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第14章 チェンジ!
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「えっ、なぁにぃ?
よく、聞こえないんだけどぉ」
カスミさんの声が、トンネルの中で響いてくる。
さらにクスクス笑う声がして、
「まぁ、いいわよぉ~
早く車に戻りましょ?
夜になったら、大変だから!」
早く、早く…と手招きをして、信子をせかした。
だけども、つまずかないようにと、慎重に、でも大股で近づいて来た。
するとフワッとなぜだか、とても懐かしい思いがして…
おそらく前にも、この人にこうしていつも、助けられてきたんだなぁ~
信子は唐突に、思い出していた…
「じゃあ 今日は…うちに泊まってもらいましょう」
とてもラフな口調で、カスミさんがそう言う。
この人は、こういうことに慣れているのかなぁ~
そんな風に思わせる雰囲気だ。
「でも、よかった!
この人が言い出さなかったら、私たち、ここには来てなかったもの!」
面倒だ、とかいう顔もせず、カスミさんはフフフ…と笑って、
「ホント、よかった」と言っている。
チラリと連れの男性の方を、振り返っていた。
それは数日前のことになる…
カスミさんはなぜだか、よく覚えてはいないけれど…
こうしてこの山に、シューヘイに連れて来られたのだ。
その時に、何か不思議なことを見た…と思ったのだけれども。
一体その時に、何があったのか…
頭にカスミがかかったように、何も思いだせないのだ。
とにかく何か奇妙なことがあった、と言うのは確かなのだが…
それからの2人は、この数日間、何かよくわからないけれど、とにかく
探していたのだ。
ただ何となく、何日間か定かではないけれど、
身寄りのない、迷子らしい女の子を、預かっていた、という気がするのだ。
そうしてその間…やたら見たことのない人たちが、この周辺をうろうろ
しているのを見掛けたり、耳にしたので、とても気になっていたのだ。
よく、聞こえないんだけどぉ」
カスミさんの声が、トンネルの中で響いてくる。
さらにクスクス笑う声がして、
「まぁ、いいわよぉ~
早く車に戻りましょ?
夜になったら、大変だから!」
早く、早く…と手招きをして、信子をせかした。
だけども、つまずかないようにと、慎重に、でも大股で近づいて来た。
するとフワッとなぜだか、とても懐かしい思いがして…
おそらく前にも、この人にこうしていつも、助けられてきたんだなぁ~
信子は唐突に、思い出していた…
「じゃあ 今日は…うちに泊まってもらいましょう」
とてもラフな口調で、カスミさんがそう言う。
この人は、こういうことに慣れているのかなぁ~
そんな風に思わせる雰囲気だ。
「でも、よかった!
この人が言い出さなかったら、私たち、ここには来てなかったもの!」
面倒だ、とかいう顔もせず、カスミさんはフフフ…と笑って、
「ホント、よかった」と言っている。
チラリと連れの男性の方を、振り返っていた。
それは数日前のことになる…
カスミさんはなぜだか、よく覚えてはいないけれど…
こうしてこの山に、シューヘイに連れて来られたのだ。
その時に、何か不思議なことを見た…と思ったのだけれども。
一体その時に、何があったのか…
頭にカスミがかかったように、何も思いだせないのだ。
とにかく何か奇妙なことがあった、と言うのは確かなのだが…
それからの2人は、この数日間、何かよくわからないけれど、とにかく
探していたのだ。
ただ何となく、何日間か定かではないけれど、
身寄りのない、迷子らしい女の子を、預かっていた、という気がするのだ。
そうしてその間…やたら見たことのない人たちが、この周辺をうろうろ
しているのを見掛けたり、耳にしたので、とても気になっていたのだ。
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