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第三章
気持ち
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心乃は残っていたジュースを飲んでコップをテーブルに置いた後、僕の手を握りしめた。
「心乃ちゃん、次は僕の親だね」
僕は握られた手に強く力を入れた。力を入れると、心乃は僕の瞳を見てコクリと頷いた。
「うん、そうだね。でも……ホントにいいのかな?」
「どうして? 確かに反対する人は多いと思うよ。でもさ、それらを乗り越えていかないといけないんだよ。それに、僕は未来まで見てないよ。だって、先のことなんて誰にも分からないじゃない。だから、今は目の前の壁を一つずつ二人で乗り越えていこうよ。心乃ちゃんとなら、どんなことでも乗り越えていけるよ」
「そうだね、春人くん……。二人でならどんなことでも乗り越えていけるよね」
「うん。そうだよ、心乃ちゃん」
話しが終わるのを待っていたのか、席を外していた歩乃華が応接室へと戻ってきた。歩乃華は僕たちの目の前に次の目的地への切符を置いた。
「二人の決意は固まったみたいね。春人くん、心乃のことよろしくね」
僕は横に座る心乃を見た。それに気づいた心乃はコクリと頷いた。
「はい。心乃ちゃんは僕が幸せにします。そして、どんなことでも乗り越えていきます」
僕たちは目の前に置かれた切符を手に取り立ち上がった。
玄関で靴を履いて、心乃の家を後にしようとした。その時、歩乃華から声を掛けられた。呼び止められて振り返ると、歩乃華と瞳があった。
「春人くん、君の瞳は決意の強さを訴えるんだね。その瞳ならみんなに認めてもらえると思う。だから、頑張ってね二人とも。あ、春人くん、裕美お姉ちゃんから電話があってね。二人に話したいことがあるみたいだよ」
「ありがとうございます。はい、分かりました。歩乃華さん、また来ますね。それに……切符ありがとうございます」
「うん、また来てね。あ、切符のお礼は夢乃に言ってあげて。さっき切符を持って帰ってきたから。でも、また今度来た時でいいよ。いってらっしゃい」
「いってきます」
揃った声で再び歩乃華に決意を伝えるように言った。
そして、僕と心乃は駅へと向かった。
「心乃ちゃん、次は僕の親だね」
僕は握られた手に強く力を入れた。力を入れると、心乃は僕の瞳を見てコクリと頷いた。
「うん、そうだね。でも……ホントにいいのかな?」
「どうして? 確かに反対する人は多いと思うよ。でもさ、それらを乗り越えていかないといけないんだよ。それに、僕は未来まで見てないよ。だって、先のことなんて誰にも分からないじゃない。だから、今は目の前の壁を一つずつ二人で乗り越えていこうよ。心乃ちゃんとなら、どんなことでも乗り越えていけるよ」
「そうだね、春人くん……。二人でならどんなことでも乗り越えていけるよね」
「うん。そうだよ、心乃ちゃん」
話しが終わるのを待っていたのか、席を外していた歩乃華が応接室へと戻ってきた。歩乃華は僕たちの目の前に次の目的地への切符を置いた。
「二人の決意は固まったみたいね。春人くん、心乃のことよろしくね」
僕は横に座る心乃を見た。それに気づいた心乃はコクリと頷いた。
「はい。心乃ちゃんは僕が幸せにします。そして、どんなことでも乗り越えていきます」
僕たちは目の前に置かれた切符を手に取り立ち上がった。
玄関で靴を履いて、心乃の家を後にしようとした。その時、歩乃華から声を掛けられた。呼び止められて振り返ると、歩乃華と瞳があった。
「春人くん、君の瞳は決意の強さを訴えるんだね。その瞳ならみんなに認めてもらえると思う。だから、頑張ってね二人とも。あ、春人くん、裕美お姉ちゃんから電話があってね。二人に話したいことがあるみたいだよ」
「ありがとうございます。はい、分かりました。歩乃華さん、また来ますね。それに……切符ありがとうございます」
「うん、また来てね。あ、切符のお礼は夢乃に言ってあげて。さっき切符を持って帰ってきたから。でも、また今度来た時でいいよ。いってらっしゃい」
「いってきます」
揃った声で再び歩乃華に決意を伝えるように言った。
そして、僕と心乃は駅へと向かった。
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