。
更織と遊里と過ごすことを選んだ康介。
華やかだった日々は小さな世界に閉じこもり始める。
その頃から情報が一気に減った。
活動を縮小して家族で暮らすことを選んだ彼らがどんな日々を送ったのか彰仁にわからない。だけどきっと幸せだったはずだ。
楽器を弾くことが好きでたまらない遊里はその頃形成されているはず。愛情とプロのテクニックを余すことなく伝えられたと信じたい。
そして遊里がまだ幼い日、最後の日が来た。
「更織さんが病気で亡くなった数か月後に康介さんも自死……遊里が一人残された」
その後に預けられたのがあの養護施設だったのだろう。
遊里にとって両親は突然いなくなった。置いていかれたと思ってしまったのか。
愛情をかけられた分喪失はでかかったはずだ。
自分を守るためにいくつもの鎧で固めた遊里を想像する。
「遊里……」
彰仁はパソコンを閉じると息を吐いた。
どうしたらお前にあいた大きな穴を埋めてあげることが出来るんだろう。彰仁にしてくれたように愛されていたことを伝えてあげたい。
ふいに玄関のチャイムが鳴った。
集中していたから突然の大きな音にビクリと身体が跳ねる。時計を見ると真夜中に近い時間だった。
真っ暗な部屋の電気をつけてドアスコープをのぞくと遊里が立っていた。
「遊里? どうしたんだよ」
慌てて玄関を開けると無言で入ってきて強く抱きしめる。少しだけお酒の匂いがした。
「飲んできたのか?」
「そういう彰仁さんは何をしてたの?」
「おれは、ちょっと調べ物をしてて」
気まずげに言葉を濁すと遊里は目を細めて笑みを浮かべた。何か腹に持っている時の顔だ。付き合いも長くなると本当に笑っている時と違う時の差がわかるようになった。
「あのな、」
「人の過去は面白かった?」
遊里はその笑みを浮かべた顔のまま言葉を投げつけた。
ギクリとこわばる背中をかき抱きながら続ける。
「ばれないと思った?」
「なんで……いや、ごめん勝手に調べて」
強くなる一方の腕に息が苦しくなる。
「遊里、痛い」
「ああごめんね。加減が出来なかった。それでどうだった? 知って満足した?」
強い力で顎を掴まれ顔を上げられる。
ぶつかった瞳に色はなく冷たい視線が彰仁を刺した。
「言わなかったっけ? 過去なんてどうでもいいって。彰仁さんがいてくれればいいって」
「そうだけど!」
「知ってどうするつもりだったの? 同情?」
見たこともない遊里の怒りにふれ、やってはいけないことをしたんだと理解した。ごめん、ともう一度謝る。
お互いにその気にも慣れなくて、ただ抱き合って眠った。朝になると遊里の姿は無くて、置手紙が置いてあるだけだった。
しばらくまた仕事が忙しいとだけ書いてある。
ベッドの中にはまだ遊里の匂いが残っているのにぬくもりは消えている。彰仁はベッドに腰を掛けながらどうするべきか迷った。
両親のことをあんな風に言っていたけどどこかちぐはぐなイメージだ。何かを誤魔化しているような。
頑なに何かを見ないふりをしているような気がする。
愛情のない親に育てられたらあんな優しさが生まれるだろうか。
彰仁を包み込む体温はあたたかい。それはちゃんと愛情を知っている人だからじゃないのか。
「勝手に調べたら怒るよな……」
だけど遊里の中のわだかまりをそのままにしておきたくない。もし何かわかったとしてそれが遊里に不利ならば知らないことにしてしまえばいいし。
他人が勝手に探っていい事ではないし遊里を傷つけたくない。そう思うのに何かが彰仁を逸らせた。
迷った末に彰仁がとった行動は母に聞くことだった。
養護施設の所長とは今でも親しくしているという。もしかして過去にいた遊里のことを知らないかと聞いてみて欲しいと頼み込んだのだ。
他人の過去に首を突っ込むのは感心しないと最初は母に断られた。
「あなたが興味本位で誰かを傷つけるとは思えないけど、でもいろんな過去を持っている人はいるから。誰にも知られたくない。もう二度と思い出したくない。なかったことにしたい……そういう危ない橋を渡ることになるのよ」
「わかってる。でも知りたいんだ」
いくら恋人でも知られたくない過去があるだろう。
痛いほどわかっている。自分勝手に何をしてるんだと怒られて当然だ。最悪縁を切られることも。だけどこのまま放置していたくなかった。
粘る彰仁に呆れたように母は息をついた。
「あなたがそんな風にこだわるなんてよっぽどなのね。わかったわ聞いてみる。でも知らないって言われたらそこで終わり。深入りはしないわよ」
「それでいい。ありがとう!」
ごめんな、と心の中で謝った。
遊里の許可の得ないで勝手なことをして。だけどお前だって過去に囚われているはずだ。それを解く手助けが出来たら……自己満足だってわかっているけど許してくれ。
そうして数日が経って母から来た連絡は「花村康介って調べてみて」という一言だった。
「花村康介」
花村って遊里の苗字だよな。それが肉親の名前なのか?
検索エンジンに打ち込むとたくさんの情報が流れてきた。遠い昔に亡くなっていることもすぐにわかった。
世界的ジャズピアニスト。
日本ではあまり表立って有名ではなかったけれどコアなファンは多かったそうだ。どちらかといえば海外での活動が多く、彼のステージはすぐにソールドアウトになるという。
そして妻の更織も有名なジャズシンガーだったそうだ。
それが遊里の母なんだろう。
彰仁は夢中になって検索し続けた。
会ったことのない彼らの歴史がネットの中に広がっていく。
華やかな若い日々の伝説。二人のステージは情熱的で愛にあふれていたというファンの声も読んだ。
どこを読んでも愛された人たちだとわかる。
だけどたった一つの不幸がすべてを壊した。
遊里を出産した更織は体調を崩しがちになり入退院を繰り返し始めたということだ。
幼い遊里といることを選んだ更織。
更織と遊里と過ごすことを選んだ康介。
華やかだった日々は小さな世界に閉じこもり始める。
その頃から情報が一気に減った。
活動を縮小して家族で暮らすことを選んだ彼らがどんな日々を送ったのか彰仁にわからない。だけどきっと幸せだったはずだ。
楽器を弾くことが好きでたまらない遊里はその頃形成されているはず。愛情とプロのテクニックを余すことなく伝えられたと信じたい。
そして遊里がまだ幼い日、最後の日が来た。
「更織さんが病気で亡くなった数か月後に康介さんも自死……遊里が一人残された」
その後に預けられたのがあの養護施設だったのだろう。
遊里にとって両親は突然いなくなった。置いていかれたと思ってしまったのか。
愛情をかけられた分喪失はでかかったはずだ。
自分を守るためにいくつもの鎧で固めた遊里を想像する。
「遊里……」
彰仁はパソコンを閉じると息を吐いた。
どうしたらお前にあいた大きな穴を埋めてあげることが出来るんだろう。彰仁にしてくれたように愛されていたことを伝えてあげたい。
ふいに玄関のチャイムが鳴った。
集中していたから突然の大きな音にビクリと身体が跳ねる。時計を見ると真夜中に近い時間だった。
真っ暗な部屋の電気をつけてドアスコープをのぞくと遊里が立っていた。
「遊里? どうしたんだよ」
慌てて玄関を開けると無言で入ってきて強く抱きしめる。少しだけお酒の匂いがした。
「飲んできたのか?」
「そういう彰仁さんは何をしてたの?」
「おれは、ちょっと調べ物をしてて」
気まずげに言葉を濁すと遊里は目を細めて笑みを浮かべた。何か腹に持っている時の顔だ。付き合いも長くなると本当に笑っている時と違う時の差がわかるようになった。
「あのな、」
「人の過去は面白かった?」
遊里はその笑みを浮かべた顔のまま言葉を投げつけた。
ギクリとこわばる背中をかき抱きながら続ける。
「ばれないと思った?」
「なんで……いや、ごめん勝手に調べて」
強くなる一方の腕に息が苦しくなる。
「遊里、痛い」
「ああごめんね。加減が出来なかった。それでどうだった? 知って満足した?」
強い力で顎を掴まれ顔を上げられる。
ぶつかった瞳に色はなく冷たい視線が彰仁を刺した。
「言わなかったっけ? 過去なんてどうでもいいって。彰仁さんがいてくれればいいって」
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「知ってどうするつもりだったの? 同情?」
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