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第1章 大学生デビュー
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ひと足早く秀人先輩は、
「じゃ!」と手を上げて、さっそうとその場を立ち去る。
珠紀は「えっ」と玲と顔を見合わせる。
「えっ、センパ~イ!」
せっかく話しかけるチャンス、と思ったのに、さっさと帰る姿を見て、
同級生たちは残念そうに見送る。
「ずるーい!
私たちも、混ぜて欲しかったのにぃ」
チラリと上目遣いで、今日知り合ったばかりの同級生をあらためて見る。
「でもさぁ、秀人先輩って、カッコイイよね」
「ホント、イケメン!」
「あら、先輩、彼女がいるんだってよ」
「えっ、うそ!」
珠紀たちを取り囲んで、新入生たちはにぎやかしく言い合っている。
「私知ってる!」と1人が声を上げる。
「それ…カオリ先輩でしょ?」
ポソリと彼女が言うと
「えっ、うそっ!ホント~?」
すぐさま悲鳴のような声が上がる。
「でも、お似合いよね?」
「美男美女って感じでね」
ため息をつくと、一気に白けたような空気が流れる。
悔しいけれど、認めざるを得ない…という感じで、
彼女たちは各々はぁ~ともう1度、ため息をついた。
「ね、参加するよね?」
その晩玲から電話が来た。
「うーん、どうしようか、今迷っているところ」
風呂上がりに、タオルで頭をガシガシ拭きながら、珠紀は受話器を
肩にはさんで、器用に水のペットボトルを手に取る。
ケイタイをコタツ机の上に置くと、一気にミネラルウォーターで
のどを潤す。
「えっ、どうして?」
玲の驚いた声が、スマホから聞えて来る。
「どうしてって…だってぇ~」
珠紀は頭をひねる。
「だって、いきなり合宿だなんて、ナンパみたいなんだもん」
「ナンパじゃないよぉ、合コンだよ」
そう玲が言うけれど…
あの時素敵な先輩に、声をかけられて、舞い上がったのは事実だ。
でもよくよく考えてみたら、何だかその軽さに抵抗を覚えたのだ。
「なんか、なれなれしい感じがしたし…」
昼間の出来事を思い浮かべて、珠紀は言う。
大体彼女がいる、というのに…
軽く珠紀の肩に触れた、ということが、どうしても…気になったのだ。
「じゃ!」と手を上げて、さっそうとその場を立ち去る。
珠紀は「えっ」と玲と顔を見合わせる。
「えっ、センパ~イ!」
せっかく話しかけるチャンス、と思ったのに、さっさと帰る姿を見て、
同級生たちは残念そうに見送る。
「ずるーい!
私たちも、混ぜて欲しかったのにぃ」
チラリと上目遣いで、今日知り合ったばかりの同級生をあらためて見る。
「でもさぁ、秀人先輩って、カッコイイよね」
「ホント、イケメン!」
「あら、先輩、彼女がいるんだってよ」
「えっ、うそ!」
珠紀たちを取り囲んで、新入生たちはにぎやかしく言い合っている。
「私知ってる!」と1人が声を上げる。
「それ…カオリ先輩でしょ?」
ポソリと彼女が言うと
「えっ、うそっ!ホント~?」
すぐさま悲鳴のような声が上がる。
「でも、お似合いよね?」
「美男美女って感じでね」
ため息をつくと、一気に白けたような空気が流れる。
悔しいけれど、認めざるを得ない…という感じで、
彼女たちは各々はぁ~ともう1度、ため息をついた。
「ね、参加するよね?」
その晩玲から電話が来た。
「うーん、どうしようか、今迷っているところ」
風呂上がりに、タオルで頭をガシガシ拭きながら、珠紀は受話器を
肩にはさんで、器用に水のペットボトルを手に取る。
ケイタイをコタツ机の上に置くと、一気にミネラルウォーターで
のどを潤す。
「えっ、どうして?」
玲の驚いた声が、スマホから聞えて来る。
「どうしてって…だってぇ~」
珠紀は頭をひねる。
「だって、いきなり合宿だなんて、ナンパみたいなんだもん」
「ナンパじゃないよぉ、合コンだよ」
そう玲が言うけれど…
あの時素敵な先輩に、声をかけられて、舞い上がったのは事実だ。
でもよくよく考えてみたら、何だかその軽さに抵抗を覚えたのだ。
「なんか、なれなれしい感じがしたし…」
昼間の出来事を思い浮かべて、珠紀は言う。
大体彼女がいる、というのに…
軽く珠紀の肩に触れた、ということが、どうしても…気になったのだ。
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