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第5章 謎の肖像画
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人のよさそうな笑顔を、その女性は見せてこちらを向いている。
「今、ホテルに泊まっているお客さんは、たしか…あなたたちだけだから…
きっと空いていると思うわ」
とてもにこやかにそう言う。
やっぱりそう?
ここは貸し切りなの?
珠紀は不思議に思った。
「そうなんですか?
じゃあ、何時までに行けば、いいんですか?」
やった、あわてなくても大丈夫!
嬉しそうに、パンと手を打つと、玲はヒョイと顔をのぞかせる。
「あらあら」
彼女の顔を見ると、女性は笑う。
孫を見るような仕草で、目を細めて
「でもね、やっぱり物騒だし…
夜中にフラフラするのは、よくないと思うわよ。
まぁ8時頃までじゃあないかしら?」
フロントの人ではないけれど、そう言うので…
あらためて、今何時なのか、と気になる。
階段は薄暗くて、ポツンポツンと灯りが点っている。
あまり人が通らないのだろうか?
やけに薄暗いので、使う人がいないのか、と少し気になった。
女性は手にランタンのようなものを持っている。
珠紀はちょっと気になって来た。
「このホテル…迷路みたいになっているから、迷子になるかもしれないわよ。
あんまり階段とか、使わない方が、賢明かもよ」
珠紀と玲の顔を見ると、オバサンはニッコリと笑った。
「夜中は…あまりウロウロしない方が、いいかもね!
魔物に取り付かれてしまうと、厄介だから…」
いきなり聞きなれない言葉が、飛び出す。
脅かしているのだろうか。
(やはり、何かあるかも)
珠紀は顔を引きつらせていた。
「やぁだぁ~やめてくださいよぉ」
ところがそんな脅し文句も、どこ吹く風と、玲はケラケラ笑って、
オバサンの肩を気安く、バンバンとたたく。
珠紀はそんな玲の様子に驚いて…
(この子、やっぱり、大物かも?)と思わず苦笑した。
「今、ホテルに泊まっているお客さんは、たしか…あなたたちだけだから…
きっと空いていると思うわ」
とてもにこやかにそう言う。
やっぱりそう?
ここは貸し切りなの?
珠紀は不思議に思った。
「そうなんですか?
じゃあ、何時までに行けば、いいんですか?」
やった、あわてなくても大丈夫!
嬉しそうに、パンと手を打つと、玲はヒョイと顔をのぞかせる。
「あらあら」
彼女の顔を見ると、女性は笑う。
孫を見るような仕草で、目を細めて
「でもね、やっぱり物騒だし…
夜中にフラフラするのは、よくないと思うわよ。
まぁ8時頃までじゃあないかしら?」
フロントの人ではないけれど、そう言うので…
あらためて、今何時なのか、と気になる。
階段は薄暗くて、ポツンポツンと灯りが点っている。
あまり人が通らないのだろうか?
やけに薄暗いので、使う人がいないのか、と少し気になった。
女性は手にランタンのようなものを持っている。
珠紀はちょっと気になって来た。
「このホテル…迷路みたいになっているから、迷子になるかもしれないわよ。
あんまり階段とか、使わない方が、賢明かもよ」
珠紀と玲の顔を見ると、オバサンはニッコリと笑った。
「夜中は…あまりウロウロしない方が、いいかもね!
魔物に取り付かれてしまうと、厄介だから…」
いきなり聞きなれない言葉が、飛び出す。
脅かしているのだろうか。
(やはり、何かあるかも)
珠紀は顔を引きつらせていた。
「やぁだぁ~やめてくださいよぉ」
ところがそんな脅し文句も、どこ吹く風と、玲はケラケラ笑って、
オバサンの肩を気安く、バンバンとたたく。
珠紀はそんな玲の様子に驚いて…
(この子、やっぱり、大物かも?)と思わず苦笑した。
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